『フランク・ザッパの○△□』 フランク・ザッパ 「Ship Arriving Too Late to Save a Drowning Witch」Frank Zappa(82)
船は進む、ザッパ海峡、今日もまた。アッパレ ザッパレ! 回を重ねるごとにエスカレートする超豪華解説書「マ●コ・カパックの友」(不定期刊行物)付き。
A面 1.いまは納豆はいらない- No Not Now えー、うっそぉ、ホントー?- Valley Girl 3.ア、いかん、風呂むせて脳わやや- I Come from Nowhere B面 1.フランク・ザッパの○△□(マルサンカクシカク)- Drowning Witch 2.フランク・ザッパの▯(長方形)- Envelopes 3.娘17売春盛り- Teen-Age Prostitute GW中は邦題界の王者たちを取り上げよう!ということで、今回はフランク・ザッパフランク・ザッパの○△□(Ship Arriving Too Late to Save a Drowning Witch)」を取り上げたい。 ザッパといえば邦題!邦題といえばザッパ!というくらいに、日本の洋楽好きには広く知られていたザッパの面白邦題。以前取り上げた「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ!(The Man from Utopia)」よりはマシかもしれないが、「○△□(マルサンカクシカク)」って…。やっぱり「ハエ・ハエ・カ・カ・カ…」同様、ジャケットのデザインから付けたんだろうなぁ。
しかし絶滅の危機迫る邦題界に押し寄せた原題尊重の波に飲まれたのかは知らないけど、ザッパの邦題の幾つかは原題直訳か、もしくはカタカナタイトルにしれっと変更されている。 現在このアルバムは「たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船 A面 1.ノー・ノット・ナウ- No Not Now 2.ヴァリー・ガール- Valley Girl 3.アイ・カム・フロム・ノーウェア- I Come from Nowhere B面 1.溺れる魔女- Drowning Witch 2.エンヴェロウプス- Envelopes 3.十代の娼婦- Teen-Age Prostitute
“ア、いかん、風呂むせて脳わやや(I Come from Nowhere)” は誰もが一度は「あいかむふろむのーうぇあ」と声を出して邦題のバカバカしさを確認してみただろう。“いまは納豆はいらない(No Not Now)” は「のっとなう」を納豆に無理やりこじつけたセンスが素晴らしい。“娘17売春盛り(Teen-Age Prostitute)” は「娘十八 番茶も出花(正しくは鬼も十八 番茶も出花)」っぽくて語感がいいけど、まぁ今のご時世で売春盛りはよろしくないかな。