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昨日(9月19日)、鹿児島出身の噺家たちによる「鹿児島特選落語名人会」が宝山ホールで開催され、私は妻と一緒に聴きに出かけました。 なお、この「鹿児島特選落語名人会」は鹿児島市内の秋の恒例行事としてすっかりお馴染になっているようですが、私たち夫婦は昨年の9月22日に初めて参加し、春風亭柳之助師匠「時蕎麦」、三遊亭歌之介師匠「移動動物園」、桃月庵白酒師匠「佐々木政談」、桂竹丸師匠「石田三成」、林家彦いち師匠「青菜」の5席を大いに楽しませてもらいました。 さて、今回の「鹿児島特選落語名人会」では、吹上出身の林家彦いち師匠の「権助魚」、大根占出身の三遊亭歌之介師匠の「勘定板」、鹿屋出身の桂竹丸師匠の「村橋久成」(鹿児島出身でサッポロビールの生みの親として知られています)、大口出身の春風亭柳之助師匠の「井戸の茶碗」の4席が語られ、最後には高座から4人の師匠方が客席に手ぬぐいを投げ入れるサービスもありました。
2010年09月20日
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昨夜(9月14日)、鹿児島市民文化ホールで「柳家小三治独演会」がありましたので妻と一緒に聴きに出かけました。 私が小三治師匠の噺を初めて聴いたのは、CD「昭和の名人 古典落語名演集」に入っている「湯屋番」「ろくろ首」で、師匠の地味ですがとても滋味のある語り口に魅了されました。特に、ろくろ首(1978年6月27日に安田生命ホールで収録)の噺は私にとても強い印象を残しました。 この「ろくろ首」という噺の主人公は松公で、朝夕の挨拶もろくすっぽできないような頭のネジが一本抜けた人物です。腕に職を持つ兄貴はとっくに妻子がいるというのに、松公は25才になってもまだ無職でおっかさんと二人だけのわびしい暮らしを送っています。そんな彼がおじさんに相談にやって来て、「あたいも25だから...、兄貴に負けない気になって...、およ、およ、およー、およー」と言いよどみ、おじさんからはっきりいえよと言われ、意を決したように「お嫁さんがもらいたい! お嫁さん! お嫁さん!」と絶叫しだすのですが、それがなんとも滑稽でまたとても哀しいんですね。松公のこの心の叫びは私の耳と心にずっと残ったものです。 さて昨夜の「柳家小三治独演会」では、最初に小三治師匠のお弟子さんの柳亭燕路師匠が「悋気の独楽」を一席やり、その後、小三治師匠が「できごころ」と「小言念仏」を二席続けて語りましたが、会場を一番沸かせたの小三治師匠が噺の本題前にふるマクラでの鹿児島の地元ネタ部分でした。師匠は鹿児島には久しぶりだとのことで、前にはよく泊まっていた林田ホテルがいまは駐車場になっており、タクシーの運転手さんの話では林田ホテルの経営者がゴルフ場に手を出して失敗したためらしいとか、鹿児島で一番美味しいラーメンと評判で東京にもお店を出している○○○○○は「そんなに美味しいですかね」と疑問を呈したときにはお客さんは大笑い。自然と拍手も起きました。その他に師匠が血糖値が高くなって食生活に注意し、毎日ランニングするようになって10キロも痩せたという話など、結構長時間に渡ってマクラ(世間話?)を語り続けましたので、師匠が二席目に語った「小言念仏」は10分程度で終わりました。 でも、小三治師匠のマクラは長くて面白いことで有名ですから、それを初めから期待して来ていたお客さんも多かったのではないでしょうか。ですから、今回の鹿児島の地元ネタに大いに満足したことと思います。
2010年09月15日
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今日(7月25日)午後3時半から南日本新聞会館「みなみホール」で「立川志らく 独演会」が開かれましたので参加してきました。私は、志らく師匠のとてもスピーディな語りの落語が好きで、CD版「志らくのピン」(1)、「志らくのピン」(2)、DVD版「シネマ落語 E.T. 」を購入して楽しんでいます。 また、師匠には次のような沢山の著作があり、これらも購入して愛読しています。 『シネマ徒然草』(キネマ旬報社, 2000年2月)、『全身落語家読本』(新潮社。2000年9月)、『らくご小僧』(新潮社、2004年6月) 、『現代映画聖書』(講談社。2005年6月)、『雨ン中の、らくだ』(太田出版、2009年2月)、『シネマ落語』(河出書房新社。2009年11月)。 なかでも『現代映画聖書』からは多大の影響を受け、同書でアルフレッド・ヒッチコック、フランク・キャプラ、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー等の名監督の映画のことを知り、これらの監督が撮った作品のDVD版を入手してその面白さ、楽しさも知ることができました。 さて、鹿児島のみならず九州に来たのは初めてというを立川志らく師匠の今日の独演会は、初めにお弟子さんの立川らく兵さんが「出来心(できごころ)を噺し、泥棒の被害者が盗品全てを「裏が花色木綿」と語る馬鹿馬鹿しさに大笑いさせられました。その後、立川志らく師匠が3つの演目(「あくび指南」、「三枚起請」、そしてこの「三枚起請」の後日談として作られたシネマ落語「エデンの東」)を連続して語り、300人ほどでほぼ満席の会場は爆笑の渦に包まれました。
2010年07月25日
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今日(5月9日)に鹿児島市の宝山ホールで六代目三遊亭円楽の襲名披露公演がありました。私は一昨年の夏に大病し、それから以降、なぜか落語が大好きになり、鹿児島で落語の公演があるとよく聴きに出かけるようになりました。○立川談春独演会(2009年2月23日、南日本新聞会館みなみホール)「鼠穴」「六尺棒」○春風亭小朝独演会(2009年6月16日、鹿児島民文化ホール)「お札はがし」○「鹿児島特選落語名人会」(2009年9月22日、宝山ホール)春風亭柳之助師匠「時蕎麦」、三遊亭歌之介師匠「移動動物園」、桃月庵白酒師匠「佐々木政談」、桂竹丸師匠「石田三成」、林家彦いち師匠「青菜」○笑福亭鶴瓶JAPAN TOUR (2010年2月21日、鹿児島市民文化ホール)林家彦いち「反対俥」「長島の満月+にらみ合い」、笑福亭鶴瓶「転宅」「子はかすがい」○立川志の輔独演会(2010年03月18日、鹿児島市民文化ホール)立川志の春「垂乳根」、松永鉄九郎 長唄三味線、立川志の輔「猿後家」、「紺屋高尾」 以上が最近聴きに出かけた落語の公演です。今回の公演も三遊亭兼好、林家三平、三遊亭歌之介、春風亭小朝、そして楽太郎改め六代目三遊亭円楽と賑やかな顔ぶれが揃っており、大いに楽しめるだろうと妻と二人で噺を聴きに出かけ、5人の咄家さん達それぞれの個性豊かな噺に心から楽しく大笑いさせてもらいました。 三遊亭兼好師匠は「高砂や」、林家三平師匠は「ガマの油」、春風亭小朝師匠は「こうもり」、三遊亭歌之介師匠は「手水廻し」、そくて六代目円楽師匠は「浜野矩随(のりゆき)」でトリを務めました。
2010年05月09日
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