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ワインショップ「ヴィノスやまざき」で店主から「テーブルワインの味わいを超える1本」と勧められたのがフランスの南ローヌ地方で造る「GUILLOT RED Barrel Selection 2022」です。通常価格(税抜き)1400円が1000円とかなりのお値打ちです。葡萄品種はシラー70%、グルナッシュ30%で樽熟成です。 購入した日にすぐひき肉、豆腐、パプリカにニンニクを多めに入れて炒めた中華風の1品に合わせましたがこれはかなりの好相性でした。というか何に合わせても美味しいのではと思うほどアルコール度数14.5%ながらマイルドで飲みやすいワインでもありました(翌日のマグロのカルパッチョにもぴったりでした) ローヌ地方のワインを久々に飲んだので検索して復習すると「エルミタージュ」に代表される北ローヌワインはシラー主体で重厚なワイン、「シャトー・ヌフ・デュ・パプ」に代表される南ローヌワインはグルナッシュ主体でシラーやムール・ヴェルドをミックスしています。今回購入の「GUILLOT RED」はシラーが70%なので南ローヌというより北ローヌにやや近いワインなのかもしれませんが、それにしても飲みやすく、合わせやすいワインでした。 ボトルの下に置かれた「ワイン情報」には「ヴィノスやまざきではこの生産者(ローラン・ギヨ)のワインはボジョレー・ヌーヴォーでおなじみ」と書かれていて、もうすぐ解禁となるボジョレー・ヌーヴォーの事も考えました。未だに日本ではボジョレー・ヌーヴォー崇拝のような習慣が残っているようですが、ボジョレー地方の葡萄品種は「ガメイ」でフランスでは未だにマイナー品種のイメージがあると思います。そのガメィで造る新酒を飲んで「今年のフランスの葡萄はとかワインは・・」と言うのは依然違和感を感じていますが、ただ「GUILLOT RED」を造るギヨさんのボジョレー・ヌーヴォーにはかなり興味が湧いてきました。【追記】2026年 4月22日ALC:13% 今年2月にギヨさんがローヌで造る葡萄品種「ルーサンヌ」「マルサンヌ」「グルナッシュ・ブラン」の3種類をブレンドした白を購入して飲みましたが、トロピカルな味わいと用意した魚料理の相性が悪く残念な結果でした。ALC:13% リベンジで「ヴィノスやまざき」にあるギヨさんの3本目(今のところ3種類だけの販売です)の葡萄品種「シャルドネ」を購入して試したところ、トロピカルな味わいより慣れ親しんだ「酸味&フルーテイーさ」がしっくりくるのか千円台とコスパもかなり良いワインでした。 ギヨさんのワインはヴィノスやまざきでは人気が高く昨年の「ボジョレー・ヌーヴォー」の飲み比べでは早々に品切れとなっていました。今年こそ真髄を発揮するギヨさんのボジョレー・ヌーヴォーを是非飲みたいと思っています。【追記】2026年 5月17日ALC:13% 5月のヴィノスやまざきの6本セットにギヨさんの4本目になるメルローが入っていました。ラングドック地方の自社畑(ドメーヌ・ペール・ギヨ)で育てたメルロー100%で造る果実味があり、飲みやすくも渋みも合わせもった本格派と説明にあります。シンガポールのワインセミナーでメルローとウナギのかば焼きのマリアージュを教わってから久々にメルローにウナギのかば焼きを合わせました。やっぱり完璧なマリアージュでした。
2024.09.04
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今年1月に民事再生法の適用を申請した「ジュピター」の店内に活気が戻って来ています。仕入れがストップした時期があり特に棚に並ぶワインの数が減っていくのを寂しく思っていました。通勤途中にある1店でワインのチェックをするのが最近の楽しみになっています。ALC:13% 2024年 隔週の金曜・土曜のワインの10%オフに加えて、特定のワインの30%オフが何種類かあり春らしいデザインのラベルに惹かれて試しに1本購入しました(オフで900円ぐらいです) 葡萄品種は地葡萄の「ネグロ・アマーロ」「レフォスコ」と「メルロー」の3種類のミックスです。「ネグロ・アマーロ」は赤ワイン用の黒葡萄で南部のプーリア州が主な生産地です。「レファスコ」も黒葡萄で北東部のヴェネト州やフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州やイタリア以外ではスロベニアやクロアチア等で栽培されているようです。 初めて聞く「Grande Alberone(グランデ・アルベローネ)」を調べると特定の1州だけで造られるのではなくワインの種類(赤、白、スパークリングなど)によって異なる州の葡萄を使用しイタリア全土で生産されているシリーズとあります。このロゼに使われる「メルロー」がイタリア中部産であれば正にイタリア全土の葡萄の集結のような感じです。 輸入元の「富士貿易」のサイトを見ると「マセラシオン(葡萄を漬け込む作業)を最低限に留める事で淡いピンク色を引き出している」と書かれていて北海道の早春に相応しいワインでした。後日「ジュピター」に行くとこのロゼは売り切れとなっていて同じく30%オフになっているグランデ・アルベローネの白を今度は試してみようと思っています。 【追記】5月21日 ボトル上部の「浮き彫り加工(エンボス加工)」が気になってGoogleレンズで調べると「グレンデ・アルベローネ ロゼ」または「ロゼのスプマンテ」の空き瓶と出てきました。王冠やブドウの房のお洒落なエンボス加工のボトルは幅広くインテリアとしても再利用できると使い方の説明もあるのでしばらくボトルは捨てずにキープして使い方を考えてみようと思います。
2026.05.20
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NHKの「桃源紀行」でフランスのサヴォア地方のアルプス山脈を望む美しい景色とその地でのチーズ造りを見て、早速「Tomme de Savoir(トム・デ・サヴォワ)」を買って食べてみました。牛乳を原料にしたハードタイプのチーズで映像を見たせいか特に美しい自然で育つ牛乳の新鮮さを感じました。 その話をこちらでお世話になっているスイス出張経験があるA氏に話したところ、是非食べてみたいということになって今月24日(金)にもう一人誘って3人で「お家ご飯」をすることになりました。 メインはチーズとワインと勝手に考えていますが、ハード又はセミハードタイプ繋がりでトム・デ・サヴォアの他にフランスのコムテとスペインのマンチェゴを考えているので、当日まで先に自分で味比較をして俄か知識をひけらかそうと・・・。 サヴォアの後に牛乳で造られたコムテを食べると「ちょっと造り物めいた濃いコク」のような物を感じましたが、それはそれでとても美味しく違いが分かりやすいという感じでした。 そして昨日は食材店「プロヴィドール」に行ってスペイン産「マンチェゴチーズ」を買ってきました(19.8ドル/100g 1600円ぐらい)未だコムテが少し残っているうちに味比較です。 右上がコムテでその下がマンチェゴです。写真に撮ると牛と羊のミルクの色の違いなのか製法によるものなのか色がはっきり違っています。実はマンチェゴが羊乳で造られているということを最近になって知ったほど味音痴(知識不足)のところがあるので、食べる前に匂いもしっかり嗅いでみましたが・・あれっ、あまり違いが分かりません。 マンチェゴの方がサクッとした感じで歯ごたえがあります。どちらも甲乙つけ難いほど美味しく、コクという意味ではほぼ同じです。お刺身にオリーブオイルと塩だけ振ったものを合わせましたが、なかなかの相性でした。ワインは「ワインコネクション」でプロモーションになっていた千円代のイタリアの「ピノ・グリージョ」にしましたが、どちらも邪魔しない程好い相性でした。 後は「お家ご飯」でこの3つのチーズに合わせるベストな白ワインをゆっくり探すのが楽しみです。 昨年の4月の「緊急事態宣言」中、店内飲食が禁止になったためにスペインレストラン「Binomio」でお持ち帰りしたマンチェゴチーズとトルティージャ(スペイン名物ジャガイモのオムレツ)です。この2つが私にとって切っても切れない物になったのは原田マハ著「暗幕のゲルニカ」でトルティージャを知ったからです。 小説の中で主人公の夫(スペイン人)が大好物だったトルティージャのお気に入りの食べ方はパンに挟んでとありました。その夫が2001年の「9.11」で犠牲となり、物語はピカソの「ゲルニカ」へと進んで行きます。 今年で事件発生から20年ですが、この小説を読んでからは悲しい出来事「9.11」と「トルティージャ」が私の中で繋がっています。
2021.09.09
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先週の土曜日、エノテカ主催によるイタリアのトスカーナ地方の生産者を招いての「スペシャルテイスティング」に参加しました。 生産者はキャンテイ・クラシコの中でも品質主義を徹底する「Castello Di Ama(カステッロ・ディ・アマ)」でオーナーのマルコ・パランティさんと通訳でワインジャーナリストの宮嶋さんがゲストで登場しました。 下記がテイスティングの内容です(1杯/40ml 価格は税込み 参加費6,600円)①モンテブオーニ・キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2020年 6,600円②サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ 2019年 8,250円③キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ・ヴィニェート・ベラヴィスタ 2019年 41,800円④キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ・ヴィニェート・ラ・カズッチャ 2019年 41,800円⑤ラッパリータ 2009年 46,200円 ①から④は葡萄品種「サンジョベーゼ」主体のキャンテイ・クラシコで、⑤だけメルロー100%のワインです。⑤はブラインドで出されたらボルドー右岸の高級ワインと思うほどの質の嵩さで、マルコさん曰く「私たちはボルドーを目指していない」という言葉に自信が伺われる1本でした。キャンテイ・クラシコでは私は④が特に美味しく感じ隣合わせた参加者と「どれが一番好み?」と話をするのも楽しい時間でした。 テイスティングの間マルコさんと宮嶋さんが各テーブルを回って(参加者は30名ほど)質問に受け答えをしてくれました。私もカステッロ・ディ・アマの正確な位置を教えてもらったり、葡萄品種ブルネッロがサンジョベーゼ・グロッソという名称なのか(宮嶋さんによるとこの説は都市伝説という謎多き回答でした)等の質問をして、イタリアワイン好きをアピールしてみました。 テイスティングにはなかったカステッロ・ディ・アマのロゼを購入してボトルにマルコさんのサインを貰いそのワインを持って一緒の記念撮影をしてこのイベントの終了となりました。マルコさんが何度もカステッロ・ディ・アマに来て実際に畑恵を見て下さいという言葉が温かく、正直本当にイタリアに行ってみたいという気持ちになりました🍷」
2025.06.15
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先週のシンガポールへの帰星中に友人とラッフルズホテルでアフタヌーンティーの後、ギフトショップに立ち寄ると初めて見る革製のワインバッグが売られていて、2年前に自分用のクリスマスプレゼントにホテルのロゴ入りのソムリエナイフを買った事を思い出しました。2年前に購入したソムリエナイフと。 ワインバッグは35ドルほどで「ALL THINGS SINGAPORE by Jovan」と書かれたタグには若いローカルのデザイナーJovanについての説明もあります。シンガポールのノスタルジックな風景や建物のイラストを得意とするようで、ワインバッグにはショップハウスやベイサンズの模様もあります。特にラッフルズホテルのロゴが入っていないのも気に入って、2024年の早めの自分用のクリスマスプレゼントに購入しました。日本でどんな機会にこのワインバックが活躍してくれるか今から楽しみです。 アフタヌーンティーについては値段の高さについても後日日記に書くつもりですが、アフタヌーンティーのテーブル席のすぐ隣に「ライターズ・バー」がある事を今回の訪問で初めて知りました。ラッフルズホテルに滞在して作品を書いた作家と言えば「月と6ペンス」のイギリス人作家「サマセット・モーム」が一番有名ですが、ライターズバーのメニューにはそれ以外にジョセフ・コンラッドやアンドレ・マルロー等10名ほどラッフルズホテルの滞在でインスパイヤーされて作品を書いた作家の紹介とそれに因んだお勧めのカクテルがメニューーにありました。因みに注文したのはワイン・カクテルの「SPARKLING STONE」でシャンパンをベースにラム酒、カモミール、ハチミツ、オレンジの花等をミックスしたカクテルです。1杯30ドルのカクテルは贅沢ですが、ライターズバーで飲んだせいか格別に美味しく感じ、かつての名作家達にも思いを馳せてこれもまたちょっと早いクリスマスプレゼントになりました。
2024.11.26
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左「デスパーニュ」2022 ALC:12.5% 右「ストーンヘッジ」2023 ALC:14% 全国のファミリーマート店で先月28日から販売が始まった「神の雫とコラボレーションワイン(12本)の1本目を昨日購入しました。ヴィノスやまざきの6本セットの1本、カリフォルニアのストーンヘッジワイナリーのシャルドネと飲み比べをしてみたいと思い選んだのはボルドー右岸の「Entre-deux-Mers(アントゥル・ドゥ・メール)」地区でワイン造りを手掛ける「Despagne(デスパーニュ家)」の「白」です。 漫画「神の雫」の一巻目に登場して有名になった「シャトー・モンペラ」がこのデスパーニュ家が造るワインである事を今更ながらに知りました。肝心の味わいはストーンヘッジがシャルドネ100%に対してデスパーニュの主な葡萄品種はソーヴィニヨン・ブランとセミヨンなので本当の意味の飲み比べにはなりませんが、香りや味わい共に個人的にはデスパーニュの方が好みでお刺身やソーセージやカニカマをたっぷり入れたポテトサラダにマリアージュでした。ドルトーニュ川の北のピンク色の地区がサン・テミリオンで南の緑色がアントゥル・ドゥ・メール地区 ボルドー右岸と言ってすぐ浮かぶのはサン・テミリオンですが果たしてアントゥル・ドゥ・メール地区の位置はと「CSW」のテキストで確認するとドルトーニュ川を挟んでサン・テミリオンの南にある地区でした。次回はシャトー・モンペラの味わいに期待して「デスパーニュ 赤」を購入するつもりです。
2026.05.10
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昨日のNHK「あさイチ」でダイソーの観葉植物の上手な育て方を紹介していました。本帰国してダイソーに小さい鉢ながらサボテンや観葉植物のコーナーが充実しているのを見て、以前はダイソーに植物は売っていなかったのでは?と思いラベルをじっくり見てみると「水やり」とか「置き場所」とか大体同じ事が書かれていて「上手な育て方は?」と思っていました。 番組ではまず3つの観葉植物「オーガスタ」「サンセベリア」「アスプレニウム」が紹介され、クイズ形式でそれぞれは「明るい所が好き」「乾燥に強い」「暗いところでも耐えられる」のどれでしょうか?の質問にMCの華丸・大吉さんは2回目で正解となります。乾燥については葉を触ると分かるそうです。ちょうど見栄えのする丈が高くて玄関の近くのあまり陽が当たらない所にぴったりの観葉植物はないかなぁと思っていたので「暗い所でも~」の情報はとても重宝です。ダイソーで何種類の植物が売られているのかは分かりませんが、一冊の本に纏めて欲しいぐらいです。 そしてこれらの植物はほぼ海外で育てた物が日本に輸入されているため植物も「旅疲れ」があるそうです。その旅疲れを癒す方法として購入してすぐにプラスチックの箱にコップ一杯の水を置き2週間くらい鉢を入れた後鉢替えをするのが良いそうです。これもためになる情報です。暗い所と言っても「読書できるぐらいの明るさは必要」という事でした。 最初は小さな植物も成長に従って鉢を替えて育てると物によっては1m以上にもなるという朗報です。花屋さんで丈のある観葉植物を見てみましたが思っていた以上に高額で1万円以上の物もざらにあります。早速ダイソーにアスプレニウムを探しに行くと「1鉢300円」で確かにありました。 シンガポールも「DAISO」は大人気で出店数もかなり多いですが、高層住宅が多く日本のようなガーデンニングは各家庭では難しいので当然DAISOでも園芸グッヅは限られています(ドンキで小さい盆栽が売られていてこれには驚きました。シンガポールで盆栽は結構人気です) 先月、札幌で雪解け宣言が出てお向かいさんの庭に綺麗なチューリップが咲き始めた頃夕方に点灯する庭のランタンを見て「お帰りなさい」と言って貰えてているようで温かい気持ちになりました。ランタンは高そうに見えるしどこで買えるのかな?と思っていたらこれもダイソーにありました。200~300円で酒類も結構あってソーラーなので配線の必要も無く電池を装着するだけとは優れ物です。ガーテンニングを愛する人達の間では既に必須アイテムだと思いますが、私も遅まきながら1個買って陽が落ちてから花と同様に灯りの癒しを貰っています。
2024.05.25
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エスコンFグルメも「大航海続行中」 ちょっと大きめ牛タンカレーパン(400円/個) 今月5日の日ハム対西武戦を見に行った際に初めてエスコンの「Gourmet Guide2025」を手にして1F(Field Level)、2F(Main Level)、3F(Star Level)と合わせておよそ60店舗の飲食店が入っている事に驚きました。期間限定で「悪女のスープ」と呼ばれるスープカレー店「Curry SAVoY」や北海道名物「あづまジンギスカン本舗」など5店の新店舗も加わり、しっかりとアンテナを張った店舗展開には脱帽です。1F Field Level その中の1店「仙壺たんや利久」の「牛タンカレーパン」は最近カレーパンに嵌っている私には絶対に試してみたい一品で先日の「日ハムVS社会人チーム」観戦時にサントリー角ハイボールのアテで頂きました。揚げ立てではないものの紙袋から出して二つに割るとほんのりと温かさが手に伝わってきます。中のカレーの量が多めなのが嬉しいです。仙台牛タンの味わいがあるかというと・・カレー味に紛れてちょっと微妙です💦そしてちょっと残念なのは表面がかなり油っぽい事でした。私の一押し「エイトカリィ」のカレーパンは揚げ立てながら表面がツルツルしていて手で二つに割っても手に油がそんなに付く事がなく、それだけで体に良さそうと思ってしまいます。 さてさて、年内にエイトカリィを超える「極上カレーパン」に出会える事が出来るかどうか・・。そう言えばCOOP札幌の8時間で最多個数を販売でギネス世界記録を持つ「北海道まるごとカレーパン(コク旨ビーフx贅沢スモークホタテ)」の事を思い出しました。年に何回販売になるのかは分かりませんが前回は6月で午前11時頃に行った時には既に完売でした💦取り合えずは年内に「まるごと~」が食べられる事を願って!
2025.08.17
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今週の火曜、水曜の日ハム対オリックス戦は1点差で勝利という日ハムファンにとっては「しびれるゲーム」でしたが、一転して昨日は2回表で8点を取られ途中からNHKの「放送100年スポーツ名場面」に早々に切り替えました。オリンピックの話題の次がプロ野球で「さて、サヨナラホームランを一番多く打った選手は?」から始まりました。一瞬「野村監督」の顔が浮かびましたが正解は元西武ライオンスの「清原和博」で12本、2位が「野村克也(元南海ホークス)」の11本、3位が「中村紀洋(元近鉄バファローズ)」の10本でした。「王貞治」の4位タイ8本を考えると3人の偉業が更に光を増して見えます。 2020年から阪神タイガーズ2軍打撃チーフコーチ そして驚いたのは代打で登場した選手が逆転の満塁ホームランを打ち、おまけにこの試合でその年のリーグ優勝を決めた試合があった事でした。2001年の「大阪近鉄バファローズ」と「オリックスブルウェーブ」の26回戦で代打で登場した「北川博敏(当時29歳)」が放った一発でウィキペデアには「釣銭無しかつ優勝決定の代打逆転サヨナラ満塁本塁打という劇的な一撃」と書かれていました。当時の梨田監督と言えば日ハムでも2008年から2011年まで指揮を取っています。その時の試合経過を検索してみると代打を決めた理由について「アイツしかいない。今年のアイツは何かをやる」という思いからと書かれていました。監督の「勘」の重要性も感じます。 今日の日ハム対ソフトバンク戦でソフトバンクが勝てばマジックが点灯しますが、まだまだ日ハムにもリーグ優勝のチャンスは残っています。最後の最後で新庄監督の「アイツしかいない」とお眼鏡にかかった選手が大きな仕事をしてくれるのを大いに期待します。
2025.08.22
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昨日のNHK「チコちゃんに叱られる」の3問目は「ステンドグラスってなに?」でした。ステンドグラスといえば教会の窓に描かれた絵がすぐ思い浮かびますが「聖書の代わり」という答えを聞いてなるほどと思いました。以前に百田直樹著「新・日本国紀」で日本は世界的にみても古くから識字率が高かったというのを知り誇らしい気持ちになりましたが、ヨーロッパの中世時代(12世紀くらいから)は僧侶や貴族を除いては識字率はとても低かったようです。そこで聖書の文字が読めない人達のためにキリストや聖母マリアの姿、聖書の色んな場面を窓に描いたようです。元々は壁に描いたようですが窓が小さくなってしまうため神の象徴である「光」が差し込む窓に描くようになったそうです。 シャルトル大聖堂の青のステンドグラス アダムとイブも描かれています キリストの顔らしいものが描かれた最古のステンドグラスは9世紀頃のものらしく修道院の跡地で見つかったそうです。そして時が流れ1145年にフランスの町シャルトルで着工された「シャルトル大聖堂」がステンドグランスの集大成だそうです。シャルトルブルーと呼ばれる鮮やかな青色のステンドグラスが特徴らしく「青色」は聖母マリアを象徴する色である事も番組で知りました。 最後に番組の一押しのステンドグラスはドイツとの国境近くにあるアルザスのストラスブールにある「ストラスブール大聖堂の薔薇窓」でした。シャルトル大聖堂とほぼ同じ時期の1176年に着工され完成までに263年もかかったそうです。直径が13mで自然や植物だけが描かれ「自然は神の表れ」を意味しているのではという事でした。 余談ですが、2014年にワインのためストラスブールを訪れていたのに急ぎ足の旅という事もあり大聖堂見学は出来なかった事が悔やまれます。 16世紀にドイツで起こった「宗教革命(聖書中心の侵攻を唱える)」によってステンドグラスは一旦衰退するようですが、18世紀になってその高い技術は教会だけでなく様々は建築に使われるようになり日本にも伝わったようです。そう言えば近所を散歩しているとスタンドグラスのような窓があるお家を見る事もあって「どんなお金持ち?」とか想像してしまいます💦
2026.05.09
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原田マハ著「楽園のカンヴァス」を読まなければ画家「アンリ・ルソー」に興味が持てなかったのと同じように「サマセット・モーム」の「月と6ペンス」を読まなければ「ポール・ゴーギャン(1843-1903)」の絵に今ほど興味が持てなかったと思います。「奇跡の泉(夢想)」 1894年 今思えば2011年にエルミタージュ美術館を訪問する前に「月と6ペンス」を読んでいたらと思います。当館でのタヒチ時代のゴーギャンのコレクションは15点(ゴッホは4点)と「ガイドブック」にありますが、全て見たのか記憶になく写真に残っているのは4点のみで、マティス、ゴッホやピカソの絵ほど足を止めてじっくり見ることはなかったと思います。 「月と6ペンス」は作者のサマセット・モームも主人公の「ストリックランド」は「ゴーギャン」をモデルにしているが共通性は少ないと言っています。ただゴッホと同じように「反動分子の一匹狼」とも言われたゴーギャンの性格や言動を誇張した形で上手く反映させていると思っています。「果物を持つ女」 1893年 小説の圧巻はゴーギャンも「天国」と感じたストリックランドの終焉の地「タヒチ」でキリスト教を含め東洋や多神教のシンボルなどが具体的な生きたモデルとしてリズミカルに絡み合った奇抜な寄せ集めのような絵画の制作に集中していきますが、ハンセン病を患い失明してしまいます。それでも家の壁に絵を描き続け、彼の最後を看取った医師は壁に描かれた絵から「魂の揺さぶり」を感じます。しかし現地の妻アタはストリックランドから自分が死んだら全てを焼き尽くして欲しいと言われていたため、後の「天才画家」が描いた壁の絵は全て焼き尽くされるという壮絶な最後です。 ストリックランドの死後偶然タヒチを訪れることになった小説の中の「私」はストリックランドと関わったタヒチの人達から話を聞くうちに次のような考えに至ります。 『イギリスやフランスにいた時のストリックランドはさしずめ丸い穴に打ち込まれた四角い釘だった。だがここ(タヒチ)では穴に形がない。だから合わない釘はない。彼がこの島に来て多少なりとも優しくなったとは思えないし、利己的でなくなったとも言えない(中略)彼はこの地で祖国の人間には期待も望みもしなかったものを手に入れたのだーーつまり、理解を。現地の人たちは彼のことを変わった魚程度に思っていたようだが、現地には変わった魚はいくらでもいる』 「椅子の上のひまわり」1901年 南フランスのアルルでゴーギャンと念願の共同生活を送るものの、ゴッホの耳切り事件の後、ゴーギャンとの仲は断絶してしまったのかと思っていましたが、2人の書簡が残されているようです。 そしてゴーギャンの死の2年前にフランスから種を取り寄せて育てた「ひまわり」の絵をゴッホがゴーギャンのためにアルルで用意したのと同じような椅子に載せて描いたということに何だかホッとします。ロシアの鬼集家「セルゲイ・シチューキン」のコレクションの1点で、今はこの絵が好きな絵の1枚になっています。
2022.01.22
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昨日の「鎌倉殿の13人」では大きな山場の1つ「義経(1159-1189)の死」が描かれました。番組最後の「紀行コーナー」で江戸時代の俳人「松尾芭蕉(1644?-1694)」が奥州平泉で詠んだ「夏草や兵どもが夢の後」が流れ、義経の死を悼む余韻に更に浸りました。調べてみると芭蕉がこの句を詠んだのは1689年5月(新暦6月20日)でちょうど義経の死から500年という月日が経っていました。 「三谷幸喜」氏の脚本は的を絞って理解しやすく、最終的には平泉に逃れた義経を「藤原秀衡」の息子「泰衡」と「国衡」の兄弟仲たがいを利用して義経を自刃に追い込むという自分の手を汚さない頼朝の練りに練った策を丁寧に描いていました。 弁慶の善戦で時間を凌いでいる時に「北条義時」に鎌倉を攻める作戦を地図を広げて嬉々として説明する様子は正に義経が「戦うために生まれたきた」を実感させました。その奇策に義時も驚き、義経の依頼で後に作戦図を受け取った「梶原景時」も「この作戦なら鎌倉は陥落・・」と唸ります。 番組の後すぐネットには記事がいくつか投稿されていて「この作戦は新田義貞の~」とあり、調べてみると1333年に鎌倉幕府を滅亡に追いやった戦いで「南下して鎌倉を包囲し、海からも侵攻する」という作戦と似ているということでした。義経の死の直前に既に鎌倉幕府の滅亡を暗示するという心憎いストーリー展開だったようです。 余談ですが、以前に「松尾芭蕉は忍者だったのでは・・」という記事を見た事があります。旅をしていたり何かを売り歩いている人達は各地の情報を得ることが比較的簡単で忍者の可能性があるということでした。確かに「麒麟がくる」で岡村隆史さんが演じた薬売りの「菊丸」も忍者でした。芭蕉が生きていた時代は江戸幕府成立から40年~90年ですが、まだまだ忍者の需要があったのかなとか思ったりします。
2022.05.23
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先週のNHK「あさイチ」にファッションモデルで女優の「富永愛」さんが出演し、健康と美容のため毎日の習慣として白湯を飲んでいる事を紹介していました。 白湯と言えばぬるいお湯で冷水より体に優しいというぐらいに今まで思っていましたが、白湯を検索してみるとその健康効果は思った以上にあるらしく早速寝る前に白湯を飲むようにして1週間になります。最初の夜飲んだ翌朝は「熟睡感」がアップしたような気がしましたが、それ以降は特にあまり変わりがないようですが今日から1日3回朝、昼、寝る前に継続して飲もうと思っています。 具体的な健康効果のいくつかの例としては ①基礎代謝アップ(脂肪燃焼効果) ②免疫力アップ(体温が上がるので) ③美白や美肌効果(体を温めるため動脈や毛細血管を広げ血液の流れをよくし体内の老廃物が排出されやすくなるから)等などです。 富永愛さんは鉄瓶でお湯を沸かしてマイボトルに入れ持ち歩いているようですが、我が家の鉄瓶は小さすぎてコンロに置くのは不安があるので(色付けもしているので)電気ケトルで沸騰させたのを鉄瓶に注いで冷ますようにしています。 そして「白湯」「お湯」「湯冷まし」の違いを初めて知りました。「白湯」は沸騰させた後50°C程度まで冷ました物(ぬるま湯ではなく熱いと感じるくらいの温度)「お湯」は沸騰までしていない熱い水の事「湯冷まし」は沸騰させたお湯を常温に冷ました物でした。 白湯を飲むというのは5千年の歴史を持つインド・スリランカ発祥の「アーユルヴェーダ」の伝統医療の1つらしく、お金をかけずに健康効果が得られるというのは嬉しい限りです。 あさイチでは白湯の他に「呼吸法」も取り上げていて、私はシンガポールに来てからヨガを始め呼吸や深呼吸の大切さを知りました。「4秒かけて肺を広げるようにしっかり息を吸い、4秒かけて吐く」とか「右手の親指で右の鼻を押さえ、左の鼻から息を吸い、次に薬指で左の鼻を押さえ右の鼻から息を出す」のような呼吸法もヨガのクラスで教えてもらいました。よく「怒りを鎮めるために深呼吸」と言いますが、正にストレスや怒りの対処法として呼吸は大切な物だなぁと痛感します。
2023.05.18
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ローラン家のセラー・ルームに遠峯一青の写真が飾ってあり改めて亡くなったんだぁとしみじみ。 2021年7月に「神の雫」と「マリアージュ 神の雫 最終章」70冊をシンガポールでを読み終えてからほぼ3年、本帰国して3月にシーズン2となる「神の雫 ドゥジエム」がスタートした事を知って早速書店に買いに行きました。すぐ1ページ目を開けるのがもったいなくフィルムを剥がさずに数日飾っておいてやっと【第一話「Reborn」神の雫】を読みました。 主人公神咲雫の異母兄でありワインのライバルだった遠峯一青が亡くなって18年が経ち、愛するローランとの間に生まれた「青夜」もやっとワインが飲める18歳の誕生日プレゼントにと神咲雫が用意した1本を開けるシーンから「新生 神の雫」の始まりです。 3年振りにパリのローラン家を訪れた神策雫はこの日のためにセラーに置いていったブルゴーニュワインの造り手「ジャッキー・トルショー」の「クロ・ド・ラ・ロッシュ 2002年」を開けます。遠峯一青が頂点である13本目の「神の雫」に選んだワインである事と遺書に「自分の遺骨はブルゴーニュに撒いて欲しい」という言葉が蘇ります。18歳という記念すべき年に初めて青夜が口にするワインが・・ジワリと響きます。 「マリアージュ 神の雫 最終章 25巻目「ジャッキー・トルショーの手」 ジャッキー・トルショーは2005年に引退しているので2002年はその3年前に収穫された葡萄で造られたワインです。畑仕事で真っ黒に染まってしまった手と遠峯一青がその手を「ヴィニュロンの勲章」と称賛したシーンは最高の「一期一会」でした。漫画「神の雫」は続く限り読み続けますが「ドゥジエム」でどんな「一期一会」を読者に経験させてくれるのかとても楽しみです。
2024.05.17
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北海道に眠る金塊は漫画の世界だけでは無かった。 今朝のNHKニュース「おはよう北海道」で昨年7月にオホーツク海沿岸の「遠軽町 白竜地区」で金を含む鉱石が発見されていたというのを初めて知りました。しかも1トン当たり24gの金という高い含有率だそうです。漫画「ゴールデン・カムイ(75トンの埋蔵金)」で最近北海道の金が大きくクローズアップされていますが、戦前北海道が「東洋一の金山」と言われていたのを私は知りませんでした。赤色が現在の金の試掘権の取得状況で全て外国企業が取得しています。 現在全ての金鉱山が閉山されている中で北海道の金鉱山に目を付けたのが海外の企業(4社)であったというのも驚きです。その内の1社でカナダの企業のトップがインタビューに「新しい鉱山を見つけるのに最適な場所は古い鉱山の周辺という格言を信じて」と答え、それが正に遠軽町近辺でした。100億円の資金を投じ10年間の調査の結果試掘に成功したようです。 「何故海外の企業が?」の問いに日本の法律で「試掘権」が海外に比べて取得しやすい事を挙げていました。資金力と技術力が重視され会社が「日本法人」であれば取得可能という事でした。ただ試掘権は得ても次の段階の「採決権」は海外企業にとってハードルが高いそうです。 北海道大学の川村教授は「日本こそ労働力をちゃんと使って自分たちで掘っていくべき。閉山して海外から遅れてしまった試掘や採掘の技術を海外企業から学ぶ事の重要性」を訴えていました。住宅問題もしかりで法律が緩いと結局は日本経済に多大な損害を及ぼす事になります。ニュースの最後に「日本企業が採掘権を得てその結果が出るまでに10年以上かかるのでは・・」というコメントがありましたが政府には法律改正も含め長期的な視野に立った取り組みを期待するところです。
2026.04.23
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先週水曜放送のNHK「歴史探偵・サグラダ・ファミリア」で「未完の世界遺産」と言われるこの建物の偉大さを初めて知りました。 改めて調べるとスペイン語の「サグラダ(Sagrada)」は「神に捧げられた」「ファミリア(Familia)」は「家族」の意味でイギリスに始まった産業革命後に生まれた貧富の差を嘆き、貧しい人達も自由に平等に通える教会造りに端を発しているそうです(最初は貧しい人達がタバコやお酒代を節約した寄付によって建築が開始) 番組では1883年(明治16年)の建築開始から143年経った今年6月に完成予定の172.50メートルという世界で一番高い「イエスの塔」についての詳細もありました。建築家「アントニオ・ガウディ(1852-1926)」が志半ばで電車事故で亡くなったのが1926年でその10年後第二次世界大戦前に起こった「スペイン内乱」で教会建築用の模型や資料が壊滅状態の中、模型の復元など限られた情報の中で貴重だったのはガウディが編み出した「12面体の法則」でこの法則に従って現代の建築家たちが「イエスの塔」の完成に尽力している映像も流れました。確かに「カエル」が見えます。 教会建築のための10年に及ぶ「重力実験」等「サグラダ・ファミリア」について番組が取り上げたテーマには驚きの連続でしたが、個人的には1893年に着工が始まり30年かけて完成した「降誕のファサード(教会の表門)」に施された彫刻の数々に目を奪われました。教会のステンドグラスに描かれた絵が聖書の文字を読む事が出来ない人達のためのものであったのと同様、聖書の内容を門に彫刻で描くというアイデアやその精巧さには「人智」を感じました。そして彫刻にはガウディの人柄がにじむ「カエル」や「クモ」のような貧しさを示す小動物も🐸🕷ちょっとホッコリします。 たまたま4月のワイン会の時に「どこの国を旅行したい?」という話になって1人が「スペイン、サグラダ・ファミリアを見てみたいから」と答え、完成間近である事に気が付きました。その時は「あぁ~、そうなんだぁ」ぐらいの気持ちでしたが「サグラダ・ファミリア」の真髄のようなものを知ると「あぁ~、私もこの目で見てみたい」という気持ちになります。
2026.05.18
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漫画「神の雫」はワイン評論家「神咲 豊多香」が残した時価20億円と言われるワインコレクションを巡って、息子の「神咲 雫(太陽ビール・ワイン事業部勤務)」と新進気鋭の天才ワイン評論家「遠峰 一青(実は雫の異母兄)」のワインバトルの物語です。 全44巻で12本の正体が明らかにされ、13本目になる「最上の1本・神の雫」のバトルは「マリアージュ 神の雫 最終章」へと続きました。 12本についてはフランス ブルゴーニュ地方の「グラン・エシェゾー」など「赤ワイン」が9本(うちイタリア2本、カリフォルニア1本、スペイン1本)で、残りの3本がブルゴーニュ地方を代表する白ワイン「シュヴァリエ・モンラッシェ」、シャンパン、とボルドー地方の甘口ワイン「シャトー・ディケム」でした。 ワインバトルは神咲豊多香が残したメッセージを頼りにワインの銘柄だけでなく生産年を言い当てるという「神業」に近いもので、そのために命の危機に陥ることもあります。 その中の「第2の使徒」で「モナ・リザ」がワインを絞り込むヒントとして使われていました。絵画好きとしては嬉しい限りです。「神の雫 第7巻」から。 神咲豊多香がイタリア旅行中に偶然立ち寄った「ダ・ヴィンチの生家」で彼の魂は1人の芸術家と邂逅します。そして2枚の絵を見せられ「どちらが好きか」と芸術家に尋ねられます。左の絵は「春に描かれ、子を宿したばかりの女性」右の絵は「夏に描かれ、モデルは誰かは答えられない(多分ダ・ヴィンチ本人)」というヒントを受けて、神咲豊多香は「心を真綿のように包んでくれる女性的な左の絵の方が好きだ」答えます。 そしてこのメッセージを基に雫と一青が選んだワインはどちらもボルドー左岸「マルゴー村」の「シャトー・パルメ」です。雫が選んだ葡萄の生産年(ヴィンテージ)は2000年、一青が選んだのは1999年です。 2000年はフランスでは「グレイト・ヴィンテージ」と呼ばれる年で気候条件にも恵まれ特に「カベルネソーヴィニヨン」の質が良く、その良さに頼って多用したためより男性的になったと漫画の中で説明があります。逆にグレイト・ヴィンテージではなかった1999年にはより円やかな味わいを出す「メルロー」を多用したことでワインがより女性的になったとあります。 結果、第2の使徒選びは「より女性的なワインを選んだ」一青の勝利となります。正に農業生産物であるワインの神髄です。シャトー・パルメ・・・飲める日がいつか来るのかなぁ・・・。
2021.06.21
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昨日は「春節イブ」で大体のお店が6時で閉店してしまうので、食べたいなぁと思いながら「贅沢!」と思っていた物をあれこれ急いで買いに行きました。その1つが「米屋の羊羹」です。 左右は「虎屋の一口羊羹(50g)」で真ん中が「米屋のBay-B Yokan(49g)ブルーベリー味 」 ショッピングモール「Plaza Singapura」内の様々な日本食材を扱う「Iroha Mart」で初めて米屋の羊羹を見た時、一口サイズが輸入品とはいえ7.2ドル(700円)は高いなぁと思いましたが「米屋 明治32年創業」の看板は魅力的でした。 前回行った時「たまご饅頭(3.6ドル)」が売り切れで気になっていましたが今回は無事購入です。濃い黄身餡の絶妙な味わいで満足度100%です。日本ではセブン・イレブンでも買えるとは羨ましい限りです。 羊羹の方は最初はブルーベリーの香りが強すぎると思いましたが食べてみると小豆としっかり味が溶け合い、小豆の歯ごたえ感にやはり高級羊羹だと思いました。 実は米屋の羊羹を見た時、元キャンディーズの「みきちゃん」の実家が「羊羹屋さん」である事を2019年の「志の輔落語」で聞いて、早合点で米屋がみきちゃんの実家だと思ったのですが、みきちゃんの苗字通りの「藤村(藤むら)羊羹」でした。調べてみると創業は「安土桃山時代」で「虎屋」の室町時代より200年ほど後ですが、どちらにしても凄い歴史です。夏目漱石の小説「草枕」にも「藤むらの羊羹」が登場しているようです。残念ながら一時廃業していましたが、現在はオンラインで購入出来るという記事も見つけました。一度食べてみたいものです。 羊羹と言えば「虎屋」と思っていましたが、虎屋のホームページにニューヨーク、パリ、シンガポールで2017年に開催された「Yokan Collection」で20社~30社ほどが出店したとあって、それだけ羊羹を作っている会社がある事にちょっと驚きました。 因みに虎屋の海外店はパリ店のみらしく素敵な店構えの写真が載っていました。シンガポールでは虎屋の羊羹の販売はないので、日本の友人が時折送ってくれた時は宝物のように大事に食べています。米屋の羊羹もアンリ・シャルパンティエのモンブランのように「自分へのご褒美」の時の限定品かなと・・。
2023.01.22
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アルコール度数12.5% 940円(80g) 先月「どさんこプラザ」に行った時に売り切れになっていた「蝦夷鹿とクルミのテリーヌ」を昨日やっと購入して、それに合わせるボルドーワインのために「JUPITER」に行きました。 「CHATEULIN De MEZ(シャトーラン・ド・メ)」は税抜きで960円というお手頃価格と「Cote de Marmandiais(コート・ドゥ・マルマンデ)」地区のワインを飲んだ事がなかったのと店内のワインの説明に5種類の葡萄をブレンド(詳細は書かれていません)とあったので、この1本を選びました。 飲む前に検索してみるとコート・ドゥ・マルマンデは1990年にAOPに昇格したガロンヌ川両岸のボルドー右岸地区(サンテミリオンの南)で葡萄品種はボルドーと同じカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランですが、右岸なのでメルローを多用しています。 一口飲むとかなりの辛口で渋みもあり、ボルドー右岸の円やかさとはちょっと違う味わいです。蝦夷鹿肉のテリーヌはジビエらしい野生の風味が際立ち、相性としてはどちらも「とんがっている」みたいな感じですが、一晩寝かせたワインと残りのテリーヌを今晩試すのが楽しみです。 因みにコート・ドゥ・マルマンデ地区の地葡萄に「Abouriou(アブリュー)」があるらしく、これで4種類の葡萄は分かりましたが、果たしてあと1種類は何なのか?気になるところです。
2024.12.18
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7月14日 強風の後ベランダに移して今朝は他の植物と一緒に。 9年振りの「北海道に台風上陸」の前日の影響なの昨日の札幌は時折強い風が吹いて、我が家の茄子の鉢が横倒しになってしまいました。数日前に紫色の花が咲いてネットで調べて茄子の花が下に向いて咲く事を知ったほどの家庭菜園初心者です。たまたま横倒しになったので花の様子を観察すると鮮やかな黄色の実が中にあり驚きました。今朝は花の数が3つになっていて立派な茄子に成長してくれる事を願うのみです。 トマトの黄色い花も少しずつ増えて、気になっているのは1週間前ぐらいに発見した青いトマトの実です。色の変化はその後なく、調べてみると日照時間が短かったり栄養が足りなかったりすると赤くならない場合もあるようなので、今後は注意して鉢の土を増やしたり追肥をしてみようと思っています。三井アウトレットパークで苗を買った時には茎は頼りないぐらい柔らかい感じでしたが、今はしっかりと丈夫なな茎に育っています🍅 最後はつるなしインゲンで葉は徐々に大きくなっていますが、茎の部分が未だ弱弱しく一番心配な状態です。これも調べると小さい白い花が咲くようなので期待して待ちます。 最近は朝の水やりも楽しくなってきて、野菜や植物を育てる事の楽しさを更に実感しています。
2025.07.15
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小沢章友著「ギリシャ神話 ふしぎな世界の神様たち」20話の最後は「ギリシャ神話のロミオとジュリエット」でした。最後の「ひとくちメモ」にはこれをもとにしてイギリスの文豪「シェークスピア」が戯曲「ロミオとジュリエット」を書いたとあり驚きました。 シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台はイタリアの街「ヴェロナ」で恋する2人は当地の名家の出ですが、ギリシャ神話では舞台は「バビロニア(現在のイラク辺り)」で悲劇の2人は普通の家に生まれた2人で家が隣りという設定です。 バビロニアで最も美しい青年「ピュラモス」ともっとも美しい乙女「ティスペ」の両家はもともと仲が悪かったため、2人は家を隔てる石の壁の割れ目からお互いの気持ちを通わせ合っていました。 そして募る気持ちを抑えられず2人は郊外の「ニノスの塚にある桑の木」のあるところで落ち合う約束をします(駆け落ちという説もあるようです) 先に「桑の木」に到着したティスペはそこで運悪く獲物を既に食べ口を血だらけにしたライオンと鉢合わせしてしまいます。そしてライオンから逃れるため岩の窪みに向かっている時に落としてしまった彼女のべールをライオンは血の付いた口で引き裂きその場に残して森に帰ってしまいます。 その後に到着したピュラモスは血だらけのベールとライオンの足跡を見ててっきり彼女がライオンに殺されてしまった思い、桑の木までベールを持って行きその場で剣で自殺してしまいます。 桑の木の所に戻った「ティスペ」のとった行動や両家が悔い改めて仲良くなるというのはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」とほぼ同じ内容です。 この世で結ばれることがなかった2人の流した血が桑の実を赤く染めたと締めくくられています。 シェークスピアの作品の偉大さから実は複数の人間が書いていたのではという説もありますが、ロミオとジュリエットのようにもとになる話も存在しているとなるとやっぱりシェークスピアは1人で「ハムレット」や「マクベス」や「リア王」や「夏の夜の夢」等々を書いたのかなぁと思います。 因みに2002年調査の「100名の最も偉大な英国人」の第5位がシェークスピアでした。
2021.08.24
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3月12日の「WBC 日本対オーストラリア戦」の必勝を願って南オーストラリアのバロッサバレーの「Shiraz(シラーズ)」と思っていたのに、うっかり「Grenache(グルナッシュ)を買っていた事に飲んでから気付きました。シラーズにしては酸味が強いと思ったのですが、後の祭りで先日改めてワイン・コネクションにシラーズを買いに行きました。 「Chocolate Factory」&「Love Symbol」 5つ目のメダルはカンガルーが🍷グラスを掲げて。 ワイナリーは同じ「McLAREN VALE(マクラーレン・ヴェイル)」にある「Zonte's Footstep」で左がシラーズ(2019年 14.5%)、右がグルナッシュ(2021年 14%)です。ラベルのデザインがちょっと似ていますが、シラーズにはGOLDメダルが5つ付いています。 ボトルの裏のラベルにはブラックチェリーやモカの香りがあり絹のような滑らかなミルクチョコレートのタンニン(渋み)もあると書かれています。一口飲むとまずチョコレートの甘味のような物を感じますが、決してシラーズ本来の果実味や力強さを邪魔するものではなく、初日のラムチョップと翌日の合いびき肉を使ったハンバーグステーキにもマリアージュでした。 そしてラベルの中で魅かれた最後の2行はスヌーピーでお馴染みの「Peanuts」の作者「チャールズ・シュルツ」氏の言葉でビートルズの名曲のタイトルをもじった「All you need is love, but a little bit of chocolate now then doesn't hurt (必要なのは愛だけ。でも時々ちょっとチョコレートがあっても構わないけど」でした。デザートのイースター用のミルクチョコレートを合わせてみましたが、これはちょっと余計だったかなぁと・・。ただこんな粋な言葉がラベルに書いてあるとまたもう一本!と思ってしまいます。
2023.04.06
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毎年この時期友人が日本から送ってくれる「サプライズプレゼント(お中元)」が昨日郵便で届き、私の好物の食材の中に何と「熱田神宮の勝守 勝紐」が同封されていました。 熱田神宮の名前は知っていても訪れた事がなく、果たしてどこだったかな?と調べて見ると愛知県名古屋市で「織田信長」とも深い縁があり「信長伝説」が残る神社でした。ちょうど先々週の大河「どうする家康」の「本能寺の変」の回で亡くなったばかりで凄いタイミングと思いました。 勝守と勝紐は戦勝の舞「陵王」の舞装束の柄で作られている事、勝紐は左手への巻き方も丁寧に説明があります。同封の「信長伝説」に「織田信長が桶狭間の戦いの前に戦勝を祈り、見事に今川義元を討つ事が出来た事から開運・金運・成就運・勝運・仕事運などと共に男らしさにあやかりたいと願う方々が多く参拝している」と書かれています。 熱田神宮を改めて調べてみると創建は第12代「景行天皇(71-130)」の時代で1900年以上の歴史がある神社でした。学校の日本史の教科書でおなじみの「仁徳天皇」は第16代なので、その4代も前の天皇の時代です。そして景行天皇の皇子が有名な「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」で天皇継承時には必須の「3種の神器」の1つ「草薙剣」で命を救われながらも剣をそのまま現在の名古屋市に置いたま三重県で没した事からこの剣と熱田神宮は深い繋がりがあるそうです。 そして草薙剣と言えば平安時代末期の源平合戦の最終戦「壇ノ浦」で入水した安徳天皇ともに海の底に沈み「八咫鏡(やたのかがみ)」と「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」は後に発見されたものの剣だけは見つけられず現在、代用品が使われているという興味深い歴史ミステリーの1つです。朝ドラ「らんまん」の中で高知県の越知町の横倉山が映し出されて「平氏残党と共に安徳天皇は生き延びて余生をこの地で過ごしお墓が残っている・・」というエピソードが紹介され、私は初めて聞く話に驚きましたが、もし剣だけを安徳天皇が持参していたらと想像が膨らんでしまいます。 熱田神宮を調べ日本の悠久の歴史にも触れているうちに「勝守、勝紐」のご利益がありそうな気になって来て、今年残り5ヶ月何か1つでも「勝」が得られればなぁと・・。
2023.08.02
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原田マハ著「リボルバー」でゴッホが自殺に使ったとされるリボルバーは弟のテオがパリで護身用に所持していた銃という設定です。ゴッホのかねてからのお願いでアルルで共同生活を送ることになった画家ゴーギャンにテオがゴッホと何か諍いが起きた時の護身用として(弾は装填せずに)送ったのが、実はゴッホの依頼で弾を一つだけ装填してゴーギャンに郵便で送られたという流れです。そしてゴーギャンはその銃をアルルを去った後タヒチにも持って行きます。 タヒチから一度フランスに戻って来たゴーギャンはゴッホから自殺をほのめかす手紙を受け取り、1890年7月27日ゴッホの終焉の地「オーヴェール・シュル・オワーズ」にゴッホの身を案じその銃を持って訪れます。リボルバーに弾は装填されていないと信じていたゴーギャンがゴッホとの言い争いで自殺を装うように銃を自らのこめかみに・・。そしてゴッホとの揉み合いからゴッホの脇腹に~というのは説得力がありました。 思い出したのが同著の「たゆたえども沈まず」でその中でもやはりリボルバーはテオがゴッホとの諍いがあった時にと所有していた物で、ゴッホがパリからアルルに移ってしまった後は鞄に入れていたのをすっかり忘れていました。その鞄をたまたまサン・レミからパリに戻りオーヴェール・シュル・オワーズに向かう朝にテオから借りる事になりゴッホはリボルバーの存在を知る事になります。その後鞄だけはパリでテオに返却するもののリボルバーはそのままゴッホが所持し悲劇へと繋がって行きます。 通説はリボルバーはゴッホが終焉の地で寝泊まりしていた「ラヴ―亭」の経営者が所持した物でそれをゴッホが持ち出し、数年経って農婦によって偶然発見され元々の所有者であるラヴ―亭に返却され店に一時展示されていたという事のようです。 原田マハ氏があくまでもリボルバーはテオの物であったという設定は、特にテオがゴッホの死から半年後に衰弱死する事などからも妙に納得させるものがあります。「ヴァエホの肖像」 小説「リボルバー」ではそのリボルバーとゴーギャンのタヒチでの最後の愛人だった「ヴァエホ」の肖像画がヴァエホの娘「エレナ」にそして孫の「サラ」に受け継がれて行くという展開です。ゴッホの死に直接関係する銃なのか確たる証拠がないなか、サラが出品してお金を得たいと思った理由は・・。 『ゴッホが自殺に使ったとされるリボルバーは2019年6月19日、パリの競売会社オークション・アートによって競売にかけられ、約16万ユーロ(約2千万円)で落札された』で小説「リボルバー」は締めくくられています。 リボルバーや自殺か他殺かというのはゴッホに纏わる永遠のミステリーとしてもう解明される事はないのではと思いますが、だからこそ一層ゴッホの絵が永遠に輝き続けるのだと思います。【追記】2024年6月9日死の2か月前からゴッホが滞在していた「ラブー亭」3階の屋根裏部屋(芸術新潮から) 「芸術新潮」4月号の「原田マハのポスト印象派物語 ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ」をやっと読み始めました。ゴッホ最終の地「オーヴェール=シュル=オワーズにゴッホを訪ねる」に「7月初旬のパリでのテオとの口論やその後のガシェ医師との仲たがいが確認されてはいるものの、死の真相はいまだに謎のままである。21世紀に入ってからは他殺説も提唱され、2019年には自殺に使われたという拳銃がパリのオークションで落札された」とあります。個人的には原田マハ著「リボルバー」に描かれたゴッホの死の原因の大胆推理に信憑性がある気がします。
2023.10.16
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アルコール度数12% 1080円 以前は町民だけが購入出来た北海道の池田町で造る町民還元用ロゼワイン(十勝ワイン)がコンビニ「セイコーマート」で購入出来ると情報をもらって早速買いに行きました。ラベルには「当時馴染みの薄かったワインを飲む習慣が町民の中で育まれました。北海道産の葡萄100%使用の国内では希少の辛口ロゼワイン」とあります。葡萄品種を調べてみるとキャンベル(アーリー)でアメリカで1892年に誕生した黒葡萄で日本には誕生から5年後に伝わっています。現在は北海道、青森、岩手などの寒冷地での栽培が多く、果肉がジューシーで適度な酸味と濃厚な甘酸っぱさと説明があります。 まずは一口飲んでみるとやはりイチゴのようは濃厚な甘酸っぱさがあり、何か食に合わせるというよりワイン単体で飲むかイチゴのショートケーキのようなスイーツに合わせデザートワインとして飲んだ方がという味わいでした。 ふらのワインロゼ(富良野市ぶどう果樹研究)アルコール度数13.5% 町民ワインで思い出すのは富良野の同じくロゼワインで、現在も町民ワインかどうか調べてみるとアマゾンで購入できるようです。価格は池田町よりちょっと高い1640円で葡萄品種は「セイベル種主体」とあります。セイベルには色々な種類があるようなので、これは実際に購入して味わってみたい1本です。
2024.11.06
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ジュル・パスキン(1885-1930) 「花束をもつ少女」1925-1926 北海道立近代美術館(道近美)で6月16日まで開催中の「どこにいてもよそ者だった。越境者パスキン展」に行って来ました。道近美は全国の美術館の中でも「エコール・ド・パリ(第一次世界大戦後、主に1920年代にパリで活躍した画家たちの総称)」の絵画やガラス工芸の所蔵が多いのが特徴です。 ジュル・パスキンと言えば「花束をもつ少女」と自ら命を絶ったという事ぐらいしか知らなかったのですが、今回の展示でスペイン系ユダヤ人としてブルガリアに生まれ、ルーマニアやヨーロッパ各地、キューバ、アメリカ、パリと越境者となった事情、父親との確執で特に母親の死後家族とは疎遠であった事、妻(エルミーヌ)と恋人(リュシー)の間で不安定な関係を続け「芸術家は45歳以上生きながらえる必要はない・・」と常々語っていた事を実践するように45歳で命を絶った事などを知りました。1922年 入口のすぐ近くに展示されている大きな絵は「放蕩息子」で、タイトルを見てすぐエルミタージュ美術館で見たオランダの画家「レンブラント」の「放蕩息子の帰還」を思い出しました。「新約聖書」で語られた内容で父親から譲り受けたお金を放蕩で使い果たした息子を許すという話ですが、パスキンの場合は結局は父親に許しを請う事も父親が博愛の心で息子を迎え入れる事はなかったようです。 同時代の画家「キスリング」「アンドレ・ドラン」「スーチン」「シャガール」「ユトリロ」「藤田嗣治」の絵もあり。久々に本物の絵が見られる幸せを感じました。 そしてこれは凄い!と思ったのは子供向けの4種類の「ワークシート みる・かんじる・あらわす」が用意されていて「画家の絵具箱でたくさん減っている絵具は?」「この絵の中で触ったら柔らかそうな物は?」「女の子は何て言って自己紹介してる?」と質問があり、裏面にはこの質問の答えのヒントになる事が分かりやすく書かれています。もし自分が子供の時に絵を見てこんな質問に答える機会があったらと・・。「絵ってそんなに難しい物ではないんですよ」と優しく言って貰えているようで、これも貴重な経験でした。
2024.04.04
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今月29日に放送されたNHK「ステータス」のテーマは世界最高のワイン(神の雫)と称される「ロマネコンティ」でした。番組の最初に第二次世界大戦の終戦の年(1945年)のロマネコンティが6,270万円で競り落とされた事、番組の後半でIT企業を経営する日本人ワインコレクターのワイン会で出されたワイン11本の総額が3,000万円ぐらいと庶民には驚きの映像も流れました。 あまりに高値の華過ぎてロマネコンティを飲んでみたいと思った事もあまりなかった私にとってロマネコンティが放つ宇宙感に酔いしれ執着する人達を映像で見てある意味すごく勉強になった事を下記に纏めました。 ① 東京の某ホテルの20年前のワインリストでは29万円であったロマネコンティが現在では20倍ほどの値段になっていること。その理由として富裕層となるIT起業家の出現や投機目的での売買が大きく関係していること。 ② ロマネコンティは30年間寝かせて良さが出る(2,800,000円で落札されたヴィンテージ2000年が5年後の2030年にやっと飲み頃に) ③ ロマネコンティに合う料理はない(強いて言えばフランスパンの表面に近い一部)ヴィンテージ2018年は4,029本のみの出荷で番組に登場した製造番号は1,368 ④ ロマネコンティのラベルに製造番号(シリアルナンバー)が打たれていて所有者が特定できる事と偽物が出ないように毎年ラベルに工夫を凝らしていること。 221はヴィンテージ2021 001はロマネコンティの畑番号など偽造防止策の例 ⑤ 「オリシャン」と言って飲み干したボトルにシャンパンを入れてロマネコンティのオリも味わう。 ⑥ ロマネコンティなどの高級赤ワインの飲み残しをカレーに加えて極上のカレーを作る。⑤や⑥はロマネコンティでなくても真似が出来そうです。番組の最後でほっとしたのは司会の東野さんの「今まではワインはいつもソムリエさんにお任せでと言っていたけれど自分で注文できるようにワインを勉強してみようかなぁ~」の言葉でした。自分なりのワインの楽しみ方をちょっと考えさせられる番組で来年どんなワインに出会えるのかが益々楽しみになりました。門扉に刻まれている「ROMANEE-CONTI」 私にとって唯一のロマネコンティの思い出は2006年の冬にブルゴーニュを訪れた際に「畑を回るツアー」に参加して1.8ヘクタールという狭い畑を門扉から眺めた事です。厳寒期の2月という事もあって枯れ木のようにも見えるちょっと寂しそうなピノ・ノワールの木をガイドさんと他の参加者と無言で眺めた事は昨日の事のように覚えています。
2025.12.31
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昨日のWBC「日本対中国」の試合の視聴率が関東地区で41.9%、関西地区で35.8%と発表がありました。個人的には昨日の試合ではもっと豪快なホームランが見たかったと言うのが本音です。 昨日の関東地区の41.9%は今回で5回目となるWBCの中で過去2番目の視聴率で、歴代1位が第一回大会(2006年)の決勝戦「日本対キューバ」戦で43.4%と今朝のネットの記事にありました。この日は春分の日で祭日だった事もありゲームセットの時は56.0%、番組視聴占拠率が72.7%だったそうです。第一回と言えば監督は王貞治さん、イチロー選手の出場や松坂大輔選手が最優秀選手に選ばれ(2009年も同賞受賞)日本は優勝しました。 続いて2009年の第二回大会は監督は原辰徳さん、ダルビッシュ投手も出場しこの年も優勝しています。それでも最高視聴率は日本対韓国の40.1%が最高となっています。 高視聴率という意味では日本対韓国戦が過去上位10試合のうち5試合を占めているようで、そういう意味では今日の日本対韓国戦の視聴率が’どこまで上がるのか楽しみです。そして先発のダルビッシュ投手には2009年を超える投球に大いに期待です。それにしても継続して現役で活躍する姿にはただただ脱帽です。 そしてもし今大会で4強入りすれば春分の日に準決勝があるようです。果たして歴代最高の視聴率を上げることが出来るか・・。たかが数字なのかもしれませんが根強い野球人気の高さや期待の大きさ、そして選手達のプレーから元気やパワーをもらいたいと言う気持ちの分かりやすいバロメーターだと思って、今日も熱烈応援します!ホームラン炸裂祈願⚾『追記』3月12日10日の「日本対韓国」戦の視聴率は日本では発表になっているのかもしれませんが、ネットの記事では未だ見つけられません。でも昨日のチェコ戦も含めてかなりの高視聴率なのだと思います。 勝手に個人的な韓国戦でのMVPです。近藤選手には今季ソフトバンクで(日ハム戦以外で💦)大活躍を願っています。ヌートバー選手の美技、舞台をアメリカに移してたっぷり披露してもらいたいです。この記事をたくさんの方に読んでもらって感謝します。『追記』3月16日 10日のWBC 1次ラウンド韓国戦の平均視聴率が関東地区で44.4%と発表がありました。1次ラウンドの4試合とも40%を超え民放のテレビ関係者も「驚異の数字」と驚きを隠せないようです。果たして今日の準々決勝の視聴率は?!『追記』3月17日 昨日16日の日本対イタリア戦は関東地区で48%、札幌で56.9&とうなぎ上りです。後2戦(勝手に予想)で関東地区が50%の大台に乗るかどうかこちらも楽しみです。『追記』3月23日 22日の決勝戦で世界一を決めた瞬間の関東地区の視聴率が46%と発表がありました。朝早いのと平日という事もあって50%台には届きませんでしたが、それでも驚異的な数字です。3年後の2026年へと新たな目標に向かって🥎
2023.03.10
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昨日の「チコちゃんに叱られる」の2問目は「彫刻はなぜ裸?」で答えは「今からおよそ3000年前に古代ギリシャで初めて彫刻が作られた当時人間の裸が一番美しいと思っていたから」でした。より美しい人体の研究も行われゼウスに代表されるギリシャ神話に登場する神々も確かに人間と同じ姿をしています。そして古代ギリシャ起源の古代オリンピックでも選手達は全員裸で参加していたそうです。日本でもお馴染みの「考える人」のロダン(1840-1917)も古代ギリシャ彫刻の影響を受けほとんどの作品が裸だそうです。 訪れた美術館で彫刻の展示が多かったのはアメリカだったら「メトロポリタン美術館」フランスだったら「ルーブル美術館」のような大きな美術館という印象ですが、撮った写真を探してみるとルーブル美術館の2枚だけが残っていました。 「蛇と戦うヘラクレス」 「ペルセウスとアンドロメダ」 検索して調べてみると写真左はモナコの彫刻家「フランシス・ジョゼフ・ポジオ(1768-1845)」作で恋敵の河神で大蛇に化けた「アケローオス」を退治している場面だそうです。右はフランスの画家/彫刻家「ピエール・ピュジェ(1620-1694)」作で美貌を自慢したアンドロメダが生贄にされそうになったところをそこを通りかかったペルセウスによって助けられた場面ということです。 ヘラクレスやアンドロメダは名前は知っていても「さてどんな人(神)?」と今更ながらに疑問に思い一昨年読んだ小学生向けの「ギリシャ神話」をもう一度見てみるとヘラクレスは全知全能の神「ゼウス」と人間の女性の間に生まれた「半神半人」でアンドロメダはエチオピア王と王妃の間に生まれた人間です。アンドロメダを救ったペルセウスはヘラクレスと同じゼウスと人間の子なので「半神半人」です。因みに古代ギリシャで彫刻が作られた当初は女性の裸はタブー視されていて、男性の裸の彫刻から300年後ぐらいに女性の裸の彫刻が作られ始めたとそうで、そういう知識があるとアンドロメダの裸の彫刻も価値が増すような気がします。 番組内で東京23区の街中にある180体の女性の裸の彫刻についても解説があり、海外では美術館以外の場所で女性の裸の彫刻はほとんどないという理由もあり、最近は撤去されたり別のモニュメントのような物に替えられたりしているそうです。日本で何故街中にというのも明治時代になって、古代ギリシャ彫刻の本来の意味を理解せずに西洋化を急いだ結果なのではと説明もあって、今までちょっと関心が薄かった彫刻もじっくり観賞してみたいという気持ちにさせてくれた「チコちゃん~」に感謝です。修学旅行で見た十和田湖の「乙女の像」は今でも良い思い出ですが・・。
2023.07.22
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先月たまたま見つけた南アフリカの食材店「African Market」で今や南アフリカ産の白ワインの代表格になっている葡萄品種「Chenin Blanc(シュナン・ブラン)」を試しに1本購入しました(32ドル)ラベルが貼られていないシンプルな鳥と花とパイプのデザインにちょっと魅かれました。 コルクの絵柄も同じです。 シュナン・ブロンだけで9種類。20ドル台~30ドル台。 ワインメーカーは「Babylonstren(バビロンストレン)」2020年 アルコール度数13.5%で3日で完飲しましたが、初日はシュナン・ブラン特有の爽やかでしっかりした酸味以上の酸味が際立ちこれはシャルドネでは?と思う程でしたが、セラーに入れて2日目は酸味がかなり抑えられ白い花の香りも漂い本来の味わいに近づいた感があり、そして3日目は完璧なふくよかな味わいになっていてイタリアの食材店のビーフ・ラザニアとも相性は抜群でした。白ワインでここまで味わいの変化を感じたのは珍しいかなと思います。 「Kleine Zalze Celler Selection Chenin Blanc 2015」 南アフリカのシュナン・ブランに興味を持ったのは漫画「マリアージュ 神の雫・最終章」の11巻目で「南アではイタリア系の料理をよく食べるんですが、このシュナン・ブランはそれによく合わせられます」とあり、トマトソースに白ワイン?と思いながら試してみると驚くほどのマリアージュでその時以来嵌っています。トマトソース料理だけでなくお刺身でもサラダでも結構万能選手です。 ワインメーカーのバビロンストレンを検索すると今回購入のワインについて詳しい解説がありました。ビンテージも2020です。PCで邦訳出来ないのが残念ですがちょっと時間をかけてじっくり読んでみようと思います。未だこの味わいが記憶に残っているうちに2回目の別のシュナン・ブランを買って、その後は南アフリカ原産の葡萄品種「Pinotage(ピノタージュ)」を試そうと思っています。
2023.09.14
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昨日のソフトバンク対オリックス最終戦9回表で近藤選手の意地の一発が出て、これで楽天の浅村選手、ロッテのボランコ選手に並び本塁打王1位の26本となり、今日の楽天対ロッテの最終戦でどちらかがホームランを打つのか楽しみです。 今年ソフトバンクに口説き落とされ日ハムから移籍した近藤選手ですが、2012年から2022年までの日ハム時代の成績と今年の成績を比べると年俸に見合う十分な活躍ではと思います。 今年、87打点で「打点王」ですが日ハム時代の最高打点が2018年と2021年の69打点です。ホームラン数も日ハム時代は2021年の11本が最高です。打率は今年オリックスの頓宮選手が3.07でトップで近藤選手は4厘足りず2位となり「三冠王」は逃しましたが、来年史上9人目の三冠王を目指して欲しいものです。 改めてこの成績の違いはコーチ陣によるものなのか、個人の移籍によるモチベーションの高まりなのか興味深いものがあります。 そしてパリーグファンとしてはCS進出をかけた今日の楽天対ロッテ最終戦は興味深く、共に12勝12敗の戦績で今日の勝利は?と浅村選手とボランコ選手の意地の一発にも期待して6時の試合開始が待ち遠しいです。 余談ですが、先日ロッテ球団のスタジアムアナウンサーの谷保恵美さんが33年間の勤務を終了させ、そのセレモニーを見て私も熱い気持ちになりました。多くの美声のファンにも支えられ「継続する事の意味」を深く感じさせられました。今日は楽天モバイル球場で観客と熱い声援を送るのかなぁと想像します。 2023年はWBCの世界一に日本中が熱狂し、セリーグでは阪神が18年振りのリーグ優勝、そしてパリーグはCS進出に最終日までもつれこむという展開で、今年一年、プロ野球には本当に楽しませてもらいました。日ハムファンとしては来季はCSに絡む試合が出来る事を切に願います。
2023.10.10
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日本の「キックバック問題」のニュースを見て、やはり考えるのはシンガポールでは政治家への賄賂が皆無である事と政治家はエリートが就ける魅力的な仕事と考えられている事です。その理由の1つに政治家の給与の高さがあります(僅かな賄賂を受けった後の懲罰が半端ではないから) そして大臣級の閣僚には「業績給」が導入されている事にも注目です。民間企業であれば当然のシステムですが政治の世界で業績給というのは珍しいのかと思います。国益を上げたり、公共サービスの施策など国民の利益に繋がる業績を上げた大臣は首相(現在はリー・シェンロン氏)の評価によって給与のアップがあります。 具体的にはシンガポールの政治家の給与は世界的に見ても破格で例えば大臣(M4クラスが最下位)で年収は約9,570万円(日本の大臣クラスは約2,940万円)です。 そしてM4クラスの大臣の給与の2倍相当が首相の給与と言われているので年収は日本円で約1億9,000万円(岸田首相は約4,000万円でその中から東日本大震災の復興財源確保のため約3割を返納)でアメリカのバイデン大統領の約4,760万円も超えてシンガポール首相の給与は世界一になっています(2022年統計) スポーツ界では大谷選手の高額契約は業績給の最たる例ですが、日本の企業でも浸透している業績給が政治の世界(いかに国を富ませて国民に少しでも豊かな生活を提供出来るか)にこそ適用されるべきものかと考えたりします。 日本の優秀な若者達が政治家を目指すためにはこの仕事がいかに魅力的であるかというアピールのためには給与というのも大きな要因になるはずだと思います(少なくても防衛費増額よりも意味があると)「国民の生活が苦しい中、政治家の給与を上げるなんて!」と思うのは当然ですが、国や国民の将来を考えたら日本の政治の世界は根本から考え直す必要があるのかと思います。
2023.12.20
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昨日のNHK「チコちゃんに叱られる」の野球のユニフォームネタの第二弾「野球のユニフォームに横じまが無いのは囚人のイメージが強かったから」には目から鱗でした。このイメージを作り上げた旧約聖書(紀元前4~5世紀に成立)「レビ記19章」の中の「2色のしま模様(縦・横両方法だと思います)の服を着てはならない」という箇所も紹介され、しま模様は「悪魔の衣服」で「異端のシンボル」であった事には驚きました。確かに欧米のコミックで登場する囚人達はこの教えを受け継ぎ横じまの服を着ている事を思い出しました。 そして、しま模様のイメージアップに貢献した人物として2千年以上の時を経てフランス革命(1789年)を指導した革命家「マクシミリアン・ロベスピエール」の登場です。しま模様にここまで宗教や歴史上の出来事が関係しているのには驚きです。アメリカで野球が競技となったのはフランス革命から56年後の1845年でその時にはしま模様の悪いイメージは過去の遺物になっていたと思うのですが、それでも流石に囚人服のイメージが強い横じまのデザインをユニフォームにとは考えなかったのだと思います。 そして最後に「横じまのユニフォームが無い理由」を納得させる実証実験で「ストライクゾーンが分かりやすくピッチャーに有利」という事でした。捨て身作戦で「ストライクゾーンに投げて」という横じまユニフォーム採用もありかなとか考えてしまいました💦ところで番組で「横じまを着ているとよこしまな人と思われるから」とゲスト回答者が言っていて、妙に気になって調べてみると「邪しま」という漢字で心が正しくないという意味でした。そう思ってみると赤白の横のしま模様はちょっと怪しい感じです。
2024.04.13
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先週の木曜の「ヴィノスやまざき札幌店」でのワインテイスティングは白の後の4本目が「トラミエ ブルゴーニュ赤2020(ピノ・ノワール100%)」、ラングドック地方の「シャトー・レゾリュー赤ラベル2021(カリニャン45%、グルナッシュ40%、シラー15%)」と続き、初年度初のスペシャルサービスはメドック格付け3級の「シャトー ・ラグランジュ2013」とACボルドー・シュペリュール地区の「レイニャック キュヴェ・スペシャル赤2014」の飲み比べ(ブラインド・テイスティング」で締めとなりました。 格付けワインが飲めるという事で参加者からも「3千円の会費で・・」と喜びの声が!グラスに注がれた深紅の色や香りにどんな違いが?と真剣そのもので「さてそれではどちらがシャトー ・ラグランジュでしょう?」にはほぼ全員が「うーん」と唸ってしまいました。私も当然違いが分からず、最後の方でかなり酔っていた事もあって自分が当てたのかどうかも記憶にないのが残念と言えば残念です💦 ボトルを覆っていた布が外されワインの詳細も説明してくれて「ラグランジュ」がカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー21%、プティ・ヴェルド4%なのに対して「レイニャック」はメルロー67%、カベルネソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン8%と葡萄の品種や比率も違っているのに・・サラリと言い当てるまでにはどのくらいワインを飲み続ければいいのかと🍷 シャンパンからラグランジュまで7種類のワインを全部買うとしたら3万円ほど(税抜きで)をこの会費でしかもウンチクたっぷりの1時間半の説明には感謝・感謝で翌月の「イタリアワイン編」もしっかり申し込みをして来ました。
2024.04.18
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道立近代美術館での先週の日曜の「ミュージアムトーク」のタイトルは「この1枚を見て欲しい」で北海道出身の画家「山口蓬春(1893-1971)」が描いた「向日葵」にスポットライトを当てていました。1955年に描かれたこの絵とゴッホの「ひまわり」の類似点と相違点について学芸員から解説があり、特に印象深かったのはゴッホのひまわりは花瓶の下部とひまわりの背景の色が違っているという点と、当時日本では花瓶に活けた花を描くのは珍しかったという事(画家の趣味の一つが中国の陶磁器収集だったそうです)と花と鳥などを一緒に描く日本画の伝統が未だ色濃くある時代に花のみを描いた事に斬新さがあるそうです。 北海道立近代美術館増 パネル1:「ゴッホのひまわり」との関係を探る」 ゴッホの影響を受けてこの絵を描いたのでは?という推測のもとこの絵の周りにゴッホについてのパネルが何枚か並び、その1枚が原田マハ著「たゆたえども沈まず」の序章に登場したゴッホ研究家であり精神科医の「シキバ(式場隆三郎)」についてでした。序章では1962年にゴッホの甥フィンセント(72歳)とゴッホ最期の地オーヴェールのラブー食堂で出会い、会話を交わし「日本にはゴッホの絵はないのですか?」と尋ねられ「西洋美術館に薔薇という作品があり、それは見た事があります」と答えます。ゴッホの薔薇は国立西洋美術館の創設者「松方幸次郎」が戦前購入し(最初の所有者はゴッホを看取ったガシェ医師)戦後フランス政府に没収された後1959年にフランス政府から返還されています。右下の写真が1953年の展覧会の様子。 そしてもう1枚のパネルで「薔薇」の返還の8年前の1951年と1953年に式場隆三郎が東京の丸善でゴッホの複製画や資料中心の展覧会を主催していた事を知りました。特にゴッホ生誕100年を記念した1953年の展覧会は大盛況だったようで、学芸員から北海道からも見に行った人がいたそうですと話がありました。 1911年に「白樺」によってゴッホが初めて本格的に日本に紹介され、白樺の同人たちが開催した美術展覧会でゴッホの複製画の展示をしたり、1920年に実業家の山本顧彌太が同人たちが構想した白樺美術のためにゴッホの絵を1枚購入したものの1945年の空襲で焼失した悲劇の流れも通して「ゴッホの絵画への情熱の火に惹きつけられた人達」の思いが熱く伝わってくるようです。 正直、序章の中でだけ登場した「シキバ」がこれほどの人だとは驚きでした。近美の図書コーナーにある「Van Gogh & Japan」の中に式場隆三郎と自らも画家であったガシェ医師との交流が書かれていました。ゴッホのためにオーヴェールに訪れた日本人達の訪問を真心で受け入れてくれていたそうで、これも心温まるエピソードです。【追記】 ガシェ医師と式場隆三郎(1898-1965)の交流についての訂正です。「ゴッホの夢美術館」に【ガシェ医師は1909年に亡くなっているので日本からゴッホ巡礼の旅でオーヴェールを訪れた日本人達をもてなしてくれたのはガシェ医師の息子「ポール・ルイス・ガシェ(1873-1962)】と記載がありました。
2024.05.13
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下記は昨年の7月に書いた日記です。今日は七夕でNHKのニュースで七夕に降る雨を「洒涙飴(さいるいう)」と紹介していました。雨が降ると織姫と彦星が天の川を渡れず一年に一度の逢瀬が果たせなくなるからだそうです。何ともロマンチックな雨の名称です。 今月9日から北海道立近代美術館で開催中の「浮世絵のヒロインたち展」へ行って来ました。展示は3期に分かれ、8月4日までの第Ⅰ期では歌川国貞(三代目歌川豊国)1786-1865)の組物、続き絵が約80点展示されています。歌川国貞作「文月 西陣の星祭り」 作品の中で特に惹かれたのは江戸時代の京都西陣での「七夕」を描いた1点でした。ちょうどNHK「チコちゃんに叱られる」で「何故七夕にお願い事をするの?」が放送され七夕の歴史を知ったばかりでした。 奈良時代(8世紀)に中国から伝わった「七夕伝説」は中国では3世紀頃に「7月7日に2人は会う」と書かれた物があるそうです。天帝の娘の織女(織姫)は機織りが仕事で仕事ばかりする彼女を心配した天帝は娘を天の川の向かい岸にいる牽牛(彦星)に引き合わせます。恋に落ちた2人は仕事を全くしなくなり、怒った天帝によって天の川の両岸に引き離されてしまいます。ただ一年に一度会う事が出来るという温情も与えられて・・。ここまでは良く知られたお話しです。 そしてこの7月7日に織女は「機織り」が上手になるようにと願いをかけたそうです。奈良時代に日本に七夕伝説が伝わった後、平安時代に宮中で広まったため男性が奏でる楽器の上達などを願うようになったそうです。時が流れ、江戸時代には宮中や武家の間だけでなく庶民にも広まったため特別な技能の上達ではなく「何でも願っちゃいましょ」に変化したという事です。 「文月 西陣の星祭り」の横のパネルにこの浮世絵について詳細が説明されています。<春待月 娼家の餅花>と同じく三枚続きの12ケ月シリーズの中の一点。織物の盛んな京都の西陣における文月の星祭(7月7日、七夕)の風俗が活写されています。 大きな牛を連れた薪売りの大原女は牽牛(彦星)を、子ども負ぶって機を織る女性は織女(織姫)を暗示しています。そして中央には願い事を記した短冊を笹に吊るしている女性が描かれています」 流石に短冊に書かれた願い事までは絵からは読み取れませんが、この女性の願い事は一体何だったんだろうとこれも興味が湧きます。
2024.07.15
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①Brunello di Montalcino 2018 14.5% ②Vino Nobile Di Montepulciano 2018 13% 先日、ワイン友達のCさんから「ワインくじでブルネッロ・ディ・モンタルチーノが当たり半額近い値段で購入出来たので次回のワイン会で一緒に飲みませんか?」と嬉しい連絡があり、以前シンガポールで飲んだ「Vino Nobile Di Montepulciano 2018」の写真をCさんにLINEで送ったところ「モンタルチーノとモンテプルチアーノ同じですか??」と返信がありました。お隣の地区という感じです。 私の知識不足でモンタルチーノもモンテプルチアーノも同じと思っていたのですがCさんが教えてくれたウェブサイトでその違いを知りました💦ウェブサイトではモンタルチーノ、モンテプルチアーノと名前が付く5種類のワインについて説明していてそのうちの2本です。①Brunello di Montalcino 2018・・トスカーナのモンタルチーノ地区の限定地域で生産されたサンジョベーゼグロッソ種(地元でブルネッロと呼ばれる)100%で決められた生産方法・期間により作られるDOCGワイン。②Vino Nobile Di Montepulciano 2018・・トスカーナのモンテプルチアーノの地区の限定地域で生産されたサンジョベーゼグロッソ種(地元ではブルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれる)を主体とし決められた生産方法・期間により造られる高貴なと言われるDOCG。 「トスカーナ・ワイン紀行(2000年発行)」に「ワインの王様 モンテプルチアーノ)」というテーマで村と「Vino Nobile Di Montepulciano(ヴィーノ・ディ・ノビレ(高貴の意味)・モンテプルチアーノ)」について5ページほど説明がありました。9世紀頃にワイン造りが始まり17世紀に「すべてのワインの中の王様」と詩人フランチェスコが詩の中に書いた事が高貴なワインという名称に繋がリ、海外では王室関係に人気が高いそうです。 数年前に飲んだ🍷の味はもう覚えていないと思いますが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを飲んで味わいを思い出してみたいものです。
2025.06.23
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昨日の「エノテカ」のイベントは「9種類のシャルドネのブラインドテイスティング」でした。事前にフランスが3種類、イタリア、スペイン、アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリアが1種類ずつと情報があり、参加者から更にワインの詳細がエノテカのホームぺージで見られるとテイスティングの直前に教えて貰い目玉が「モンラッシェ」と知りテンションが上がりました。 3つの時間帯での開催だったので、5時半から1時間の最後の回は6人の参加でカウンター席での着席でした。前もって9個のグラスにワインが注がれていて、グラスの下の白い紙ナプキンには番号が打たれていてグラスを戻す時にその番号に必ず置いて下さいと注意事項がありました。そして最後に①~⑨まで自分が好きなワインに順位を付けてスタッフに渡すという流れです。 下記が事前に送られてきたリストです(価格は全て税込み/番号はグラスの下の番号とは関係がありません)1.【フランス】2022年 7,000円台 2.【フランス】2022年 7,000円台3.【フランス】2021年 10,000円台 4.【イタリア】2021年 10,000円台5.【スペイン】2023年 4,000円台 6.【アメリカ】2023年 6,000台 7.【チリ】2022年 5,000円台 8.【アルゼンチン】2021年 7,000円台 9.【オーストラリア】2023年 6,000円台シャルドネ9種類のワインリスト 兎に角、黄金色の色合いと樽香から「モンラッシェ」を当てる事が出来るのか・・9個のグラスを順番に飲んでいきましたが、やはり酸味、果実味、アルコール度数の違いを感じる事は出来ても特定するのは至難の業です。悩んだ挙句④のグラスを選びましたがテイスティングの後で配られたリストからこのワインはイタリア・ウンブリア州の「チェルヴァロ・デラ・サラ 2021」でした。(下記がワインの詳細です) 「使用されるブドウは太鼓の昔は海だったという、化石などの堆積物と粘土質の多い土壌で栽培された最も出来の良いブドウのみ。全て手摘みで収穫され、ブドウは低温でスキンコンタクトを行いながら抽出され、100%フレンチオークの新樽で発酵させた後、6か月間樽で熟成させます(税込み価格10,450円)」 因みに参加者全員が一番美味しいと思ったワインは④でした。そして気になるモンラッシェは⑧のグラスで「ピュリニー・モンラッシェ・生産者はオリヴィエ・ルフレーヴ 2021 税込み価格15,400円)でした。 余談ですが9種類の中で国名を当てる事が出来たのは⑦のスペインだけでした。それもかなりの当てずっぽうで💦外す事も楽しいって思うのがワイン・ラバーズの境地かなと💦💦とても充実の1時間でした。
2025.07.14
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柴田獅子選手 身長186㎝ 体重85㎏(大谷翔平選手 身長190.5㎝ 体重95.3㎏) 今朝ののネットの記事に日ハムドラフト1位ルーキーの柴田獅子(れお)を対象者に「第二の大谷翔平育成プログラム」を正式に発動させる事を発表したとありました。先月26日のロッテ戦で異例の一軍デビューをし、3回を投げて無安打3奪三振の完全投球をした晴れ姿が未だ記憶に新しいです。打者としてはファーム44試合で打率1割6分7厘、2本塁打、18打点の成績ながら高校ルーキーとしては二刀流としての片鱗が窺われるそうです。 記事の中に日ハムの入団に難色を示していた大谷翔平を翻意させた「育成プログラム」の存在や、大谷翔平が渡米を決めた際にそのノウハウをエンゼルスに伝授した事、2017年の渡米後はこのプログラムは埃をかぶっていた事が書かれています。更に大谷翔平を育て上げた当時の監督栗山英樹氏は現在は球団の基盤と編成を強化する役職(CEO)を務めていて、新庄監督やコーチ陣がなかなか二軍の鎌ヶ谷まで足を運べない中、またその存在が新たな二刀流選手に大きく関わってきそうです。また現在は日ハムの二軍の本拠地を鎌ヶ谷から北海道の市町村へ移転させるために候補地を絞っている段階で、移転後は監督やコーチ陣の移動が容易になり一軍、二軍の連携やケアがスムーズになりそうです。 そして記事の中で驚きだったのが新庄監督自身、野村監督が指揮を執った阪神在籍時に二刀流に挑戦した経験があったという事です。またしても新庄監督には驚かされました。そしてMLBでもNPBでも大谷翔平以外に二刀流選手が誕生していないという現在、もし「第二の~」が実現すれば日本のプロ選手を育てる「育成プログラム」はスポーツ界の様々な分野で世界的にも注目を浴びるのかもしれません(打つのと投げるのでは使う筋肉が違うと以前テレビ番組で説明していました。育成プログラムには筋肉の強化法も書かれているのかと興味深々です)
2025.08.04
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ニンニクもオリーブオイルも使わず白ワインだけで。 すっかり常連客になった町の魚屋さん「魚衣」に昨日立ち寄ると、店主から「今日は本マグロの刺身が手頃な値段になっていますよ!」とお勧めがありました。一人前くらいのパック入りの本マグロが600円台で「高いとお客さんが買ってくれないので、思い切って安くしました。これだけサシが細かい本マグロは珍しくとろけるような美味しさです!」との事で勿論1パック購入しました。大振りのアサリも新鮮そのもので1パック購入です。 その後、果たして今日のワインは?とセイコーマートに立ち寄りカリフォルニアの「PRODICUS シャルドネ 2022」を選びました。樽を使ったような黄金に近い色合いとアルコール度数14.5%に惹かれました。アサリのワイン蒸し用のワインは一番手頃なメルシャンの「おいしい(酸化防止剤無添加)ワイン」にしました。 PRODICSとアサリのワイン蒸しの相性はなかなかの物でしたが、やっぱり本マグロとの相性は今一つで改めて本マグロに合うワインを調べてみると軽めでタンニンの少なくフルーティーで酸味のあるピノ・ノワールやガメイという事でした。それも醤油とワインを混ぜたワイン醤油を添えると更にバランスが良くなるとあります。因みにワイン醤油はワイン:醤油が1:2でわさびを少量加える事で魚の脂と酸味が調和するようです。本マグロがこの価格で店頭にあるうちにピノ・ノワールで是非試したいものです。短くなったと言われる「秋」ですが、食欲の秋に相応しい「秋サケ」や「牡蠣」などが店頭に並びワインとの相性を考えながら「秋の夕餉」がもうしばらく楽しめそうです。
2025.10.22
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2019年 ALC13.5% 今月「ヴィノスやまざき」の赤・白3本ずつの6本セットで購入した中の1本です。「Le Grand Art」というワイン名とラベルのデザインが何とも素敵です。 初日の味わいはタンニンの強さを感じ料理との相性も今一つでしたが、翌日は良い感じでタンニンも落ち着き円やかな味わいへと変化していました。 ボトルの裏ラベルに「ユニメドック」とあり「ユニ」を調べるとフランス語のUNION(連合)でMedoc(メドック)地方で約160軒の栽培農家が所属する「ボルドー農協」でした。初めてこの存在を知りましたが「Grand Vin de Medoc」所謂メドックで偉大なワインを農協で造るという目標から生まれたそうです。 ヴィノスやまざきのホームぺージにこのワインを造る職人のバッシェさんが栽培農家を一軒一軒直接指導し、その中でも特に出来の良い15軒~20軒の農家のぶどうを使用していると書かれています。確かにその情熱が伝わる一本のような気がします。 「Le Grand Art」の葡萄品種はメルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%です。初日に飲んだ時はカベルネ・ソーヴィニヨンを強く感じましたが、一日置いて穏かなメルロ多用のワインへと変化していったのは流石だなぁと・・。ただ単品で買うと3千台なのはテーブルワインにはちょっと高めで6本セットで1万円は何ともお値打ちです。次回の6本セットでも別のユニメドックが1本入っている事を期待します🍷
2026.05.08
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ダンス経験がない主人公役の「トム・ヒドルストン」 2016年公開「ラ・ラ・ランド」 今月17日にNHK「あさイチ」のお勧め映画のコーナーで紹介された「サンキュー、チャック」を早速観て来ました。観たい思った理由は原作が映画「スタンド・バイ・ミー」で有名なスティーブン・キングでダンスの振り付けが2016年公開のアメリカ映画「ラ・ラ・ランド」を担当した「マンディ・ムーア」と紹介があったからです。 「ラ・ラ・ランド」は一時帰国の際の飛行機の中で観ました。ミュージカル映画ならではのダンスシーンと夢を叶え自分のジャズバーを開店させた元彼が弾くピアノの音色をたまたまお店の外で聴いた主人公エマの微笑みが今でも印象に残っています。 「サンキュー、チャック」のダンスシーンは「ラ・ラ・ランド」に比べ素人ダンサー的な味付けがありながらエネルギッシュな踊りっぷりで単調に流れそうな物語に色どりを添えていました。それにしてもこの映画は最初から不思議な出だしでした。最初の「Chapete 3(第3章)」では地震、洪水、山火事など世界的な自然災害で絶望していく人々の姿とそれに立ち向かおうとする高校教師が描かれ、「Chapter 2」でやっとチャックが登場し路上パフォーマンスで通りかかった女性と息の合ったダンスを披露します。「何故路上でドラムを叩く女性の前で立ち止まり踊り始めたのか・・」尋ねられるものの答えるの躊躇します。そして「Chapter 1」へ。チャックの少年時代に両親が交通事故で亡くなり祖父母に育てられた事、祖母がダンス好きで手ほどきを受けた事。祖父母の家の天井裏にある「鍵がかけられ入ってはいけない事になっている部屋」の秘密。話はどんどん繋がっていって、最後に「ホラーの帝王」らしいエンディングに繋がりますが、あさイチで紹介された通り「人生は儚いがゆえに今を生きる事の大切さを感じさせてくれる映画」というメッセージが強く伝わります。 映画を観た翌朝に目が覚めて「もし映画の中のように自分の余命を知る部屋が現れたら・・」と思うとちょっと背筋が寒くなりましたが、余命を知らずに(知らされずに)生きている時の幸福感を味わい尽くさなければとも思わせてくれる映画でした。
2026.05.22
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前回、シンガポールで唯一の本格的アフリカンカフェ「UTU」に行った時に「次回は是非アフリカのビールを試して下さい。スーパーでは買えませんよ!」とお薦めがあったビールを昨日飲みに行ってきました。 Tusker Lager (Kenya ケニヤ産)18ドル スペインのししとう「Padron」をおつまみに。 ビールのメニューはこのビール以外は「Lion Beer(スリランカの醸造所)」と「Seasonal African Craft Beer(Market Price 時価)」の3種類だけです。迷わずスタッフお薦めを注文し、まず一口飲んでみると軽口ですっきりタイプでシンガポールの高温多湿の気候には合っていますが、残念ながら私にはビールの美味しい程よい苦みは感じず薄いという感じで、ラベルをよく見るとアルコール度数4.2%に納得です。 「Tusker」は英語で「(象やいのしし等)牙のある動物」という意味でアフリカを代表するビール醸造所らしく時価(ビールで時価というのを初めて見ました💦)のクラフトビールでアルコール度数がもっと高い物であればと次回への興味が湧いてきます。それにしても残念ながらビールの美味しさをあまり感じないのは鮮度のせい?と裏のラベルをじっくり見てみました。製造日は2023年2月で消費期限は2024年2月です。以前にビール通の方からビールの美味しさは製造月日が新しいほど美味しいと教わったので「UTU」では注文する人が少ないのかもしれません。原料にはBarley(大麦)が使われていますが日本の大麦とはやはり質が違うと思うのでそれが原因なのかもしれません。 3階のパーティ用のテーブルとイス。家具や装飾品は全てアフリカから輸入しているという事です。 今回が4回目の「UTU」で最初はエチオピアのコーヒー、2回目はアフリカのカクテル、3回目はアフリカのロゼワインを試して、特筆すべきはそれに合わせたスイーツの質の高さです。そしてお客さんはアフリカ系の人、欧米人、ローカルと多種多様でお店の雰囲気といいお客さん達を見ているだけでまるで未だ行った事のないアフリカを旅しているような気分にさせてくれるのが私にとっては一番嬉しい事です。
2023.06.19
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「果物を持つ女」1893年 エルミタージュ美術館所蔵 原田マハ著「リボルバー」は画家と名乗る女性「サラ」が主人公「冴」がパリで働くオークション・ハウスに錆付いた一丁のリボルバーを持ち込む事から物語が始まります。 サラはこのリボルバーはゴッホの自殺に使われた物でオーヴェール村の木の下から発見され、このリボルバーと共にそれに纏わる話がゴーギャンの娘からその娘(仮にXと呼んでいる)に伝えられ、サラ自身は死の間際の「X」から全てを託されたという流れです。 ゴッホとゴーギャンの関係を研究している冴は瞬時にゴーギャンの1人娘「アリーヌ」は若くして肺炎で亡くなっているので「X」の母親にはなり得ないと断言します。 著書の中に「ゴッホとゴーギャンとどちらがより不幸だったか?」との問いかけが何回かあり、ゴッホの人生は多くの本が出版され映画化されていてもゴーギャンの人生はゴッホほど知られていない事に改めて気づきます。 株の仲買人から画家に転向する事を決めた夫に愛想をつかしてデンマークに帰ってしまった妻「メット」との間には4男1女の子供がいますが、1人娘の「アリーヌ」がゴーギャンの最初のタヒチ滞在中に肺炎で亡くなり失意のうちに描いた絵が「果物を持つ女」で、この絵を描いた後にゴーギャンがヒ素自殺を図っていた事を「リボルバー」で初めて知りました。この絵の副題「あなたは何処へ行くの?」が今になって沁みます。もしこの事実を知っていたら「エルミタージュ美術館」でこの絵を見た時間はもっと長いものになっていたと思います。 「マンゴーを持つ女」1892年 ボルティモア美術館所蔵 そして肝心のゴーギャンの娘から娘への繋がりの可能性として冴が考えるのがタヒチ時代の現地妻を含めた6人の愛人たちとその子供達です。当時13歳の最初の現地妻「テハマナ」をモデルにした「マンゴーを持つ女」の絵も初めて知りました。ゴーギャンに絵画へのインスピレーションを与えた女神的存在の彼女を母性たっぷりに描いています。ただゴーギャンは子供の誕生を望まず結局は死産となりゴーギャンがタヒチを去った後に現地人の男性と結婚しているため彼女との繋がりは消えてしまいます。それでは別の愛人との間に生まれた娘か・・とミステリーは後半に続いて行きます。 生前一度も結婚する事もなく子供もいなかった「孤独」のゴッホと正妻の間に5人の子をもうけ更に愛人との間にも子供がいたゴーギャンだけれど、こと絵画や創作への理解・献身という意味ではゴッホには弟テオやテオの妻のヨー、2人の子供のフィンセントの存在が確かに孤独を払拭しているようにも感じます。そしてゴーギャンの場合、絵画について身内の中での理解者はほぼいなかったという事に人生の機微を感じます。 因みにゴッホは妹への手紙の中で「僕は友人のゴーギャンがとても好きだ。だって彼は子供と絵と両方作れたんだから」と書き、ゴーギャンへの手紙には’「確かに私は不幸だろう。だがあなただって私と同じ不幸な人間じゃないか」と書いているそうです。
2023.09.21
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