みたいだ。でも今はそれを強く
感じている。
若い時は物欲に支配されて、あれ
これ買うことも多かった。それが
今の登山道具につながってはいる
のだが(結婚前に山道具を揃えろ)。
所有の喜びはあるが、経験に勝る
ものはない。人生は何を買ったか
ではなく、何をやったかなのだ。
人生が充実するか否かは、経験の
豊かさに比例する。個人個人で何を
経験したいかは変わってくるとは
思う。
当人が経験したことを後から思い出
して懐かしむことが、人生にとって
豊かなことなのではないかと思う
ようになった。それを誰かに語ること
で、さらに人生の厚みが増す。
年齢を重ねることは豊かなことだ。
そこには、経験を増すということと、
誰かに伝えるという前提条件があるが。
やまやろうは、歳を取ることに嫌悪感
があった。年々劣化していくばかりでは
ないかと。
体力的にはそうだ。しかし、経験は若者
が追いつけないものを持っている。
それを若者に伝えることで、自分の存在
意義が際立つというものだ。自分が経験
した失敗なんかはなぞって欲しくない。
気力も体力も低下傾向の岳人が生き残る
道は、後進へ何かを伝えることがある
からかー。今気づいた。
後進からしたら先人のアドバイスは
クソバイスになる。そう思ってくれて
いいわ。そうやって自分なりのやり方を
模索してくれれば、若者の経験になる。
反発し合ってこちらが引いて、静かに
いなくなるのが、山岳会員のあるべき姿
ではないかな。
(゚∀゚)
2024年の春の経験として、ホタルイカを
賞味する。
ホタルイカを食べることにどんな意味を
持たせるか。肉体的な消化吸収よりも、
生ホタルイカを半額で買えて、食べること
ができたという経験の方が、人生としては
残るのではないかと思っている。
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