星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.07.18
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今月16日にイギリスが「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」に加入決定というニュースを見た時は最初の感想が「何故イギリスが・・?」で、ネットの記事を見てイギリスがEUを2020年に離脱していた事を思い出しました。イギリスは離脱の翌年にTPP加入を申請していて今回2018年TPP発足後初めて新たな国の加入となり、これでTPP加盟国は12ヶ国になりました(東南アジアではシンガポール、ブルネイ、ベトナム、マレーシアが加盟国)

イギリスの加入によるTPP側のメリットはイギリスがGDP2兆8000億ドル、人口6000万人なのでTPPのGDPは13兆6000億ドル(世界全体の13%から16%に拡大)でEUの15兆憶ドルに迫り、人口は5億8000万人となるそうです。

 イギリス政府としては成長著しいインド太平洋地域に門戸を開いてイギリス企業が巨大な市場に製品を輸出する事が出来るようになると期待しているようです。

 イギリスに統治されていた歴史を持つシンガポールにいても「果たしてイギリス企業の目玉の商品は?」と言われてもあまり思いつかないのが現状で、ネットの記事ではイギリスの老舗陶器メーカーが輸出で売り上げ増に期待していると一例を挙げていました。

       ​       
「Denby」社のマグカップ 4個で400ドル(1個1万円くらい) 

 Denby社の陶器が安くなったら是非買いたいと思っている人がどれだけいるか分かりませんが、私にとってイギリス製と言ってパッと浮かぶのは特に車好きの人に人気が高い「ミニクーパー」でしたが調べてみると2001年からドイツの「BMW」での生産になっているのと、日本では輸入車には1978年から関税はかけられていないようです。せめてイギリス系スーパー「Marks & Spencer」の値段が下がるかどうかチェックするぐらいです。

 そしてTPP加入で気になるニュースはイギリスとほぼ同じ時期に申請していた中国と台湾の加入問題です。特に中国に関しては国有企業への優遇措置を行っている事や国際法に基づく貿易を行っていない等などの理由から加入は難しいのではというのが今のところの流れのようです。それ以上に
アメリカと同盟国である日本の立場上、現在激しい 貿易戦争を続けているアメリカの立場を悪くする事は日本としては出来ないのだろうなぁと・・。



 「TPP」「ASEAN」「RCEP」と名前は知っていてもどこが加盟国?という感じでしたが「池上彰著  世界の大問題13(2022年版)」に「アジア太平洋地域を中心とした貿易主導権争い」の図が見開きで載っていて、それから少し興味を持つようになりました。左ページの大きく四角で囲ったグループが「RCEP(ASEAN+中国、韓国等)」でインドは交渉段階で撤退しています。人口が世界一となり平均年齢が27~28歳と発表があったインドの市場からは更に目が離せないのだろうと思います。そして横に長く囲ったのが南北アメリカやオーストラリアを含む今回のイギリス加入で12ヶ国加盟のTPPです。それ以外のアルファベット3文字、4文字の協定を見ると頭がぐるぐるしてしまいそうですが、基本的な国同士の関係は把握しておきたいなぁと思っています。



















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最終更新日  2023.07.18 12:46:05
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