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2026.08.04
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カテゴリ: 海外リーグ野球
『順序・構造・戦略の見直しが必要』

 それでは引き続きドイツのプロ化について見ていきたいと思います。
現状の有望な選手がアメリカへ流出するやり方では「魅力的なリーグ」になっていく事が難しく、プロ化は難しいのではないか?と書きました。
しかしながら「では向こうで活躍すれば良いのでは?」と感じる方もおられるかと思われますが、残念ながら厳しい事はドイツ人でMLBの主力選手となったマックス・ケプラーが証明してしまっています。
結局現状ではドイツと野球との結びつきが弱いのが理由で、日本で例を出すとJリーグができる前のサッカーが当てはまります。
実はJリーグ設立前に三浦知良が海外でプロ契約を交わしていましたが、日本ではあまり大きく取り上げられるような事はありませんでした。
当時のサッカーは「やるスポーツ」としてはボール1個でできるスポーツなので定着していたものの、「観るスポーツ」にはなっておらず、海外のリーグもそこまで多くの人が視聴するようなことはなかったはずです(JSLという社会人リーグはありましたが)。
しかしながらJリーグが設立されてブームが起こってからサッカーが注目されて行き、そしてW杯にも関心が向けられ、やがて国外のリーグにも関心が向けられるようになりました。
つまりマックス・ケプラーと三浦知良の例を見ても分かるように国内をすっ飛ばして海外でプロ選手として活躍を見せてもあまり人々の関心は得られる難いという事であり、順序を間違えると上手く行かないという良い例ではないでしょうか?

なので やはりプロ化するには中国のようにMLBから自立していく事が必須なのは避けられないのではないでしょうか。
しかしながらここでもう一つ問題になってくるのがリーグ構造にあり、これは以前にも書きましたがやはり 既存のリーグをプロ化するのは少し無理があるのではないかな?
少し失礼な話ですが、 プロ化していくには既存のクラブでは資金力が乏しすぎる と言わざるを得ず、実際に現状はボランティアのような運営だと指摘されています。
これだと選手にしっかりした年俸を払う事も球場の改修、或いはエンタメに力を入れる為の資金力がないので賄う事ができず、当然ながら「魅力的なリーグ」には到底なれないのではないでしょうか。
個人的には過去にも書きましたが、 中国のように既存のリーグをプロ化するのではなく、プロ野球運営に興味のある企業や投資家などを募って全く新しいリーグをプロ野球リーグとして設立した方が良かったのではないかな?と思います。
特にドイツならばドイツ系アメリカ人などの存在もあり、現状MLBへの新規参入グループにドイツ系アメリカ人の投資家などもいる可能性は十分あるでしょう。
現状かなりの都市が手を上げていますが、新規参入できるのは2球団のみなので漏れる都市は相当数あり、そういった人達を呼び込んだ方が良かったのではないかな?と思います。
その方が行政も体力があるので球場の改修など支援しやすい上に企業や投資家の資金力があるので継続していけると判断してスポンサー企業も現れる可能性があり、選手への年俸も支払えるでしょう。
現状のクラブだと運営だけでカツカツな状況であり、これでは有望な選手もMLBやアメリカの大学へ行ってしまうのも無理はないのかな?と思われます。
他にはこれも書きましたが、比較的近い地域にクラブのフランチャイズが置かれている上に人口も少ない都市があり、そういったところも多くの人々に関心を持ってもらうには局地的すぎるきらいがあります。

 この2年間の現状を見てみますと、今のやり方だとプロ化は不可能なのではないかな?と言わざるを得ないのかな?と感じ、果たして目標としている2028年までに魅力的なリーグになっているのかどうか不安が拭えないかな?と思います。
現王のリーグ体制で本気でプロ化を目指すのならば各クラブが親会社や投資家など経営権の一部を多少譲っても資金力自体を増やしていかねば難しいのではないかな?と思います。
MLBも良い選手が出てきたらすぐに獲るというスタンスを改める必要があるのではないかな?と思います。
現状台湾の選手ですらMLBに辿り着かない選手が多く(現状DETの​ ​が頑張っていますが)、結局獲っても数年でリリースしてしまう事が多い現状です。
ならば 獲らないで各国の野球の普及や発展、振興に注力して自立できるようになる事を主眼とした方が良いのではないでしょうか?
そうすれば各国のリーグでスター選手が誕生し、やがて満を持してMLBへ挑戦する選手が出てくると思われます。
そうならば日本の大谷翔平や韓国のイ・ジョンフらのように各国のメディアや人々も自国のスター選手のMLB挑戦に関心を向けるようになり、MLBに注目が集まるでしょう。
そこから各国のテレビ中継やネット配信の契約も得られるようになり、ほそぼそと有望な選手を獲っていくよりは結果的に遠回りした方がMLBにとっても大きな利益になるのではないでしょうか。
確かにMLBは最近だとベトナムやケニア、ナイジェリアと言った国々に普及や投資を行っている事が判明し、それ自体は素晴らしい事だと思います。
しかしながらアフリカのような国ならばともかく、ある程度経済力がある国で普及をある程度進める事に成功した次の段階の戦略をそろそろ見直すべき時に来ているのではないでしょうか。









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最終更新日  2026.08.04 17:00:10
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