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2023.02.14

鬼滅の刃 2

カテゴリ：鬼滅の刃

現在公開中の『 ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 』をAEON CINEMAで昨夜こっそり鑑賞してきた。月曜の最終上映（21：40～）ということもあって観客は疎らで、ゆったりと観ることができた。
　「鬼滅の刃」にハマったのはかなり遅く、21年6月に劇場版「 無限列車編 」のDVDを諸事情により購入したものの全く興味がなかったため半年ほど放置、捨てる前に一度見ておくか…と軽い気持ちで年末に鑑賞したところ、鬼滅に関する知識が皆無だったにもかかわらず意外と楽しめた。それからアニメを見たり原作を読んだりしたので、ファン歴は一年少々と浅い。ファンと言えるかどうかも怪しいくらい。
　まぁ、そんな新参ライトファンである私のいち推しは蛇柱・ 伊黒小芭内 さんで、生まれて初めてフィギュアまで購入してしまったくらいには好きだったりする。原作全巻読破・アニメ全話視聴はもとより、ファンブックも画集もスピンオフ小説並びに漫画「 キメツ学園！ 」全巻（今のところ3巻）も「無限列車編」DVDも伊黒さんのストラップ＆フィギュアまでも持っているのだが、鬼滅ファンだとおおっぴらに言うのは何だか気恥ずかしく、せっかくの初映画鑑賞も夜の帳が下りてから一人こそこそと行ってきた次第である。流行にホイホイ踊らされるミーハー野郎でございます。

　今回上映されたのは21年12月から22年2月まで放送された「 遊郭編 」（全11話）の第10話・第11話と、23年4月より放送予定の「 刀鍛冶の里編 」の第1話。
　どれもTVで見られるし（我が家にはTVがないためネット視聴）、伊黒さんの活躍もないので（「遊郭編」第11話に登場はするけど）まぁわざわざ劇場に足を運ぶほどではないかな…と思っていたのだが、このところ職場の水が合わず若干鬱気味なこともあり、気分転換を兼ねて鑑賞。
　アニメ作品を劇場で観たのは、おそらく00年に息子たちと観た「 デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム！ 」＆「 ONE PIECE 」以来であるが、アニメ技術の進歩は凄まじく、CGだか絵だか分からないけどスクリーンで見る背景画に圧倒された。アニメ全体のクオリティが上がっているのか、はたまた制作会社 ufotable の技術力が桁外れなのか、まぁ最近のアニメは紛うことなき芸術作品だわ。
　「遊郭編」OPの花火、戦闘シーンでの猛火、無限城並びに刀鍛冶の里の描写はスクリーンで観る価値大であった。個人的には伊黒さんが “ずぬー” っと登場するシーンも観られていと嬉し♪

半天狗 のCVを 古川登志夫 さんが務めるというのも劇場に足を運んだ理由のひとつだ。古川さんといえばやはり「 うる星やつら 」の 諸星あたる くんがハマり役で、学生時代に学校をサボって劇場版「うる星やつら」を観にいったのもいい思い出である。
　鬼滅声優陣で個人的に最も良いと思う方は、「遊郭編」に登場する上弦の陸・ 妓夫太郎 役の 逢坂良太 さん。妓夫太郎以外の役は知らないし、正直、最初は役のイメージとちょっと違うかな…と思ったのだが、鬼気迫る熱演で一気に引き込まれた。第8話で妓夫太郎の妹・堕姫役の 沢城みゆき さんと台詞が重なるシーンがあり、そこで妙に感心してしまった。
　鬼滅の刃はストーリー自体にそこまで突出した良さはないと思うがキャラクター造形が秀逸で、声優陣は素晴らしく映像も超一級と、アニメでこそ活きる作品だろう。主題歌もちゃんとアニソンっぽくていいよね。　
　時流に踊らされて恥ずかしい限りであるが、これだけ支持されているだけあってやはり面白い。

　今後、無限城最終決戦で 鬼舞辻󠄀無惨 との死闘が映画化されるのであれば何度観にいくか分からない。無惨討伐のMVPは誰が何と言おうと伊黒さんであるし、恋柱・ 甘露寺蜜璃 ちゃんとの今際の際でのやり取りも繰り返し目に焼き付けたい。――って何年先の話かしらん…。