『かくれんぼ』 ハワード・ジョーンズ 「Human's Lib」Howard Jones (84) 全英で話題の “スマッシュ・ヒッツ誌” 人気投票No.1の座を獲得!ハワード印の音の錠剤 “エレクトロニック・ピル” を飲めば気分はすっかりデジタル。
A面 1.コンディショニング- Conditioning ホワット・イズ・ラヴ?- What Is Love? 3.パールと貝がら- Pearl in the Shell 4.かくれんぼ- Hide and Seek 5.ハント・ザ・セルフ- Hunt the Self B面 1.ニュー・ソング- New Song 2.雨を見ないで 3.イクォリティ- Equality 4.ナチュラル- Natural 5.ヒューマンズ・リブ 80年代の洋楽について語る際に外せないのが『第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン(Second British Invasion)』――英国アーティスト達の世界的ブームというもので、83年にデビューしたハワード・ジョーンズ(Howard Jones)も上手く侵略の波に乗って日本でもそこそこ人気があった。軽やかで穏やかなシンセポップ・サウンドは耳に心地よく、可もなく不可もなく、好きも嫌いもないといった感じで、当時はほわ~んと聴いていた。
この「かくれんぼ(Human's Lib)」は84年にリリースされたハワードの1stアルバムで、原題はアルバムのラストに収録されている “ヒューマンズ・リブ(Human's Lib)” なのに、どういう理由か邦題はアルバムからの3rdシングル “Hide and Seek” の邦題が付いている。 前年に先行リリースされたデビュー・シングル “ニュー・ソング(New Song)” が全英3位、続く2ndシングル “ホワット・イズ・ラヴ?(What Is Love?)” も全英2位を記録しており、満を持して発売されたアルバム「かくれんぼ」は見事全英1位を獲得した。 85年3月には2ndアルバム「ドリーム・イントゥ・アクション(Dream into Action)」をリリース。こちらも全英2位、全米10位と大ヒット! この2ndアルバム発売の約一月前の2月26日に行われたグラミー賞授賞式で、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)、トーマス・ドルビー(Thomas Dolby)&ハワード・ジョーンズの4人によるパフォーマンスが行われた。ハワード地味すぎて…というか、どうしてもキーボーディストは動けないので地味になってしまうものだが、そこはトーマスが頑張っていた。この頃は日本でもTV放送しており、私もリアタイで視聴した。
90年代半ばにはメジャー契約が打ち切られてしまい、その精神的ショックからか創価学会員になってしまったらしいが、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えつつ現在も活動中とのこと。 御仏の御加護のおかげか今月30日には、デビュー40周年を記念して84年の初来日公演映像2曲を含む全22曲のミュージック・ビデオ(すべて日本初DVD化)を収録した 「Japanese Singles Collection - Greatest Hits -」 (CD+DVD) と、22年リリースの最新アルバム「Dialogue」に日本初CD化「Live at the NHK Hall, September 23rd, 1984」をカップリングした2枚組CD「Dialogue<デビュー40周年×来日記念スペシャル・エディション>」が日本で同時発売されるそうな。9月に4年ぶりの来日公演が決定しているので、その予習用かな?