広島カープ考察

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2011.03.08
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 今回は日本のプロ野球に一石投じる回の復活です(とまあ勝手に銘打っていますが)。
今回は野球のメインを考えてみたいと思います。

 『メインはあくまでも打撃、投手』

 最近の日本のプロ野球は守備、走塁を重視する野球が叫ばれているように思います。
また、今年からは統一球の導入によって小技を重視するようになり、走塁や守備力などを更に重要視されるように変わってきています。
しかし、この方向性は本当に正しいのか?
そのことを検討してみたいなと思ったときに丁度それと合致するコラムが見つかりました。

http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=8&id=32
http://www.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=76


 如何でしょうか?
守備も走塁も思った程大して大きな利得を得られるわけではなく、盗塁に至ってはたったの7点が最高得点となっています。
結論から申し上げますと、確かに走塁や守備は良い方が良いに決まって入るのですが、特別良くする必要はないのです。
それに比べて打撃力はたった一人でRC40近くを叩き出す選手がおり、守備力の悪さを一挙に吹き飛ばすほどの利得をもたらす可能性があるのです。
これは投手でも同様で、たった一人で何とRS50近くを叩き出しており、利得の少ない守備や走塁とは大きく異なり、試合を左右する影響力が大きいのです。

 即ち、野球の基本はあくまでも打撃と投手力がメインであり、守備や走塁といったものはあくまでも打撃と投手力を補助するためのものであってサブ的な存在なのです。
つまりこれらを特化させても大して利得はそう変わらず、メインにしてしまうチームは逆に下位に落ちる可能性があるのではないでしょうか。

 話は変わりますが、中日の落合監督はそのことを分かっているような気がします。
ブランコに外野を守らせるというプランは野球ファンからすれば「何考えてるんだ」と疑問符をつけたくなるものなのかもしれません。
しかし、守備の影響力はそう強くありません。
それよりも下位打線の弱さを克服するために長打力のある選手を据えたいという意向があったからこそカラスコやグスマンといった外国人野手をわざわざ二人も補強したのだと思います。


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最終更新日  2011.03.08 12:27:57
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