星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.06.21
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​ 今週日曜の「NHKスペシャル」は「ヒューマンエイジ 人間の時代  戦争 なぜ殺し合うのか」というテーマで人間を戦争に駆り立てる原因や戦争被害を拡大させた発明品等についても取り上げていました。 番組冒頭で「歴史上記録に残る戦争や紛争の数は1万回以上、総戦死者数は1憶5千万人にも上り、今も止む事がない戦火に対して人間は何故これほど戦争にとりつかれているのか」と疑問を投げかけています。


オキシトシン構造図            ​ ​

まず一因として以前は女性の出産や育児に必須のホルモンとして捉えられていた「オキシトシン」を取り上げていました。現在の研究で男女共に体内に持つホルモンらしく「愛情」や「絆」のホルモンと呼ばれる反面、仲間を守るために部外者や敵に対して攻撃的な行動を起こす事が分かって来たそうです。

 繰り返される戦争に私も「これは人間としての性・宿命?」と漠然と思う事しかなかったのですが、具体的に「一例」を挙げてもらえると「人間」についての理解と歴史上の出来事に対して少し納得がいく気がします。

 そして17世紀ドイツで起こった「30年戦争(元々はキリスト教のカソリックとプロテスタントの対立)」で死者数がそれまでの戦争に比べて圧倒的に増えた理由として「活版印刷の発明」を挙げていました。手書きで文章を紙に書いていたものが印刷術によって大量に人の目に触れさせる事で人心を操る所謂「プロパガンダ作戦」でそれが被害を拡大させた原因であったと説明しています。実際にドイツでは人口の20%を含む800万人が犠牲になったようで、今でも最大の宗教戦争と呼ばれているそうです。

 そして奇しくも30年戦争が終わった1648年に「国境」を定める「ヴェストファーレン条約」が制定されています。国境が出来たせいで国同士はその領域を守ったり他国の領域を侵すための戦争へ突き進んで行ったとこれも納得の説明です。ジョン・レノンの「イマジン」をやはり思い出します。

「国なんて無いと想像してみて。そんなに難しい事ではないでしょう? 殺す理由も死ぬ理由も無く、ましてや宗教も無い。みんながただ平和に生きているって想像してみて・・」



 ふと、話題の人口知能「AI」が国のトップや政治家になったら、当然人体が持つホルモンは持っていないと想像すると戦うという意識は発生しないのだろうかとサイエンス・フィクションのような事を考えます。

 「英知を持つ人間」の存在を信じて本来人間が持つ遺伝子的性質を「英知や理性の賜物」である「言葉や対話の力」を使って平和な世界の実現をと望むだけです。





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最終更新日  2023.06.21 12:19:30
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