広島カープ考察

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2011.01.28
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 セイバーメトリクスにおいて最も重要な指標となりうるものは采配や戦術などではなく、球団運営です。
今回は球団運営についてGM気取りになって考えていきたいと思いますが、まずはトレードからです。
あくまでも客観的評価なので、少し失礼にあたる発言があるかもしれませんが、ご了承ください(尚今回は2006年~2010年を対象にしています)。

・木村拓也⇔山田真介
2年間不振が続き、年齢もそろそろ高くなってきたことでブラウン構想から外れて俊足外野手山田とトレードしました。
木村は巨人移籍後、輝きを取り戻して2番役を務めて逆転Vに貢献するなど活躍しましたが、山田は全く活躍できずに1年も経たないうちにトレードされました。
一見失敗に見えますが、当時東出が台頭して守備力も高かったことや後年に同じユーティリティータイプの小窪や木村を補強して戦力になっていること、守備でも例年マイナスを記録するなど守りを重視する広島の野球とは合致せず、木村の年俸が3500万前後くらいであることを考えると、それほど大きな痛手ではなく、その分重要な補強ポイントに資金を廻せたので自称GM側から考えると、このトレードは有意義のものだったと思います。

・福地寿樹⇔青木勇人
代走屋とエレベーター投手のトレード、青木もエレーベーターのごとくぼちぼちの活躍でしたが、福地は西武で台頭を現し、ヤクルトでは盗塁王を獲得して打撃も開眼、TAという指標では8割を越えるなど今広島が欲しいチャンスメーカーとしての能力を十分に発揮している選手であり、年俸もほぼ同じくらいだったことからこのトレードは失敗だったと言えます。


二軍の帝王と俊足外野手のトレード、どうやら山田は資金を浮かせるための手段だったのか?あっさり喜田とトレードされました。
低年俸同士のトレードで両者共それほど一軍での実績もなかったので痛くもかゆくもなく、活躍すれば儲け物といったトレードだったので、まあ広島は良かったなと思うくらいでしょうか。

・佐竹健太⇔牧野塁
何とも微妙な速球派同士のトレードでしたが、どちらもチームに貢献できているとは言えない数字なので損得よりも無駄なトレードだったかなと思います。

・小山田保裕⇔木村昇吾、岸本秀樹
元ストッパーと二軍選手とのトレードで、いかにもメジャーがやりそうなトレードです。
当時は計算できる選手として名前が挙がっていた小山田を放出して無名の選手を獲得するのに抵抗を持ったファンは多いかもしれませんが、今では否定する人はいないでしょう。
実際小山田は目立った活躍はできずに昨年引退しましたが、木村はサブ要員として一軍に帯同し、貴重な戦力となり、岸本は年俸の割には中継ぎとして名前が挙げられるくらいの選手にはなったかなと思います。
年俸は浮かせる事に成功し、二人は台頭の兆しを見せるなどこのトレードは成功だったと思います。

・喜田剛、長谷川昌幸⇔迎祐一郎
何年も燻っていた長谷川を放出することが最大の目的だったであろうこのトレード(喜田まで放出する必要があったのは疑問ですが)、思惑通りあまり長谷川は戦力にならず、喜田もあまり出場機会を得られずに横浜へ移籍しました。


 <結論>
 ファン側の視点ではどうしても選手の成績で判断しますが、球団側でトレードを見る場合は年俸分の働きができるのか、チーム状況に即した選手なのかによって評価が変わってくると思います。
この5年間を見た限りでははっきりと失敗と言えるトレードは福地の件だけでしょうか。
こういったトレードでの資金浮かせは中々の手腕を見せています。





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最終更新日  2011.01.28 23:50:07
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