偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2012.01.25
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カテゴリ: 偐万葉
偐万葉・英坊篇(その5)

 この処、銀輪散歩も近所の毎度のコースにて記事にアップするほどのこともありませんので、英坊2さんにおすがりの、偐万葉・英坊篇(その5)といたします。シリーズ第129弾であります。

  <参考>過去の偐万葉・英坊篇は​ コチラ ​からどうぞ。       英坊2さんのブログは コチラ からどうぞ。

   偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌16首併せ 英麻呂が作れる歌7首

  英麻呂が贈り来れる歌1首

闇を突き 彩光放つ エコツリー 寒風とばし 得るは癒しよ

​  偐家持が返せる歌1首​

冬の夜に かけしツリーは 高岡の 兒ろの思ひぞ 町きらきらし

英麻呂が贈り来れる歌1首

目を凝らし 池のしらとり かぞえるも
        たが易くには 許さなく飛ぶぬし

​  偐家持が返せる歌1首​

三十一 ( みそひと ) の かもめのほかに  三四羽 ( さんしは ) も 居れば字余り さらに構はじ

塩辛に すみさすものぞ 黒作り 酒の肴に よしとぞ言へる
                      (偐烏賊麻呂)

20111223黒作り.jpg20111223かぶら寿し.jpg

初春の  ( めで ) の寿しなる かぶら寿し ありてぞ越は 年も明くなり
                          (偐蕪村)

英麻呂が贈り来れる歌1首

秋のはな 色のきそいと ほの香り 細工と知れど 伝う趣き

​  偐家持が返せる歌1首​

越にありて 春待つ背子に 贈らばや 過ぎにし秋に 咲きし花これ

三輪山を またも隠すか ヤカモチの 銀輪進まず  長谷 ( はせ ) に果つとは
                        (今日の
英田王 ( あかたのおほきみ )

 (本歌)三輪山を しかも隠すか 雲だにも  ( こころ ) あらなむ 隠さふべしや                           (額田王 巻1-18)

ひむかしの 野に輝ける 辰見えて 代り時なり 卯もかたぶきぬ
                       (卯辰山の人麻呂)

 (本歌) ( ひむかし ) の 野にかぎろひの 立つ見えて            かへりみすれば 月 西渡 ( かたぶ ) きぬ (柿本人麻呂 巻1-48)

20111227干支の交代式.jpg

英麻呂が贈り来れる歌1首

始春 ( はつはる ) へ 龍の勢い トルネード なびく雲まに 湧く彩の色

​  偐家持が返せる歌1首​

君が ( ) の めでたき春に  ( いろどり ) を 添へばやわれは 絵を並べなむ

( ) しと言ふも  ( ) じとなりては 高岡ゆ
         ふみはもう見ぬ こととなるらし(
越木部内侍 ( こしきぶのないし )

 (本歌)大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立                            (小式部内侍)

英麻呂が送り来れる歌1首

銀輪が 空を飛んだか 峰上か 見おろす肌さき 富山の海ぞ

​  偐家持が返せる歌1首​

たたなづく 青山垣を 見まく ( ) り 時に銀輪 空をも駆けぬ
                        (銀輪家持)

遠山へ 雪煙りつつ しかすがに  ( きほ ) ひ咲き ( ) む  吾家 ( わぎへ ) の花は

20120109競い咲く.jpg

勝山や 生野の道も 寒からず まだ雪も見ず 晴れの大阪
                     (小雪もないし)

 (本歌)大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立                            (小式部内侍)

英麻呂が贈り来れる句 併せ偐家持が付けたる脇句

菜の花や ああ菜の花や 菜の花や (偽芭蕉)

英麻呂が贈り来れる歌1首

こで毬に じゃれてみたいが 人混みに
         身も竦み居り 目をほそめ見る

​  偐家持が返せる歌1首​

人すなる 蹴鞠せむとや 思ほえど 猫にしあれば 蹴るはかたかり
                      (ネコ・ルーデンス)

( あらた ) しき 年の始めは キムチ鍋 おでんもあれば どちと囲まな
  (注)どち=仲間、友達
     ~な=~しよう。「な」は意思の助詞。

  (本歌) ( あらた ) しき 年の始めに 思ふどち
             い群れてをれば 嬉しくもあるか
               (道祖王 万葉集巻19-4284)

20120122homeパーテイ.jpg

英麻呂が贈り来れる歌1首

クッキーと 花の絵を見て 腹ふくれ ひとかたきの飯 夕飯のうく

  偐家持が返せる歌1首

一片食 ( ひとかたけ )  うきて夕食 抜く背子は キムチの鍋を 食ひ過ぎたるか
                         (どち麻呂)

このたびは 雪も掻きあへず たまげ山
        降り積む雪の 降り積むままに (菅原雪真)

  (本歌)このたびは ぬさもとりあへず 手向山
              もみぢの錦 神のまにまに
         (菅原道真 古今集420 小倉百人一首24)

20120124我が家の天神さま軸.jpg

​ (注)掲載の写真は全て英坊2さんのブログから転載しました。​






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最終更新日  2019.06.27 21:06:38
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