広島カープ考察

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2011.01.27
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 広島では当たり前であり、伝統的な練習が投げ込みです。
今回はその価値を考えてみたいと思います。

 「投げ込みは有益なのか?」

 率直に申し上げて少なくともカープにとっては有益なものではないと断言しても良いのではないでしょうか。
私としては寧ろ故障する要因としか思えず、何の価値もないように思えてなりません。

 例年3000球などを掲げて投げてる投手がかつての広島では当たり前でしたが、最近では全く成果が見られませんでした。
特に2005年に安仁屋コーチが就任し、2500球を投げ込めという指令を出して玉山や長谷川、河内などがそれに近い球数を放りましたが、今現在カープの戦力にはまるでなっておらず、河内などはフォームを崩して迷走することになりました。
そして、まだ高卒だった佐藤剛士をこの過酷なキャンプに一軍メンバーとして選ばれたことが原因で内転筋痛を発症し、その後に肩を壊して三軍に行きました。

また、この時期の広島は佐藤の他に若手投手を次々と潰していき、生き残ったのは大竹だけでした。
 そして2005年秋、ブラウン監督が就任すると、過度な投げ込みを廃止しました。
結果的にそれが功を奏し、前田健太や斉藤、篠田、今井など高卒選手が続々と台頭して今に至っています。
つまり、一定の成果が出たのです。

 しかし、一昨年の秋季キャンプから球数制限は撤廃されて、再び元に戻って投げ込みが盛んに行われました。
盛んにブルペンで投げ込みが行われましたが、大竹が故障すると次々と故障者が続出し、防御率が大幅に悪化しました。
また、最も多く投げ込んだ小松はフォームを崩し、二軍でも満足いく成績を残せないまま河内と同じ道を辿り、今村もこの過酷なキャンプに一軍帯同して佐藤と同じく、故障して今現在直球のスピードが物足りない状態になっています。
結局、一番活躍したのは皮肉にも投げ込みをしないタイプの前田健太ただ一人であり、投手三冠を獲得するなど名実ともにエースになりましたが、その前田健太が投げ込みについて次のように語っています。
http://number.bunshun.jp/articles/-/82091

 また、メジャーでは球数と選手寿命との密接な関係を証明するデータが既に完成されており、いかに過度な投げ込みが危険な行為なのかが分かります。

よく日本では150球以上投げると下半身で投げるようになり、良い球が行くなどと言いますが、その分肩の炎症は蓄積しているのです。

 何はともあれ成果が出ていない以上、カープにとって投げ込みの価値は全くない寧ろ有害をもたらすものであると言わざるを得ないと思います。
私は投げ込みよりも動作解析などでフォームを連続写真にしてチェックポイントを指摘し、それを確認しながら30~50球あたりで投げ込んだ方が良いのではないかなと思います。
動作解析などは既に陸上競技やスキーのフォームなどで既に使用されており、何故野球で使用されていないのかが不思議でなりません。
現実に黒田という動作解析によって成績が安定したという成功例があり、尚且つ前田健太という投げ込みをせずに好成績をあげた成功例があります。

また、監督やコーチが代わったからと言って何でも指導法を変えてしまうと河内のようにフォーム変更を繰り返し、時間のロスになりますので、広島も育成マニュアルを作成するべきではないでしょうか。
最も成功している前田健太をどのように育てたのか、それをベースにしてレポートでまとめることができれば他の若手にも同じ練習法をさせることができ、かなり効率的ではないかなと思います。
いずれにしても過度の投げ込みはもう前世代的な遺物であることをいい加減理解してもらいたいと思いますが、秋季キャンプでは投げ込みを減らして遠投などを取り入れていたので、春季キャンプではどのような練習をするのか注目してみたいと思います。





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最終更新日  2011.01.27 23:06:29
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