広島カープ考察

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2012.11.26
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『奇跡はそうそう続かない』

 当初の野手陣構想は投手陣同様ボロボロ、主軸打者は栗原と故障上がりの梵のみで東出にも走攻守に衰えが見られ、赤松や天谷など期待されていた外野手が伸び悩み、石原や倉の高齢化など明らかに世代交代が必要な陣容でシーズンに入りました。
ところが栗原が右肘の故障で戦線離脱し、そのまま復帰することなく終わり、チーム状態はかなり悲惨なものとなります。
そんな中、開幕戦で注目を集めたのがオープン戦で結果を出した松山、新外国人のニックと開幕三塁手としてスタメン出場した堂林でした。
松山は指標の指摘通りに結果を残せなかったものの、堂林は打撃好調で一時期は首位打者争いを演じるほどになり、ニックも当初低調だったものの阪神戦をきっかけにホームランを量産し、栗原に代わる4番打者として定着しかけたかに見えました。

 しかし、そのニックも故障して戦線離脱すると今季絶望であることが判明し、堂林も徐々に研究されて打てなくなっていき、東出や石原も故障して戦線離脱するなど最早頼れる打者は梵のみとなっていき、これでは得点することもできずに一気に傾くかに思えました。
そこを救ったのが岩本と天谷、共に開幕直後は二軍暮らしで殆ど出番がなかったものの、交流戦からスタメン出場すると、二人とも打ち出の小槌のように打ち始め、岩本は4番に座って栗原とニックに代わる代役4番に天谷は上位に入って打線をけん引、復調して長打力を発揮した堂林と梵、丸らで二塁打や本塁打を軸に点を取る攻撃パターンが確立し、更に先発投手陣の安定も伴って前半戦を3位で折り返すことに成功しました。

 そして後半戦、新たにエルドレッドが加入するとそのエルドレッドも爆発して4番に座り、3位は安泰かと思われました。
しかし、岩本は調子を落として登録抹消、堂林も一時の勢いは消え失せ、梵の膝も限界に達し、天谷も一時期ほどの好調さは消えるなど一気に打撃低調に陥り、再び得点力不足に戻ってしまい、結局エルドレッドの打率も月を重ねるごとに落ちていき、終わってみれば4位と15年連続のBクラスという結果に終わりました。

好調の時期でも岩本の選球眼は目を疑うほどの低水準、いつ当たりが止まってもおかしくなく、堂林も150三振を記録する程ミート力が低く、エルドレッドもそこまで突出するほどの指標はなく、天谷も打てなくなるとまたいつものゴロ打ちに戻ってしまい、ただ単に選手らが一斉に打撃好調になっただけで、本当に確立したわけではなかったのです。
つまり、逆に言えば彼らによる一斉の打撃好調が起きなかったとしたらひょっとすると極度の得点力不足で最下位になっていた可能性すらあったのです。

 しかし、確立しなかったとはいえ、彼らが残してきた打撃成績は一定の成長を見せるものでした。
堂林は日本人本塁打数2位を記録し、岩本も天谷も一定の成績を収め、エルドレッドもなんだかんだで11本塁打を記録、梵も10本塁打を記録するなど主に長打力のある打者が台頭、期待したい彼らに加えて来季は栗原やニック、新外国人のルイスが加わります。
彼らの成長次第では一気に打線の厚みが増す可能性も大いに秘めています。
奇跡はそうそう続くものではなく、結果的に最後は元の実力に戻ってしまいました。
しかし、可能性は見えたシーズンであり、その可能性を活かすも殺すも彼ら次第といえましょう。

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最終更新日  2012.11.26 16:08:37
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