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進撃の巨人 全話 あらすじ【 2013年4月放送の第1話~ 2023年11月放送の完結編後編 】☆各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています(10年前からの記事になります。誤字やリンクミスは随時修正しておりますが、写真サイトの不具合で画像が表示されず復旧待ちのものもあります。ご了承ください)【第1期】 ☆第1話 二千年後の君へ ☆第2話 その日 ☆第3話 絶望の中で鈍く光る ☆第4話 解散式の夜 ☆第5話 初陣 ☆第6話 少女が見た世界 ☆第7話 小さな刃 ☆第8話 心臓の鼓動が聞こえる ☆第9話 左腕の行方 ☆第10話 応える ☆第11話 偶像 ☆第12話 傷 ☆第13話 原初的欲求★第13.5話 あの日から 【総集編】 ☆第14話 まだ目を見れない ☆第15話 特別作戦班 ☆第16話 今、何をすべきか ☆第17話 女型の巨人 ☆第18話 巨大樹の森 ☆第19話 噛みつく ☆第20話 エルヴィン・スミス ☆第21話 鉄槌 ☆第22話 敗者達 ☆第23話 微笑み ☆第24話 慈悲 ☆第25話 (最終回) 壁 ★特典 「イルゼの手帳 ある調査兵団員の手記」【第2期】 ☆第26話 「獣の巨人」 ☆第27話 「ただいま」 ☆第28話 「南西へ」 ☆第29話 「兵士」 ☆第30話 「ヒストリア」 ☆第31話 「戦士」 ☆第32話 「打・投・極」 ☆第33話 「追う者」 ☆第34話 「開口」 ☆第35話 「子供達」 ☆第36話 「突撃」 ☆第37話 (最終回) 「叫び」【第3期】 ☆第38話 「狼煙」 ☆第39話 「痛み」 ☆第40話 「昔話」 ☆第41話 「信頼」 ☆第42話 「回答」 ☆第43話 「罪」 ☆第44話 「願い」 ☆第45話 「オルブド区外壁」 ☆第46話 「壁の王」 ☆第47話 「友人」 ☆第48話 「傍観者」 ☆第49話 「奪還作戦の夜」 ☆第50話 「はじまりの街」 ☆第51話 「雷槍」 ☆第52話 「光臨」 ☆第53話 「パーフェクトゲーム (完全試合)」 ☆第54話 「勇者」 ☆第55話 「白夜」 ☆第56話 「地下室」 ☆第57話 「あの日」 ☆第58話 「進撃の巨人」 ☆第59話 (最終回) 「壁の向こう側」【The Final Season Part1】 ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」 ☆「第72話 森の子ら」 ☆「第73話 暴悪」 ☆「74話 唯一の救い」 ☆「75話 天地」【The Final Season Part2】 ☆「第76話 断罪」 ☆「第77話 騙し討ち」 ☆「第78話 兄と弟」 ☆「第79話 未来の記憶」 ☆「第80話 二千年前の君から」 ☆「第81話 氷解」 ☆「第82話 夕焼け」 ☆「第83話 矜持」 ☆「第84話 終末の夜」 ☆「第85話 裏切り者」 ☆「第86話 懐古」 ☆「第87話 人類の夜明け」【完結編】 ☆「前編 第一章 地鳴らし」 ☆「前編 第二章 罪人たち」 ☆「後編 第三章 天と地の戦い」 ☆「後編 第四章 長い夢」 ☆「後編 最終章 あの丘の木に向かって」
2023.12.23
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『蟲(むし)』見慣れた動植物とは違う、時にヒトに妖しき影響を及ぼすもの。蟲師(むしし)は、それらを調査し在るべき様を示す。ヒトと蟲の世を繋ぐ者、蟲師ギンコの旅の物語。★蟲師・第10巻より、蟲師の全作品で1話だけアニメ化されていなかった最終話の鈴の雫のあらすじの後編です。前編はこちら→ 「鈴の雫 前編」★鈴の雫は2015年5月16日より劇場公開されます。(映画、ネタバレ注意) 同時上映の棘(おどろ)のみちのあらすじはこちらで→ 「棘のみち・前編」「棘のみち・後編」蟲師 特別編 鈴の雫 後編 カヤは山に戻っていた。あれが呼びに来たとカヤはギンコに言った。いつも山の声を伝えに来る光の輪。ヌシはそれに従うだけ、山を元に戻さなければとカヤ。耐えられるかとギンコが聞くと、ずっとしてきたようにするだけとカヤは答えた。あんたには何の慰めにもならないかもしれないが、俺はあんたに会えて嬉しかったよとギンコはカヤに言った。ずっと昔から草木も蟲もけものもヒトも命の理の許に生きている。きっとこれからもそうだろう。ヌシはその約束の現れ。それがヒトの形をしている事が俺には無性に嬉しかった。葦朗にカヤは山に戻ると言ったと伝えるギンコ。里心が強くなれば苦しむだけだからもう会わないのが互いのためだと言うと、それしか俺にしてやれることはないのか、どうしてカヤがそんなものに選ばれた、俺にはあいつを忘れる事なんてできないと葦朗は言った。忘れる事はないとギンコ。いつも思ってやれ、ヌシは山と共にあって常にお前達を守っている。草木の中にも虫やけものの中にもカヤの目や耳があることを忘れずにいてやれと言った。葦朗は今日も山へ柴刈りに。好物の餅を供えると元気かカヤと山に向かって話しかけた。ギンコが再びたずねると山は様子がおかしくなり始めていた。けものは騒ぐし草木は枯れている。弟もこのところ具合が悪いと葦朗。カヤに何かあったのか。カヤ大丈夫かと山に呼びかける葦朗。ギンコは葦朗の弟の薬を渡すとカヤの様子を見に行く。一体何があったと聞くギンコに山の声がわからない、山とひとつになれない、どうすれば山を元に戻せるのかわからないとカヤは言った。だからもうじき次のヌシが決められるとカヤ。そうしたらお前はどうなるんだと聞くと古いヌシは山に喰われると言った。次のヌシに力を渡すために。それが山の理か、ずいぶんと荒っぽいことでとギンコ。お前は家族を恋しく思っただけ、ヒトとしてあたりまえの事でそれが許されないのならヌシに選ぶべきじゃなかったんだ。山に新しくヌシが決められた事を知らせる蔓草が伸びていた。それは新しいヌシが命を宿した時に実をつけ美しい音を鳴らすという。蔓草はまだ実をつけていないから、それまでにヌシの力を山に返せば命まで一緒に奪われずに済むんじゃないか。うまくいくかはわからないが理に話をつけさせてもらおうかとギンコ。そうしたらお前はただヒトとして生きればいいとカヤに言った。ギンコは強い蟲下しを作った。カヤが飲むとヌシと山をつないでいる草が這い出てきた。ギンコは草を手にすると理に話しかけた。ヌシの力は返すから受け取ってくれ、どうかヒトのヌシを許してくれ。草と共にギンコの姿が消えた。ギンコは光の輪の中にいた。これは蟲の宴か。なぜヌシでないモノが力を返しにきた、もともとヒトをヌシにすべきではなかったのだと声がする。そうだ、ヌシの力は返すから命までは取らないでくれとギンコ。あの子をヒトをヌシに選んだあんたらの誤りだと言った。ヒトには知恵も心もある。それらは山の礎として潰されてもわずかな光で蘇る。だから脆い。山のヌシになどなりきれないものなんだとギンコが言うと、それでもかつてヒトもヌシをしたから今一度させてみたのかもしれんが失敗だったからもはやヒトがヌシに生まれることはないと声。ヒトは山から外れて山の声が届かぬモノとなる。そんなモノがあっていいのかと言った。外れはしない、決して。ヒトも山の一部にすぎないのだからとギンコが言うといずれ理が決めることだからまあ良いと声。しかしこの者のした事は理を歪めたからあるべき形に戻してもらわねばと言われた。覚悟はしてきたよとギンコ。ならば共に来てもらおう。ギンコは光の輪の中を進む。お待ちくださいとカヤが現れた。これは私と山の話、誰にも身代わりはさせない。何で来たんだ、お前が悪いんじゃない、行くことはないとギンコが言うとカヤは言った。私はずっとこの山と一緒だった。私は草木で虫でけもので、数えきれない生死を味わった。最期にヒトとしても生きられた。だからって死ぬことはないとギンコが言うと、死ぬわけじゃない、私でなくなるだけとカヤは言った。山と命と理の間を流れる約束の中に還るだけ。カヤは消えた。鈴の音が聞こえた。あの時と同じだと葦朗は思った。子供の頃、胸を躍らせた鈴の音がひどく物哀しく聞こえた。身を切られるような美しく哀しい音だった。帰らなきゃ、でもここは一体どこだと考えてギンコは気づいた。ああそうか、ここは知ってる。ふたつめの瞼の裏だ。今日もカヤに餅を供える葦朗。ねえちゃんどこに行ったのと弟に聞かれ手の届かない所だよと答えた。でも遠くじゃない、いつも側にいるんだよ。久しぶりにギンコがたずねてきた。このところ山で異変は起きてないよ、新しいヌシが守ってくれているんだなと言った。きっともう大丈夫だろう。......山と命と理の間に流れる"約束"の中に......さて行くかね。ギンコは歩き出した。蟲師 10 愛蔵版/漆原友紀【後払いOK】【1000円以上送料無料】価格:1,234円(税込、送料込)ページビューランキング
2015.05.06
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話 二千年後の君へ ・今から100年以上前、人類にある天敵が現れた。彼らと人類の間には圧倒的な力のさが存在し、たちまち人類は絶滅の危機を迎えた。生き残った人類は、マリア、ローゼ、シーナの3つの壁を築き、そこで100年の平和を実現させた。しかし......第2話 その日壁が壊され巨人が中に次々侵入してくる。逃げまどう人々をおもむろにつまみ上げては口の中へ。人類はエサにすぎない。 エレンとミカサを連れて逃げたハンネス。もう少しで母さんを助けられたのによけいなことをと言うエレンに、ハンネスは、「おまえが母さんを助けられなかったのは、おまえに力がなかったからだ。おれが巨人に立ち向かわなかったのは、おれに勇気がなかったからだ。すまない」そう言って涙する。人々は船でシガンシナを脱出することになる。・壁の要所要所にあるシガンシナのように突出した地区は、巨人を引きつける囮となり警備のコストと兵力を抑える役割を果たしていた。その役割どおり巨人たちの標的となったシガンシナ区の住人たちは、たったひとつの内門から脱出するしかなかった。 アルミンはすでに船に乗り込んでいた。エレンとミカサもやって来る。巨人が近づき、船は大勢の人を残して出航することになる。町に多くの人が残っている状態で門も閉められる。巨人が門を突き破る。・ウォール・マリア南方、シガンシナ区陥落から数時間後、その知らせは人類領域内のあらゆる町にまたたくまに広まった。巨人はウォール・マリアに侵入した。エレンは叫んだ。「どうして? 人間が弱いから? 弱いやつは泣くしかないのか......あいつら、駆逐してやる。この世から、一匹残らず」 ・この年、中央政府は人類の活動領域をウォール・ローゼまで後退させることを決定した。この間、巨人に喰われた者はおよそ1万に及んだ。 ☆夢? 嫌がるエレンの腕に父が無理やり注射をする。「鍵を忘れるな」目が覚めるとミカサにうなされていたと言われる。首には鍵が。 船で来た人たちは食糧庫の跡地に集められた。食糧の配給。アルミンがエレンとミカサの分のパンを持ってくる。一日1個。よそ者のせいで食料不足に拍車がかかる。どうせならもっと巨人が喰ってと言う男をエレンが蹴飛ばす。「知らないくせに、おまえなんか見たことないくせに、巨人がどうやって人を......」アルミンが謝り、その場をおさめる。 ウォール・マリアに戻って巨人をぶっ潰す。あんなやつらの世話にはならないとパンを投げ捨てようとするエレンに、アルミンは壁の中で生きるしかないんだと言う。無茶をすれば死ぬ、今はしょうがないと。「だったらいつまでもそうやって家畜みたいに生きろ、弱虫」アルミンにそう言ったエレンをミカサが殴り倒す。アルミンが弱虫なら、巨人から逃げるのも町から逃げるのも何ひとつ自分でやっていない、わたしたちも同じだと。「大切なのは生き残ること」ミカサはエレンの口にパンを押しこむ。・数日後、大量の避難民たちは食糧確保のため荒地の開拓にまわされた。しかし食糧難は避けられず翌年の846年、中央政府はウォール・マリアに奪還を名目に大量の避難民を作戦に投入した。その数25万人。人口の2割に相当したが生存者はわずか百数十名、その犠牲で残された人々の食糧不足はわずかながら改善された。 アルミンの祖父も亡くなった。全部巨人のせいだ。来年、訓練兵に志願するとエレンは告げる。巨人と戦う力をつけるというエレンに、アルミンも行くと言う。ミカサも、エレンを死なせないために行くと。 3人で第104期訓練兵団の入団式。教官のキース・シャーディスの言葉。「我々が3年かけて鍛え上げる。3年後、巨人の前に立った時、ただのエサのままか、王を守る名誉ある壁となるか、巨人を駆逐する栄光ある人類の兵士か。きさまらが決めろ」 「ああ、おれはなる。巨人を一匹のこらず駆逐してやる」エレンは誓った。【感想】・エレンの目、怖いなあ。地下室の鍵や、身体におきる変化?など、わからないところはたくさんありますけど、話の流れがわかりやすいので、なんとかついていけてる感じです。ナレーション多めで悲惨さが緩和されてるかな。・巨人の知能のほどはどうなんでしょう。笑いながら人間を食べているけど、攻撃性という意味ではたいしたことない気も。100年現れなかったというのは、人間を食べなくても生きていけるのかな。巨人は男? 生殖器は? と、疑問をあげだすときりがないですがw 登場人物が増えて混乱しないよう、ついて行きたいと思います。・はじめコメントありで動画を見たら、すごいことになっていました。注目度ものすごいかな。コメントなくて夜中に寂しくなるような作品を見たりしていたので、人気のほどにも驚いています。次も楽しみです。
2013.04.15
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深夜食堂11話-1 posted by (C)たがめ48 深夜食堂10-7 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 全話、記事へのリンクです。ブログ内カテゴリ「本・アニメ・映画・テレビ」 クリックすると各話記事に行けます。 深夜食堂11話-2 posted by (C)たがめ48 深夜食堂2 第1話 再び赤いウインナー (第11話) 深夜食堂2 12-1 posted by (C)たがめ48 深夜食堂2 12-2 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第2話 唐揚げとハイボール (第12話) あさりの酒蒸し posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第3話 あさりの酒蒸し (第13話) 深夜食堂2-4-2 posted by (C)たがめ48 深夜食堂2-4-1 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第4話 煮こごり (第14話) 深夜食堂15-2 posted by (C)たがめ48 深夜食堂15-4 posted by (C)たがめ48 深夜食堂2 第5話 缶詰 (第15話) 深夜食堂2-6 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第6話 クリームシチュー (第16話) 深夜食堂2-17 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第7話 白菜漬け (第17話) 深夜食堂 18-1 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第8話 冷やし中華 (第18話) 深夜食堂19-1 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第9話 肉じゃが (第19話) 深夜食堂10-9 posted by (C)たがめ48深夜食堂2 第10話 最終回 ギョーザ (第20話)にほんブログ村
2011.12.19
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小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。☆前のお話は→ 第1話~第25話 あらすじまとめ弱虫ペダル 第26話 「空が見える」 ファーストリザルトがみんなに伝わる。総北のワンツーに集団が動く。先頭にいた箱学が道を譲り、総北が先頭を走る。インターハイの集団の先頭を走る気分はどうだと主将は今泉に聞く。気分は悪くない。先頭は静かだと今泉は答えた。 坂道は手が震えてきた、さっきの場所のほうが落ち着くとオロオロ。巻島は、あいつらが必死でとってくれたポジションなんだから絶対に下がるなと言った。 田所に車の中から手嶋と青八木が声をかける。寒咲の姿に田所は、ありがとうございますと言った。車は先に給水ポイントへ。ボトルを捨ててしまって水がない鳴子に田所が2本あるから1本やるよと言う。が、鳴子の3年だから勝ちを譲ってあげたという言葉にボトルを返せと言い出し、またふたりで揉めるwふたりの後ろで完璧だったのになぜ敗れたのだろうと考える泉田は、なぜ風で倒れてきたコーンを避けようとしなかったのかと聞く。田所と鳴子は、タイムロスと答える。落車の危険があったのにと言うと、そんときは、そんとき。田所は確実に勝てる方法はないから、どんな状況でも勝ちを拾いに行く。それをたくさんの勝ち負けの中から学んできたつもりだと言った。 田所に鋭い槍とやらを磨くのに時間をかけすぎて勝ちと負けが足りないと言われた泉田は、今回はたまたまだと言うが田所はそうじゃないと言う。コーンが転がってきたとき、泉田は、危ない、転ぶと感じて回避した。田所と鳴子は、行けるかもしれねえと思ったと言った。敗北を認めた泉田はアンディとフランクに謝ったw山が近づき飛び出していたトップスプリンターたちが集団に戻ってくる。山に入る前には田所と鳴子に追いつくと坂道に話す巻島。箱根の山が見えた。クライマーの仕事場。 『あの山の向こうに今日のゴールがある。何が出来るかわからないけど僕の得意分野は上り。上りで何かみんなに役立つことをしたい。鳴子くんと田所さんは全力で平坦区間をとってくれた。だったらぼくも』 田所と鳴子に追いつく。昨年の雪辱をひとつ晴らしたと主将に言う田所。めっちゃ余裕だったなどと話す鳴子。ふたりとも汗だくでジャージはボロボロ。チームのために走ったんだと坂道は思った。集団の先頭はいい眺めだなと話す田所と鳴子に主将が、お前たちが役割を果たしてくれたおかげだと言った。小田原市に入る。もうすぐ平坦区間が終わり市街地。そして給水のあとは山だ。主将がオーダーを発表。鳴子、田所は後ろについて足を休める。今泉は離れずに主将を引く。巻島には各チームが仕掛けてくるクライマーを全員蹴散らせと言い、坂道には山に入ったら一番前に出るようにと告げた。「先陣を切って箱根の上りを駆け上がれ」主将の言葉に緊張する坂道。おまえ以外にやる人間はいないと言われ必ずやり遂げてみせますと答える。市街地に入った。この短い区間で山に向かってのポジション争いが起こるから気をつけろと巻島。「来るぞ、てっぺん狙うクライマーたちが」と言う声に見ると箱根学園のジャージ。真波くん?と思ったら東堂が来ていた。 知らない人だから無視しておけと巻島。巻ちゃん、そりゃないぜと言った東堂はいつものやつをする。「登れる上にトークも切れる。さらにこの美形。天はおれに三物を与えた。箱根の山神、天才クライマー東堂とはこのおれのことだ。よろしく!」呆気にとられる坂道に、ビジュアル的に三下だな、かわいそうに女子にもてんだろう。得意分野で頑張るしかないなと言う。何しに来たんだと聞く巻島に東堂は挨拶だよと答える。「スプリントとられたからな。箱根は箱学の地元だ。ここからゴールまでの山岳ステージは、マジで好きにはさせないぜ」またあとでと言うと東堂は戻って行った。巻島が1ミリも譲る気はないと前に出る。今年はチームは小野田に任せておけるから思う存分上れると言った ポジション争いが始まり、どんどん抜かされていく坂道。みんなについて行って山に入ったら自分が引っ張らなきゃいけないと焦る。この先、交差点クランクあり。落車注意の声がかかる。給水所に近づく総北。すぐ山に入るから各自ボトルと補給を受け取って備えろと主将。鳴子が待ってくださいと後ろで言う。「小野田くんが来てません」小野田が戻るまで、このまま今泉が引く布陣で行くと主将。後方集団で落車発生の声がする。 「なんで空が見えるんだろう」坂道は落車に巻き込まれていた。山に入ったらみんなを引っ張る役割を主将さんがくれたのに。自転車はチェーンが外れていた。直そうとするがなかなか上手くいかない。まわりの選手は次々走り出す。坂道もやっとチェーンをつけた。これで自転車は大丈夫、自分の転んだ傷も大したことない。ようし、と思ったら声をかけられた。 「リタイアする?」驚いた坂道は「いいえしません何でですか」とたずねると「君が最後の選手。今、君、最下位だよ」と言われた。今泉が引き続けて走る総北。主将は考えていた。このペースでは山頂までもたないだろう。インターハイは3日ある。チーム全員が協力し助け合わなければ優勝はありえない。全員を連れてこの山を越えて行かなければならない。 小田原ポイントのリザルトが表示される。最下位に小野田坂道の名前があった。☆次回 「山神東堂」【感想】わあ、田所さんと手嶋さん、青八木さん、寒咲さんの感動シーンも、東堂さんのご挨拶も吹っ飛んでしまいましたよ。坂道くん、落車、しかも最下位とは。どうなるんでしょう。 ★おまけ? なんと豪華なCパート。有丸くん(梶裕貴さん)は悪い人だったのね。ヒツジの執事はイケメン黒執事に。って今泉くん...おまえもか...www ページビューランキング
2014.04.11
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進撃の巨人 3 #40 (3期3話) 『 昔話 』 ☆前のお話は → 「第38話 狼煙」 「第39話 痛み」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」昔話その1は、ヒストリアがリヴァイ班のみんなに話しエルヴィン団長にも報告された生い立ちの話。 ヒストリアはウォール・ローゼ北部、貴族家レイス卿の領地内の小さな牧場で生まれ、物心ついた時から牧場の手伝いをしていた。 母はとても美しい人で、いつも本を読んでいて家の仕事をしている姿を見たことがなかった。夜になると母は派手に着飾って誰かが迎えに来た馬車に乗って街へ行った。それがいつもの生活と思っていたが読み書きを覚え母の真似をして本を読みだすと自分が孤独なことを知った。どの本にも親は子供に関心を示し話しかけたり抱いたり叱ったりするものと書かれていたが自分にはどれも経験がないことだった。ある日ヒストリアは興味本位で母に「お母さん」と抱きついてみた。母がどんな顔をするか興味があったが結果おもいきり突き飛ばされた。それでも母が自分に何かしたのは初めてだったのでヒストリアは鼻血を出しながらも喜んだが母は、「こいつを殺す勇気が...私にあれば...」と泣いた。それが母がヒストリアに発した最初の言葉で、それ以来母は家を出て他の場所で暮らし始めた。 「はじめまして、ヒストリア。私はロッド・レイス。君の父親だ」5年前。ウォール・マリアが陥落した数日後の夜、初めて父と会った。その男性はこの土地を治める領主の名前を名乗り、数年ぶりに見る母はひどく怯えているようだった。 「これから私と暮らすぞ」と父に言われ手を引かれて外に出ると中央憲兵(ケニーたち)が来ていた。母は「私はこの子の母親ではありません。私とは何の関係もありません」と叫んだ。 ケニーに本当ですかと聞かれたレイス卿は、仕方ないと言うとヒストリアの手を離し「このふたりは私と何の関係もない」と言った。ケニー:「お前は存在しなかった。屋敷に勤めていたとこもない。誰もお前のことなど知らない」 母:「そんな、旦那様。話が違うではありませんか」 「お母さん...」「お前さえ...お前さえ産まなければ...」それが母の最期の言葉だった。母はヒストリアの目の前で喉を斬られて亡くなった。 ヒストリアも殺されそうになる直前でレイス卿は、ここよりずっと遠くの地で慎ましく生きるのであれば見逃してやってはどうかと提案した。そしてヒストリアに言った。「君の名は、クリスタ・レンズだ」(ヒストリアの昔話ここまで) 「今までのことを許してくれ。お前を守るためにはああするしかなかったんだ。いつだってお前のことを思っていた。こうやって抱きしめることをずっと夢見ていたんだ」 (主人公エレン引き続き放置でセリフなしw) 「お前こそ王家の血をひく者だからだ」「私が...?」「さあ行こう。ヒストリア。すべてが始まった場所へ」 こちらレイス家のことを喋ってしまったサネスの牢にラルフが合流。大丈夫か、まさか喋っていないよなと声をかける。 「俺たちの王への忠誠心は...」「お前の声はもう聞きたくない。今までよくも俺を裏切ってくれたな」 「ラルフはナイフで脅され私の作った作文を声に出して読んだ。それだけだ」「じゃあ、俺が王を裏切ったのかよ...あ、悪魔め」「そりゃ否定はしないけど、ニックにもあんたらがそう見えただろうね。だからあの時言っただろう。あんたらが可哀そうだって。本当に惨めだよ。おっさんが泣きわめいて...」 「ざまあみろ。バーカ。そこでクソするだけの余生に生きがいでも見出してろ!!!」 「順番だ。こういう役にはたぶん順番がある。役を降りても誰かがすぐ代わりを演じ始める。どうりでこの世からなくならねえわけだ...がんばれよ、ハンジ」 ハンジはサネスに言われて物に当たり散らしていたところをリヴァイに見られる。「悪いね散らかしちゃって...ゴキブリがいたんだよ」「そうか。だがお前の一撃で粉々に消し飛んだはずだ。あいつらに例の件を話してやれ」 と、リヴァイに言われてハンジは例の件をみんなに話す。それはエレンが思い出したユミルとベルトルトの会話から推測されるもので『エレンが喰われる』という話だった。 「私を恨んでいるか」「どうだろう。よくわからない。君も人なんか食べたくなかっただろうし」ふたりの会話はこうだった。ユミルは壁の外をうろつく巨人のひとりでベルトルトやライナー、アニの仲間を食べたんだと思う。巨人は人を食べても人には戻らないが、ライナーたちの仲間ならそれは巨人化の能力を有した人間だろう。つまり巨人がその能力を持つ人間を食べると人間に戻り、さらに相手の能力を手に入れる。先日の戦いでライナーが逃げたエレンに巨人を投げつけたのは巨人を操れるというエレンの『叫び』を他の巨人に移そうとしたのではないか。だとすれば、エレンは器であって交換可能な存在だ。つまり、もし王政が巨人を持っていればエレンはそいつに喰われるだろう。 すぐに動こうとしたミカサをリヴァイが止めた。「落ち着け。私お前が取り乱したところで、やつらがエレンを返してくれるわけじゃねえ」「とにかく、そのロッド・レイスとやらの領地を目指す。すぐに出発の準備をしろ」 エルヴィン団長をピクシス司令が訪ねてきた。「手紙は読ませてもらった。わしなりの考えも持って来た。その上で聞くが本当にやるのか?」「はい。我々はウォール・マリア奪還のために王政を打倒します」「うむ...いつかその日がくると思うとった。この狭い世界の中に人を留め続けることに限界迎える日が。そしてその時が来ればわしも王に銃口を向けねばなるまいと...」「もし私の推測が正しければ、今回の計画において武力を行使するつもりはありません。人を殺すこともあってはなりません。ただ、それが叶うのに最も重要な根拠がまだ...もしその根拠が違っていれば我々はみな首をくくることになるでしょう」「はあ、なんじゃ。要はまた、すべて賭け事なのか?」「どうも私はばくち打ちのようです」「便りは間もなく来るはずです。どうかそれまで私の子供のころの話でも聞いてください。私の父は教員でした...」 (で、エルヴィン団長の昔話は後回しで) ハンジが来てエルヴィンに報告する。「どうやら私の賭けは当たりだったようです司令。捕らえた中央憲兵が自白しました。現在の王家は本物ではありません。レイス家が本当の王家です」「な、なんと...」「現在、リヴァイたちがエレンとヒストリアの救出に動いています。ふたりを奪還してヒストリア・レイスを女王に即位させます。真に王家の血を継ぐ者として」 「仮初めの王から冠を譲らせるわけか。真の女王に...」「血を流すことなく王政の打倒が叶います。民衆の前でこれまでの体制は嘘であるという宣言とともに」「いいじゃろう。お前の計画に乗ろう。ただし実行するかどうか、それを決めるのはわしらではない。わかっておるだろうなエルヴィン」「もちろんです、司令」 レイス家のことについて調べていて興味深い事件がひとつ見つかったとハンジに資料を渡すエルヴィン。そこに出頭命令が。「エルヴィン団長、中央憲兵が団長に出頭を命じています。組織殺人の疑いだと騒いでいます。それも街のど真ん中で」敵もただ手をこまねいているばかりではないようだなと言ったエルヴィンはハンジにここから離れろと命じた。「私は調査兵団の表の顔を通す。お前は自分の判断に従って動け。何より...次の調査兵団団長は、ハンジ・ゾエ、お前だ。調査兵団を任せたぞ」 「彼が誰かわかるな、エルヴィン」「リーブス商会の会長、ディモ・リーブス氏だ」「昨日ここで、エレン・イェーガーがリーブスの部下たちに襲われて連れ去られた。しかしそれは王政からのエレン引き渡し命令を回避するため調査兵団がリーブス商会を使って企てた狂言だった。そして調査兵団は用済みになったリーブス会長を殺害。実行犯は現在エレンを連れて逃亡中と思われる」「うまい話を考えたな」「貴様らのやっていることはエレンの持つ巨人の力を私物化することと同義。その行為は人類憲章第6条に抵触する。当然内容は知っているな」「個々の利益を優先し人類の存続を脅かした罪、だろう」「その通り。ではここに同法への重大な違反を認め全調査員の身柄を拘束する」 「これでお偉方も満足するんじゃないか。リーブスの旦那も最後に役に立って本望だろう」「残りはリヴァイたちだけですか」「行ったろ、やつは追って来るって。そん時潰しゃあいい」 主人に近づくな悪党めと叫ぶ婦人の元にエルヴィンは歩み寄った。「先のトロスト区襲撃時、リーブス氏は財産を持ち出すため避難の遅れを招いた。しかしトロスト区が破綻寸前まで追い詰められたこの状況下では街に踏みとどまり、あらゆる手を尽くして行くあてのない人々を支援し復興を目指した。だが何者かの手によってその思いは潰えた。この無念、私が必ず!」ここから昔話その2。エルヴィンの子供のころの話。 父は教員だった。その日は歴史を学んだ。『人類は巨人から身を守るため壁の中に逃げ込み100年の平和を実現させた。その際、それまでの歴史を記すような物は何ひとつ残すことができなかった...』 誰もが教わることだったが、エルヴィンはあることを疑問に思い質問した。父はその質問にはまともに答えず、そのまま授業を終了した。 しかし、家に帰った後で父は質問に答えた。王政の配布する歴史書には数多くの謎と矛盾が存在すると。その後に続く父の話は子供ながらに突拍子もないと感じたが、なぜその話を教室でしなかったのか察せられるほど賢くなかった。 エルヴィンが街の子供たちに父の話をしてその詳細を憲兵に尋ねられた日、父は家に戻らず遠く離れた街で事故に遭って亡くなった。 「私の密告により父は王政に殺されたのです。今から107年前この壁に逃げ込んだ人類は、王によって統治しやすいように記憶を改ざんされた。それが父の仮説です」「ほう、そんなことでも起きぬ限りはこの壁の中の社会は成立しえんからか」「はい。子供のころからずっと考えていました。なぜ父は真実に近づいただけで死ななければならなかったか。王政の役人にも彼らなりの正義があるはずだと。しかし彼らについてわかったことはひとつ。彼らが守りたいのは人類ではなく彼らの庭付きの家と地位だけ。むしろ自分たちの権利が脅かされるのならばその相手が誰であろうと排除する。やはり父の死に正当性は微塵もなかった」「父は人の持つ欲と愚かな息子によって殺されたのです。そして、いつのまにか父の仮説は私の中で真実となり私の人生の使命は父の仮説を証明することとなったのです」 「調査兵団が民間人を殺した。一部の団員は逮捕を逃れいまだ逃亡中だ。それらしき人物を見かけたら至急情報提供を願う」 買い出しに行ったアルミンらが街で配られていた手配書を持ち帰った。アルミン:「午後には山狩りが行われるというし、加えて主要な街道には検問が張られ通行証がないと通り抜けは不可能です」リヴァイ:「やつらは馬車を使ってる。レイス卿領地まであと一日はかかるはずだ。その間になんとか策を講じるしかねえ」 サシャ:「兵長、足音です。こっちに向かってきます」 ★次回 「信頼」【感想】今回は気づいたことをふたつ。いや、ちゃんと見ている人や原作をしっかり読んでいる人には「今さら」って話かもだけど、私はけっこう「おおー」って思ったんでw☆ひとつめは「下手に利口な教師...空を飛ぼうとしたバカな夫婦...田舎の牧場にいた売女...」の話。 前回、サネスがハンジに、この狭い壁の中で今まで戦争が起きなかったのは自分たちが汚い手で守ってきたからだと言って話したこと。これって今回の昔話のエルヴィンの父やヒストリアの母のことだったんだね。よく見たら拷問を受けているのは教師だったエルヴィンの父みたいだし、一番下はヒストリアの母が殺されるシーンで本を持ったヒストリアもいる。私は「NHKで売女っていうか」とか思っただけで気づかなかったわwところで、昔話はふたつだったけど「空を飛ぼうとしたバカな夫婦」てのは誰だろう。もしかして、アルミンの両親? ☆ふたつめは、文字の謎。 リヴァイ兵長の微妙に似ていない手配書。太った? とか思いながら見たら、見出しというか太字部分、カタカナなんだね。知らなかった。わかりやすくすると、 逆さにすると「シメイテハイ」「リヴァイ ヘイシチョウ」と読める。 他にもあるかなと思って、こちらかなり似ているレイス卿。 「ロッドレイス」と書いてある気がするw いろいろ探すとおもしろいかもしれないです。まあ、そんなに時間があまっているわけでもないのだがwww で、文字といえば気になっていたものがひとつあって、画像を引っ張り出してみました。 2期の話なのでNHKじゃないとこで放送されたものだけど、ユミルがニシンの缶詰を見つけて好みじゃないけどとか言っていて、ニシンを知っているのか、てか、その字が読めるのかって話になっていたんだけど、その「ニシン」 おお、逆さにすると、やはり「ニシン」かも。すっかり感想じゃなくなってしまったけど、こういうの見つけると楽しいよね。
2018.08.16
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進撃の巨人 #60 海の向こう側☆前のお話は★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆ファルコ 「ここは危ねえぞ...飛んでいけ...」☆負傷して倒れていたファルコを兄のコルトが助ける。☆マガト隊長に状況を聞かれたコルト。榴弾の直撃で前方のエルディア人部隊は吹っ飛んでおり塹壕を掘り進めるのは無理と答えるとエルディア人が私に命令するのかと言われた。☆ファルコと同じ戦士候補生。右からゾフィア、ガビ、ウド。「頭を強く打ったんだね」「俺たちが4年も戦争してるってこと覚えているか?」「お前たち誰だ?...あれ? さっきまで剣もって飛び回ってなかったか。ギューンって巨人を...」「こりゃあ一から作戦を説明し直さなきゃだね...」とガビ。☆「4年も続いた戦争も今ようやく大詰めなんだ。あのスラバ要塞さえおとせば。まあ正確にはすぐ下にある軍港の中東連合艦隊を沈めさえすればこの戦争は私たちマーレの勝ちってことなんだけどね。でもそのためには高台を守るスラバ要塞を押さえなきゃ軍港に攻め入るのは無理なわけ...」☆「それで俺たち戦士候補生が何でこんな前線に駆り出されているんだ?」「そりゃ見極めるためさ。私たちの中から次の戦士を。時期が迫っている。マガト隊長は最終試験をこの最前線に決めたんだよ...」☆「パラディ島制圧作戦の主力となる鎧の巨人の後継者をね」☆後継者は自分の他にはいないとガビ。「...私があんたたちと違うのは覚悟だよ。エルディア人の運命を背負い、私たちを苦しめるあの島の悪魔どもを皆殺しにする覚悟だ。そしてこの世界に残るのは善良なエルディア人だけだとこの戦いに勝って世界に証明する。私は負けない。私が収容区からみんなを解放する」と言いながらガビは手榴弾で何やら作っていた。コルトは顎と車力を放つことを提案する。ガリアードとピークならやってくれると言うコルトにカードの切り方を間違えれば負けだとマガト隊長は言った。☆装甲列車が出現。先頭と最後尾に計4門のっかってる連合の新兵器。対巨人砲だ。あれなら巨人を一撃で仕留められると言うマガト隊長に我らの巨人の2体は素早いからうなじを撃ち抜くのは無理ではないかとコルト。「撃ち抜いたら?」「我々は巨人の力と戦士を失い再び巨人の力を取り戻せる保証はありません」「そうだ。9年前から始まった始祖争奪計画が返り討ちに終わり超大型と女型を失ったようにな。マーレの軍事力は低下したとみなされ今日まで続く戦争の引き金となりパラディ島作戦は後回しとなったのだ」☆「我がマーレを超大国たらしめるものは何だ?」「巨人の力です」「そうだ。これ以上失えばこの国は維持できない。巨人の力は絶対である。そうでなくてはならん...エルディア人部隊突撃準備を急げ」「お前たちはマーレに忠誠を誓った戦士だろう。我が祖国から栄誉を得るチャンスだぞ。ここにいる800人のエルディア人がだ」☆「これより貴様らエルディア人部隊は敵線路に突撃を仕掛けこれを突破する。決死隊においては敵掩蔽壕に飛び込み機関銃を無力化せよ。いいか、これは貴様ら薄汚い悪魔の末裔がその汚名を返上し我が祖国マーレから栄誉を受ける絶好の機会である。心して臨め」☆戦士候補生はここで待機するようにとマガト隊長。作戦に反対の様子のコルトに獣を受け継ぐ身ならいいかげん上に立つ者としての覚悟を持てと言った。エルディア人部隊を使い線路を列車ごと破壊するチャンスだと言うマガト隊長にガビがそれ私にやらせてくださいと言い出す。☆「じゃ~ん! 私ならひとりで装甲列車を無力化できます」「お前らを鍛えるのに国がいくら費用をかけたと思ってる。却下だ」「確かに私はファルコたちなんかと違って逸材ですし今後私のような優秀な戦士は二度と現れないでしょう。しかもすごくかわいいし。ですが私が成功すれば800人のエルディア兵を失わずにすみます」「失敗すれば?」「ひとりの有望な戦士候補生と7本の手榴弾を失います...やはり私に800人のエルディア兵以上の価値があるとなれば仕方ありませんが隊長殿がもし私を愛するあまり800の兵を捧げるということでしたら...」「わかった。行け」「必ずや私が鎧を継ぐに値する戦士であることを証明してまいります」☆ガビ、装甲列車を爆破。銃で攻撃されるガビを助けにファルコが走る。危ないところを顎の巨人に助けられる。☆「ガリアードさん!」☆「装甲列車の沈黙を確認。これより降下作戦を開始する。くれぐれも作戦通りに」☆「ジークが矛となり」☆「ライナーが盾となるのだ」☆再び地上。車力の巨人・ピーク。☆何か言っている捕虜の止血をするファルコ。「訳してくれウド。彼に出血はおさまっているから安心しろって」「触るな。汚れる。悪魔...だとさ」☆空からの攻撃開始。地上の兵士は撤退。☆パラシュート部隊はジークの叫び声で巨人化。無垢の巨人が空から降ってくる。☆「質量爆弾の威力は十分。だが高度が高すぎた分半分は落下の衝撃で死んでしまったか」☆「対巨人野戦砲もまだ多く機能している。28...29...位置と数は把握した。しかし...また壁かよ...壁はもううんざりだ」☆対巨人徹甲弾は鎧を貫き装甲列車に腕を飛ばされたがガリアードの援護もあって何とか制圧。☆ジーク「制圧したか...俺たちの敗北が招いた戦争だ。ライナー」☆「戦争ってよくないよな」☆予期せぬ艦隊の攻撃を受けて「ええー!?」となったが、鎧のカバーで艦隊を撃破。鎧の巨人はボロボロになったが艦隊壊滅。☆(ナレーションはアルミン) 連合艦隊の壊滅を受け中東連合はマーレとの講和条約を締結。4年に及んだ戦争はマーレの勝利で終結した。☆だが世界には巨人の力がすべてを支配する時代が終わりつつあることを知られマーレは一刻も早く始祖の巨人を手に入れる必要に迫られた。☆「勇猛果敢なるマーレ軍の猛攻によりスラバ要塞ついに陥落せし」☆(ん? 誰?)★次回 『闇夜の列車』
2020.12.13
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進撃の巨人 #61 闇夜の列車☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆「半島の自治権をめぐる戦争に4年も費やしたあげく敵艦隊とこちらの主力の巨人2体があわや刺し違える失態を演じた。人類の英知はついにマーレの鎧を粉々に砕くに至った」☆「どの国もそう報じ中東連合国をたたえている...マーレの勝利だと言えるのか? マガト。これはどういうことだ」☆「元帥殿。いよいよその時が来たのです。人類が巨人の力を超えるその時が。我々が巨人の力を過信し植民地政策を進める中、諸外国はそれに抗うべく兵器の開発に力を入れた。その純然たる結果を突きつけられているのです」☆「それでも我が巨人兵器は当分の間、陸上戦においては無敵を誇るでしょう。しかしこのまま航空機が発展していけば爆弾が雨のように降り注ぐ」☆「その時には大地の悪魔たる巨人は、ただ空を見上げ続けるほかなくなるでしょう」(ん? 屋根ないのかそこ...w)「羽の生えた巨人はいなかったか」「元帥殿。つまり我々はもう巨人の力に...」「わかっておる。近い将来、我々は戦争の主導権を失う。いやすでに遅れをとっている。かつては悪魔エルディアを討ち取りし英雄の国マーレが今や何たることだ...」☆「恐れながら元帥殿。進言のご許可賜りたく存じます」「驚異の子ジークよ。言ってみろ」「今こそパラディ島作戦を再開し始祖の巨人奪還を急ぐべきです。マガト隊長のおっしゃる通りマーレは今後、通常兵器の開発に力を注ぐべきです。しかしそれまで諸外国が黙っているでしょうか。今我々に必要なのは軍備再編までの時間。それには一刻も早くマーレがパラディ島を占拠し、すべての巨人の力を収めたという新聞の見出しが必要なのです」☆「うーん。お前の任期はあと一年足らずだったな」「ええ。コルトが私の獣の能力をすべて引き継げるのかとても不安でして...」「そうだな。残り一年の命をもって4年前の雪辱を果たしたいというわけか」「そのとおりでございます。あの忌まわしき驚異グリシャ・イェーガーの行いに終止符を打つのは、かつての息子である私でなくてはなりません」☆「悪かったなコルト。お前をダシにしちまって」「いえ。素晴らしかったです。エルディア人がマーレ軍元帥に意見を通すなんて。ジークさんの獣の能力は歴代とは全く違う。まるで話に聞く始祖の巨人だ。どうして特別なんでしょう。王家の血をひいているわけでもないのに」「さあな。結局俺が死ぬまでわからず仕舞いだろう。あ、記憶を継承するお前には知られちまうかもな。俺の秘密...」☆「一年でパラディ島をおとせるらしいな」「私には一年しか残されていないという話ですよ」「この3年間パラディ島に向かった調査船は1隻も帰ってきていない。ジーク。お前はこれをどう見る?」「軍の船が32隻も沈められたのならそれは巨人1体の仕業とは考えにくい」☆「少なくともエレン・イェーガーを含む巨人が2体以上、調査船に立ちふさがったのではないでしょうか」「同じ意見だ。島を攻めるには戦艦の支援が必要になるだろう」「ええ。そして何より敵の脅威は巨人だけじゃない」☆「待っ...」☆「楽しい夢でも見てるみたいだったから起こさないでおいてやったよ」「あの時の礼をまだ言ってなかったな。ガリアード...助かったよ」「礼には及ばん。そもそも9年前に俺が鎧を継承していればこんなことにはならなかった。兄貴がお前をかばってその辺の巨人に食われることもなかった」「マルセルの記憶を見たのか」「いいや。だが前身のユミルって女のことは少しわかった」☆「大層な名前をつけられた哀れな女だ。兄貴の顎を返してくれたのも、あの女の意志だろう?」「ああ。そうだ」「じゃあ、お前はあの島で何をしたんだ? 誰かに助けられてばかりじゃねえかよ...女の記憶を見たが...ありゃ何だ? ずいぶんと頼れる男を気取っていたようだったが...まるで兄貴の真似事じゃねえか」☆「ポッコ。艦砲射撃をくらった人をいじめちゃダメだよ」「その名で呼ぶな。ピーク」「大丈夫か」「人間に戻るのは2か月ぶりだからね。そのたびに二足歩行を忘れてしまうよ」「それよりライナー。ガビたちに顔を見せてあげなよ。すごく心配してたよ」「そうしよう」☆「久しぶりに会った気がするな」「えー。戦場じゃいつも一緒だったろ」「まあ...しばらくは休めるだろう」「だといいね」☆「なあ、巨人が戦争で役に立たなくなったら俺たち戦士隊は...エルディア人はどうなるんだろうな...」☆「あーライナー! もう歩いていいの? 」「ああ。みんなも大丈夫だったか」☆「ねえ、私たちレベリオの本部に帰れるんだって。それまでにこの街をまわろう...」☆「待てガビ。そっちは子供が行っちゃダメだってマガト隊長が...」「でも私、隊長が行ってるの見たよ」☆(ベルトルト、マルセル、アニ...)☆「待って...」☆「え?」「そっちの店はまだお前らには早い」「え~」 (ん? この後姿...)☆コルト 「お前らは見たか。エルディアの女神・ガビの雄姿を。ガビは800の同士に代わり果敢にも走行列車に挑んだ...このバカタレが誰のために命を張ったか? 俺にはわかるぞ。それは君たちエルディア人部隊のために他ならない...うおおおおお」☆「やつらを黙らせてきます」マガト隊長 「今宵だけだ。目をつぶろう」☆「ガービ! ガービ! ガービ!」☆「また見事に担がれたな」「兄に酒を飲ませるのが悪いんです。ガビもすぐ調子に乗るから...」「しかし実際に鎧の継承権を獲得するのはガビになりそうだ」「ええ。あなたを慕う少女がこのまま鎧を継承すればガビの寿命は27歳...あなたはそれでいいんですか?」「今おまえ何て言った? 九つの巨人を継承する名誉を冒涜したのか? もしこれを報告したらお前はコルトや親族と共に巨人兵器に加えられる」「ま、待ってください。発言を訂正させてください。戦士候補生ファルコ・グライスは己の一族を悪しきユミルの血から解放すべく、この血を生涯マーレに捧げます」☆「では九つの巨人を継承する名誉を何と心得る」「名誉マーレ人として栄誉と誇りを授かり祖国マーレへの忠誠を存分に示す権利が得られることと存じます」「鎧の巨人を継承したいのか」「鎧の巨人を継承するのは俺です」「そうだ。お前がガビを救い出すんだ。この真っ暗な俺たちの未来から」☆「誰が兄に酒なんか飲ませたんですか」ピーク 「コルトが欲しそうな顔してたから」ジーク 「まったく。ピークちゃんの思いやりを車両中に吐き散らすなんて」マガト 「昨夜は黙らせるべきだった...」☆「昨夜はまんまと担がれたんだってな...」「いいじゃない。担がれるうちが花だよ。実際、大活躍、だったんだもん」「ピークさん...」☆ブラウン副長...もし副長が俺と同じ考えでエルディア人を戦争から解放したいんだとしたら...信じていいのか...☆家族と再会☆ピークちゃんの父 (病気みたい)☆ジークの祖父母。☆「コルト! ファルコ!」☆「父さん。母さん」☆「ライナー。疲れたでしょう。帰ってゆっくりなさい」「母さん。そうさせてもらうよ」☆心的外傷を負ってしまったエルディア人負傷兵にファルコは声をかける。「大丈夫ですよ。きっと良くなりますよ。もうあなたは戦わなくていいんですから...」☆「どっか~ん! 狙ったとおり! 装甲列車は脱線してひっくり返った。作戦大成功」☆「でも敵は逃げ去る私に機関銃を撃ってきた。鉛玉をくらう寸前のところでガリアードさんが顎の巨人で私を守ってくれたの」「すごいわ。ガビ」「お前の勇気が多くの同胞の命を救ったんだ。お前はエルディアの救世主だ」☆「ライナー。ガビは戦士になれそうなのかい?」「ああ。ガビが鎧の巨人の継承権を得るのは決定的だと思う」「それはよかった。一族からふたりも戦士を授かるなんて...誇りに思うよ。あとはあの島に住む悪魔どもさえ消えてくれれば...エルディア人はみんな幸せになれるのにね」「でもライナー。お前でさえ島の悪魔から逃げるのがやっとだったんだろ」「ダメだよ父さん。凶悪で残虐な悪魔たちの住む島に5年も潜入してたんだよ。どんなにつらい目にあったか...機密情報じゃなくたって言えないよ」☆「いいや、話せることもある。俺はあの島で軍隊に潜入したんだ。連中はまさしく悪魔で残虐非道なやつらだったよ」「入隊式の最中突然芋を食い出したやつがいた。教官が咎めると悪びれる様子もなく答えた。うまそうだから盗んだと。そんな悪党だがさすがに悪いと思ったのか芋を半分譲ると言った。しかし差し出した芋は半分には到底満たないものだった。やつらに譲り合う精神などないからな。本当にどうしようもないやつらだった」 (サシャ(*´艸`*))「便所に入るなりどっちを出しにきたのか忘れるバカだったり、自分のことしか考えてねえ不真面目なやつに、人のことばっかり考えるクソ真面目なやつ。突っ走るしか頭にねえやつに何があってもついていくやつらだったり...それにいろんなやつらがいて...そこに俺たちもいた。そこにいた日々はまさに地獄だった」(コニー、ジャン、マルコ、エレン、アルミン、ミカサwww)「少し話し過ぎた...忘れてくれ」☆「いろんなやつらって何? 悪いやつらでしょ」「そうだよ、ガビ...島にいるのは世界を地獄にした悪魔だ。いつまた強大な巨人で世界を踏みつぶし進撃してくるかわからない。それを阻止するのは私たち善良なエルディア人でなくてはならない」☆「私たちを置き去りにして島に逃げたやつらに制裁を与えなくてはならない。私たちを見捨てたやつらに...」(ん? 何?)☆「おばさん、すごく心配してたよ。島からひとりだけ帰ってきて別人みたいになったって...」「...12歳だった息子がオッサンになって帰ってくれば、さぞかし心配させるだろう」「何か...嘘ついてる」「嘘? 何のことだ」「私にはわからないけどカリナおばさんにはわかるみたいだったよ」☆「珍しいですね。戦士長の部屋に集合なんて。マーレ軍の人は?」「この部屋にはいない。お茶ぐらいたまにはいいだろ」「さて、先の戦いで通常兵器が巨人兵器を上回る未来がより明確に知れ渡った。マーレが弱ればエルディア人はより生存権を脅かされる立場になる。これは民族滅亡の危機だ。唯一の解決策は早急に始祖の巨人とパラディ島の資源をマーレに納めること。まずは改めてあの島の脅威を強く世界に知らしめなければならない」☆「物語には語り手が必要だ。それをタイバー家が引き受けてくれるそうだ」「戦鎚の巨人を管理するタイバー家?」「確かにタイバー家は一度も巨人の力を敵国に向けたことがない。なにより巨人大戦でフリッツ王を退けた一族として諸外国に顔が利く。世界は耳を傾けざるをえないでしょう」「しかし広い土地で優雅に暮らしてきたタイバー家がいまさら出てきて英雄を気取るなんて...虫が良すぎませんか」「気持ちはわかるがタイバー家も祖国マーレを憂いているんだ」「これで祖国マーレが救われるならありがたいことです。俺たち戦士もタイバー家と協力して英雄国マーレ復活の礎となりましょう」「そうだ。近くこのレベリオで祭事が行われる。諸外国の要人や記者を招いてタイバー家は宣言を行う」☆「一年以内にパラディ島を制圧すると。エルディア人とマーレ人の運命はこの作戦にかかっている。もう失敗は許されない。祖国マーレの未来のために今一度、皆の心をひとつにしよう」☆「ガリアードは多少不満があるようだが、まあ任務となれば徹底するやつだ」「密室でこの内容なら問題ないだろう」「ジークの一言がなければな」☆この部屋にはいない...か。俺はまた行くのか...あの島へ...★次回 『希望の扉』
2020.12.21
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第16話 あらすじまとめ850年。人類は初めて巨人から自分たちの領土を奪還した。多大なる犠牲をはらって。ミカサ、アルミンらも調査兵団に入団。1ヶ月後、エルヴィン・スミス率いる調査兵団は、巨人の秘密があるとされる、シガンシナ区へのルートの模索のために、カラミス区を出発した。第57回壁外調査が開始される。第17話 女型の巨人 援護班の支援は旧市街地まで。それより先は完全に巨人の領域。頼れるのはエルヴィン団長の作戦だけ。長距離索敵陣形が展開される。【長距離索敵陣形】・前方班延長に、長距離だが確実に前後左右が見える距離で、等間隔に兵を展開。可能な限り索敵伝達範囲を広げる。主に巨人と接近するのは初列索敵班の兵士。巨人を発見次第、赤の信煙弾を発射。確認した兵は同じようにして伝達する。それによって巨人の位置を確認した団長が緑の信煙弾を打ち、陣形全体の進路を決定する。こうして陣営全体が巨人との接近を避けながら目的地を目指すことができる(しかし、地形や障害物により発見が遅れ、陣営内で巨人に出くわす場合もある)馬を進めながらアルミンは考えていた。さっきから変だ。赤の煙弾が打たれてしばらくたつのに、陣形が乱れている。まさか......黒い煙弾が上がる。近くの人間を無視して陣形中央に迫っているのか。間違いない、やつは奇行種だ。・これまでの対処法が通じるのは、行動が予測しやすい通常種までで、行動が予測できない奇行種に対してのみ戦闘が必要。 アルミンの班長が奇行種を倒すが、もう1体の巨人が近づいてくる。索敵を無視して来たところをみると、また奇行種か。すごい速さで近づいた14m級の女型の巨人は、急所への攻撃わかわして攻撃してきた。アルミンは気づいた。あれは奇行種じゃない。知性がある。エレンと同じ、巨人の皮をまとった人間だ。仲間を倒され、ひとり逃げるアルミンを追う巨人。このままじゃ殺される。こいつらは、何が目的なんだ。 女型の巨人は、巨人の大群を連れてきた。右翼索敵班は、ほぼ壊滅。アルミンの前に立ちはだかる女型の巨人。が、顔を隠していたフードをつまみ、アルミンの顔を確認すると、そのまま走り去った。殺さないのか? ライナーがアルミンのところに来る。煙弾を確認した奇行種はあれかとたずねるライナーに、アルミンは奇行種ではなく、巨人のからだをまとった人間だと話す。索敵遂行不能の黄色い煙弾があがる。ジャンが来て、大量の巨人が押し寄せて右翼索敵が壊滅状態だと告げる。下手をすれば全滅だと。 大量の巨人が来たのは女型の巨人が来た方向。あいつが率いてきたのか。あいつは、巨人のからだをまとった人間。エレンと同じことができる人間だ。そう思った理由をライナーに聞かれたアルミンは、「巨人は人を食うことしかしない。その過程で死なせるのであって、殺す行為自体が目的ではない。あいつは急所を狙われたとたんに先輩を握りつぶし叩きつけた。食うためじゃなく、殺すために殺した。他の巨人とか本質が違う。超大型や鎧の巨人が壁を破壊したときに大勢の巨人を引き連れてきたのは、きっとあいつだ」 目的は一貫して人類への攻撃だが、誰かを探しているんじゃないかという気がするとアルミン。探しているとすれば、エレンか。エレンのいる位置は、アルミン、ジャン、ライナー、それぞれが渡された企画誌で違っていた。いるとすれば、この陣形の一番安全なところのはずとアルミンは言う。だとしたら中央の後方あたりか。自分たちで女型の巨人をくいとめようとジャン。「誰のものともしれない骨の燃えカスにがっかりされたくないだけ。おれには今、何をすべきかがわかる。そしてこれが、おれたちの選んだ仕事だ。力を貸せ」 アルミンは、あいつは、僕らが誰かわからないうちは、下手に殺せないはずだから、顔が見えないようにフードを深くかぶるようにと言う。巨人の弱点を把握しているやつを倒すのは不可能だろう。あのふたりなら、もしかしたら。 ジャンが仕掛ける。アルミンが飛ばされる。攻撃しようとすると女型の巨人は、急所のうなじをかばった。このまま潰されるのか。アルミンが叫んだ。「ジャン、死に急ぎ野郎のかたきをとってくれ。そいつに殺された......」すると女型の巨人の動きが止まった。 巨人の動きが止まっている隙にライナーがうなじを直接狙う。しかし、捕まえられて手の中に。握り潰されたかと思った瞬間、ライナーは巨人の手を破壊して逃げた。アルミンを抱え、巨人から離れようという。巨人は追ってこなかった。そして走り出した。方角は中央後方。もしかして、エレンのいる方へ? ☆次回 「巨大樹の森」調査兵でも止めることができない。女型の巨人はついにエレンの姿をとらえる。【感想】女型の巨人はかなり手ごわそうですね。倒せるのでしょうか。それにしても、アルミンは賢いですね。ところで、ライナーが巨人の手から抜け出したシーン。ちょっとよくわからないのですが、彼って......それに、エレンのいる場所が女型の巨人にわかったのは......今後の伏線なんでしょうね。期待して次を待つことにします。DVD付き 進撃の巨人 (12)限定版著者:諫山創価格:2,980円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2013.08.11
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・各話、タイトルクリックで、あらすじ・感想 記事にリンクしています【アインクラッド編】仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム「ソードアート・オンライン(SAO)」プレイヤーのひとりであるキリトは仮想世界を満喫していたが、他の1万人のプレーヤーとともに、開発者の恐るべき宣言を聞く。このゲームはクリアするまで脱出不能、そしてゲームオーバーは現実での死を意味する、と。キリトは終わりの見えない死闘に身を投じていく.....☆第1話 剣の世界☆第2話 ビーター☆第3話 赤鼻のトナカイ☆第4話 黒の剣士☆第5話 圏内事件☆第6話 幻の復讐者☆第7話 心の温度☆第8話 黒と白の剣舞☆第9話 青眼の悪魔☆第10話 紅の殺意☆第11話 朝露の少女☆第12話 ユイの心☆第13話 奈落の淵☆第14話 世界の終焉 【フェアリィ・ダンス編】ソードアート・オンライン(SAO)の中に閉じ込められていたキリト(桐ヶ谷和人)は、ヒースクリフ(茅場晶彦)との死闘のすえ現実世界に帰還。同時にデスゲームを生き残った者たちも生還したが、アスナら300人のプレイヤーたちは意識を取り戻さず、眠り続けている。キリトはアスナを救うため、新たな戦いに挑む。そこは妖精たちが舞う世界.....☆第15話 帰還☆第16話 妖精たちの国☆第17話 囚われの女王☆第18話 世界樹へ☆第19話 ルグルー回廊☆第20話 猛炎の将☆第21話 アルヴヘイムの真実☆第22話 グランド・クエスト☆第23話 絆
2012.12.10
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「pupa」とは未知のウイルスの名前。厳しい家庭環境の中で寄り添いながら生きる兄・現(うつつ)と妹・夢(ゆめ)だが、ある日、赤い蝶を見た妹はpupaウイルスに感染、怪物に羽化してしまう。兄は妹を助けるため、ある決断をする。★注意: 残虐表現あり 前のお話は→ 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話pupa (ピューパ) 第9話 「展翅」(てんし) あらすじ 「ここは、どこ? わたし、どうなってるの?」目隠しをされ、イスに鎖で縛りつけられた夢。「メス」という声と兄の悲鳴が聞こえてくる。男たちの話す声。「いいかげん黙らせろ」「麻酔が足りてないんじゃないか」「そけが、どれだけ投与してもウイルスが無効化してしまって」「ピューパウイルスか。万能ウイルスもここまでくると考え物だな」「さっき取り出した臓器がもう再生している。これはもう人間ではないな」 「ガキ拉致って解剖するほうが、よっぽど神経おかしいだろうが」(現)「勘違いしているようだな。これは拉致ではなく隔離だ」「おにいちゃん」「安心したまえ。わたしたちは、あの女とは違う。君たちのデーターは人類の未来のために報告させてもらう」「そのわりには、ずいぶん楽しそうに解剖するんじゃねえか。このヘンタイ野郎」(現)「威勢がいいのは結構だが、状況を考えることだ」 「おにいちゃん~!!!」夢は鎖を引きちぎって立ち上がった。その姿は......
2014.03.10
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☆キスで契約、妖かし系ラブコメディー・桃園奈々生(ももぞのななみ) 女子高校生。父の借金のためにある日突然、家を追われホームレスに。そして、ひょんなことから神様になる。★前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ第7話 「神様、デートに誘う」☆奈々生が通う宇治上高校は期末試験の真っ最中。 「期末試験なんて、シイタケの次に嫌い」 なのに巴衛が作った弁当にはシイタケがいっぱい。「なんで入れたの?」「わざとだ」 奈々生の護衛だと言って学校についてくる巴衛は女の子に大人気。そこに鞍馬もやってきて、巴衛と口げんか。「せっかく妖怪どうしなんだから、なかよくすればいいのに」 ☆その様子を隠れて見ている、猫田あみ。鞍馬にあこがれるあみは、先日助けてもらったお礼をしたいと話す。奈々生は鞍馬を呼んできてあげると言う。「大丈夫、ふたりっきりで話せるように、なんとかする」 鞍馬の背中に「空気」のお札。これで誰も寄って来ない。 そこに、あみがやって来て、「この前は助けてくれてありがとう。私、まだお礼も言ってなかったから」「君、だれだっけ?」 ショックで駆けだしたあみは、つまずいて転んで、イチゴのパンツが丸出しに。 それを見た男子生徒たちにからかわれるが、鞍馬が注意する。 「猫田さんね。猫田、何ちゃん?」覚えてもらえて、お礼も言えたようで。 「よかった」千里眼を使って遠くから見守っていた奈々生。巴衛は浮かない顔だが、人と妖怪がなかよくするのはいいこと。人と接してみればと言うと、「オレはお前が守れていれば、それでいいよ」『そんなこと、さらっと言わないでよ』 ☆一年の女の子が奈々生のところに来る。巴衛が大好きだが、いつも奈々生と一緒。ふたりはつきあっているのかとたずねる。そういうのじゃないと言うと、巴衛と一緒に帰りたいと言い出す。「いいよ」 たいしたことじゃない。奈々生は先に帰ると手紙。巴衛のところに一年の女の子が来て、ひとりで帰るなら一緒にと言うが、「いや、ひとりじゃない」巴衛は冷たく断る。屋上にひとりでいた奈々生は、巴衛に人と接してみればいいのにと言ったが、『あんなこと、言わなければよかった。バカだなあ。勝手に安請け合いして勝手に後悔してる。最悪だよ。こんなにモヤモヤするなら、いいよなんて言わなきゃよかった』 そこに怒った巴衛がやって来て、「よけいな気を使って勝手に立ち回るな、オレにとって、お前以上に優先すべきことなどない。自覚しろ」 『その一言でわかってしまった。心ゆさぶられる自分に気づいてしまった。知らないうちに、こんなにも好きになってしまっている』☆期末試験もやっと終わり。友だちに、関係が進展しないのなら、デートでもしてみたらとアドバイスされる。いつもと違うことをして、うんと可愛くふるまうのだと。巴衛はいつも、社の仕事があるからと帰りを急ぐが、今日は違うことをしてみよう。水族館に行くことにする。 ☆久しぶりの水族館を楽しむ奈々生だが、巴衛は楽しそうじゃない。なんとかしないととアシカのショーに。人が多くて見えない~ と、巴衛が奈々生を抱える。「見えたか?よし、行くぞ」 せっかく来たんだからと夜景をみる奈々生。巴衛は奈々生の行動に不審を抱く。巴衛は鞍馬に、思春期の娘の扱いには注意しろと言われていた。 「ひとつ聞いておきたいことがあるんだが、お前、オレに懸想してないだろうな」「天狗(鞍馬)が言っていたんだが、思春期の女は男にいろめきやすい。お前も例外でないと。オレとの主従関係を色恋沙汰にすげかえる危険があると。まあ天狗の戯言だな。忘れろ」 「そうだって言ったら? 私が巴衛のこと好きって言ったらどうするのよ」 巴衛は奈々生を抱えて、ビルの上を歩き出す。「気の迷いだ。オレは人間の女など好きにならないよ。うんと夜風に当たって頭を冷やすといい。目が覚めるまで待っててやる。気の迷いだったと認めればおろしてやる」「言わない。私は巴衛のこと好きなんだもん。私のこと大事だって言ったじゃない」巴衛が手をはなしてしまい、奈々生がビルから転落する。巴衛は必死に奈々生を助けようとするが、奈々生は、助けないで、さわらないでと落下していく。 「たのむ、もう二度とお前にふれないと約束するから、今だけは助けさせてくれ」 「こんなに優しくて強くてあたたかいのに、あきらめろなんてずるい。止められないよ。きっと、もっと好きになってく」(次回、神様、海へいく)●鞍馬、いいとこあるね。てか、巴衛、奈々生の言葉にビックリして(気づいて?)手をはなした? そりゃ助けなきゃ。う~ん、毎週ベタほめで来たけど、これは苦手な少女マンガか? 今日は感想はこれだけにしよう。できれば次回は、恋愛一辺倒じゃないといいなwww☆記事のランキングは外しました。応援してくださる方、おきてがみの方、ホームにあります
2012.11.15
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小野田坂道は千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。 弱虫ペダル あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています第1クール【OP】リクライム 【ED】 風を呼べ ☆第1話「アキバにタダでいけるから」 ☆第2話「部員をふやすため」☆第3話「僕は友達いないから」 ☆第4話「鳴子章吉」☆第5話「総北高校自転車競技部」☆第6話「ウェルカムレース」☆第7話「追いつきたい」☆第8話「スプリントクライム!!」☆第9話「全力VS全力」☆第10話「ピークスパイダー」☆第11話「肉弾列車!!」☆第12話「合宿初日!」 第2クール 【OP】弱虫な炎 【ED】I'm Ready ☆第13話「今泉と鳴子の1000km」☆第14話「朝霧の再会」☆第15話「策略」☆第16話「一点突破」☆第17話「最後尾の小野田」☆第18話「全力の勝負」☆第19話「新たなるスタート」☆第20話「真波山岳」☆第21話「石道の蛇」☆第22話「インターハイ開幕」☆第23話「トップスプリンター!!」☆第24話「震える泉田」☆第25話「負け」 第3クール【OP】Be As One 【ED】Glory Road ☆ 第26話「空が見える」☆第27話「山神東堂」☆第28話「100人の関所」☆第29話「山頂」☆第30話「荒北と今泉」☆第31話「強者3人」☆第32話「希望の夜」☆第33話「ヒメなのだ」☆第34話「新開隼人」☆第35話「勝利する男」☆第36話「最強最速」☆第37話「王者交代」☆第38話「総北の魂」 ページビューランキング
2014.07.03
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東京の人々を恐怖に陥れる喰種(グール) 普段は人と変わらぬ姿で人に紛れ、人を襲い、そして人を喰らう。人を食べることでしか生きられない者たち。平凡な大学生カネキは趣味が合うきれいな女性と出会い急接近。しかしそれは悲劇の始まりだった。東京喰種 第1話 「悲劇」20区のアクアビルディングで複数の男性の遺体発見のニュースが流れる。喰種(グール)の犯行と見て捜査が行われている。 主人公 カネキ (人間→半喰種?) 左 ヒデ (人間) 中央 トーカ (喰種)喫茶店「あんていく」で親友のヒデ(永近英良・ながちかひでよし)と雑談するカネキ(金木研・かねきけん) この店で出会った女の子を待つがヒデは店員のトーカ(霧島菫香・きりしまとうか)に名前をたずねる。お目当ての女性リゼ(神代利世・かみしろりぜ)が現れる。ヒデは美女と野獣だ、諦めろと言うと先に帰っていった。 リゼ (大喰い/喰種)読書好きの大学生カネキは本を広げる。高槻泉のミステリー、黒山羊の卵。見ると彼女も同じ本を読んでいた。カネキとリゼは次の日曜に本屋デートをすることになり、カネキはヒデに報告する。喰種の捕食事件の現場はひどい有様だった。人ひとり食べれば1ヶ月はもつと言われていたが、例外の大食いもいるようだった。 リゼと念願のデート。高槻作品の話で盛り上がり楽しい時間を過ごすが、リゼは食べ物はほとんどとらず、ダイエット中なのでと言った。帰り道、喰種の事件があった現場の近くに住んでいて怖いというリゼをカネキは送っていくことにする。ヒデの話や亡くなった両親の話などをする。人通りのない道へと歩いて行くふたりをトーカが見かけていた。思いきって、また会ってもらえませんかとカネキはリゼに言う。リゼは読書の傾向も似ているし年齢も同じだし共通点おおいですよねと言った。カネキに近づくと、わたしもあなたのことが好きと言った。するとリゼに異変が。いきなりカネキの肩口に噛み付くと、おいしいと言った。 読書より逃げ惑う人の内臓を引きずり出すのが好きだとリゼ。からだから捕食器官(赫子・かぐね)を出してカネキを襲う。リゼは喰種だった。嘘だと言いながら逃げようとするが捕まる。おなか優しくかき混ぜてあげますからねとリゼ。カネキは瀕死の状態に。死んじゃったの、残念と言うリゼを落下した工事現場の鉄骨が直撃。リゼ即死か。 救急車で病院に運ばれるカネキ。医師の判断で臓器移植が行われ、一命をとりとめた。嘉納医師は問題はないと言うが何も食べられなくなっていた。味覚が変だ。すべてが生臭い感じ。精神的なものかもしれないから、焦らずゆっくり治すようにと言われた。回復して退院するカネキ。あの日のリゼとの出来事が嘘だったように思えてくる。でも確かなのは、あれから何かが変だということ。家に戻るとヒデからの退院祝いが玄関に。ヒデは何度かお見舞いにも来てくれていたらしい。メッセージと一緒にカネキの好きな食べ物が入っていた。 テレビで喰種のことを放送していた。研究家の小倉が話している。喰種は人からしか栄養を摂取できない。舌のつくりが違うから人間の食べ物を食べるとめちゃくちゃ不味く生臭く感じる...カネキはヒデがくれた食べ物を食べてみる。何度も食べてみたが、めちゃくちゃ不味くて吐いてしまう。ヒデがわざわざ買いに行ってくれた大好きなハンバーグ。作って食べたが結果は同じだった。 ヒデから元気になったら連絡しろよとメッセージ。駅前で高槻泉のサイン会をしていたとありカネキは出かけてみるが終了していた。街を歩くと、人、人、人。お腹が鳴った。肉、肉、肉...カネキは家へ逃げ帰った。鏡を見ると左目に変化が。赫眼(かくがん) : 喰種は特殊能力を使うときや興奮状態のときに眼球(一般的には両目)が赤く変化する。原因はリゼの臓器を移植されたから。カネキは包丁で自分の腹を刺すが包丁が折れてしまう。もう他にどうしろというのか。カネキは泣いた。夜の街を歩くカネキは食べ物の匂いに気づく。母さんの手料理のような優しい香り。自分にも食べられる何かがあるんだと思い駆け出す。香りにたどり着くと死体を食べる喰種がいた。 ニシキ (喰種)カズオと名乗る喰種はカネキに食べ物を分けてくれようとするが、喰い場を荒すなとニシキ(西尾錦)にやられる。カネキはたまたま通りかかっただけで知らなかったと言うが首を締め上げられる。そこに、いつからあんたの喰い場になったんだとトーカが現れる。 大食い女(リゼ)は死んだんだろうとニシキ。トーカはリゼが奪った喰い場は力の弱い者に分け与える、20区の管理はあんていくの仕事だと言った。ニシキはトーカに襲いかかるが簡単に傷つけられて逃げて行った。死体に手が伸びるカネキだが、なんとか押しとどめようとする。 食べないのと言ったトーカは、カネキの片目だけの赫眼を変わっているねと言い、リゼと一緒にいた人だと気づく。カネキはトーカに助けてくださいと言った。信じてもらえないかもしれないけど、僕は人間なんです。なのにそれを食べたくてしかたがなくて、でもそうしたら、人間ではなくなってしまう。嫌だと言うカネキに、食べる勇気がないなら手伝ってやるよとトーカ。カネキの口に押し込んだ。ゴクリ、カネキは飲み込んだ。☆次回 「孵化」★いきなりショッキング画像満載でした。臓器移植で喰種になってしまったなんて悲劇ですね。原作を数巻読んでいてアニメ化を楽しみにしていた作品です。とりあえず画像控えめでアップ予定です。ページビューランキング
2014.07.07
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仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。SAO事件から1年。死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。★前のお話(I期)はこちら→ 「ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」ソードアート・オンライン II #01「銃の世界」 テレビ出演中の最強プレイヤー、ゼクシードに酒場で銃を向ける男がいた。偽りの勝利者よ、今こそ真なる力による裁きを受けるがいいと言うと銃を撃った。するとゼクシードが胸を押さえ画面から消えた(神谷さん退場)これが本当の力、本当の強さだと言う男は、デス・ガンと名乗った。 2025年12月。SAO事件から1年が経とうとしていた。現実世界と仮想世界の違いって何だろうと言うアスナにキリトは情報量の大小だけさと言った。偶然あの頃カラーの服のふたりは皇居デート。江戸城本丸跡。進路のことについてたずねるアスナ。キリトはプレイする側でなく作る側になろうと思うと言った。私はキリトくんといつまでも一緒にいたいなあと言いかけてユイのことでごまかすアスナ。今はまだ情報量の差が壁を作っているが拡張現実環境がいつでも使えるようになれば、ユイとも一緒に暮らせるようになるさとキリトは言った。 情報量の差を手を握ることで説明するキリトw 世界の壁を越えてユイといつも一緒にいられる日がきっと来るよね。その装置はキリトくんが作ってねとアスナ。夕焼けがふたりを染めていた(wwwハイハイ) 4時間前。キリトは総務省仮想課の菊岡と会っていた。1年前に病院で目覚めた時、真っ先に駆けつけた人物。高級店のスイーツ付きで何の話? SAO関連の話はずいぶんしたはずだと言うキリトに菊岡は今日はちょっと違うと言って話し始めた。★菊岡とキリトは甘い物好き。 Extra Editionにも登場しています→「菊岡さん かばんの中は 菓子だらけ」先月、東京都中野区で死後5日経って発見された男。死因は急性心不全。ガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン中だった。男のキャラクター名はゼクシード。10月に行われた最強者決定イベントの優勝者。死亡した時は、MM0ストリームという番組に再現アバターが出演中だった(冒頭の場面) 消滅した時刻と酒場で謎の男がテレビを銃撃した時刻はほぼ同じ。キリトは偶然だろうというが菊岡はもう一件あるという。11月28日。埼玉県さいたま市で亡くなった、GGOの有力プレイヤー、うす塩たらこという男も死因は心不全。ゲームの中でギルドの集会に出ていて乱入したプレイヤーに銃撃された。銃撃した男はゼクシードのときと同じと思われる。裁き、力といった言葉のあと、デス・ガンと名乗った。ナーブ・ギアのときのような脳への損傷はなくふたりの死因は心不全。偶然か噂で出来上がった話だろうと言うキリトに仮定の話だと言って菊岡は聞いた。ゲーム内の銃撃によってプレイヤー本人の心臓をとめることは可能だと思うかと。キリトはゲーム内からプレイヤーの心臓をとめるのは不可能、銃撃とふたりの心臓発作は偶然の一致だと言った。 自分もそう思うと言いながら、ケーキをもうひとつで引き止めた菊岡はキリトにGGOにログインして、デス・ガンと接触してくれないかと頼む。キリトは嫌だと断るが、デス・ガンはターゲットにこだわりを持っていて強くないと撃ってこないようだと言う。茅場(先生)が最強と認めたキリトならと。キリトはGGOはプロがウヨウヨしているからと言う。ゲームコイン現実還元システムを採用しているため、毎月コンスタントに稼ぐ連中「プロ」がいる。ゲームにつぎ込む時間と情熱は他のMMOとは比較にならない。俺なんかがノコノコ出て行っても相手にならないから他をあたってくれとキリトは言った。 菊岡は他にあてなどない。プロが相手で荷が重いなら調査協力費の名目で"これだけ"払うと言った(それいくら?w) そこまでこだわるのは、上のほうが気にしているからと菊岡。フルダイブ技術が現実に及ぼす影響は各分野で注目されている。この一件が規制しようとする勢力に利用される前に事実を把握しておきたい。その確信がほしいということだと。運営に問い合わせることもできず、ゲーム内で直接の接触を試みるしかない。銃撃されろとは言わないから見た印象で判断してくれればいい。行ってくれるねと菊岡は言った。『アインクラッドでは4000人もの人が命を落とした。1年経ってその記憶も過去のものになろうとしていた。でも再び仮想世界で殺人事件が起きて、俺はその世界に呼ばれようとしている。まるで誰かが、忘れるなと言ってるみたいに』 君がここに連れて来てくれた理由がなんとなくわかったよとアスナ。世界が時間という軸と空間という面で構成されているなら、わたしたちの現実世界の中心は間違いなくこの場所。ザ・シードによってどこまでも広がりつつある仮想世界の中心軸はもう存在しないあの城。だから夕焼けの色がこんなに懐かしいんだ。アスナの話を聞いてキリトは、アインクラッドの構造は時間軸と空間面を象徴していたのかもと言う。キリトはアスナにGGOのことを言いかけてやめる。今度はリズやリーファちゃんたちも連れてまた来ようとアスナ。そうだな、春になったらなとキリトは言った。 ターゲットを狙撃するシノン。「こんなプレッシャー、こんな不安、こんな恐怖なんて...距離1500、そんなの丸めた紙をくずかごに投げ込むようなもの...そう、あのときに比べれば......次...」☆次回 「氷の狙撃手」★お、ゼクシードは神谷さん、と思ったら早々に退場~もう出ないのかな。菊岡さんはキリトくんが好きなのかな。久しぶりのキリトくんは相変わらずの感じで、お話も相変わらずどうでもいいことが長いような気もしたけどw 今度は銃の世界のようで、どうなるのか楽しみです。シノンは最後に登場ですね。おお、カッコイイですね。最後の歌、これがOPなのかな。こちらもいいですね。ページビューランキング
2014.07.09
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ソードアート・オンライン II あらすじ・感想★I期はこちら→ 「ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」【ファントム・バレット編】 仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。SAO事件から1年。死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。☆第1話「銃の世界」☆第2話「氷の狙撃手」☆第3話「鮮血の記憶」☆第4話「GGO」☆第5話「銃と剣」☆第6話 「曠野の決闘」☆第7話 「紅の記憶」☆第8話 「バレット・オブ・バレッツ」☆第9話 「デス・ガン」☆第10話 「死の追撃者」☆第11話 「強さの意味」☆第12話 「幻の銃弾」☆第13話 「ファントム・バレット」☆第14話 「小さな一歩」★第14.5話「Debriefing」 (総集編)【キャリバー編】 ALOで新たなクエストが始まった。それは伝説の聖剣「エクスキャリバー」を獲得するもの。新たにシノンがメンバーに加わり、キリトたちは7人でクエストに挑む☆第15話 「湖の女王」☆第16話 「巨人の王」☆第17話 「エクスキャリバー」【マザーズ・ロザリオ編】 新生アインクラッド、24層の小島に現れる「絶剣」オリジナル・ソードスキルを賭けたデュエルで対戦相手全員を打ち負かした。キリトも敗北。デュエル以外に何か目的があるのではと気になったアスナは戦いを挑む。☆第18話 「森の家」☆第19話 「絶剣」☆第20話 「スリーピング・ナイツ」☆第21話 「剣士の碑」☆第22話 「旅路の果て」☆第23話 「夢の始まり」☆第24話 「マザーズ・ロザリオ」 ページビューランキング
2014.12.22
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進撃の巨人 #73 暴悪☆前のお話は → 「第60話~第72話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆ニコロが働くレストランでの話の続き。アルミンがガビに「...殺す殺すって君はそればっかりだね。誰かとそっくりだ」と言ったところに、その誰かさんがぬるっと現れて、話がしたくて来たと言い出したところから。「静かに話したい...エルディアの問題を解決するのに争いは無用だ。ハンジさんたちなら大丈夫。ここから移動してもらっただけだ」「エレン...君と話したかったのは僕らの方さ。どうして単独でマーレ襲撃に至る選択をしたのか...」「...本当にジークやイェレナに懐柔されてしまったのか...」「俺は自由だ」「...え?...」「俺が何をしようと、何を選ぼうと、それは俺の自由意志が選択したものだ」「イェレナと密会した後の行動も、エレンの自由意志なの?」「そうだ」「いいえ。あなたは操られている。あなたは敵国とはいえ関係のない人々や子供を巻き込むような人じゃない。そして誰よりも私たちを思い大切にしてきた...そうでしょ。あの山小屋で私を助けてくれたのは...マフラーを巻いてくれたのは...あなたが優しいからでしょ?」「手はテーブルの上に置けと言っただろ」「俺はレベリオでジークと話をした。兄弟水入らずでな。ジークは巨人についてマーレが知っている以上の知識を手にしている」「アルミン。お前はまだアニのところに通っているだろ。それは本当にお前の意識か? 」「!!...なッ、何を...!?」「記憶が人を形成するのなら、お前の一部はベルトルトになっちまったんだよ。敵国兵に恋心を抱く。敵国兵にな。アルミン、お前の脳はベルトルトにやられちまった。敵に操られているのはお前の方だろうが」「エレン、あなたは...」「ミカサ、お前もだ」「アッカーマン一族はエルディアの王を守る意図で設計されたんだよ。あの時お前は、死に直面する極限状態の中で俺の命令を聞いた『戦え』と。その瞬間お前の本能が目を覚ましたんだろう。偶然、俺を護衛すべき宿主だと錯覚したことでな」「違う」「違う? 何がだ?」「偶然...じゃない...」「あなただから...エレンだから...私は強くなれた。それは、あなただから...」「力に目覚めたアッカーマンは突発性の頭痛を起こすことがよくあったらしい。本来の自分が宿主の護衛を強いられることに抵抗を覚えることで生じるらしいが心当たりは?」「...ない」「要するに、本来の自分を失いただ命令に従うために作られた一族。つまりは奴隷だ」「やめろ、エレン」「俺がこの世で一番嫌いなものがわかるか? 不自由なやつだよ。もしくは家畜だ」「エレン」「そいつを見ただけでムカムカしてしょうがなかった。その理由がやっとわかったよ。何の疑問も抱かずただ命令に従うだけの奴隷が見るに堪えなかった」「俺はガキの頃からずっと、ミカサ、お前が大嫌いだった」(原作の「嫌い」が「大嫌い」になってる~(/_;))「エレン!! よくもミカサを!!」「...ミカサ?」「...お前はただそうやって、アッカーマンの血が反応するままに生きてきた」「ち...違う...」「お前はただ、それだけだ」「なあ、アルミン。お前とは昔からケンカしたことなかったよな。何でかわかるか?...お前と俺じゃケンカになんねぇからだよ」「...もう...やめて」「最初に言った通り、お前らがジークの居場所を教えるってんなら、俺たちは争う必要はねぇ。だから大人しく付いてこい」「連れて行け。サシャを殺したガキもだ」「...それで? 結局何が...言いたかったんだよ...? ミカサを傷つけることが君が求めた自由か...? ...どっちだよ。クソ野郎に屈した奴隷は...」「ッ...誰が...奴隷だ...行くぞ」「どこに?」「始まりの地。シガンシナ区へ」「冗談じゃねぇ。巨人に食わせるべきクソ野郎は他にいる...ジークの『獣』を他のやつに移す。イェーガー派とかいうのを一人でも捕らえて巨人にしジークを食わせてやれ。エレンが本当にジークに操られているのか知らんがジークさえ失っちまえば連中はおしまいだ。ピクシスにそう伝えろ。行け」「本気ですか兵長...」「やつの手足でももいでおけば、じいさんも腹くくるだろ」「読書は楽しいか?」「面白いよ。7回も読んだ割には」「俺たちの会話が気になって集中できなかっただろ」「7回も読んだ本に熱中しろってか? ところでワインはもう残ってないのか?」「ひと月もここにいるんだぞ。一滴も残ってねぇよ」「まったく...ひでぇ拷問を考えるもんだ...」「読書を続けろ」「了解だボス」(ピクシスの返答がどうであろうと奴を切る。完全武装の兵士が30名。この森を上から囲んでいる。獣の巨人になろうと奴に逃げる術はない。やはり髭面野郎は俺たちの敵だった。それが判明した時点で人質に手足をつけとく理由はねぇよな)(...長かった。エルヴィン...あの日の誓いをようやく果たせそうだ。お前たちの死には意味があった。それをようやく証明できる)ジークが走り出して、叫ぶ。兵士たちが巨人化して落ちてくる...「何だ...」「一瞬、体が痺れて...」「俺も」「俺もだ...」 アンカ「え...? 私は何とも」ピクシス「...」ナイルたち憲兵も。ファルコ「体中に電気が流れたような...」ジーク「お別れだ兵長。部下思いのあんたのことだ。多少大きくなったぐらいで何にも悪くない部下を切り殺したりなんかしないよな?」「ワインだと...? どうして任務中に酒がいる?」「兵長。これは憲兵の連中しか飲めなかったマーレ産の希少なやつなんですよ」「少しくらい楽しみがないと...」「紅茶があるだろ...めんどくせぇな...いいだろう。持っていけ」「...ジークの脊髄液がワインに...いつから仕込まれていやがった...体が硬直する予兆はなかった。嘘だったから?」「クソッ、速えぇ...動きが普通じゃねぇ。これもジークの仕業か...」「...バリス...」「まだ...そこにいるのか...お前ら...」 「決別だ。お互いを信じることができなかった。全世界の戦力がもうじき、この島に集結してしまう。それがどういうことか、わかっていない」「自分たちには力がある。時間がある。選択肢がある。そう勘違いしてしまったことが...リヴァイ...あんたの過ちだ...まあ、俺の真意を話したところで...わかりっこないだろうがな...」「なあ、エレン...俺たちにしか、わからないよな」「この森を抜ければ、すぐお前の元だ...しかし、ちゃんと場所と時間を覚えているんだろうな。エレン」「何だよぉお。もおおお。またかよぉおぉぉおおおお」「どこだ? どこに行った? リヴァイ」「お前の可愛い部下たちはどうした!? まさか殺したのか!? 可哀想に!!」「枝...」「必死だな。髭面野郎。お前は大人しく読書する以外なかったのに...」「何で勘違いしちまったんだ。俺から逃げられるって。部下を巨人にしたからって、俺が仲間を殺せないと思ったのか?」「俺たちがどれだけ仲間を殺してきたか知らねぇだろうに」「よぉ、髭面。てめぇ、臭ぇし汚ねぇし、不細工じゃねぇか。クソが。まあ...殺しゃしねぇから安心しろよ。すぐにはな」「知っての通りザックレー総統が殺された今、兵団内やこの壁内の情勢は不安定な状況にある。だが貴様ら訓練兵には関係のないことだ。109期訓練兵団は予定通り巨人襲撃時のシガンシナ区防衛訓練を行う」「わかったのか?」「は、はい」「今さら剣で巨人のうなじを斬りつける練習なんてな...」「もう巨人なんて襲ってこねぇだろ」「敵は壁外の人間なんだぞ」「それよか、もっと銃火器の訓練して『エルディア軍』を作らなきゃいけないって親父も言ってた」「時代はとっくに変わったってのに、もう古いんだよ。シャーディス教官は」「エルディアに希望があるとしたら、イェーガー派が国の実権を握ることだ」「な...! スルマ...聞こえるぞ」「でも、みんなそう思っているだろ?」「みんなエレン・イェーガーにエルディアを導いてもらいたいはずだ。非情な決断も下せるような強い指導者に」「...な!? ハンジ!?」「お久しぶりです。教官殿。突然ですが、この兵団支部は我々が占拠しました。イェーガー派? とか言われている我々が」「これより我々の指示に従い動いてもらいます」「イェーガー派...」「身の程をよくわきまえているようだな。フロック...銃口でも向けない限り貴様らのような小便小僧など誰も相手にしないと考えているのなら、それは確かだ」「フロック!?」「外した...とりあえず足でも撃って話を早くしようと思ったんですが...」「話とは何だ」「いや、あなたには関係ありません。頭の固さしか取り柄のない老人なんて不要なんですよ」「これからは、訓練兵諸君!! 君たちの時代だ!!」「我々イェーガー派は、現在滅亡の危機にあるエルディアを救うために心臓を捧げると誓った!! それはこの古い兵団組織のためではなく、この島に住む民のためにだ!! このまま時代遅れの兵団に従属していては、なす術もなく外の世界の敵に蹂躙されるのみだ!!」「今、君たちに問う!! 君たちは何者だ!? 我らエルディアの指導者エレン・イェーガーと共に生きる者か!? それとも、ここにいるキース・シャーディスと共に古い慣習と心中する者か!?」「エルディアの未来のために心臓を捧げます!!」「よし! 君たちの覚悟を見せてもらおう! シャーディス教官を足腰立たなくなるまで痛めつけろ!!」「...え」「これこそが我々が淘汰すべき悪習そのものだ!! 粛清してみせよ!!それができない者は牢屋に入ってもらう!!」「なッ...!?」「いいかげんにしろフロック!! バカなマネはよせ!!」「ハンジ。ヒヨッコ共が何人かかってきたところで相手にならん」「よくやった。君たち全員を歓迎しよう」「じゃあ...案内してもらいましょうか。ジークの拘留地まで...ハンジ団長...おい...行くぞ」「目が覚めたか? オイ、待て。動くんじゃない。雷槍の信管を繋ぐワイヤーを、お前の首にくくってある。ヘタに動いたらお前は腹から爆発して少なくとも二つになるだろう」「こうなると死なねぇってのも難儀だな...同情なんかしねぇが...」「お、俺の...眼鏡は...どこ...だ?」「あ? 知るかよ。もうお前に眼鏡なんか必要ねぇよ」「いいぞ、ジーク。いい球を投げるようになったな」「将来は野球選手になるか?」「...だめだよ、クサヴァーさん。僕には...使命が...あるから」★次回 「唯一の救い」
2021.03.23
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夕暮れ。昔なつかしいのどかな田園風景。いやここは1000年後の世界。♪遠き山に日は落ちて....『家路』(交響曲第9番ホ短調・新世界より)が聴こえてくる。「すぐに家に帰らないと。ネコダマシが出る.....」☆前の話は→ 第1話~第18話 あらすじまとめ第19話 「暗闇」 5人一組でバケネズミ退治をすることになり、早季と覚は3人のグループと合流する。班長が藤田、倉持という男性と岡野という女性。岡野さんは入院している仲間の大内さんを心配していた。早季は、覚が「なんだか心配でたまらない」と言っていたことについてたずねる。覚は、納得いかないことばかりだと言う。まず、野狐丸はどうして勝ち目のない戦いにふみきったかということ...話を聞いていた藤田に野狐丸のことを知っているのかと聞かれ、夏季キャンプで出会ったことを話す。話を聞いた藤田は、確かに野狐丸は狡猾きわまりないやつのようだが、この先、バケネズミに勝算などない。今夜の奇襲攻撃にすべてをかけていたのだろうと言う。しかし、覚が広場に行く途中に遭遇したバケネズミの一隊は鼈甲蜂コロニーを示す符牒だったと言う。鼈甲蜂といえば、最初に塩谷虻に襲われたのになぜか寝返ったコロニー。覚は鼈甲蜂は塩谷虻が必ず勝つとふんで、自らの存続のために大雀蜂を裏切ったのではと言う。藤田は考え過ぎだというが、覚はもう一つ気になることがあると。それは塩谷虻は現実に大雀蜂軍を全滅させているということ。百戦錬磨の将軍、奇狼丸と最強と言っていい兵士たち。それがいとも易々と打ち破られた。「つまり野狐丸には何か奥の手があるってこと?」早季がたずねた。鏑木肆星はあの時「大雀蜂軍を全滅させたのは呪力を持った人間だ」と言っていた。倉持が馬鹿馬鹿しい、先制攻撃をかければ問題はないと言う。仲間の根本を殺したバケネズミを捻り潰さないと気が済まないと。岡野は病院を心配していたが、藤田は病人でも呪力が使えるし心配ないと言う。 覚が病院を指さした。玄関の扉のあたりは歪んで大きな穴があいているようだった。倉持が制止を聞かずにひとり舟をおりて病院へ向かう。だが周囲は静まりかえったまま。「あまりにも静かすぎる」まわりにかなりの数のバケネズミが隠れていることに気づく。全員が舟から下りるのを待って攻撃してくるつもりのようだ。 倉持が病院内に入るのを待って、4人で一斉に呪力を使いバケネズミを攻撃した。水田が燃え上がる。バケネズミが攻撃をしてくるが待ち伏せが露見した段階でバケネズミに勝ち目はなかった。4人はまわりのバケネズミを全滅させる。倉持を呼んだが返事がない。中に入りたがらない藤田に覚が行くと言ったが、入口で早季が止める。このままでは埒があかないと覚は言うが早季は、「あなたが死んだら埒があくわけ?」 三階の窓にぼんやり光るものを見つける。人がいるようだ。呪力で光を作っている。罠かもしれないと早季は言うが、ケガで動けないのかもと覚。藤田を残して3人で病院に入る。光の見えた部屋をめざす。松明だけを先に進め覚が鏡を使ってバケネズミを確認、攻撃を防いだ。 倒れている倉持を見つけて駆け寄ろうとする岡野を覚が止める。「見ないほうがいい。苦しんだ形跡はない。たぶん即死だったんだ」 光が見えた部屋には天井からぶら下がった巨大な繭のようなものが3つ。シーツや包帯でグルグル巻きにされた中には人間が入っていた。ひとりは病院の野口先生、3人とも問いかけにも反応しなかった。「どうして捕虜になったのか、なんで生きたまま拘束されているのか」それは3人の死体を見つけるよりも異様な状況だった。我に返ったか、野口先生が早季の腕をつかむ。バケネズミは退治したから大丈夫ですと言うが、「逃げろ、早く。また戻って来る。今すぐ逃げるんだ」看護師らしい女性は叫び声を上げるばかり、もうひとりは逃げ出した。とにかくここを出ないと。舟で病院を離れることにする。外に逃げ出した人に藤田が声をかけている。覚が藤田に呼びかけようとすると、「静かに、気づかれる」と野口先生。 「バケネズミなんかじゃない。あいつが戻って来る。あいつが誰なんてわからない。ただ殺された。職員、患者、全員だ。生き残ったのは我々3人だけ。人質にしようとした。抵抗など不可能。逃げようとした者はみんな殺された」 表で逃げ出した人が突然炎に包まれた。それを呪力で止めようとした藤田も宙に浮き...ふたりとも死亡。裏から逃げようとする野口先生に覚が詰め寄る。あれはいったい何なんだと。「わかってるだろう。誰でも知っているはずだ。あいつは...」足音が聞えてきた。外に出ると野口先生はバラバラに逃げるしかないと言う。運がよければ、ひとりぐらいは助かるかもしれないからと。全員がひとつにならないとと言う覚に「学校で習ったろう。どう戦いようがあるんだ」そう言ってひとり歩いて行った。 足あとがふたたび近づいているのを感じた4人は建物の中に隠れる。ドアに手がかかり、これておしまいかと思われた時、野口先生を見つけてそちらに。野口先生は炎に包まれる。恐怖で動けなくなっている看護師。岡野が、この人とここで隠れているから後で助けをよこしてくださいという。躊躇する早季に、「いいから早く、お願い」 「ごめんなさい」早季と覚は舟に戻り、横になって舟を進ませる。運河まで行ったら一気にとばそうと。「あれは本当に?」「そうとしか考えられない。大雀蜂軍が全滅したのも、野狐盛丸が開戦にふみきったのも。もし想像が当たっていれば...」と、覚は絶句。100メートルほど後を舟がついて来るのに覚が気づく。
2013.02.12
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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」 店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。第三部。☆前のお話は→ 第1話「メンチカツ」 第2話「豚バラトマト巻き」★(2014年追加) 2009年に放送された第一部から→ 第5話「バターライス」☆2011年に放送された第二部はこちら→ 「深夜食堂2 全話あらすじ」深夜食堂3 第3話 里いもとイカの煮もの 煮ものを多めに作った日には、ときどき火にかけて匂いを店に漂わせる。すると、それくださいと注文が。これも商売w里いもとイカのの煮ものを美味しいと食べる里見。興信所に勤める探偵の里見けい(石橋けい)は研修中の新人の佐々木守(淵上泰史)を連れて来ていた。遠慮しないで食べなさいと里見は言うが、佐々木は食べる気が起きないと言った。この仕事に向いてないんじゃないのと里見。正直、こんなに浮気や不倫が多いとは思わなかったと佐々木。里見はそれは人間の本能。結婚なんていうきれい事で縛りつけるから面倒なことになるのよと言った。どうしてこの仕事をしようと思ったのかと里見に聞く佐々木。里見はそんなのお銚子1本くらいじゃ話せないわよと言った。めしやはお銚子は3本まで。酒の弱い佐々木が酔いつぶれてしまった。佐々木は一流大学を出てちゃんとしたところに勤めていたらしいが、何だか急に会社に行くのが怖くなって辞めたらしい。人間関係でうまくいかなかったらしいが、よりによって人の裏側を見るような仕事に転職しようなんてねと里見は言った。男前の女、里見は酔った佐々木を連れて帰って行った。ふたりが帰ったあと、あの兄ちゃんは頼りなくて里見さんの相手にはならないねと店では話していた。それでもわからないのが男と女www 後日、店にひとりでやって来た里見は、この前の彼はどうしたと聞かれ、ビックリしたと答えた。佐々木は初めてだったらしく、仕事にも来なくなりメールの返信もない。悪い事しちゃったかなと里見は言った。メールでここで待ち合わせたのだがと里見。佐々木がやって来た。そしていきなり、結婚を前提に付き合ってくれませんかと言った。何で私が佐々木君と結婚しなくちゃならないの、バカじゃないの一回寝たくらいでと里見は言った。自分のことを好きじゃないのか、それなのにあんなことできるのかと佐々木。そもそも私は結婚する気はないと里見。気持ちって、そんな簡単なものじゃないのよと言った。他の客が帰り、里見は話し始めた。昔あるところに人を疑ったことがない純粋な娘がいました。娘には素敵な婚約者がいました。ある日、娘は町で偶然、婚約者がタクシーに乗り込むのを見て、ついいたずら心からそのタクシーを尾行してみようと思いました。娘は刑事ドラマが大好きだったから。そして娘は婚約者の浮気現場を見てしまいました。それから娘は毎日のように婚約者を尾行するようになりました。そのうち尾行そのものにはまってしまい、興信所に勤めるつとになりましたとさ。その後、婚約者とはどうなったかと聞かれ里見は、浮気の証拠をファイルにまとめ慰謝料を請求して婚約解消したと答えた。人間は強くならないと生きていけないのよと言った。社員になるための卒業試験に浮気調査をすることになった佐々木。(里見に渡された調査だったが、佐々木にやらせてみてはと里見が上司に言ったもの)これがうまくいけば正式に社員として認められる。そうしたらもう一度、里見に告白しようと思っていると佐々木はマスターに話した。佐々木は浮気調査に向かう。調査対象は吉野純一郎(古舘寛治) 尾行する佐々木。タクシーを降りホテルのロビーで待ち合わせた女性とチェックイン。エレベータに消えた。エレベーターの中でこちら向きになった女性の顔を見ると、なんと里見だった。めしやで待つ佐々木。里見がやって来た。佐々木は調査結果を渡す。写真を見ながらよく調べたわねと里見。吉野は里見の元婚約者なのだという。一昨年偶然10年ぶりに会った。人生わかんないわよねと里見。浮気されて別れたのに、今度は私のほうが。奥さんや子供に悪いと思わないんですかと佐々木。全然、と里見は言った。じゃあ僕らの仕事って何のためにやるんですかと聞くと、本当のことを知りたいというのも人間の本能なんじゃないと言った。里見さんがわかりませんと佐々木。この10年で裏切られるより裏切るほうが楽だと気づいたと里見は言った。このことを報告したらどうなるかわかってるんですかと聞くと、里見はもちろんと答えた。最後にひとつだけと言って佐々木が、どうして僕はダメでこの男ならいいんですかと聞く。里見は、里いもとイカみたいなもんかなと言った。何だか相性がいいのよと。佐々木は店を出て行った。軽蔑したかと言う里見にマスターは、強くならなきゃ生きてこれなかったんだろと言った。佐々木は約束通り報告書を提出し、里見は興信所をクビになった。それからしばらく経って、佐々木が吉野と店に来た。佐々木は写真を渡して、データを整理していて気づいたと言った。吉野は里見は尾行されていることに気づいていたと言った。妻に知られるのは時間の問題だった。興信所に頼らなくても、相当疑っていたし、自分もどこかでバレてもいいやと思っていたと吉野。離婚してけい(里見)と一緒になれたらと本気で思ったこともあったが、と吉野。里見さんはどうして尾行されているのをわかっていてと佐々木。吉野が言った。あの晩ホテルで、あいつは初めて泣いて、昔の自分を裏切ってしまったと言った。あいつなりに、けじめをつけたんだと思いますと吉野は言った。俺とのことも、あなたとのことも、自分が悪者になって。いい女でした。俺よりよっぽど男らしい。ひとり店に残った佐々木にマスターが就職祝いだと酒を1本出した。女ってよくわからないですと佐々木。でも男にしてもらったなって思います。里見さん、必ず見つけ出しますからと佐々木は言った。☆イカは最初、軽く煮て取り出し、仕上がる前にもう一度入れて煮るとかたくならず、柔らかく煮えます。ちなみに里いもはお湯ではなく、調味料の入った汁で煮るとぬめりが気にならなくなります。★感想 う~ん、やめとこう。何か伝わらないな。まあそういう経験もないし、こういう女が強いとも思えないし、そんな相性を里いもとイカに例えられてもねえ。イカに失礼じゃなイカwwwページビューランキング
2014.11.22
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「旅行記 9 1日目夜、パレイシアホテルのつづき」 DSCF4124 posted by (C)たがめ48さあ、晩酌タイム。なんですけど、22:00をまわっております。部屋でいただきましょう。と、いつものことであります。準備もしてきてま~す(笑)日本からは夜便の到着なので、スーパーはやってません。で、買いものなんですけど、パレイシアホテルに宿泊の方、近所にコンビニあります。後で紹介もしますけど、新しくできてました。マラカル島のロイヤルホテルの方、こちらも道に出るとあります。PPRの方は、ありません(笑)ホテルから出ないでください(爆)それと、ひとつお知らせです。古いガイドブックをお持ちの方、「コロール島は深夜外出禁止令が出ていて外出禁止、違反して捕まると一晩警察にお泊り...」となっています。これ、廃止になってます。外に出ても大丈夫ですよ。とはいえ、深夜はあまり出歩かないほうがいいかとは思いますが、ちょっと買いものに行って、警察に捕まるということはなくなりました。お気をつけてお出かけくださいませ。バルコニーがあるホテル、奮発してよかった。室内禁煙になってました。なのでタバコはバルコニーで。お酒もこちらでいただきましょう。はーい、日本から持ってきました。50円のレモンティーと焼酎、ミニ五郎。200円だったかな。氷と水はホテルにありました。各階ではないですが、製氷機、ミネラルウォーター、熱湯。部屋のポットは沸かせるタイプではなかったけど、冷蔵庫もあるし完璧。スーパーでミネラルウォーター買う必要がなくなりました。前に宿泊した時のこと忘れたんで、一応、水も家から持って来たけど(笑) あっ、これ、パレイシアホテルの話ね。他は確認してくださいね。ちなみにPPR の水は飲めると言われています。氷ももらえました。う~ん、焼酎、うんまい。ビールも飲みたいところだけど、今日は我慢しましょう。明日、スーパーで安いビール買えるから。あっ、そうそう、前の記事、話長くなっちゃって、空港のマンタの絵、1枚だけにしました。まだあるので次の記事にでも載せますね。ついでに、と言ったら何ですけど、月の絵文字見て思い出したので(笑) パラオの国旗、何人かコメントをいただきました。ありがとうございます。意外と知られてなかったですね。そう、パラオは新しい国ですからね。学校の教科書に載っていたりはしないですね。スペイン、ドイツ、日本、アメリカの統治を経て、自治政府が発足したのが、1981年、パラオ共和国として独立したのは、1994年です。国連加盟が同年12月。国旗の制定日は、1981.1.1です。国旗を決めるコンテストの優勝者のデザインだそうです。「日の丸を元にした、日本に敬意を...という説も」と書きましたが、あくまでも一説とお考えくださいね。デザインした人は、「日の丸も日本も知っているけど、それとは関係ない」と言っているらしいです(笑) まあ、でも、悪くない話じゃないですか。本人は否定したらしいけど、私の知っている限りのパラオの人は、「日本なんか関係ない」なんて言いません。「パラオと日本は友だちだからね、国旗も似ているね」って。素敵なパラオの国旗を見て、少しでも親近感を持ってもらえたら、パラオ大好きの私としては嬉しいかな。そんなわけで、長い1日目が終了です。お風呂は湯船にゆっくりつかって、カメラの充電も済ませて、明日の準備をして。24時前に、シンデレラは就寝です。明日は前回寒くてつらかった、サウスロックアイランドにリベンジです。
2011.03.07
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【新世界より】第16話 「愛する早季へ」 ←あらすじ・感想はこちらです☆新世界よりは「映像化は不可能」といわれた超大作です。アニメではカットされてわかりにくい部分も多いです。第16話の最後の部分。今後の展開のネタバレにはなりませんが、登場人物の気持ちを知る上で、背景として知っておくといいかなと思ったので補足しておきます。☆子供は読まないほうがいいかなwww この場面です。 ☆かまくらを作って泊ることにして食事。真理亜や守のことも忘れてしまうのかなという早季の問いに覚が、死んでも忘れないと答え、もし記憶を消されるようなことになったら、自分たちも町を出ようと話す。町を出ることになったら、真理亜たちを捜して合流しよう、という言葉に早季が号泣。そして、 ☆最後の場面。頭の中では、顔のない少年が夢の中で言った言葉がグルグルまわっていた。このあと、「真理亜は死ななければならない」というショッキングなラストの言葉となります。この間の部分の補足です。 ★覚は泣きじゃくる早季をずっと抱きしめていた。 ★その晩、かまくらの中で、早季と覚は結ばれた(行為省略www)★覚は途中、泣きそうなくらい愛おしげな目で早季を見おろした。早季はほとんど直感で悟った。『彼のこの表情は、わたしに向けられたものではない』と。★覚が早季の中に見ていたのは、彼が愛してやまなかった、ひとりの男の子の面影だった。同時にそれは、早季が、心の底から恋い焦がれていた少年のものだった。★早季は目の前にいるのが、もはや、覚ではなく、別の少年のイメージに変わっていた。『わたしたちは、お互いを媒介にし、すでにこの世にはいない男の子と愛を交わしていた。それは、とんでもなく異常な行為だったかもしれないし、お互いに対する裏切りと言えるかもしれない。でも、わたしたちは、ふたりとも、そのことを承知し、そして望んでいたと思う』 ☆そして、最後の、覚の顔を見ながらも、頭の中では、顔のない少年、今はなき、ふたりが愛した瞬が言った言葉がグルグルとまわっているという場面となります。ちょっと深いでしょw
2013.01.20
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(一部地域ネタバレ)新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや、「深夜食堂」 店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。シリーズ2の初回。前シーズンの続きで、第11話。 深夜食堂11話-1 posted by (C)たがめ48今夜の話は、「再び赤いウインナー」 深夜食堂11話-2 posted by (C)たがめ48 竜ちゃん(剣埼竜。地元の組の幹部) が注文するのは、いつも赤いウインナー。仲良しの小春さん(2丁目でゲイバーを経営。この道48年のベテラン) 好きなのは卵焼き。今夜は残念ながら入れ違いで会えず。竜ちゃんを探して刑事が訪ねてくる。高校時代、野球部のチームメイトだとか。マネージャーだったクミ(安田成美)が余命わずか。会いに行ってくれとたのむ。竜ちゃんは高校球児だった。甲子園出場を決めたが、竜ちゃんの喧嘩が原因で出場辞退。赤いウインナーのお弁当を作ってくれたクミとデート中、チンピラにからまれて、クミを守るために喧嘩になった。その後、上京してヤクザに。今さら会うことはできないと言う.....小腹も心も満たすドラマが帰ってきました。赤いウインナー、足は6本。今は全く違う立場の友人の優しさと、残りわずかな命のクミの明るさ。野球少年の息子。切なくもあたたかい話でした。また、赤いウインナーが食べたくなりました。にほんブログ村
2011.10.18
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第11話 あらすじまとめ第12話 傷 巨人化したエレンが大岩を運び穴を塞ぐ。ピクシスが「われわれにとって、大きな進撃となる」と言ったその作戦は、開始早々、失敗しようとしていた。 大部分の巨人を街の隅に集めることに成功したが、約2割の兵を失った。ピクシスは、失ったのではなく自分の命により死なせた。今こそ人類存亡の瀬戸際。人類が生きながらえるためなら、殺戮者と呼ばれることもいとわないと言う。 「エレン、わたしが、わからないの? わたしはミカサ、あなたの家族......」 攻撃してくるエレンに、ミカサは岩で穴をふさがなくてはならないと呼びかける。しかし暴走したエレンは自分で頭部を破壊、座りこむ。 作戦失敗だ。赤い炎弾があがる。エレンに何が? アルミンはエレンのもとへと走る。 精鋭班のメンバーは、リーダーのイアンに撤退しようと言うが、イアンはエレンを回収するまで巨人から守るようにと告げる。エレンは人類にとって貴重な可能性。簡単に放棄できるものではない。代役は存在しない。そして、今、自分たちにできることは、これしかないのだと。 巨人の体の中のエレン。「おれは今、何をしているんだ?」眠い。目の前に家族の姿。父、母、ミカサ。「なんだ、家か。寝よう」 「何をしているんだ。エレン」アルミンが駆けつける。ミカサに作戦はどうなったかとたずねる。作戦は失敗したとミカサ。その巨人には、エレンの意思が反映されてない。自分が呼びかけても反応がなった。エレンを置いていけないから、みんな戦っているが、このままでは全滅してしまう。アルミンは、自分がエレンを巨人から出すから、ミカサは他の巨人から守ってくれという。 巨人の急所部分、アルミンはまん中を外せば痛いが死にはしないと剣を刺す。巨人が叫び声を上げる。エレンに早く巨人の中から出て来るようにと呼びかける。お母さんのかたきを討つんだろう。このままだと巨人に殺される。ここで終わってしまうと叫ぶ。 夢の中のエレンは、アルミンが何を言っているのかわからない。眠いのにどうして外なんかに出なくちゃいけないんだと思う。「外なんかに......」 アルミンに言われ、エレンのそばを離れ、みんなの援護に戻るミカサ。ジャンは、自分のせいで誰かが死ぬのはご免だと巨人に立ちむかうが立体機動装置が故障。何とかすると言うが巨人が迫ってくる...... エレンに呼びかけ続けるアルミン。「エレン、ぼくたちは、いつか外の世界を探検するんだろう。ぼくの父さんや母さんが行こうとしていた世界......」 「どうしてエレンは外の世界に行きたいと思ったの? 答えてくれ」 「どうして、なんて、決まってるだろう。おれが、この世に生まれたからだ」エレンが目を覚ます。次回 「原初的欲求」 行け、走れ、生きろ......数々の言葉が交錯し、多くのいのちが散りゆく戦場で、エレンは希望を掲げ、扉を目指す。【感想】・あら、話、進まないんで、感想も次回まわしでいいかなW イアンをリーダーにしたのは正解ですね、じゃなかったらエレン、死んじゃったかも。・アルミン、頑張りましたね。巨人をコントロールするのは難しいようで、エレンが巨人を意のままに操ることができるようになるのは、まだまだ先のようですが、次はエレンがやっと始動でしょうか。楽しみです。
2013.06.25
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☆マザーズ・ロザリオ編、スタート。★前のお話は→ 第1話~第17話 あらすじまとめ ★I期はこちら→ 「ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」ソードアート・オンライン II #18 森の家 2026年1月6日。新生アインクラッド22層の家で、冬休みの宿題をするアスナ、リーファ、リズ、シリカ。気持ちよさそうに居眠りをするキリト。見ているとこちらも眠くなるねとみんな。キリトはGGOから戻って来てからずっと例のメカトロニクスとやらを頑張っているらしい。 2025年12月20日。エギルの店でコーヒーを飲むキリトとアスナ。とても元攻略組のツートップには見えないなとエギル。お互い様だとキリト。エギルは奥さんとゲームで出会った。当時アメリカ在住だった妻だが1年後にはここで一緒に店をやることになったのだから人生はわからないとエギル。ナーヴ・ギアも二人分買うつもりだったが、予約できたのはひとつだけ、どちらが先にプレイするかゲームで決めた。勝ったのが俺で良かったと今でも思う。攻略組になったのもこの店があったからかも。いつまでも嫁さんひとりに任せておくわけにはいかないと思ったから。確かに俺も家族のところに帰りたいという気持ちに助けられたことがあったかもなとキリト。アインクラッドにいたプレイヤー全員がそうだったんじゃないかなとエギル。アスナはあまり自分の家が好きじゃなかったから、アインクラッドで戦う意味を見失いそうになることもあったと話す。 現実世界にも仮想世界にも居場所がない気がした。でも、キリトが帰る場所をくれた。現実世界の自宅よりも、ずっと自分の家だと思える場所を。SAOがクリアされれば22層の家もなくなることはわかっていたが、いつかまたキリトとユイと暮らせる日が来ると信じることが力をくれたのだと思う。アスナの話にキリトが手を握った。 その件なんだがとエギル。次のアップデートの中身が先ほど公開されて、新しい武器、ソードスキルの追加、それと新生アインクラッドの21層から30層までの解放が発表された。21層のボスさえ倒せばもういちどあのログハウスが買える?とアスナ。細部がかなり変更されているから、同じプレイヤーホームが存在するかは行ってみないとわからないとキリト。アスナはあの家も私たちを待っていると信じると言った。で、また手を握るふたりwおいw ただ、アップデートはクリスマスイブなんだよなとエギルが言った。12月24日。みんなで21層のボスを攻略、22層の湖畔に到達した。キリトとアスナとユイはあの家へと急ぐ。家はそのままあった。さっそく購入。アスナの手に鍵が。ユイも大きくなってドアを開けた。アスナは、ただいまと涙ぐんだ。(で、最初の場面になります)眠気覚ましにお茶でも入れようかとアスナ。外の雪はいつの間にかやんでいた。リズがアスナに「絶剣」の話をする。あんまり強すぎるのでそう呼ばれている。噂をよく聞くようになったのは年末年始あたりからとリズ。アスナは京都に帰っていて知らなかった。ゲーム環境がない上に見合いまでさせられた。ぶぶぶ。 絶剣はデュエル専門。全くの新顔らしいがスキル数値はそうとう高そうだから他のゲームからのコンバートじゃないかなとリズ。24層市街区の北の観光スポットの小島の大きな木の根元に毎日午後3時になると現れるのだという。立ち合い希望プレイヤーとひとりずつ対戦する。初日に対戦した30人は全員返り討ち。その日はHPを3割以上削れた人はひとりもいなかったらしい。シリカはデュエルを見ただけでかなわないとわかったと言う。リズとリーファは昨日立ち会った。そんなに強かったら対戦希望者はいなくなるのではとアスナが言うと、賭けネタがすごいからとシリカが言った。オリジナル・ソードスキル、それも必殺技系のやつを賭けているのだという。片手剣系汎用型で驚きの11連撃(今までの最強は8連撃) そのソードスキルは初日に演武として披露しただけで実戦では使っていない。使わせるほど追いつめた人はまだ誰もいないから。リーファはお互いHPが6割り切るくらいまではいい勝負だったがデフォルト技だけで押し切られた。動きが目で追えないくらい速い。あんなこと初めてだった。スピードと言えば、そこで寝ている反則級の人、キリトは? とアスナが言うと、戦ってカッコよく負けましたとリーファが言った。キリトは本気だったのかと聞くとリズは、わからないが二刀流ではなかった。それにキリトはもうノーマルなゲームで本気で戦うことはないんじゃないかと思うと言った。本気になるのはゲームがゲームでなくなったとき、バーチャルワールドがリアルワールドになったときだけなのではないか。だから、キリトが本気で戦わなきゃならないようなシーンはもう来ないほうがいいんだよ。相変わらず寝ているキリトを見ながらリズが言った。ただでさえ厄介な巻き込まれ体質なんだから。 リーファは自分が感じた限りでは兄は真剣だったと思うと言った。少なくても手をぬいたりはしていない。ただ気になったのは、勝負が決まる少し前に動きが止まったとき、ふたりが何か話していたような気がする。そのあとすぐに距離をとって、キリトが突進攻撃を回避しきれなくて決着した。 何を話していたか聞いても教えてくれないとリーファ。アスナはそれじゃ直接、絶剣さんに聞いてみるしかないかなと言った。勝てるはと思わないが、何か目的があるようで気になる。見とどけてねとみんなに言って明日さっそく戦うことにする。キリトは絶剣がSAOプレイヤーの可能性はまずないだろうと言った。なぜなら、もしSAOにいたなら二刀流スキルは自分でなくあいつに与えられていたはずだから。☆次回 「絶剣」★すごく強そうな謎の新キャラ登場のようですね。あれ、EDはネタバレか? 絶剣は女の子? とりあえず次だね。ページビューランキング
2014.11.19
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「pupa」とは未知のウイルスの名前。厳しい家庭環境の中で寄り添いながら生きる兄・現(うつつ)と妹・夢(ゆめ)だが、ある日、赤い蝶を見た妹はpupaウイルスに感染、怪物に羽化してしまう。兄は妹を助けるため、ある決断をする。★注意: 残虐表現あり 前のお話は→ 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話pupa (ピューパ) 第8話 「裸蟲」(らちゅう) あらすじ 現と夢、ふたりで学校から帰ろうとすると男が待っていた。 「僕、君たちを迎えに来たんだ。お兄さんと来てもらっていいかな。まあ、その前にいろいろ遊ばせてもらうけどね」 刃物で脅され連れていかれ現は男に乱暴される。夢は遊んでやると言って乱暴した父のことを思い出す。 倒れ込んだ現に男は、もう終わりかつまんないと言う。会うのを楽しみにしていたんだから、もっと遊ぼうと言って現をナイフで刺す。すぐに治るのを見て、すごいすごいと言う。ずっと遊んでいられると。 現の目を狙った男に夢が駆け寄って、もうやめてくださいと言う。おにいちゃんに酷いことしないでと言う夢を男はうるさいなと突き飛ばす。「君のほうがよっぽど酷いじゃないか。腹へったら兄ちゃんを食べるんだろ。お前は化け物だ。二度と出てこないように檻の中に閉じ込めないとね」現が男を蹴り上げ、ひとの妹に何してんだ、礼をするぜと言い、男の両目を潰す。夢と呼ぶ兄は父の目になっていた。 後ろから攻撃された現が倒れる。さっさと始末すればいいのにと、そこには謎の集団がいた。
2014.02.28
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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」 店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。シリーズ2の第8回。(第18話) 『冷やし中華』 深夜食堂 18-1 posted by (C)たがめ48やはり、暑がりな女より、寒がりな女がかわいいかな。ひとみ(酒井若菜)は寒がりな女。若い男に貢いでは捨てられるのくりかえし。そんな彼女に珍しく50歳くらいの彼氏ができた。 深夜食堂 18-2 posted by (C)たがめ48眺めているだけのペットショップで知り合った橋本(芦川誠) 住み込みで働いているので犬は飼えないらしい。冷やし中華が大好きで、冬でも食べたいという橋本に深夜食堂の冷やし中華をごちそうする。美味しいと大喜び。橋本は週末になると、ひとみのところにやって来た。お付き合いは順調。寒がりのはずのひとみ、ひとりで深夜食堂を訪れても冷やし中華を注文。たまたま店に居合わせた刑事、犬塚(塩見三省) 20年前に捕り逃した犯人を思い出す。冷やし中華が好きだと知って、東京中の店をまわったりもしたが。時効がなくなった今、逮捕することも可能なはず。地味な男だったが、今は50歳くらいか、と店で話す。ん? 似てない?冬に冷やし中華なんか食べるもんじゃない??? 犬塚が探していた犯人は橋本(ホントは猿橋)だった。妻の浮気相手を突き飛ばして死なせてしまったらしい。逃亡生活を続けていたが、1年前に東京に戻っていた。「今のあなたが好きだから」というひとみに、橋本は真実を話す。「戻って来たのは、どこかで終わりにしたいと思っていたのかも」とも言う。「料理下手だから、最後にお手本たべてから、この街を出ようか」深夜食堂で橋本を待ち受ける刑事にマスターは、「うちは、めしやだ。あんたらの仕事場にされちゃ迷惑だ。帰ってくれ」深夜食堂に向かう途中で逮捕される。最後にひとつだけとお願いを。猿橋に連れられ深夜食堂にやってきた橋本、ひとみと二人で冷やし中華を食べた。冷やし中華は好きだけど、冬はやっぱり温かいものが食べたいかな。アップが遅れて夜食じゃなくなっちゃったかな、たがめ食堂。あたたかいスープをどうぞ。きいろいとりのカップに入れたよ。美味しそうな写真じゃないけど、小さい丸いパスタです。お気に入り。缶詰のホールトマトとコンソメベースの手抜きですわ。玉ねぎとこれも缶詰の白いんげん、ソーセージ、残り物のえび餃子もぶち込んでみました~ あったかいうちにどうぞ。 DSCF3888 posted by (C)たがめ48ED 嘘のつきかた では、また~前の記事は深夜食堂 第二部 イントロダクション放送日時はこちらで深夜食堂2 第1話 再び赤いウインナー (第11話)深夜食堂2 第2話 唐揚げとハイボール (第12話)深夜食堂2 第3話 あさりの酒蒸し (第13話)深夜食堂2 第4話 煮こごり (第14話)深夜食堂2 第5話 缶詰 (第15話)深夜食堂2 第6話 クリームシチュー (第16話)深夜食堂2 第7話 白菜漬け (第17話)にほんブログ村
2011.12.07
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仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。SAO事件から1年。死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。★前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ★I期はこちら→ 「ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」ソードアート・オンライン II #09「デス・ガン」 ALOではアスナたちがBOBの中継をキリトが映らないなどと言いながら見ていた。ダインを倒したペイルライダーを優勝候補かと思ったらすぐに倒れた。撃ちこまれたのは一定時間対象を麻痺させる攻撃だろうとユイ。ボロマントの男が現れた。 キリトに言われてシノンが撃った弾をボロマントはかわし、ペイルライダーを撃った。撃たれたペイルライダーはHPが残っていたが画面から消えた。「DEAD」ではなく「DISCONNECTION」苦しんでいる様子のあと通信が絶たれた。 ボロマントはデス・ガンと名乗った。そしていつかきさまらの前に現れ本物の死をもたらす。自分にはその力があると言った。「まだ何も終わっていない。イッツ・ショウ・タイム」 アスナはアインクラッドの中でデス・ガンと会っていると気づく。クラインがラフコフ(ラフィン・コフィン)のメンバーだと言う。リーダーのPoH(プー)ではないが「イッツ・ショウ・タイム」はプーのキメ台詞だった。プーに近い幹部プレイヤーだろうと。 間違いない、あの男がデス・ガンだとキリト。あいつは何らかの方法でプレイヤーを本当に殺せるんだとシノンに話す。すでに現実世界ではふたり死んでいる。レーダーから消えたデス・ガンが川に潜っているだろうからチャンスだとシノン。武装を解除しているかハンドガンひとつだろうからと言うがキリトはダメだと止める。一発でも撃たれたら本当に死ぬかもしれない。ふたりで戦うことにしたキリトとシノンはデス・ガンが向かっていると予想した街の廃墟へ。 キリトを心配するアスナたち。ラフコフはたくさんのプレイヤーを殺した。討伐隊が作られキリトも最前線で戦ったはずだとクライン。昔の因縁に決着をつけるためにキリトは行ったのかとリーファ。アスナはキリトの依頼主(菊岡)と連絡をとることにする。ユイにGGO関連の情報を調べるように言うとログアウトした。 廃墟に着いたキリトとシノン。デス・ガンは銃士XかSterbenのどちらかだろう。名前から銃士Xか。もし自分が撃たれて麻痺しても慌てず狙撃体制に入ってくれとキリトは言った。銃士Xの位置を確認。Sterbenがいないのでデス・ガンは銃士Xだと判断する。スタジアムでリココを狙っているようだ。二手に分かれる。 デス・ガンを倒せばキリトは敵に戻る。キリトを撃って倒して忘れようと考えるシノンだが突然、何者かに撃たれる。倒れたシノンはからだが麻痺して動けない。デス・ガンはスタジアムにいるはず。いったい誰が? シノンの前にデス・ガンが現れた。キリトが本物か偽者かこれではっきりするとデス・ガンは言った。 猛り狂った姿を覚えている。この女を、仲間を殺されて同じように狂えば本物だとデス・ガン。何とか手を動かし撃とうとするシノンだがデス・ガンが手にした銃を見て驚く。あの時のあの銃と同じもの(ヘイシン51式)だった。シノンは銃を落とした。シノンを狙うデス・ガン。銃声が響く。☆次回 「死の追撃者」★ということはデス・ガンはSterbenという人でしょうか。ペイルライダーはゲーム上では死んでいないのに通信が絶たれて消えたということはリアルで死んでしまったのでしょうか。別な殺し屋でもいるのかな。最後の銃声、まあシノンがここで退場ということはないかと思うけど、例の強盗事件と同じ銃を見てしまって大丈夫かな。といろいろ疑問を抱きつつ次を待ちます。 ページビューランキング
2014.09.16
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およそ遠しとされしもの。下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて『蟲』と呼んだ。(2006年に放送されたものです)★2014年4月~12月「蟲師 続章」→ 蟲師 続章 あらすじまとめ★前のお話は→ 蟲師 あらすじまとめ蟲師 第19話 天辺の糸(てんぺんのいと) 吹(ふき)の勤めは来年まで。その後はどうするのかとたずねる清志朗(せいじろう) まだ何も決めていないと言う吹に、なら俺と...言いかけてやめて星を観てごまかした。吹が空から糸が垂れているけど何かしらと言った。清志朗には見えなかったが吹はいったいどこからと手を伸ばした。そして吹は消えた。吹は尾っぽのついたほうき星を昨日みたと言った。光ったり消えたりしながらクネクネ動いていたと空を指さした。そんな彗星がもしあれば大発見だな、見つけてやると清志朗は言った。結局、そんな星が見つかることはなかった。吹は疳の酷い清志朗の末の妹の子守として家に来た。時折そんな不可思議なことを話すので里には白い目で見る者もいた。姿を消した吹を皆で探す。山の中も探したが見つからず父は子守に疲れて逃げ出したのだろうと言った。清志朗は吹は仕事を放り出すような娘ではないと言い、河原で糸を掴もうとしたら目の前で消えたと話すが、どうせならもう少しまともな言い訳をと言われた。山の中を歩くギンコ。高い木の上に女の人(吹)がいるのを見つけた。ギンコは吹を木から下ろし薬を作って飲ませる。何も覚えていない吹にギンコが話す。お前は強い蟲の気を帯びて、酷く曖昧なモノになってしまっている。おそらく今は他の人に姿は見えない。手に生えている白い糸に触れたせいだろう。放っておくとどんどん人から離れて行く。私を助けてくれているのと聞く吹。ギンコは、自分のしたいようにしているだけだと言った。翌朝、少し血色が良くなってきた吹を連れて里を探すギンコ。人の匂いがあるほうが治りも早い。記憶が戻らなければとりあえず近くの里に置いてもらえと言った。夜、吹が目を覚ますと地面の底で何か光っているのが見えた。今のお前にはよく見えるだろうとギンコ。ここは光脈筋のようで光っているのは光酒(こうき)という蟲が生まれる前の姿のモノが群れを成して泳いでいるもの。きれいと言う吹に目の毒だからあまり見るんじゃないと言った。慣れ過ぎると陽の光が見れなくなるから。光の川なら上にもあるとギンコは空を指さした。あれは夜も陽の光を浴びて光っているモノ。こっちの川を見ろとギンコは言った。天の川と光酒、鏡に映っているみたいという吹にギンコは似て非なるものだ、見誤らないよう気をつけろと言った。良く眠って目覚めた吹は、昨日は嬢ちゃん夜泣きしなかったんだと思って思い出した。帰らなきゃ。記憶が戻ったのかと言うギンコにあの山の向こうが私のいた里だと言った。里に着くと、いなくなった吹じゃないかと声をかける里の人。どこに隠れていたのかと聞かれ、隠れてなんかいない、空から垂れた糸を引っ張ったら周りが真っ暗になってと話す吹。またそんな戯言をと里の人たち。逃げておいて怖くなって戻ったのだろうが旦那さんは代わりを雇ってしまったから遅かったねと言われた。清志朗が吹を見つけて駆け寄る。ギンコに助けてもらったと吹。家に帰ろうと手を引く清志朗に、でも代わりの人がいるから戻れないと吹。清志朗は、なら俺の嫁として戻ってくれと言った。驚く吹に、戻ったら言おうと決めていた、いいだろうと清志朗は言った。清志朗の父は吹とのことを許さなかった。すぐに認めてくれるとは思えませんからとギンコに言う清志朗。ギンコは吹が消えた時のことを聞きたいと言った。空から糸が垂れていると言って宙を掴むしぐさをしたら宙に舞い上がり空の高みで消えてしまったと清志朗が話すと天辺草かとギンコは言った。蟲のことを吹は、物陰でじっとしているモノや宙を漂う小さなモノたちと言った。それが見えるものは少ないが、この世界の隅々にまで蟲はいる。あなたにも吹と同じものが見えるのかと聞くと、それを飯の種にしているものでねとギンコ。羨ましいなと言うと吹は幸せ者だなと言った。だが蟲の影響から抜け切れていないから気をつけてやれと言った。天辺草(てんぺんぐさ)は 空の遥か高みに棲む蟲。普段は尾のついた風船のような姿で光脈筋の上空を巡っている。空中の微小な光を帯びた蟲を食って生きていて夜には蛇行する星のようにも見える。そのため別名、迷い星ともいう。稀に上空の餌に不足すると釣り糸の如く地平近くまで触手を伸ばしてくる。それが糸のように見える。それに動物が触れると、いったん上空に巻き上げるが飲み込めず放り出す。大概は地面に落ちて命を落とすが吹は運よく木に引っ掛かって助かった。だが強く蟲の気を帯びてしまって人の目に見えないモノになっていた。薬で随分と回復したが、手に残っている糸で空と繋がっている不安定な状態で下手をすればぶり返す。吹が人に戻るために必要なのは薬だけでなく、自身の人でいたいという思いだろうとギンコ。あんたが、そう思わせてやるんだなと清志朗に言った。肝に命じますと清志朗。長居はできないのでと旅立つギンコに近いうちに祝言をあげるから来てくださいと言って別れた。しかし、その後とどいた文は、また吹が姿を消したことを知らせるものだった。清志朗をたずね、どういうことだと聞くギンコ。父親はなかなか許してくれず吹は肩身の狭い思いをしていたと清志朗。そうするうちに吹の体が徐々に軽くなって、風が吹くと宙に舞い、地表に留まっていられなくなった。どうすれば降りられるかわからないと吹。じっとしていろと柱に縛りつけておいたがある日、姿を消してそれっきりだった。お前が繋ぎとめてやるんだと言ったはずだとギンコ。誰よりあんたが今の吹を受け入れられずにいる。あんたが吹を否定したから人の姿を保てなくなったんだとギンコは言った。見えずとも吹は今もここにいるとギンコ。ギンコには天井に吹の姿が見えていた。失いたくなければ受け入れてやれ、あんたしかいない。今もかろうじて吹をここに留まらせているのはあんたの存在なんだろうとギンコは言った。清志朗は吹が、どうして星ばかり見ているのですかと聞いたことを思い出した。昼間いやなことがあっても、いつも同じところに現れる星を観ていると不思議と落ち着くと言うと、私も嬢ちゃんが泣き止まなくて悲しいときは星を数えて紛らわすんですと吹は言った。明るくなってくると悲しくなる。昼間はどこに行ってしまうんだろうと言う吹に、昼間だって星は本当は空にあるんだぞと言うと、本当に?と吹は言った。陽の光が強いから見えなくなるだけで、ちゃんと空にあるんだぞと言うと、どこにも行かないんだ、見えなくてもずっと空にいるんだと吹は嬉しそうに言った。清志朗は祝言をあげた。それは奇妙な光景だった。祝言に花嫁の姿はなく、それでも花婿はまるで花嫁がいるかのごとくふるまった。人々は婿のほうまでおかしくなってしまったと囁いた。やがて清志朗は里のはずれにひとり居を構えた。相も変わらずいない嫁に語り掛ける姿に里の者はやがて近寄らなくなった。けれど、やがて人々は吹の姿を見るようになり、その後は吹の姿を消す癖は、もう二度と出なかったという。★原作では第6巻にあります。ページビューランキング
2015.02.23
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文研部の仲間、八重樫太一、永瀬伊織、稲葉姫子、桐山唯、青木義文に突然起こった奇妙な現象、「人格入れ替わり」「欲望解放」「時間退行」を乗り越えた、5人に訪れる四度目の試練は「感情伝導」これは5人の間で感情がテレパシーのように伝わるというもの。これまでもみんなで乗り越えてきたから、切り抜けられる。動じることなく過ごそうと決めるが、伊織だけは違っていた...前のお話は→ 第1話~第16話 あらすじまとめ第17話(最終回) 「心をつないで」 捕えられた稲葉はみんなに居場所を伝えようとする。 太一、青木、唯が稲葉を助けようと必死に捜す。 迷って何もできないでいた伊織も、自分の感情に素直になろうと決め稲葉を助けに走る。 薫は、やり過ぎてしまったことを後悔していた。 廃工場を見つけ乗りこむ太一たちだが、犯人が稲葉にナイフを突き付ける。 そこに伊織が現れ、前々から気に入らないから仲間に入れてくれと犯人に言う。そしてみんなに気持ちを伝える。「怒れ、怒って、今のうちに、いなばんを」 伊織の気持ちが伝わり、隙を見て稲葉を助ける。 伊織は、怖かったと泣き崩れた。自分の感情に素直に。 謝る薫を殴った伊織は、似た者同士、友だちになろうと言う。 「とういうことで、永瀬伊織、復活です。迷惑かけて、ごめんなさい」 上手くやれない自分も肯定してくれる友だちがいた。だから好きなように生きようと決めることができた。それにしても「友だちになろうは...」と、そこに、 太一が稲葉をかばって... 「私たちは、恋をしていたのかな?」 「してたと思ってるよ、未熟な恋だったけど」 「私もそう思う。でも、あの時の自分は、いろんなことが分かっていなくて、いろいろ間違ってて、だからリセットなんだ。ごめん、勝手で。あなたに恋が出来て、よかったよ」「お前に恋が出来て、よかったよ」太一と伊織は感情伝導で気持ちを伝え合った。 目が覚めた太一は、稲葉につき合ってくれと言う。 伊織の元にふうせんかずらが現れた。そして、感情伝導の終了を告げた。 復活した伊織はイメチェンした薫と友だちになり、また人気者に。青木は追試になったが、唯の協力もあって無事進級。発表会もみんなの協力で成功をおさめた。顧問問題は、後藤が文研部の顧問をしながら、ジャズバンド部の練習を見るということで解決(てか初めからそうすればw)こうして無事、新学期を迎えた。そして、太一と稲葉はつき合いはじめている。 「人生はまだまだ長い。迷ったり悩んだりすることもあるだろう。それでもオレたちは、自分で選んだ道を踏みしめて歩く。自分の心と誰かの心を結び合いながら」 ミチランダム 完☆まとめて感想です。・昨年の夏からのアニメ、10月に13話を書いたものの続きです。ありきたりな言い方ですが、とても良い最終回でした。中途半端に13話が終わった感があったので、今回の4回、とてもよい内容で満足しました。・もともと、お付き合いではじめた記事でした。途中から一人旅にw 残念だったのは、原作を全然知らなかったので、登場人物の顔と名前が一致する前に最初の現象「人格入れ替わり」がアトランダムに起きてしまって、早々に話がわからなくなってしまって...途中、私もギブアップしかけましたwww・前期のアニメの評価などをしているのを見ると、この作品が酷評されたりしていましたが、作画も音楽も良く、特にこの続きの4話に関しては、素晴らしいものだったと思います。重たい内容で、正月に見た私は、やれやれ、とか思いましたが、最後はスッキリきれいにまとまって気持ちよかったです。最終回は最近の作品の中では、私の中では一番かも。・ストーリーについても良かったと思います。一部で京アニメが苦手な人とか言われている私ですが、そういうわけでもないのです。この作品も含めて、ラノベに無条件で感動できないから、だと思います。なんだかな~な感じは、評判がよかった、氷菓もSAOも、ブログ的にはアクセスも少なかった、このココロコネクトも同じです。正直な話、その中では、この作品のストーリーが一番まとまっていて良かったと私は思います。・もうひとつ、言わせてもらえば、ラノベ苦手は、私が少年少女の気持ちを失ってしまっているのではなくw 仮に中学生とかでこのアニメを見たとしても同じだったと思います。今、シェイクスピアからの引用が多い作品を見ていますが、私が最初にハムレットを読んだのは小学生の時ですから。乱読おんなの戯言と思ってくださいませ。・1クールでまとめるというのも大変なのかもしれませんね。今回のが本編だったら、また作品に関係ないトラブルなどなかったらとも思います。製作側の方は苦労されたことと思います。よい作品に巡り合え、記事を書かせてもらったことに感謝します。と、最後にこのコメントを残せたことを嬉しく思います。
2013.01.06
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第21話 あらすじまとめ復活した女型巨人によって、リヴァイ班の精鋭たちは次々に倒された。仲間を信じた自分のせいだ。覚悟を決めたエレンは巨人化して戦った。エレンは敗れ女型巨人はエレンをさらった。エレンは生きてる、エレンを返せ。目の前で女型の巨人にエレンを奪われたミカサは人類最強の兵士リヴァイと共同し女型に戦いを挑む。第22話 敗者達 うなじごと齧り取られていたようだが、エレンは死んだのかというリヴァイの問いにミカサは、生きてます。女型の巨人は知性があるようだが、その目的はエレンを連れ去ること。殺したいのなら潰すはず。わざわざ口に含んで戦いながら逃げていると答える。 生きているというミカサに、だといいなとリヴァイ。そもそも、あなたがエレンを守っていれば、こんなことにはならなかったと言うミカサに、目的をひとつにしぼる。女型を仕留めることはあきらめ、エレンが生きていることに、すべての望みをかける。女型が森を抜ける前に救い出すと告げる。 おれが、やつを削る。おまえは注意をひけ。リヴァイがすごい速さで女型の巨人に切りつける。動きが止まる。うなじが狙える、きっと動けないと思ったミカサは、殺せると、リヴァイが止めるが、うなじにむかう。女型の反撃。リヴァイは足を痛めながらミカサを援護、女型の口に切りつけ、あいた口からエレンを救い出す。 エレンを抱えたリヴァイは、たぶん無事だ、生きている。もうやつにはかかわるな、撤退すると言う。「作戦の本質を見失うな。自分の欲求を満たすことのほうが大事なのか。おまえの大切な友人だろう」 調査兵団が帰還する。エルドが帰ってくると妻に知らせる母。オルオは家による暇はあるかなと父。食事を作っておく母。グンタが戻りますよと......助けられたエレンは眠っていた。亡くなった、たくさんの兵士たちを馬車に乗せる。 こればっかりは慣れないな。仲間がどんなふうに死ぬのか、自分がどんなふうに死ぬのか、そればっかり考えてしまうと言うジャン。アルミンは、ぼくは考えないようにしている。自分の最期なんか想像したら、たぶん戦えなくなるからと言う。そうだな、おまえの言う通りだ。 いつまで生きてられるかなとコニー。とりあえずは生き延びたじゃないですかとサシャ。よかったじゃないですか、生きているんだから。死んだやつらの遺体に向ってそう言えるか。もう故郷にはかえれないかもしれないな。 回収不能なものは行方不明で処理しろとエルヴィン。直ちに移動だと告げる。巨人が近くにいて回収できなかった遺体を巨人を倒して回収すべきだと訴える兵士。友人のイヴァンを連れて帰ってやりたいという兵士にリヴァイは、死亡を確認したらそれで十分だ。遺体があろうがなかろうが何も変わることはないと言う。決定事項だ、あきらめろとエルヴィン。おふたりには、人間らしい気持ちというのはないのですか?馬で進む兵団の後方に巨人たちが迫ってくる。壁まで逃げ切るほうが早いとエルヴィン。このままでは追いつかれる。戦おうとする兵士にリヴァイは、やめておけ、それより遺体を捨てろと言う。足を痛めているリヴァイは思うように戦えない。兵士たちは涙ながらに仲間の遺体を捨てる。ペトラも......リヴァイがみつめる。 仲間を連れ帰ろうとして巨人を呼び寄せてしまった。リヴァイが近づく。そして渡した。「これが、やつらの生きた証だ。おれにとってはな。イヴァンのものだ」 エレンが目をさます。まだ安静にしているようにとミカサ。女型は逃した。作戦は失敗した。また、おまえに助けてもらったのかとエレン。今は休んで。もうじき壁に着くから。 ボロボロになって帰還した調査兵団に非難の声が。エレンに、今は耐えてとミカサ。あの日のエレンのような少年の姿。「かっけえ、すごいよ調査兵団。あんなにボロボロになっても戦い続けているなんて」うなだれながら進む兵士たち。リヴァイのもとにペトラの父が駆け寄る。娘に見つかる前に話したいことがあると言ってペトラにもらった手紙を持っていた。腕を見込まれてリヴァイに仕えることになった。すべてを捧げるつもりだ。と書いてあって、父親としては嫁に出すにはまだ早いかなと...... 今回の壁外遠征の費用と損害による痛手は調査兵団の支持母体を失墜させるには十分であった。エルヴィンを含む責任者は王都に召集されると同時にエレンの引渡しが決まった。☆次回 「微笑み」その日、アニは王都へ召還されるエレンたちの護送警備を勤めていた。そこにふいに姿を現したアルミンから、彼女はある極秘作戦の協力を仰がれる。【感想】・団長も兵長もつらいところですね。オレオやペトラの帰りを待つ家族の姿が悲しいです。・女型の巨人を攻撃したリヴァイの動きはすごく速くてカッコよかったですね。ミカサを助けたとき足を負傷したようですが今後、戦えるのでしょうか。・次はついにアニが......アルミンて、どの時点でわかっていたんだろう。
2013.09.21
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★RDG レッドデータガールとは、絶滅危惧種の少女その言葉は絶滅のおそれがある野生生物の情報をとりまとめた本【英】Red Data Book [略] RDB [同義] RDBに由来しているあらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在☆前のお話は→ 第1話~第11話 あらすじまとめ第12話 (最終話)「世界遺産の少女」 学園祭に異変が。 地震? 爆発? 今のは何だ? 真澄が真響のそばを離れた。携帯もデジカメもPCも使えない。深行のところに野々村がやって来て、「泉水子は今日、目覚める」と紫子に憑依した姫神が予言していたと伝え、持って行くようにと錫杖を渡す。 真夏も駆けつけ、高柳らのところに行くが、みんな姿を消していた。真言を唱えるとふたりも消えた(場が変わった) 立ちつくしているアンジェリカたち。高柳はどこかとたずねる。 そこに、しゃべる白い犬。泉水子が高柳を犬に変えて別の層へ行ってしまったとアンジェリカ。真夏は真澄がいなくては通るのは無理だと言う。深行は和宮に泉水子のところに案内するようにと言う。 和宮は、自分なら確かに案内できるけど、泉水子が戻って来たくないと考えている。それに向こうには強敵が居座っていると言う。向こう側に真澄がいるんだと真夏。「真澄は見つけてしまったんだよ。おれら、きょうだいの他に好きな人、泉水子ちゃんを」 別々の存在だと思いたかっただけで、結局、自分が姫神だった。もう誰にも見られたくない。ここから二度と出なければ、人類の存亡とかにも関係しなくて済むのかもと考える泉水子。そこに真澄が来る。 真響のところにいてあげないとと言う泉水子に、真響の究極の望みは、自分の心臓をあげて真夏とひとつになること。確かに昔、「おれたち、ひとつになろう」と約束したが、彼らの間にはズレができはじめている。自分はあんまり人間じゃないみたいだから学園には戻れないと泉水子。人間だよと真澄。神霊は人間よりずっと高い波動に住んでいる。泉水子は生まれつき波動を高くできる今では絶滅危惧種の人間。そんな泉水子が好きだよと真澄。 泉水子は向こうで暮らすかもしれない。勝ち目は少ないと和宮。深行は真夏に真響のそばにいるように告げ、犬の高柳を連れて行くことにする。泉水子に詫びをいれて元に戻してもらうようにと。「鳥と犬がおともか、猿がいれば桃太郎だな」 八王子城の亡霊たちが現れる。突破して断層に出られれば消えると和宮。亡霊たちが次々襲ってくる。断層を越えたが、ひとつではなく、この先、もっと手強くなると言う。問題は突破する回数ではなく強度。それに達していなければ、飽きるまで繰り返されると。「あきらめても、いいんだぞ。そうすれば自由だ」 真響のもとに戻った真夏は、真澄が泉水子を好きになったと話す。そして学園トップを争うのはもうやめようと言う。 真澄が泉水子を着物姿に変える。北条氏照の正室、お久の方は落城まで生き延びたが、夫と再会することはかなわなかった。「お方さま、ようございました。殿がお戻りで」笑顔で女性たちが集まってくる。宴の用意があると。御主殿に行ってごちそうを食べようと真澄。深行は亡霊と戦い続けていた。服はボロボロ、体力も消耗しケガも。現実の場所ではないのにこうなるのは、信じきれていないということか。突破する強度とは、するべきことを信じる強度だと犬の高柳に話す和宮。未来につなげる事象の強度だと。 亡霊の槍が深行の体を突く。と、携帯が深行を守っていた。「泉水子、おれのことに気づけよ!!!」 今、名前を呼ばれたと泉水子。困ったことが起きた時、自分ひとりでどうにかしようとするなという深行の言葉を思い出す。突然、携帯がつながった。来いって言えよと深行。「それなら来て、すぐに、今すぐに!!!」 和宮が現れた。おまえの負けだと真澄に告げる。また会えばいいよね。そう言って真澄は消えた。そばの女性たちも消えていった。追い払うこともなかったのではと泉水子。これから破格のことをするから見られたくないんだと和宮。深行の姿に。 「鈴原だよな、泉水子だよな。それならいい」自分が姫神だとわかって、ずっと隠れていたかった。でも、和宮君や深行君が来てくれて少し気が晴れたみたいと泉水子。「おまえさ、おれが必要だって言えよ。姫神にならずにすむ、人類を滅ぼさずにすむ方法を一緒にさがしてやるよ。だから、必要だって言えよ」 「言えたらいいけど......」深行は泉水子を抱きしめる。 謝罪するから元の姿に戻してくださいと高柳。戻してあげたいけど、戻せるって気がしないと泉水子。鈴原さんは、なかなか自分で意識しないから、無意識になれるよう舞を舞ってみるしかないねと和宮。 学園から幽霊たちが去って行く。「ごめんね真響、おれ、ちょっとだけ浮気なんかしちゃいました......」「おかえり、真澄。きっと帰ってくれると信じてたよ」「うん、だから戻ってこれた」 泉水子が舞う。 学園は元にもどった。上空ヘリコプターには紫子と雪政。「学園を取り巻く術は、泉水子がきれいに消し去ったようだね」「まずは及第点かな。後始末はわれわれ大人の仕事だ。今日はがんばったね。泉水子」 審神者(さにわ)村上穂高が携帯で話している。「鳳城学園のトップは彼女でしょう。世界遺産候補としてまちがいなく」深行とふたり、ベンチに佇む泉水子。「あのね、深行君、さっきの返事はものすごく大事なことだから、今はとっておくね。でも、わたしがくじけそうだったとき、深行君が来てくれたこと、これから一生わすれない......」泉水子の手に深行の手が重なる。と、深行は寝てたw 完【感想】・しゃべる白い犬~(爆) 結末というより、世界遺産候補の少女が、自分で自覚して生き方を見つける物語だったのですね。っていまさら? とりあえず、きれいにまとまってよかったかな。続編は? ないですよねw おつきあいいただき、ありがとうございました(字数たりません、あとで補足記事かくかもw)
2013.06.20
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★RDG レッドデータガールとは、絶滅危惧種の少女その言葉は絶滅のおそれがある野生生物の情報をとりまとめた本【英】Red Data Book [略] RDB [同義] RDBに由来しているあらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話「はじめての転校生」 ☆第2話「はじめての手のひら」☆第3話「はじめてのお使い」☆第4話「はじめてのルームメイト」 ☆第5話「はじめてのお化粧」★泉水子の舞、歌の歌詞は?(1)☆第6話 「はじめてのお泊り」☆第7話 「はじめての迷子」☆第8話「はじめてのお願い」☆第8話 「はじめてのお願い」 続き★泉水子の舞、歌の歌詞は? (2)☆第9話 「はじめてのお披露目」☆第9話 「はじめてのお披露目」 続き☆第10話 「はじめての学園祭」☆第11話 「はじめての拒絶」☆第12話 (最終話) 「世界遺産の少女」RDG レッドデータガール著者:荻原規子価格:580円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2013.06.20
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第15話 あらすじまとめ第16話 今、何をすべきか 巨人を殺した犯人捜しが行われ、訓練兵も調べられる。巨人が憎かったんだろうなとコニーは言うが、アルミンは、これじゃ、巨人に手を貸したようなものだと言う。その人の復讐心は満たされたかもしれないけど、人類にとっては打撃だと。コニーは巨人をもう見たくないとも言った。今日は所属兵団をきめなくてはいけない日だった。 亡くなった仲間を弔う訓練兵たち。ジャンは思う。みんな後悔している。こんな地獄だと知っていれば兵士なんか選ばなかった。精根尽き果てて頭にあるのはそればかりだ。一緒に火葬にされる兵士。「なあ、マルコ。もうどれがおまえの骨だかわからなくなったよ」兵士になんかならなければ、次は誰の番かなんて考えずににすんだのに。戦わなきゃいけないことくらいわかっている。でも......マルコの姿が浮かぶ。そして怒らずに聞いてほしいと言ってマルコが語った言葉が。 「ジャンは強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる。それでいて、現状を正しく認識することに長けているから、今、何をすべきか、明確にわかるだろう」今、何をすべきか。ジャンはみんなに告げる。「おれは、調査兵団になる」自分も憲兵団にしたほうがいいかなと言うコニーにアニは、人に死ねといわれたら死ねるの? そうでないなら、自分に従ったらいいんじゃないのと言う。アルミンは、死ぬ理由が理解できたら、そうしなきゃいけない時もあると思うと言い、所属兵団を決めたと告げる。前からそのつもりでだったと。弱いくせに根性はあるからねと言うアニに、実はけっこう優しいよねとアルミン。憲兵団に入るのは何か理由があるのかと聞くと、アニは、別に、私は自分が助かりたいだけと答える。 結局、無許可で立体機動装置を使ったは兵士は見つからなかった。そして新兵勧誘式が行われる。同期に調査兵団を志願するやつはいるのかと聞かれたエレンは、いたが、今はどうかわからないと答える。集合がかかり出発。リヴァイはエレンに2馬身以上遅れるなと言う。 ジャンに調査兵団入りのことをなぜかとたずねる仲間。おれは誰かに説得されて自分の命をかけているわけじゃない。自分で決めずに勤まる仕事じゃないと答える。新兵勧誘式、エルヴィン団長が壇上に立つ。今回の巨人の襲撃で巨人の恐怖も力の限界も知ってしまったことだろうが、この戦いで人類はこれまでにないほど勝利へと前進した。そういうとエルヴィンはエレンの話をした。そして、さらに、エレンによって巨人の正体にたどりつくすべを獲得したと話す。驚く訓練兵たち。エルヴィンは、エレンの生家の地下室の話までも聞かせた。そこにたどり着きさえすれば、100年にわたる巨人の支配から脱却できる手がかりをつかめるだろう。アルミンは思う、いくら兵士を集めたいからって、そんなことまで公にするなんて。それとも何か意図が? 団長はいったい何を見ようとしているんだ。エルヴィンは続ける。4年で調査兵団の6割が死んだ。今期の新兵にも1ヶ月後の壁外調査に参加してもらうが、死亡する確率は3割。4年後にはほとんどが死ぬが、それを超えたものが優秀な兵士となっていく。この惨状を知った上で自分の命を賭してもやるというものはこの場に残ってくれ。「自分に聞いてみてくれ。人類のために心臓を捧げることができるのかを」 次々、ひきあげていく訓練兵たち。残った兵士にエルヴィンがたずねる。「きみたちは、死ねと言われたら死ねるのか」死にたくないとの声に、そうか、みんないい表情だ。ここにいる者を新たな調査兵団として迎え入れると告げる。「これが本物の敬礼だ。心臓を捧げろ」 「よく恐怖に耐えてくれた。きみたちは勇敢な兵士だ。心より尊敬する」翌日からの訓練は実践よりもエルヴィン団長が考案した陣形を頭に叩き込むことが主だった。不思議だったのは緻密な陣形でありながらエレンの配置が示されていないこと。エレンたちは後方の最も安全な場所。この作戦には他の目的があるのかもしれないが団長がそれを告げないことにしたなら自分たちは団長を信じて、行って帰ってくることに終始すべきだと先輩たちは言った。同期と再開するエレン。ミカサはエレンに何かひどいことされてないかとたずねる。ないと言うエレンに、 「あのチビは調子にのりすぎた。いつかわたしが、しかるべき報いを」 みんながいるのを見て、調査兵になったのか? とエレン。他にここにいる理由があるかとコニー。憲兵団に行ったのはジャンとアニとマルコ? ジャンが現れた。そしてマルコが誰も見ていないところで、人知れず死んだことを告げる。 新兵に制服が渡される。マルコの姿が浮かんだ。 ジャンに巨人になったときにミカサを攻撃したことを指摘されるエレン。巨人の力の存在を知らなかったし、掌握するすべも持ちあわせていないと認めるエレン。誰しもミカサのようにエレンのために無償で死ねるわけじゃないと語るジャン。知っておくべきだ。おれたちは何のために命を使うのかを。じゃないと、いざというときに迷ってしまう。おれたちは、エレンにみかえりを求めている。自分の命に見合うのか、きっちり値踏みさせてくれと言い、エレンに歩み寄る。「だから、エレン、おまえ、本当にたのむぞ」 「調査兵団だ。背中の印、自由の翼っていうんだぜ。カッコイイ」あの日のエレンとミカサのように、子供たちが見つめる。 第57回壁外調査が開始される。・次回 「女型の巨人」長距離索敵陣形を展開し壁外を進む調査兵団だったが、彼らの前に突如現れたのは、知性を有する謎の巨人だった。【感想】・いいお話でしたね。ジャンは正直で人間味があって好きです。マルコのシーンもよかったですね。なんだかわからないうちに死んでしまってと思ったけど、調査兵団の制服姿はちょっと感動。・みんな調査兵団入りしたのですね。すごい。アニは......次は女型の巨人が登場するようで、かなり手強そうですが楽しみです。・リヴァイを調子にのりすぎと言うミカサの顔もおもしろかったけど、最後のエルヴィンの顔はすご過ぎぃwww
2013.07.28
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夏目友人帳 伍 第3話 「祓い屋からの手紙」☆前のお話は→ 第1話「変わらぬ姿」 第2話「悪戯な雨」 秋の日の学校の帰り道。ニャンコ先生は少し気になることがあるので様子を見に行くからガキは家でじっとしていろと言って出かけた。 気になることって七辻屋の新作水菓子を見に行くとかじゃないだろうな。西村が夏目に声をかけた。おっさんみたいな声がした気がするけど誰と話していたんだと西村に聞かれて独り言だと夏目はごまかした。塾に行くという西村とたわいもない話をして別れた。この穏やかな日々を守るためにも妖怪が見えることは秘密だ。 家に着いて塔子さんに言われて郵便受けを見ると夏目宛の手紙が一通。でも住所も切手もない。差出人の名前を見て夏目は驚いた。祓い屋一門の的場からだった。 夏目はニャンコ先生を探して来ますと言うと家を出た。いったい何の手紙なんだ。手紙を持って走っていると神社の方から悲鳴が聞こえた。隠れて様子を見ると人が妖怪に襲われているようだった。 危ない、と思ったらその人は妖怪を壷に封じた。上手く封印できたぞと笑う若い祓い屋らしき人。あんがい簡単なものだな妖祓いなんてと言った。妖怪を封印したときに起きた風で手紙が飛ばされたようで見あたらなくなっていた。夏目はあたりを探すが見つからない。誰かいるのかと祓い屋の声。猫の声がして、何だ猫か、まあいい次と祓い屋は去った。 手紙が見つからない。ニャンコ先生がいきなり現れて、さっきから何をしていると聞いた。的場からの手紙をなくしたことを話すと、ちょうどよかったではないかとニャンコ先生。やつの手紙など読む必要はない。この私が破り捨ててやってもよかったくらいだ、ほっとけと言った。 そういえば先生はなんでここにと夏目。ここ数日、不穏な気配を感じてパトロールしたら未熟な祓い屋が妖者を壷に封じているところに出くわしたとニャンコ先生。さっきの猫は先生か。助かったよと夏目は言った。ハンパな祓い人は封じが完全でないものを置いたまま去っていた。厄介だぞ。お前なら封じられたことで怒り暴れている妖者の気配がわかるだろうとニャンコ先生。この封印では2~3日以内に怒り狂った妖者が飛び出して来るぞと言った。 どうすればいいと夏目が聞くと、封じ直しでもしないと危険かもしれないなとニャンコ先生。ここは家や西村の通学路も近い場所だ。夏目は壷を拾うと、ちょっと遠出するから付き合ってくれないかとニャンコ先生に言った。 あの程度の妖怪ならこんなものですよと若い祓い屋。髭(和服)の祓い屋は、お見事です。あなたのような若く優秀な方には今後ともお願いしたい。近々会合があるのでぜひご出席をと言った。 前にもらったメモを頼りに名取をたずねる夏目。マンションに到着。いかにもカッコつけのやつらしい住まいだなとニャンコ先生。インターホンを押すが応答なし。電話しても通じないし留守みたいだ。 このへんで待っていたらそのうち帰ってくるだろうと夏目が言うと、お前はどうしてそう行き当たりばったりなのだとニャンコ先生。しょうがないだろう、他に思いつかなかったと夏目が言っていると、おいと呼ぶ声。名取の式の柊が後ろに立っていた。 様子を見に下りてきてみればお前か。ここで何をしていると柊に聞かれ、実は妖怪を封じた壷について名取さんに相談したくてと夏目は壷を出した。 突然押しかけてすまないと言う夏目に、よく来てくれたと柊。名取は部屋にいるが電話とやらを切って爆睡しているから部屋番号を押し続ければそのうちに出ると言った。 名取が出て夏目と聞いて驚いたが上ってくれと扉が開く。部屋に行くとキラキラ名取が笑顔で出迎えた。何もないところだけど、どうぞ。よく来たねという名取の部屋は、本当にあまり物がなかった。ここは仕事用に借りている部屋でほとんど寝に帰るくらい。実家は少し遠いがときどき仕事道具を取りに行くくらいだしと名取は話した。 こっちの部屋は何だとニャンコ先生が部屋を開けると何やら仕事道具があった。夏目は名取に壷を見せた。なるほど簡易な封印だねと言い名取は話す。最近は知識を得て参入してくる連中や有能な後継者さがしというのが妙に盛んになってきて、こういう半端な腕試しをやって名を売ろうというやつも少なからず出て来てしまった。祓い屋同士でもそれでちょっとゴタゴタしてきている。こちらの都合のいい時ばかり頼ってすみませんと言う夏目に名取は、私は嬉しいよ、封じ直すから手伝ってくれるかいと言った。仕事道具を揃えるために名取と柊は別の部屋へ。面白そうだとニャンコ先生も入って行った。 半端な腕試し。そういう祓い屋もいるんだ。的場さんの手紙は何が書いてあったんだろう。名取さんにそれも相談してみていいだろうかと考えながら夏目がひとりで待っていると壷の中の気配が強くなっているのを感じた。 電話が鳴って留守録に呪文のようにブツブツと呟く声が。それに壷が反応した。部屋から出て来た名取に壷が割れますと夏目。準備はできたから離したらすぐこちらの陣へと名取が言った。 夏目が陣に逃げ込むと柊とニャンコ先生が出口を閉めて名取が妖怪を封印した。 ありがとうございました。すっかり部屋を散らかしちゃってすみませんと夏目。大丈夫だよと名取は笑った。あの電話は何だったんでしょうと聞く夏目に、言っただろうと名取。今はいろいろ面倒でときどき同業者が嫌がらせに呪詛を吹き込んだりしてくる。だからつい寝るときは電話線を抜いてしまう。今回はちょうどその壷が呪詛に反応してしまったようだ。 祓い屋って人なのに何でそんな酷いことをと聞く夏目に名取が話をする。名取家は古い祓い屋の家系だっが見える人間が生まれなくなった。廃れた一族は廃業したが名取がまた動きだしたので、他の祓い屋の中には面白くないと感じる輩もいる。逃げ出した一族だと散々バカにしてきたのに、こんなに腕のいいのが復業したのだから、さぞ妬ましいだろうさと名取は笑った。名取家と何代も前からの確執があるのかもしれないし、そういう恨みが今も残っているのは怖いことだけど、この家業を継ぐと決めたときから覚悟はしているよと言った名取だが、ただ最近は祓い屋同士でもいろいろあって中には禁術に手を出す者まで出てきたと言った。禁術? と聞く夏目に名取は、こういう仕事だけどそれなりに祓い屋同士の取り決めみたいなものもあってねと禁術のことを話す。 たとえば、ふだん見えない人に妖怪を見せるような術。一見便利なようだけど、いろいろ弊害があるんだろう。もっとも誰も成功させたことがない幻の術だと聞くよと名取。タキ(多軌)のおじいさんの陣が禁術だったと夏目は知る。あの陣がそんなものだったなんて。他にも祓い方や契約方法で禁術とされているものもあると名取。その手のは無縁の者も祟られかねない危険なものなんだと名取が例を話す。祓い屋が妖と主従関係を結ぶときは仮の名をつけてやり決して本名で縛ってはならない。本当の名を縛ると、ただの言葉にさえ逆らえない。握りつぶせば命を奪える非道な術もある。まあこれも相当な力がいる幻の術だ。 どうしたと聞かれて夏目は思わず友人帳を入れているバッグに手をやった。今となっては祓い屋なんかに君を巻き込んで悪かった。あの頃は君に私の味方になってほしかったんだと思う。力になってほしかったんだと名取は言った。 でも今は、君の力になれるのがうれしいよ。夏目は礼を言うと名取の家を後にした。 祓い屋にもいろいろいる。でも名取さんと話せてよかった。結局、的場さんのことは話せなかったけど、自分で乗り越えなければならないことなのかもしれないと夏目は思った。 夏目が帰った後、名取は割れた壷の中から出てきた的場からの手紙を見つけた。 夏目が家に戻ると、門の前で、依頼書は読みましたか迎えに来ましたと的場が待っていた。 風に飛ばされてなくしたから読んでませんと夏目。小さい子供のようないいわけをするんですねと的場。ウソみたいだけど本当なんですと夏目が言うと、困りましたね、近くに車を待たせてありますと的場は言った。 行ってやればいい夏目、人数は多いほうが私の腹も膨れるからなとニャンコ先生が言うと、こちらに敵意はないのですが困りますね。少し歩きましょうか、近くに良さそうな場所を見つけたんですと的場は歩き出した。森を歩く。ノコノコついていって大丈夫なのかとニャンコ先生。ノコノコついていかないで藤原家前で妙な暴れ方をされたらどうするんだと夏目。的場は、大丈夫、ちゃんと帰してあげますよ。本番は明日ですしと言った。会合ですと的場。最近、有力な術師が何者かに襲われる事件が多発していて、的場としても捨て置けなくなって調べてみると、主犯は祓い屋の中にいるようだ。しかも少し厄介なことにその祓い屋はおそらく妖怪に操られている。祓い屋仲間から犯人を捜す。しかも妖怪に憑かれている人間を見破るのは難しく苦戦している。面倒になってきたのでいっそ有力な祓い屋を一か所に集めればボロでも出すんじゃないかと会合を開くことにした。いつ誰が襲われるかわからないのに危険じゃないですかと夏目。もちろん勝算のないことはばかばかしくてやれないので、祓い屋ではないが有力な君に手を借りたいと依頼書を送ったわけですと言った。 手を貸してくれますねと言われ、なぜ俺があなたの勝手な頼みをと夏目が言うと、では、一晩考えてください。明日また迎えに来ますと的場は言った。家に来られるのは困りますと夏目が言うと、ご夫婦に自分の能力について話していないなら私が話しましょうかと的場は言った。君がいかに恐ろしいものを見、過酷な体験を重ねてきたのか、それは今も変わらぬことで安穏と暮らすあなた達に彼を守る力はないのだと。やめろと怒り拳を握りしめる夏目。とにかく家には近づかないでください、俺は帰りますと言うと走り出した。明日正午にここでお待ちしております。姿がなければ伺いますと的場は言った。 部屋に戻って、今日はいろいろありすぎて疲れたと横になる夏目。おいしそうに菓子を食べていたニャンコ先生が、どうするんだと聞いた。的場さんには関わりたくない。あの人に友人帳の存在を知られるわけにはいかない。塔子さんのご飯よと呼ぶ声がした。 この炊き込みご飯おいしいねと滋さん。坂本さんに舞茸をいただいてたくさんあるのよと塔子さん。お礼をしないといけないから、私の仕事がひと段落したら、みんなでぶどう狩りでも行かないかと滋さん。はい、行きたいですと夏目が言うと、滋さんの仕事がひと段落するのを待ってたら来年になっちゃうわと塔子さんが言って笑った。この穏やかな日々を守るために...... 翌日、待ち合わせの場所へと行く。ちゃんと来たんですね、機嫌はとても悪そうですがと的場。あたりまえでしょうと夏目は言った。では、参りましょうと的場。☆次回 「連鎖の陰」【感想】ニャンコ先生、パトロールしたとか言って七辻屋の風呂敷背負ってるし~wwwと、これはお話とはあまり関係なかったですね。祓い屋のトラブルは妖がらみだし穏やかでない感じですね。夏目が面倒なことにならないといいんだけど。茜さす/everlasting snow (初回限定盤A CD+DVD) [ Aimer ]夏目友人帳 21 [ 緑川ゆき ]
2016.10.21
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夏目友人帳 伍 第4話 「連鎖の陰」☆前のお話は→ 第1話「変わらぬ姿」 第2話「悪戯な雨」 第3話「祓い屋からの手紙」 夏目は的場の依頼を断りきれずに祓い屋仲間を襲う祓い屋をおびき出すための会合に同行するはめになってしまった。 よく来てくれましたねと言う的場に夏目は、昨日今日となぜスーツなんですと聞いた。的場:「ついでにこの近くの政治屋に会ってたんです。敵の多い者は迷信深い者も多くて。うちは古い付き合いもあるので、そういう使える連中は大事にしておかないと。君も利用できるものは使えばいいんですよ。何だってね」的場:「的場一門というのはね、もともと的場家主導の払い屋大家十一家がお互いの打算で契約し合った集まりなのです」夏目:「打算って?」的場:「それでも滅んでしまう家もあるわけですけどね」的場:「それにしても私の手紙はどこに行ったのでしょうね」 着きました。ここですと的場。でかっ。 ここは的場さんの家ですかと夏目が聞くと会場となるうちの別邸ですと的場は答えた。1時間半後の会合のため奥の部屋で着替えるようにと言われる夏目。別邸っていくつあるのかと的場に聞くと、別邸と言っても元は的場の傘下だったものの家が途絶えたり主がいなくなったものを使っていると的場。後継者に、見える者が生まれなかった祓い屋はどうなると思います? と言った。的場:「見えなくなったからといって妖怪から買った恨みは消えない。大抵の祓い屋一族はこの恐怖と問題にぶつかることになる。一門や多くの祓い屋と対立していた名家、名取家も見苦しいほど養子や見える後継者探しに駆けずり回って結局は廃業し小さな災いが起きるたびに妖怪の仕返しではと怯える一族となったそうです」的場:「そこにまた妖怪と繋がる周一さんが生まれたものだから彼自身も身内にはうんざりだったでしょうね」そこで、見える者不在の家が出れば支え合おうというのが的場一門で、取りまとめるのは面倒もあるが利もかなりあるので、今は傘下に入る者を増やしていると的場は話した。 的場:「で、どうです? 的場一門にはいりませんか。入れば守ってあげられますよ」夏目:「利用できるものは使えと言った口で本気でそんなことを言ってるんですか」的場:「それもそうですね。失礼。私はよく言葉を間違える」では言葉を変えましょうかと的場。そのとき悲鳴のような声が聞こえた。様子を見てくるので君はここで待っていてくださいと言うと的場は部屋を出て行った。ダメだ。あの人と話をしたくない。それにここは気持ちが悪い。人間と妖怪の気配に溢れていて酔いそうだ。どう思うと夏目がニャンコ先生に聞く。 先生:「さすが的場一門。えげつない結界で最高に気分が悪い」夏目:「しっかりしろよ先生。あんな大口たたいといて。腹いっぱい食うんじゃなかったのか」先生:「食うとか飲めとか言うな。胸やけが」夏目:「何飲み過ぎた中年みたいなこと言ってるんだよ」 こんな大きな屋敷を持っていた家でも途絶えてしまうことがあるんだなと夏目は思った。見かけない顔だなと女の人が部屋を覗き、安心して、私も人だよと言った。その様子だと的場に何か弱みでも握られて呼び出されたのかいと言う女にあなたも的場一門の人ですかと夏目が聞くと、私も一応祓い屋だが傘下に入るほど落ちぶれちゃいないよと言った。元気出しなよと夏目にガムをくれる女。的場っていけすかないよねと話す女に違和感を感じた。待たせましたねと的場が戻ってきた。的場:「飛び込んできた妖怪が庭で暴れていたので片づけを。おや、こちらにいらしてたんですか」 女:「ええ、今日の会合、私も参加させていただこうかとご挨拶に。それと内密なお話が」的場に近づく女を見て、やっぱり変だと夏目は気づいた。よく見ないとわからないが目玉以外は動いているようで動いていない。夏目は女に聞いた。夏目:「何でお面つけているんですか」 夏目:「面じゃない。下がって。この人の顔に妖怪が張りついて」 妖怪:「よくも見破ってくれたな小僧。よくもジャマを」 的場の式が妖怪を倒した。夏目くんお見事と的場。部屋の外から覗いた祓い人たちが、こいつは凄い。憑りつかれている人間なんて滅多に見分けがつかないのにと言った。 的場:「面のように人の顔に張りついて操る妖怪か。おそらく凶面(まがつめん)の一種でしょう」凶面は人に憑りつき、そこから分身の面を飛ばして都合のいい人間を操り動かす。最初のを親とすれば女性に憑いたのは子で、親を始末しなければ延々と続く。的場は夏目に、私には普通の女が喋っている姿にしか見えなかったが、君程の力があれば面のような違和感を見抜くことができるのかもしれませんと言った。 的場:「祓い屋が嫌なのはわかりますが、どうでしょう今回だけ人助けと思って力を貸してくれませんか」祓い屋が襲われ続けると、もしかしたらいつか名取さんもと思った夏目は的場に告げた。夏目:「今回限りです。あなたたちを手伝うためじゃない」 『自分のために。これから自分が守りたいものをどう守れるのか。何とどう戦っていけばいいのか知るために』 当主の的場が式を引き連れて会場に入る。夏目も式の格好をして後ろに続いた。 毛色の違う式がいると気づいた人に聞かれると的場は、今度うちで飼うことにした式だが、ああ見えて気があらいので近づかれませぬよう。あれにはお構いなくと言った。 当主のご挨拶。名取は欠席だと祓い人が話していた。よかった。こんなところを見られたら何てつっこまれるかと夏目は思った。 <この中から妖怪に憑りつかれた人間なんて見つけられるだろうか。 祓い人たちが夏目に、新しい式だって? 弱そうだ。 お酌でもしろよ、余興でもやってみろよと絡んできた。すると、 「なんだ、今、重量感のあるものが足に」「わあ、何だこの俵型の猫っぽいものは」失礼しますと夏目はニャンコ先生と逃げた。 夏目:「先生、具合は大丈夫なのか」先生:「ああ、これを付けると結界も無効になるらしい。さあタダ酒を漁りに行くぞ夏目」 ゼンマイを巻くような変な音が聞こえた。窓を開けて探すと上の階でタバコを吸っていた髭の祓い人が、どうかしたのかいと声をかけた。今、外に変なものがいませんでしたかと夏目が聞くと、ここには変なものしかいないよと言った。的場が来て、何をしているのかと聞かれ、外から変な気配がしたと夏目。式に的場様と呼ばないことを注意されたので、好きで式の格好をしているんじゃないと言った。的場:「それは君のためですからね。名取のように連れ歩いて他の祓い屋に目をつけられるのも面倒ですし身元も調べにくいでしょう」 的場:「そうだ、手を出してください。護符文字を書きます。もし怪しい者がいたら、この文字を押しあてると化けの皮が剥がれる術です」この手で触れて回ると凶面は警戒して逃げるかもしれないし、妖である式に書くわけにはいかない。君は本当に便利ですと的場は言った。 護符は刺青みたいだと夏目は思った。名取のヤモリのことを思い出して的場に聞いてみると、名取とは君よりは古い付き合いですよと言ったが、すべての妖怪を知っているわけではないので、あのヤモリのことはわからないと言った。あのヤモリが左足だけには行かないのはどうしてだろうと夏目が言うと、単純に考えるとそこがいずれなくなるからとかと的場は言い、夏目が驚いた顔をすると、例えばですよと言った。 的場:「でも妖怪とはそういうものでしょう。そんな不穏で不確かな影を人の心に落とす存在。人は臆病でしょう。その心や命を脅かすのが妖怪なら、それを祓うのが祓い屋の仕事」的場は、家に起こる災いが自分や妖怪のせいだと思うことはないのですかと夏目に言った。それに耐えていけるのですか。うちに入れば守ってやれる。悲鳴が聞こえた。夏目は、この話はここまでだと言った。夏目:「何度言われても一門には入れません。俺には俺の繋がり方があるんです」 先生:「まったく不愉快なやつだ。いつだって食ってやっていいんだからな」夏目:「うん」先生:「アホが」 悲鳴が聞こえた部屋に行くと人が倒れていた。こやつは昨日見た未熟な祓い人だとニャンコ先生。ひょっとしたらこの人に面が憑いているかもと夏目は手を当ててみたが違った。気づいた若い祓い人は、俺をめがけて顔が飛んできたと言った。何の騒ぎだと駆けつけて来た祓い人たちが夏目に、貴様何をした離れろと言い、違いますと言う夏目を嘘をつけと捕まえた。すると、 「俵型の狸ぽいものに噛まれた」夏目とニャンコ先生は逃げる。追いかけようとした人は足を何かにすくわれた。どうやら親の凶面はこの面を飛ばして操れる人間を物色しているようだな。ああいう未熟な人間は憑りつくのに手頃なんだろうとニャンコ先生は言った。 とにかくこの元凶となる親面に憑りつかれた人を見つけないと。夏目は会場で祓い人の顔に触れて回った。何だか人懐こい式だねと言われたが見つけられない。 夏目:「効率悪っ」先生:「さすが的場。実はお前への嫌がらせではないのか」夏目:「人も妖も入り乱れるこんな場所じゃ仕方ない。方法があるだけましだよ」階段を上って二階へ。先生:「ひ、ひろーい。オミバシラの館を思い出すな」夏目:「そうだな。でもここは異質だ。妖だけの集まりと気配が全然違う」 部屋で、的場の人間が襲われていい気味だと話しているのを夏目は聞いた。「的場は祓い屋の面汚しだ。あの眼帯は契約を守らぬ者であるという証。だからまともな妖や尊き者とは契約を結べず、弱みを握るか術で従わせるか醜き者しか寄って来ぬ」「的場の先祖は妖怪に右目を食わせるという約束で仕事を手伝わせたがその約束を守らなかったのだ。以来、的場の当主はその妖怪から代々右目を狙われる。あの眼帯はそれから守るためだとか」「所詮、いわゆる多少まともな式でも、ほとんど大家十一家だった頃のそれぞれの家の古き式では...」 またゼンマイを巻くような音がして窓の外を下の階から面が上って行くのが見えて夏目が捕まえると消えた。 あれはやつが飛ばした小物だ。本体の凶面は下にいるぞとニャンコ先生。下の階に行くと、さっきの髭の祓い人がいた。 見つけたと祓い人の顔に手を押し付ける夏目。 凶面が現れて、的場は潰してやると夏目に襲い掛かった。 ニャンコ先生が斑に。逃げる凶面を追う。 凶面を押さえて咥え会場に入った斑を見て大犬? 猫? と人々。逃げてください。この妖怪は人に憑りつくと夏目は言うが、何を言っているんだ子鬼は、獣を暴れさせるとは何事だと話を聞かない。先生が押さえている間に早くと言う夏目を引きずりおろした。 凶面が部屋を飛び回る。怯える人々。的場が来て、弱い者は顔を隠しなさい。妖怪に付け入られますよと言うと弓で凶面を射った。 弓は凶面に命中。凶面は消え、さすが的場様と声が上がった。 夏目:「あの凶面の本体に憑りつかれた人は大丈夫なんですか」的場:「当分は目も覚ませないでしょう。しかし報いですね」夏目:「操られていた人にそんな言い方は」的場:「小物の場合はそうでしたが彼は的場と対立する祓い屋の者なのです。犯人が彼であったのならおそらく凶面の人を操る力が欲しくてわざと己に憑りつかせていたのでしょう。被害は的場傘下の者に多く大方うちの勢力を削ぎたい者の仕業だろうと踏んではいましたが中々絞れなくて。しかしこうして君のおかげで的場の敵を見つけることができました」的場:「気に病む必要はないのですよ。これで被害が出るのを止められたのですから。知っていますか。力の強い妖と繋がりを持つことで強い力を保ち続けることができると言われています」 「だから的場に入れば守ってやれる。当主が、私が右目を大妖に狙われ続ける限りは」 夏目の髪に何かついていると的場が手をやると何かが飛んで行った。 そういえば私にしては柄にもなく長い手紙を書いたのですが本当にどこに行ってしまったのでしょうねと的場は空を見ながら言った。しかしまあ読まれなかったのならそれまでだ。そういう縁だったのでしょう。的場は的場らしく、また何かあったら手を貸してくださいねと的場は言った。 夏目:「先生、帰るぞ」 斑:「フン、やっとか」 斑に乗って帰ろうとする夏目に的場が笑いながら、君はいったいどうやって、そんな大妖と契約を? と聞いた。夏目:「契約はしていません。約束したんです」 名取:「ご苦労」 名取:「やれやれ夏目、何とか解決できたみたいだけど、相変わらず危なっかしい子だ」 名取は的場の夏目への手紙を破り、これでいいんだよと言った。☆次回 「結んではいけない」【感想】ひ、ひろーい(棒) エンドカードにも使われていて笑った。陰口たたいていた祓い人さん。的場の眼帯の詳しい説明ありがとう。ニャンコ先生は今回もいい仕事していたし、名取も助けてくれていたんだね。的場はしつこく勧誘していたね。根っからの悪人ではないと思うけど、関わるとろくなことがないような。次回はタキの登場みたいだね。楽しみです。茜さす/everlasting snow (初回限定盤A CD+DVD) [ Aimer ]夏目友人帳 21 [ 緑川ゆき ]
2016.10.28
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進撃の巨人2 #29 「兵士」☆前のお話は→ 第28話 南西へ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 ナナバ:「新兵、下がっているんだよ。ここからは立体機動装置の出番だ」 戦闘装備がない104期生たちは避難。ナナバ、ゲルガー、リーネ、ヘニングが巨人と戦う。 その2時間前。ウトガルド城跡は壁に近いが最近まで誰かがいたようだった。ならず者が根城にしてたんだろうと話すヘニングとリーネ。ゲルガーは酒を見つけたが書かれている文字は読めなかった。 出発は日の出の4時間前。しっかり休んでおくようにと新兵たちに告げるゲルガー。クリスタが、もし本当に壁が壊されていないとするなら巨人はどこから侵入してきているのでしょうかと聞いた。それを突き止めるのは明日の仕事だとゲルガー。 クリスタ:「もしかしたら、当初想定したほどの事にはなってないんじゃないでしょうか。なんというか、その...」 ヘニング:「ああ、確かに巨人が少ないようだ。壁が本当に壊されたにしちゃあな」 ナナバ:「私たちが巨人を見たのは最初に発見したときだけだ」 お前の村は?とユミルに聞かれたコニーは、壊滅した。巨人に踏み潰されたあとだったと答えた。でも巨人に喰われた痕跡が全くないから、みんな逃げたみたいでそれだけはよかったんだけどとコニー。コニー:「ただ、ずっと気になってるのが俺の家にいた巨人だ。自力じゃ動けねえ体でなぜか俺の家で寝てやがった。そんでよ、そいつがなんだか母ちゃんに似てたんだ。ありゃいったい...」 まだ言ってんのかお前はとライナー。ユミルが笑い出した。ユミル:「バッカじゃねえの。お前の母ちゃん巨人だったのかよ。じゃあ、なんでお前はチビなんだよ。おいコニー、お前がバカだって知ってたけど、こりゃあ逆に天才なんじゃねえか。なあ」コニー:「ああ、もううるせえなあ。バカらしくなってきた」ユミル:「つまり、その説が正しけりゃ、お前の父ちゃんも巨人なんじゃねえのか。じゃねえとほら、できねえだろ」コニー:「うるせえ、クソ女、もう寝ろ」 ライナーがユミルのところに何してんだと来た。たぶんこれが最後の晩餐になるから腹の足しになりそうなものを漁っているんだとユミルは言った。ライナー:「コニーの村の件だが、お前わざとはぐらかしたよな。できればその調子で続けてほしい。あいつが家族のことで余計な心配をしないように」 ユミル:「なんの話だ?」 こりゃいけそうだ、鰊(にしん)は好みじゃないがと言うユミルに他にもあるかとライナーが言うとユミルは缶詰を渡した。ライナー:「こりゃ缶詰か。なんだこの文字は。俺には読めない。ニシンって書いてあるのか。お前よくこの文字が読めたな」 ライナー:「ユミル、お前...」全員起きろ。屋上に来てくれとリーネの声。 てめえらのために酒も飲めねえじゃないかとゲルガー。 4人で次々巨人を倒すが扉が壊された。 リーネ:「巨人が入って来てる。中に戻ってバリケード作って防いで。防げなかったときは最悪この屋上まで逃げて来て。でも、それも必ず助けてやれるってことじゃないからね。私たちは生きているかわからないから。でもやることはいつもと同じさ。生きてるうちに最善を尽くせ。いいね」 「了解」巨人がどこまで来てるか見てくるとライナーはひとりで階段を下りる。いつも真っ先に一番危険な役回り引き受けやがってとコニーが言うと、ああ、悪い癖だとベルトルトも言った。 まだ下か。施錠をしたとはいえ、こんな古い木の扉なんて簡単に破られるだろうなと思いながらライナーが扉を開けると巨人が近くまで登って来ていた。 ここだ、何でもいいから持ってこいと叫ぶライナー。扉を破って巨人の腕が入ってきた。ライナー:『ここが...ここなのか、おれの最期は』 ライナーをかばって巨人に喰われた仲間のことを思い出した。ライナー:『いいや、違うだろ。ここじゃねえだろ。絶対に帰るんだ』ベルトルトが駆けつけて巨人の目を刺した。 ベルトルト:「ライナー無事か」 ライナー:「ああ。ベルトルト、生き延びて帰るぞ。絶対、俺たちの故郷にな」ベルトルト:「ああ帰ろう」 コニーたちが大砲を運んできた。火薬も砲弾もないから、これごとくれてやるとユミル。そこをどけと言うと巨人めがけて落とした。 巨人がいる扉に命中。巨人は起き上がれない。ナイフを手にしたコニーがうなじを削いでみるかと言ったがやめとけとライナー。とりあえず上の階まで後退しようとクリスタ。入って来たのが一体だけとは限らないし... コニーの背後に別の巨人が来ていた。 ライナーがコニーを庇う。巨人がライナーの腕に噛みついた。ライナーは腕を噛まれたまま巨人を持ち上げると階段を上り窓へと運ぶ。まさかそいつごと飛び降りる気かと言うコニーに、それしかねえだろうとライナー。まて、こいつの顎の筋肉を切っちまえばとコニーは言った。 コニーが巨人の顎をナイフで刺す。腕が外れた。 こちらに向き直った巨人にユミルのキックが炸裂。ベルトルトが足を持ち上げて窓の下に落とした。 クリスタが酒でライナーの傷口を洗う。たぶん骨折してるよね。あとは添え木と包帯がとクリスタ。 あっそうだとクリスタはスカートを破って包帯にした。クリスタ:「ごめんね。こんな汚い布しかなくて...ごめん」ライナー:「いや、助かる」ライナー:『結婚しよ』 コニー:「ライナー、さっきはすまなかった。俺、お前に助けられてばっかだな。そういやアニにも命張って助けられたよな。いつか借りを返さねえと」ライナー:「別に、そりゃあ...普通のことだろう。兵士なんだからよ」 コニー:「どうかな。ちょっと俺には自信ねえぞ。なあベルトルト。ライナーって昔からこうなのか」ベルトルト:「いや、昔のライナーは戦士だった。今は違う」 ライナー:「なんだそりゃ。戦士って何のことだよ」 ユミル:「とりあえず使えそうな物は集めようぜ。死ぬときに後悔しなくてもいいようにな」外を見るとたくさんの巨人が倒れていた。さすが調査兵団。他の兵士とはわけが違うってことかとユミルは思った。でかいのは粗方やったぞ。この塔のおかげでなんとか凌げそうだなとナナバとゲルガー。リーネとヘニングは新兵の様子を見に行った。 突然、塔めがけて馬が飛んできた。壁の破片も飛び散りリーネとヘニングを直撃。屋上に運んだがふたりとも即死だった。音を聞いて新兵たちも屋上に集まる。 一体だけ壁の方に歩いて行ったあの獣の巨人の仕業に違いない。コニーが見るとさっきの倍以上の数の巨人が近づいていた。巨人が作戦行動でもとっているようなタイミングだね。まるで最初から遊ばれているような気分だとナナバは言った。 獣の巨人は壁の上で雄叫びをあげると壁の外側へ下りて行った。 ゲルガー:「もう塔がもたねえな」 ナナバ:「私はガスが残りわずかだ。そっちは?」ゲルガー:「ガスもねえし刃も使いきった。お前もそのなまくらが最後なんだろう」 ゲルガー:「俺にしちゃよくやったほうだと思ってる。ただ、最後に何でもいいから酒が飲みてえな」頭を打ってしまってもう力が入らないとゲルガーは言うと落下した。ゲルガーを捕まえた巨人をナナバが攻撃。巨人はゲルガーから手を放して倒れ、ゲルガーは窓から塔の中に落ちた。 ガスが全くなくなったナナバは巨人に取り囲まれていた。 ゲルガーは酒の瓶を見つけたがクリスタがライナーの治療に使ってしまったので空だった。外から手が伸びて巨人に捕まった。ナナバとゲルガーは巨人に喰われた。このままここで塔が崩されてただ喰われるのを待つしかねえのかとコニー。私も戦いたい。何か武器があればいいのに。そしたら一緒に戦って死ねるのにというクリスタにエミルは、お前まだそんなこと言ってんのかと言った。 ユミル:「彼らの死を利用するな。あの上官たちはお前の自殺の口実になるために死んだんじゃねえよ」クリスタ:「そんな、そんなつもりは」 ユミル:「お前はコニーや上官たちとは違うだろ。本気で死にたくないって思ってない。いつもどうやって死んだら褒めてもらえるかばっかり考えてただろ」クリスタ:「そ、そんなこと」 コニーに、さっきのナイフを貸してくれとユミル。何に使うんだよと聞かれると、これで戦うんだよと言った。何するつもりだとライナーの言葉に、さあな、自分でもよくわからんと答えた。ユミル:「クリスタ。こんな話もう忘れたかもしんねえけど...たぶんこれが最後になるから思い出してくれ。雪山の訓練のときにした約束を。お前の生き方に口出しする権利は私にはない。だからこれはただの私の願望なんだがな」 ユミル:「お前、胸張って生きろよ」 ユミル:「約束だぞ。クリスタ」クリスタ:「ユミル、まって」 塔から巨人たちがいる地上へ飛び降りるユミル。ナイフを自分に斬りつけると... ☆次回 「ヒストリア」【感想】わあ、ナナバさんの最期は辛すぎるな。立体機動装置もガス欠じゃ何の役にも立たないよね。獣の巨人の作戦通りなんだろうか。ユミルは命がけで巨人になったんだろうけど、あの数の巨人相手に戦えるだろうか。早く救援が到着するといいんだけど。先週、誰も死ななくてとか言っていたら、今週はかなりショッキングでした。で、こんな時に何なんだけど、ライナー「結婚しよ」ってwww
2017.04.26
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進撃の巨人2 #34 「開口」 ☆前のお話は→ 第26話~第33話 あらすじまとめ ★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」 ケガで残ったハンジが「馬を」と言い出す。そんな体で馬に乗ったらバラバラになりますよと止めるが例の歩けない巨人を捕獲したラガコ村が何か引っかかるから調べる必要がとハンジ。モブリットが「私が行きますから、どうぞ気絶でもしていてください」と言った。 ハンジが言った通りエレンたちは巨大樹の森にいた。気が付くと両腕がなくなっていて驚くエレン。「私もこの通りだよ。お互い今日はつらい日だな」とユミルが言った。なんで俺の腕がないんだと言うエレンに「そりゃあ、すまん。俺がやったんだ」とライナー。急いでいて慌ててうなじに噛みついたから両腕をないがしろにしてしまったと聞いて自分は鎧の巨人に負けたことを知る。巨人化しようとしたエレンをユミルが止めた。 周りをよく見てみろとユミル。ここはウォールマリア内にある巨大樹の森で壁からだいぶ離れた所にあるらしい。当然、巨人さん方の敷地内で、くつろいでいるようだが目はこっちを見ている。下には細かいのが多いが十分脅威だ。見ているだけで近づいてこない大きいのもいる。 ユミル:「そんで、やつらだ。せこいやつらめ。ふたりだけ立体機動装置を着けてやがる。ライナーのはお前が着けてたやつだよ。やみくもに今ここで巨人化しちまうのは得策とは思えない。この巨人の領域を生き抜くのは巨人の力を持っていても困難だ。わかるだろ、暴れてる余裕はないんだって」そんなに都合のいい代物じゃない。体力は限られているから今は体を修復するので手一杯のようだとライナー。エレンはてめえの言葉なんか信用するかと言った。 ユミル:「なあ、ライナー。エレンが目を覚ましたら話すって言ってただろ。あんたたちは、これから私らをどうするつもりなんだ」ライナー:「俺たちの故郷に来てもらう」ライナー:「おとなしくしろって言って従うわけがないことぐらいわかっている...ここで今、俺らが殺し合ったって弱ったところを他の巨人に喰われるだけだ。つまり巨人が動かなくなる夜まで俺たちはここにいるしかねえのさ...夜まで待つしかない」 鎧の巨人のまま走って故郷に帰らず、こんなところに立ち寄った理由はなんだとユミル。疲れたから休憩しているのかと聞くとライナーは、お前の想像に任せると言った。 考えろと自分に言い聞かせるエレン。隙を見て巨人化したとして、ここから走り去るのはそんなに難しいことじゃないように思える。だが、そもそも俺はまともに巨人化できるのか? ライナーができないと言うように。もしくはライナーでさえここで休まざるをえない状況を鑑みるに、下手に体力のない巨人を生み出せば他の巨人にやられちまうってことか...単純に夜になるのを待ってるってことか。いやそもそも夜にならなくたって俺らの体が治りきるのをやつらが待ってるはずがない。俺らが無力なうちに手を打つはずだ。このままじゃ何もできないと思ったエレンは、調査兵団のことを考えた。あのあと、みんなどうなった? まさかこっちに向かってねえよな。そんなことしたら、みんな無事じゃすまないぞ。城の巨人は夜なのに平気で動いていた。ここの巨人はどうだと聞くユミルに、ここの巨人は夜は動けない。そんなことお前ならわかってるんだろうとライナーは言った。エレン:『そういや、ユミルはなぜ巨人になれる? 俺と同じで何も知らないってわけでもなさそうだが。味方なのか? こいつの目的もよくわからない。もともとよくわからないやつではあったが...』 『まずできるだけこいつらから情報を引き出してこの状況を切り抜ける。そのためには今は、感情を噛み殺せ。体を修復しろ...』 巨大樹の森を目指す調査兵団。エルヴィン:「タイムリミットは日没までだ。極力、最短ルートを維持せよ」 先行しがちなミカサにハンネスが少し力を抜け、陣形が乱れると声をかける。 「気持ちはわかるがな。だが言ったろ。エレンはおとなしく捕まってるようなやつじゃねえって。違うか? あいつは絶対諦めねえ。だから俺たちは焦らず、そのかわり絶対に行くんだよ。あのときみたいにな」 ユミルに水はないのかと言われて、この状況じゃ手に入れるのは無理だと答えたライナーは、そういえば昨日からろくに飲まず食わずで何より寝てねえと話し出した。ライナー:「まあ幸い壁は壊されてなかったんだから、ひとまずは休ませてもらいてえもんだ。昇格の話はそのあとでいい。いや、そんくらいの働きはしたと思うぜ俺たちは。あのわけのわからねえ状況下でよく働けたもんだよ。兵士としてそれなりの評価と待遇があってもいいと思うんだがな」 ユミル:「ライナーさんよ、何を言ってんだ、あんた」ライナー:「あ? なんだよ。今すぐ隊長に昇格させろなんて言ってないだろ」 ユミル:「そう、ではなくてだな」ライナー:「あ、そういや、お前らあの大砲、どっから持って来たんだよ。あのときは本当に助かったぜ。そんでもって、そのあとのクリスタなんだが、ありゃ、どう見ても俺に気があるよな...」 エレン:「おい、てめえ、ふざけてんのか」 怒るエレンに、何かまずいこと言ったかとライナー。ユミルがエレンに、待てよ、あれはどう見ても普通じゃないと言い、ベルトルトに、何か知ってるなら、いいかげん黙ってないでなんとかしてやれよと言った。ベルトルト:「ライナー、君は兵士じゃないだろ。僕らは戦士なんだから」 ライナー:「ああ、そうだったな」 エレン:「はあ? なんだそりゃ」なんとなくわかった気がする。壁を壊したやつが命がけてコニーを助けたりなんておかしいと思ったよとユミル。 ユミル:「自分が矛盾したことやってるのに無自覚だったんだよ。なんでそんなことになったのか知らんが、おそらく...本来は壁の破壊を目的とする戦士だったが、兵士を演じているうちにどちらが本来の自分かわからなくなった。いやもしくは、罪の意識に耐えられず心の均衡を保つために無意識に自分は壁を守る兵士のひとりだと逃避しそう思い込むようになったんだ。その結果、心が分裂し記憶の改ざん、話がかみ合わなくなることが多々あったって様子だな...」 ライナー:「黙れ。口を閉じろ」 ユミル:「悪かったよ。詮索がすぎたな」 エレン:「ふざけんじゃねえよ。なんで被害者面してんだお前は...」エレンはベルトルトにあの日どういうつもりで俺たちの話を聞いていたんだと言った。お前らの目の前で俺の母さんが喰われたときの話をした。お前が蹴り破った壁の破片が家に直撃したから母さんは逃げられなかった...ベルトルト:「あのときは...気の毒だと思ったよ」 エレン:「ああ、そうか。お前ら兵士でも戦士でもねえよ。ただの人殺しだ。なんの罪もない人たちを大勢殺した大量殺人鬼だ」 ライナー:「んなこたあ、わかってんだよ。お前にわざわざ教えてもらわなくてもな」 エレン:「じゃあ、いっちょ前に人らしく悩んだりしてんじゃねえよ...この世界を地獄に変えたのはお前らなんだぞ。わかってんのか。人殺しが」ライナー:「その人殺しに何を求めているんだよお前は。反省してほしいのか。謝ってほしいのか。それでお前は満足かよ...」 エレン:「そうだな。俺がまだ甘かったんだ。俺は頑張るしかねえ。頑張ってお前らができるだけ苦しんで死ぬように努力するよ」ユミル:「そうじゃねえだろ。頼むぜエレン。そんなガキみたいなこと言ってるようじゃ期待できねえよ」 ユミルはライナーにあの猿は何だと聞く。何のことだとライナーは言うがユミルは、知らなかった割にはあの時ふたりしてガキみたいに目を輝かせてあの猿を見てたよなと言った。エレン:「なんだ、猿って」ユミル:「まあ聞け。その猿って獣の巨人が今回の騒ぎの元凶だよ。壁の中に巨人を発生させたんだ。目的は威力偵察ってところかな。こいつらが目指しているのもそいつのところさ。そいつを目指せばお前らの故郷に帰れるんだろ」 知ってるなら全部話せというエレンに私にもいろいろ都合があるんだからとユミル。あのふたりをやっつけて、それで終わりだと思っているなら大きな間違いだと言った。 エレン:「はあ? 敵はなんだ」 ユミル:「敵? そりゃ言っちまえば、せ...」ライナー:「ユミル!!!」ライナーがユミルの言葉を遮って、そこまでわかってるなら身の振り方を考えろ。お前しだいではこっち側に来ることも考えられるだろうと言った。 ユミル:「信用しろって、無理だな。そっちは私を信用できない」ライナー:「いいや、信用できる。お前の目的はクリスタを守ることだろう...クリスタだけはなんとかしたいという思いを俺たちが受け入れられないと思うか? それとも俺たちよりもエレンの力のほうが頼りになるのか」 ライナー:「正直に言うが、俺たちについていてもお前の身の安全は保障されない。だがクリスタひとりくらいなら俺たちでなんとかできるかもしれない。自分のわずかな命かクリスタの未来か選ぶのはお前だ」 エレン:「どういうことだ。おい、言えよ。敵の正体は?」ユミル:「さあな...」 ライナー:「決まりだ。残念だったなエレン」『調査兵団がもう...』 『あと1時間もすれば日没だ...』☆次回 「子供達」【感想】ほとんど会話ばかりの回だったけど面白かった。ライナーは精神が崩壊していたんだね。やったことは許せないけど、やらせたやつがいるんだろうし複雑な事情があるんだろうね。エレンはまあ彼にしたら我慢したほうなのかもだけど、結局、謎は謎のままだったような。世界に先がないとかわずかな命とか、ますますわけわかんなくなってきた~続きが早く見たいな。
2017.05.29
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進撃の巨人 3 #46 (3期9話) 『 壁の王 』 ☆前のお話は → 「第38話~第45話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 【ロッド・レイスが巡らせた陰謀を退け調査兵団はエレンとヒストリアの救出に成功した。しかし、その前に姿を現したのは巨人化したロッド・レイスであった】 「何を考えているエルヴィン。住民を避難させずに街に留めるだと? 夜明け前にはもうあの巨人はここに到着するのだぞ」 「あの巨人は奇行種です。目標の巨人はより大勢の人間が密集する方へと吸い寄せられるいわゆる奇行種、それも小さな村ぐらいじゃ目もくれずにこの城壁都市に反応するほどの極端な子です」 「なので今から急に住民をウォール・シーナ内へ避難させれば目標はそれに引き寄せられ壁を破壊し突き進むでしょう。果ては最も人々の密集した王都ミットラスに到着し人類は壊滅的被害を被ることになります」 「ここに戻る途中、エレン・イェーガーの中にある巨人を操る力を試しましたがロッド・レイス巨人には通じませんでした」 「つまり、あの巨人はオルブド区外壁で仕留めるしかありません。そのためには囮となる大勢の住民が必要なのです。ただし民の命を守ることが我々兵士の存在意義であることに変わりありません。目標を仕留め損なったとしても住民にひとりとして死傷者を出さぬよう尽くしましょう」「オルブド区と周辺の住民には緊急避難訓練と称し状況によってオルブド区外に移動させやすい態勢を整えます。目標はかつてないほど巨大な体ですが、それ故にのろまで的がデカい。壁上固定砲は大変有効なはずですが、もしそれでも倒せない場合は、調査兵団最大の兵力を駆使するしかありません」 朝になりロッド・レイス巨人が近づく。 訓練と称して集められた民衆は兵団が力を誇示しようとしているだけで意味のないことに付き合わされていると帰ろうとする者が出て、こんな調子なら偽物でも無害な王様のほうがずっとましだと言い出す。 と、そこに煙が見えた。 壁上からの攻撃はあまり巨人に当たっておらず地上の大砲はさらに効果が薄いようだ。 エルヴィン:「寄せ集めの兵士、かき集めた大砲、付け焼刃の組織、加えここは北の内地だ。最前線の兵士のように実践を踏んでいるわけじゃない。だが今ある最高の戦力であることには違いない」 リヴァイ:「ああ、それは重々承知している。何せ今回も俺ら調査兵団の作戦は博打しかねえからな。お前の思いつくものはすべてそれだ」 ハンジ:「エルヴィン、持って来たよ。ありったけの火薬とロープとネット。まだ組み立てなきゃいけない。あ~あとこれ。向こう側にも同じ物がもうひとつ。1回撃てば引き金が固定され立体機動装置と同様に巻き取り続ける...」 ハンジ:「作り方は、そうだな。大事な人への贈り物を包装するイメージだ」 エルヴィン:「リヴァイから聞いたと思うがヒストリア。ここを凌いだ暁には君にはこの壁の世界を治める女王となってもらう。当然、こんな前線にいてもらっては困る」ヒストリア:「私には疑問です。民衆とは名ばかりの王になびくほど純朴なのでしょうか?」 (ヒストリア...本当に強くなったんだな。お前のことを弱いやつだと思っていたけど...弱いのは俺だ...どこかで自分は特別だと思っていたんだ。だから他の兵士が俺のために死ぬことも仕方がないって受け入れた。巨人の力だってそうだ。あれほど憎んだ巨人を自分の体だとすんなり受け入れられたのもその強さは自分のものだと思いたかったから。それこそ弱いやつの発想だ。これからどうする? 壁の穴が塞げるようになったからって、それで人類は救われるのか...本当についてないのは人類のみなさんだ。俺なんかが切り札でよ...) エレン:「なあ、この街の子供たちは、まるで...あの日の俺たちみたいだな」アルミン:「ああ。まさか今日、あの壁よりでかい巨人が襲ってくるとは思っていないだろうから、あの日の僕たちと同じ光景を見ることになるだろうね。でも、あの日と違うのは壁の上に巨人を迎え撃つ兵士がいて、それが僕らだってことだ」 エレンは自分の顔を殴りミカサに止められる。「ちょっと、どうしたの。傷を作ったの? まだ早いよ」「いや、どうしようもないクソガキをぶん殴っただけ...なんだけど...」 巨人が壁に到達。 (キモっ。内臓ぶちまけてるのか...) 「うわぁぁぁぁぁぁぁ(;゚Д゚)」 「突破される...俺の育った街が...もう終わりだ...」 「下がってろ、駐屯兵団。あとは俺たちが引き受ける」 「エレン、出番だよ」「ああ。アルミン、あの日と違うことはもうひとつあるぞ。頼りねえかもしれねえけど、人類には切り札があるってことだ」 「いつでも行けます」 「攻撃...開始!」 調査兵団の攻撃でロッド・レイス巨人の体勢が崩れたらエレンの出番。贈り物を持ったエレンが走る。 リヴァイ:「つまり、あの巨人を倒すには口の中に火薬ぶち込んで、あわよくば、うなじごと吹っ飛ばそうってことか? 確かにあの高熱なら起爆装置がなくても勝手に燃えて爆発するだろう。巨人が都合よく口をアホみてえに開けといてくれればな」 エルヴィン:「うなじの表面で爆発しても効果は望めない。必ず内側から爆発させなくてはならない。目標はその自重ゆえなのか顔を大地で削りながら進んでいる。つまり開く口すらないのかもしれない。それが今回の賭けだ」 「大当たりだ」 「総員、立体機動でトドメを刺せ」 エルヴィン:「これほどの巨体でも本体は縦1m幅10cmの大きさしかない。本体を破壊しない限りまた体を再生させ高熱の盾を生み出す。この機を逃すな」 「君の考えは理解したが戦闘への参加は許可できない」「隊長、どうか。私は自分の果たすべき使命を自分で見つけました。そのために今ここにいます」「まあ、もっとも私のこの体では君を止めることはできないだろうな」『わがままを言って申し訳ありません。でも初めてなんです。親に逆らったの...私が始めた親子喧嘩なんです...』 (当たり...ロッドの記憶が流れ込んで...) 「父さん、話を聞いてよ、父さん。巨人を一匹残らず殺せばいいんだよ。何で? 何でわかってくれないんだ」 「僕ならきっと大丈夫だよ、兄さん。どうか祈ってくれ...」 「アルマ、君だけだ。僕をわかってくれるのは...」 「私に任せて、父さん。先祖の亡霊なんかに私は負けないから...」 ロッド:「...神よ」 「あれは...私の妄想? ...」落下したヒストリアを住人が見つめる。 「わからない。けど、こうやって流されやすいのは間違いなく私...」「君があの巨人にトドメを刺したのか?」 「私は...私は、ヒストリア・レイス。この壁の真の王です」 こちら瀕死の重傷を負ったケニー。浮かぶのはウーリーや幼い日のリヴァイや仲間たちのこと...(次回詳しく書きますw) 「ケニー。俺たちと戦ってたあんたの仲間はみんな潰れちまってるぞ。残ったのはあんただけか」「みてぇだな」「報告だ。ここは俺だけでいい」「了解しました」 「大やけどにその出血...あんたはもう助からねぇな」 「いいや、どうかな...」★次回 「友人」【感想】☆今回はちょっと画像を追加。 初っ端の画像だけど、なんだかよくわからないからスルーしていたけど、これって巨人目線なんだね。何気に凄いかも。 で、もうひとつは笑えるシーン。こういうの入れてくるのが進撃の好きなところでもあるんだけど、『礼拝堂から戻る途中でエレンの巨人を操る力を試したがロッド・レイス巨人には通じなかった』という場面。「止まれ巨人...おい止まれ。てめえに言ってるんだ。聞こえねえのか、バカ野郎...ロッド・レイス、お前だ...このチビオヤジ! ...はっ!」*参考 〖身長〗 エレン170cm ミカサ170cm アルミン163cm エルヴィン188cm リヴァイ160cm ロッド・レイス158cm ウーリ・レイス155cm ケニー190cm
2018.09.28
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進撃の巨人 3 #54 (3期17話) 『 勇者』 ☆前のお話は → 「第38話~第53話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 「団長が...!!」「振り返るな。進め!!」 「哀れだ...」 「歴史の過ちを学んでいないとは...」 「レイス王によって世界の記憶を奪われたのは悲劇だ。だから何度も過ちを繰り返す」 「しまいには壁の中のやつら全員、年よりから子供まで特攻させるんだろうな...どうせ誇り高き死がどうとか言い出すぞ...ふざけやがって」 「あ、粉々にしちっゃたか...ハハ、何やってんだ俺。何マジになってんだよ。お前は父親とは違うだろ」 「何事も楽しまなくちゃ。みんなを誇り高き肉片にしてあげようぜ」 「二発目来るぞ。撃て!!」 (来る...これが死か...) (ヒッチは今ごろ何を...いや、あいつはまだ寝てるか...ああ、いいなあ...) (わからない...なんで俺は今ごろ...) 「しゃー。ゲームセット!!」 「ハハ、わかるか。投げ方を変えたんだよ。これならイチコロでしょ」 「だから、そんなもん撃って何になるってんだよ。そんなに叫んで何の意味があるってんだよ」 「あーあ、可哀そうに...ん? 何だ? 俺の巨人が倒れて...」 「え? ひとりの兵士に気をつけろって?」「はい。リヴァイ兵長は危険です」 (こいつがリヴァイか...うなじを...何だ何も見えない...目をやられたのか...足が...)「さっきはずいぶんと楽しそうだったな」 (クッ、硬質化...ダメだ、間に合わない...)「もっと楽しんでくれよ」 「巨人化直後、体を激しく損傷し回復に手いっぱいなうちは巨人化できない。そうだったよな」 (こいつはまだ殺せない...誰か、生きてるやはいねえのか...瀕死でもいい。まだ息さえあればこの注射を使って巨人にする。そいつにこいつを食わせて獣の巨人の力を奪う...誰か...ひとりだけ生き返らせる...) 「おい...どこに行く...止まれ...」 「お前ら、あいつを殺せ...痛え...やりやがったなリヴァイ...痛えよ...だが武器は使い果たした頃だろ...お前らはこれで全滅。かなり危なかったが我々の勝ちだ」 「待てよ。俺はあいつに誓ったんだ...必ずお前を殺すと...」 「誓った!!」 「何で...俺...生きてるのか?...誰か...おい、生き残ったやつはいないのか...」 ジャン:「あの野郎...本当に生き返りやがった...あいつ、どうやったら死ぬんだよ...俺たちにあれを、どうしろっていうんだよ...」 「痩せてる...超大型巨人が少し細くなってる」 「ハンジさんの言ったとおりだ。やっぱり超大型巨人は消耗戦に弱い。エレンの実験を思い出して! 続けて巨人化できるのは3回まで。15mの巨人でそれなら60mの巨人はもっと燃料効率が悪いはずだ。熱風を使った攻撃もあれはたぶん骨格以外のすべての肉を消費することで熱を生み出していたんだ」 アルミン:「作戦がある。みんなでライナーを引きつけてくれ。ベルトルトは僕とエレンで倒す」 ミカサ:「わかった。ライナーは私たちにまかせて」 ジャン:「遅えよ、バカ。本当にもうダメかと思ったぞ」 (この作戦が上手くいけば僕はもう...海を見には行けないな...)「僕はなぜか外の世界のことを考えると勇気が湧いてくるんだ...」 「エレン、起きろ! 海を見に行くよ!」 「エレン。作戦は以上だ」 「あとはすべてを実行に移し、ベルトルトを騙すことさえできれば、この勝負、僕たちの勝ちだ」 「いいか。ベルトルトはアルミンとエレンで何とかすると信じろ。俺たちはライナーをアルミンたちの方から遠ざければいい。微妙な距離を飛び回って注意を引け」 「無視かよ」「野郎、エレンに狙いを絞る気か...」 「殺すしかない」 ミカサが雷槍で足を攻撃。「ライナーの注意を引けないのなら今ここで息の根を止めるしかない。ここでエレンとアルミンを守る!」「ああ、わかった」「雷槍は残り3本だぞ。クソッ、でも...」「やるしかありません。だって戦わないと勝てませんから」 (何だ? 何を食らった? 一撃で鎧の膝が...) (あれから記憶が飛んでいる...ベルトルト...俺にいったい何があったんだ...状況がわからない...力もあまり残っていない...だがあそこにエレンがいる...) (エレンを奪い去ることが俺たちの勝利であることに変わりはないはずだ...そうだろ、ベルトルト。早くこいつらにカタをつけてそっちの加勢に行くからな!) (向こうに行った4人はライナーの相手。奇しくも爆風から生き残ったのはエレンについていた104期生のみんなだけか...正直言えば、みんなまとめて吹き飛んでほしかった...でもこんな試練ももう慣れたよアルミン。そんなボロボロになったエレンを起こして何ができるのか...僕に見せてくれ...君たちが最期に何を残すのか...) 「自分で考えた作戦だけど、成功は僕がどれだけ耐えられるかでほとんど決まるな...」 (アルミン。お前...まさか...) 「エレン。悪いけど僕は海を見るまでは死ねない。だから大事に至らないあたりで切り上げるけど...あとは任せたよ...ほ、ほら...僕ってそんな勇敢じゃないから...」 (いいや違うぞ...俺が知ってるお前は...) 「エレン...わかってるよね。一緒に海に行くって約束しただろ。僕がエレンに嘘ついたことあった? だから何があっても僕の作戦守ってくれよ!」 エレン落下。 「やっぱり...勝負はもうついてたんだ。おそらくは重度の脳震とう。まだまともに立ち上がることもできないようだね」 「もう十分だ。終わりにしよう」 「アルミン。君は最後までよく戦ったよ」 「3本の雷槍でライナーを仕留める方法があるとすりゃもうこれしかねえ。やつが動かねえうちに勝負をかける。勝負は一度きり。どうなろうとこれが最後だ。まずは俺が囮になる。コニーとサシャは雷槍を2本使って両側からライナーの顎を狙え」 「1本外した...」 (顎を吹っ飛ばされたらライナーの口が開くはずだ。ミカサは残りの1本でライナーの口の中からうなじを狙え) 「口は開いてない...それでもやるしかない!」 ベルトルト (なぜだ...アルミンを吹き飛ばせない...なぜアンカーが外れないんだ。近づくことはできないはずなのに...)*アルミンはアンカーを超大型巨人の歯に刺している アルミン (やっぱり! 骨は消費しないんだ。肉に刺さなければアンカーは抜けない。そして何より熱風を放っている間は筋肉を動かせない! ) 「けど、アルミン...それが君の最期か? 君がその知恵をしぼってようやくできる抵抗は...そうやって炙られ続けることなのか?」 「息が...これ以上はもう...いや、まだだ。この程度じゃ足りない。もっと時間を稼ぐんだ」「いったい何がしたい? 陽動か。エレンならまだあそこでくたびれたままだぞ。ミカサたちもあっちでライナーに手いっぱい...本当に何もないのか...これで本当におしまいなら...わかったよ。今楽にしてやる」 「耐えろ...まだ離すな。エレンに託すんだ...僕の夢...命...すべて...僕が捨てられるものなんて、これしかないんだ...きっと...エレンなら...海に...たどり着く...海を...見てくれる...」 「ミカサ、無茶だ!」「いや、よくやった」 「ハンジさん!」「今だ、ミカサ!」 「ライナー出て!」 「終わった...さあ次はエレンと馬を...ん? これは...硬質化...?」 「殺(と)った!!」 (陽動作戦!! 最初にエレンは動けないと思わせたのも、アルミンの抵抗も、硬質化した巨人のカカシを作るための時間稼ぎ...) (すべては僕のまわりに敵がいなくなったと思い込ませるため...僕の隙を...作るため...) 「僕がエレンに嘘ついたことあった?」 「クソ...わかってたはずなのに...」 「お前、なんでやり返さないんだよ」 「やり返さないからナメられる。負けっぱなしでいいのかよ」 「僕は...負けてないよ。僕は逃げてない」 「わかってた...お前が誰よりも...勇敢なことぐらい...」★次回 「白夜」
2019.05.31
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進撃の巨人 #66 強襲☆前のお話は → 「第60話~第65話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」パラディ島の悪魔に囲まれた顎の巨人の元に車力の巨人が到着。「なんとか間に合った」「やはり、この重機関銃武装は立体機動にとって天敵」「時間を使った甲斐はある」戦鎚の巨人の攻撃。そして足音が...「来やがった。獣の巨人」「逃がすな。殲滅しろ」「死ぬな」「生き延びろ」(鎧の巨人の手?から) 地上に出てきたファルコ。「これは...」戦鎚の巨人の硬質化にミカサの攻撃は効かず。「あれが...まさか、クルーガーさん? いや、エレン・イェーガー。よくも...」守ってくれたブラウン副長のもとへ。「副長、ごめんなさい。俺のせいで...」(生きてる。でも...意識がない...巨人の力なら損傷した体は勝手に修復されるはず...生きる強い意志さえあればだけど...)ライナーはエレンに「もう嫌なんだ自分が...俺を殺してくれ」と言って泣いていた...「副長。助けを呼んできます。外にいるのは敵ばかりじゃありません。俺もガビも、みんな、あなたの味方ですから。待っていてください。ブラウン副長」「兵士長の背後は私たちが守るよ」「気をつけろ。追っていたアッカーマンを見失った。どこかに潜んでるぞ」「...ポルコ。戦鎚が...」「アニと同じ水晶体。やはりこいつには歯が立たねえか。でも、お前は力を使い果たしている。少しでも余力があるなら、このまま俺ごとうなじを貫いてるはずだ」「もう、お前の手札は残っていない」「俺はまだだけどな」「あの野郎。まだ力を残していやがったか。やつさえ仕留めれば...始祖さえ...」「何をビビってんの。ポッコ。私たちが焦る必要はないよ。今この戦場を支配しているのは私たち。はたから敵は追い詰められてる。敵は立体機動で乗り込んで来たわけだから、武器も燃料も大した物量じゃない。つまり補給線のない敵地のど真ん中で袋のネズミなわけ。今ごろマーレ軍がこの収容区を包囲している頃だから敵に退路はない」「そもそも、パラディ島勢力それ自体がマーレ相手にまともに戦争できる体力はないんだよ」「だから、始祖の巨人さえ押さえちまえば、やつらは地鳴らしの切り札を失うって話だろ。今その切り札が目の前にあるんだぞ...」「だから、慎重に駒を進めようって話なの。とにかく私たちは、アッカーマンから戦士長を守ればいいの」「さすがピークちゃん。そのとおりだよ」「エレン・イェーガーは俺の敵じゃない。まずはお前からだ。出てこいよ、リヴァイ。時間がないんだろ」「何をしてる。大丈夫なのか...なら急いでここから離れろ」「あの、ブラウン副長が広場の奥に。動けない状態で地中にいます」「なんだと...」「俺のせいで...俺を庇って...」「誰にやられた」「エレン・イェーガーに」「着港急げ。大至急レベリオ区に兵を送る準備を。現場は壊滅的被害を受けている...」「おい。そこの漁船。危ないぞ。この艦隊が見えないのか...」(アルミン (*'▽'))「ボサっとするな。お前たちはここから逃げろ」「マガト隊長...あれは...」「軍港がやられた。あんなことができるのは...」「...超大型巨人だけ...ベルトルトの巨人を奪われていた...」「...やはり連中が無策でここまで攻め込んできたわけがねえ。やってみろよ。悪魔ども。始祖を失えば、すべてご破算だろうが...ん、もうひとりのアッカーマン。じゃまだ...」「戦士長。敵の総攻撃が来ます...」戦士長はリヴァイに倒されていた。パンツァー隊のカルロがサシャの銃撃で死亡。「よくも...」(サシャ)車力の巨人がサシャに襲い掛かろうとしたところにジャン。「あん時はどうも」「今だ! 撃て!」雷槍による攻撃でパンツァー隊は全滅。車力の巨人も倒れる。(超大型巨人)「これが...君が見た景色なんだね...ベルトルト...」「急げ。トドメだ」「撃つな。やめてくれー」ジャンの攻撃は外れる。「外した...蒸気で逸れた? それとも俺が外したのか...」「ピークを守れ」「ブラウン。グライスに手を貸せ」「了解です」「戦士長に、ピークまでやられたのか...クソ、クソ...」「素早い...ユミルの顎とはまるで違う...」「これが顎の力か...なるほど」「ひどい。体の修復が追い付いてない。巨人の力があるのに何で...」「車力の巨人はそこまで頑丈じゃない。鎧の巨人と違って...ライナーはどこにいるの? あんたさっきエレン・イェーガーにやられて動けないって...戦えないの?...」「わかんねえよ。位置は舞台裏の建物の下...だけど...俺は...ライナーさんを、そっとしておくことはできないかなって思って...」「何言ってるの。ウドもゾフィアも...大勢の人がみんなエレン・イェーガーに殺されたんだよ」「団長。光の道を確認いたしました」「よかった。ここまでは作戦どおりに事が進んだようだ。さあ頼んだよ。オニャンコポン」「まかせてください。ハンジさん」「低速低空で収容区に進入。光の道にそってみんなを回収する。チャンスはその一度きりで乗り遅れれば一巻の終わり。この飛行船が撃ち落されてもね。まったく、無茶を思いつくよ。エルヴィンの亡霊にでも取り憑かれたかい?」「そうであってほしいですよ。僕らに力をくださるのなら...こうなってしまった以上はもう...みんなと、エレンを回収できなければ、僕らに未来はありません」「ジャン。来たぞ」「ああ。時間どおりだ」「まさか。あれで逃げるつもりか? させるかよ」と、飛び出した顎の巨人はミカサに足を捥がれ、エレンに戦鎚の巨人の本体を口に突っ込まれる。「嘘だろ。よせ...やめろ...やめてくれー...」エレン戦鎚を飲む。「何...あれ...」「戦鎚が食われたんだ。そして次は...顎だ...」「ライナァァァー! 助けてぇぇぇ!」「ガリアードさんが食べられる...助けてぇぇぇ!」「ライナァァァー!」「ライナァァァー!」(うるさい...静かにしてくれ...頼む...静かに...)(どうして...お前らは...)(俺を...)(死なせてくれないんだ...)★次回 『凶弾』(予告:「力尽き倒れる鎧の巨人...」あら、いきなりネタバレ? www)
2021.01.30
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進撃の巨人 #84 終末の夜☆前のお話は → 「The Final Season 第76話~第83話 あらすじまとめ」☆ Part 1 → 「The Final Season 第60話~第75話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」*ジャンの妄想からスタート ('ω')ノ(家は当然セントラルの一等地を要求する。朝だろうと昼だろうと上等の酒をかっくらってやる。誰にも文句は言わせねぇ。嫁も子供も孫の代まで幸せに暮らせる権利があるはずだ)*ん? この嫁はミカサか?*ほい現実。ハンジさんが窓をたたく。(俺は気が付かなかった...何も聞かなかった...行くな。考えるな。このままじっとしていればセントラルの一等地が手に入る。このまま...)「よく来たね。ジャン。ミカサから状況を聞いたところだ。現場にいなくて申し訳ない。過酷な状況下でよくやったよ君たちは」「リヴァイは...無事ではないが生きてるよ。しばらくは戦えないけど...そして...私たちは車力の巨人らマーレ残党と手を組んだ。エレンを止めるためだ。皆殺しは間違ってる」「どうやって止めるんですか?」「まずは協力者を集める。何ができるかは協力者次第だ。だが君たちや九つの巨人がなければ何もできない...従来の兵団組織は壊滅してもう私は君たちの上官ではない。その上で聞くけど...」「やります。これ以上エレンに虐殺なんてさせたくありません。それが私たちやこの島を守るためであっても...エレンを止めたいんです」「もし...本当にエレンを止められたとして...どうするつもりですか? エレンが始祖の力を維持できたとしてもあと4年の命なら...その後この島はどうなりますか? その後の何十年後の未来もずっと...世界から向けられる憎悪が消えないなら...エレンを止めることはこの島を滅ぼすことになります」「私が思うにマーレからすれば島に奇襲を仕掛けた途端地鳴らしだ。少なくとも...今後しばらくはこの島に手は出せないと思う」「『完全に島を滅ぼさないといつ世界が滅ぼされるかわからない』と...ヴィリー・タイバーの演説以上に世界を焚きつけることになりますよ」「それはもっともだろうが...いずれにしろ島が滅ぶにしても何年かは猶予ができるはずだ」「でも!! そうやって可能性を探しているうちに時間が過ぎて何ひとつ解決できなかった!! だからエレンは世界を消そう...」*バン!!「虐殺はダメだ!! これを...肯定する理由があってたまるか!!」「ごめん...大きな音出しちゃった...ジャンの言う通りエレンがこうなったのは私の不甲斐ない理想論のせいだ」*あらOPなしか。「それに...こんなこと吠えておいて逃げようとしていたんだよ...すべてを捨てて...すべて忘れて生きようって...でも私はまだ調査兵団の団長だ。人類の自由のために心臓を捧げた仲間が見ている気がする...大半は壁の外に人類がいるなんて知らずに死んでいった...」「だけど...この島だけに自由をもたらせばそれでいい。そんなケチなことを言う仲間はいないだろう」「虐殺を止めることができるのは...今しかない」*マルコ...「ハンジさん...俺は...まだ調査兵団です」「誰か手伝ってくれないかな? 睨み合ってないでさ...」フッ。散々殺し合った者同士で飯を囲むか...おもしろいな。どうして気が変わった? エレン・イェーガーを放っておけばお前らが望む世界が手に入るのだぞ? 島の悪魔どもの楽園がな。我々はあと少しのところでエレンとジークの接触を阻止できた...お前らがやつの手助けをしなければな」「説明した通りだよ元帥殿。私たちは虐殺なんて望んでない。じゃなきゃコソコソ森に逃げ隠れてシチューなんか作ってないよ」「つまり正義に目覚めたというわけか」「正義だと? 今、正義を語ったのか? ...あんたが? ...あんたらが送り続けてきた巨人に抵抗してきた俺たちが悪だったのか!? いいか!? 俺たちが必死に戦ったのは巨人に食い殺されたくなかったからだ!! それが悪魔の所業だって言いたいのかよ、おっさん!!」「あぁ...お前たちは悪魔に見える...パラディ島脅威論は現実となり今や世界は滅びつつある。お前らが必死に戦った結果がこれだ...違うか?」「あのなぁ...そもそも壁破られて目の前で母親が食い殺されていなきゃなぁ!! エレンはこんなことしてねぇよ!! 地鳴らしまで追い詰めたのはお前らだろうが!?」「おい。今さら歴史の話をしようっていうのか? 先にマーレを苦しめ蹂躙したのはエルディアだってことぐらいは理解しているんだろうな?」「二千年も前のことで、いつまで被害者面してやがる!?」「まったくガキと話しているようだ。そのような戯言が実在する二千年の歴史に通用すると思っているのか?」「何だと...!?」「あ~...やめよう。見たわけでもない二千年前のいざこざ話なんて退屈だ...ジャン。元帥殿は私たちの存在に困惑しておられるのだよ。この島を根絶やしにしようとした世界の人々を楽園を捨ててまで助けようとする奇怪な悪魔の存在に...私たちは外の世界で数か月暮らした。もう何も知らない島の悪魔には戻れない...」「それで...あんたたちに殺せるの?」「エレンを殺せるの?」「エレンを止める方法は殺すだけじゃない」「あんたならそう言うと思ったけど...それじゃ何? 説得でもするの? それで考え直すくらいのやつが人類大虐殺なんて実行する?」「それはわからないよ。エレンと話してみないと...」「じゃあ...対話が可能だとして...それでも虐殺を止めてくれなかった時はどうするの? エレンが敵だとアホになるからわからないの? ...やっぱりね。マーレに故郷を持つ私たちがエレンを殺そうとするなら...あんたらはエレンを守るために私たちと戦うことになる...きっと。結局はそうでしょ? ミカサ」「あんたにとってエレンより大事なものなんて考えたこともないだろうからね」「つまり私を殺すべきだと?」「えぇっ!?」「レオンハート!!」「...あんたの気持ちはよくわかる。私もエレンを止めたい理由はひとつ。マーレにいる父親を殺されたくないから。だからあんたの助けがいる。説得してエレンを止められるならそれでいい。少なくともその時まで私たちは争うべきじゃない」「...わかった」「はいはいはい! さあシチューができたよ! 食べよう!...馬を休めても港まで最速で5時間かかる。頼りはアズマビト家だ。キヨミさんいわく地鳴らしの視察用に飛行艇を港に用意してあるらしい。それを使えばあの始祖の巨人に近づける」「やはり...アズマビトが裏で手をまわしていたのか...」「問題は始祖の巨人がどこにいるかだ。闇雲に飛んでもすぐに燃料は尽きる」「そうだ。だからこいつを攫った。イェーガーがまず向かう先はどこだ?」「...知るわけない。知ってたとしてなぜ私が答える必要が?」「大陸のことを何も知らないイェーガーに知恵を貸したのはお前だ。やつは前もって地鳴らしの進路を想定している。何らかの予想はできるはずだ」「クソ野郎」「...は?」「なぜ私がマーレ人のクソ野郎に協力する必要があるのかと聞いている」「あんたの命をこっちが握ってるからでしょ」「無駄だ。死にたがってる」「でも自分の故郷のためにマーレと戦ってたんだろ? 故郷がこのまま踏み潰されてもいいのかよ?」「...」「イェレナ?」「構わないだろう。なぜならこいつも同じクソ野郎のマーレ人だからだ」「レベリオであなたにまんまとやられたからね...イェレナ。あなたの過去を洗いざらい調べて驚いた。ごく一般的なマーレ人家庭の出自をマーレに併合された小国出身と偽った。ジークと初めて出会った時から。マーレに失望していたあなたはある物語を作り出した。それは王子様と世界を救う奇跡の物語。自らを嘘で塗り固め人類史に刻まれんとする。その欲深さに敬服いたします」「フッ...世界を救う。これ以上に人を惹きつける甘美な言葉があるでしょうか? 何億もの命を救うという崇高な胸の高鳴りに身を任せ、これまでの遺恨などなきもののように喉へと流し込む。それが今、私の目に映るあなた方の姿です。少し...思い出してみませんか?」*公開可能な情報がハンジのシチューって...「ライナー・ブラウン。あなたが壁に穴をあけたことで、どれだけのエルディア人が巨人に食い殺されたでしょうね...アニ・レオンハート。あなたも随分と調査兵団を殺したそうですね。ついでにストヘス区でも大勢の住人を踏み潰したとか...ああ、もちろんパラディ島の皆さんも。普段は良識人のあなたが、あそこまで派手に軍港を破壊するとは...アルミン。民間人を含めどれだけの死体の山と戦果を挙げたことでしょう...皆さんのレベリオでの勇士を私は忘れてはいません。特にジャン。あなたは車力を討つために、そこにいるファルコ少年めがけ勇猛果敢に雷槍を撃ち込みました。そして...そこにいる少女ガビによってサシャが撃ち殺されました...」「サシャは本当にいい娘でしたから...私も悲しかった...しかし、訓練兵から家族のように一緒に過ごした皆さんの悲しみと憎しみとは比べ物にならないでしょうが...」「プハー...おいしいですハンジさん。おかわりありますか?」「ああ。まだまだあるよ」「ありがとうイェレナ。お互いのわだかまりをここで打ち明けて心を整理させようとしてくれてるんだよな? ...お前も大事な仲間の頭を撃ちまくってまで叶えたかった幻想的な夢がすべて無意味に終わって死にたがってたのに...気を遣わせちまったな」「ああ忘れてた。何でしたっけ? 以前教えてもらったあなたの親友の名前は...そうだ...マルコだ。確か...彼の死にアニが関わってると言ってましたよね? もうアニから聞いたんですか? マルコの死の真相を」「私がマルコから立体機動装置を取り上げた。だからマルコは巨人に食われ...」「アニは俺の命令に従っただけだ」「マルコは俺とベルトルトの聞かれてはいけない会話を耳にした。俺は正体がバレることを恐れ...マルコが巨人に殺されれば、うまく口封じができると思った...俺は空中でマルコを屋根に叩きつけ動けないように押さえつけている間にアニに立体機動装置を...外させた...」*なんか画像が枝ばかりだね。森?「マルコはその場から動けないまま巨人に食われた」「マルコは...最期に何か言ってなかったか?」「『俺たちはまだ話し合ってない』って...」「そうだ...そうだよ! ...俺たちはロクに話し合ってない。だから...どっちかが死ぬまで殺し合うみてぇなことになっちまったんじゃねぇのか?」「今からでも遅くないよ。これだけしのぎを削り殺し合った者同士が少なくとも今は殺し合わずに言葉を交わしてる。誰が想像できただろうか? 私たちが火を囲んで食事するなんて」「マルコが巨人に食われるのを見ながら俺は何でマルコが巨人に食われているんだと思った...」「え?」「そして怒りに身を任せてその巨人を殺した。よくもマルコをとか言いながら...」「もういいって...罪悪感で頭がおかしくなっちまったんだろ?」「許さないでくれ...俺は...本当にどうしようもない...」「もういいって! 」「...すまない」「おいジャン!!」「ダメだ!!」「ジャン!!」*ジャン、止めに入ったガビを蹴ってしまう。「ガビ!!」「うっ...ごめんなさい...」「私たちは...パラディ島のあなたたちを...皆殺しにすることが...希望でした...世界から認めてもらい許してもらうために...この島が...悪魔が消えてなくなることを願い続けてました...」「そしたら...お父さんやお母さんが...レベリオのみんなが消えてなくなることになりました...ごめんなさい...」「すごく...図々しいことはわかってますが...皆さんの助けが必要です...どうか...私たちに力を貸してください!」「お願いします! 地鳴らしを一緒に止めてください! 」「お願いします...」「お願いします! ...」「...離せ」「どこ行くんだジャン!?」「ジャン!? おかわりどうするの!?」「ダメだ...行っちゃった...」「ガビ...」「うるせぇな...」「起きろ」「出発の時間だ」「協力してくれるの?」「あぁ...もちろんだ」「オラ! いつまで寝てんだライナー! ケガなんてとっくに治ってんだろうが! 」「ガビ。蹴って悪かった。大丈夫か?」「うん。大丈夫。平気」「そうか...」「ライナー。お前には謝らねぇからな」「あぁ...それでいい」「私は?」(アニ)「...」「車力が! 」「止めろ。何かあったようだ」「港が! 」「港がイェーガー派に占拠されています」「おそらくは機関車で先回りしたのでしょう」「対巨人用装備の兵士が多く戦闘態勢でした」*ジャンが一番上だ...★次回 『裏切り者』
2022.03.09
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☆補足記事です。あらすじ・感想記事はこちら→ 第1話~第5話 あらすじまとめ ☆第3話、第5話で出てくる、泉水子の舞。神楽を舞いながら歌っている歌詞です。ちょっとおもしろいのでアップしました。注) 先行でご覧の方、第8話で出てくる舞の歌は、万葉集の別の歌です。こちらは第8話のあらすじをアップする時に書きます(2013/5/5追記)『 梓弓(あづさゆみ) 引きみ弛(ゆる)べみ 来(こ)ずは来ず 来ば来そを 何ど来ずは来ばそを』★万葉集 11巻2640番 読み人知らず 言葉あそびの歌です。原文は、『梓弓 引見弛見 不来者不来 来者来其乎奈何 不来者来者其乎』☆内容もおもしろいです。梓弓は梓の木で作った弓。または枕詞。『梓弓を引いたり弛めたりするようなことをして(私の心をもてあそばないで) 来ないなら来ない、来るなら来ると(はっきりしてほしいのです) それなのに(どうして)来ないだの来るだのと......』☆優柔不断な男に「はっきりしてよ」って歌ですw 逆に口うるさい女かもだけどwww ☆梓の木 「季節の花 300」http://www.hana300.com ☆梓の葉っぱ 「季節の花 300」http://www.hana300.com★RDGの原作は未読です(万葉集は知ってます)原作を読まれた方、もし間違っておりましたらコメントくださいませ。
2013.05.04
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東京の人々を恐怖に陥れる喰種(グール) 普段は人と変わらぬ姿で人に紛れ、人を襲い、そして人を喰らう。人を食べることでしか生きられない者たち。平凡な大学生カネキは趣味が合うきれいな女性と出会い急接近。しかしそれは悲劇の始まりだった。 東京喰種 あらすじ・感想・各話タイトルクリックで、あらすじ・感想記事にリンクしています☆第1話 「悲劇」☆第2話 「孵化」☆第3話 「白鳩」☆第4話 「晩餐」☆第5話 「残痕」☆第6話 「驟雨」☆第7話 「幽囚」☆第8話 「円環」☆第9話 「鳥籠」☆第10話 「青桐」☆第11話 「衝天」☆第12話 (最終回) 「喰種」 ページビューランキング
2014.09.22
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第4話 あらすじまとめ第5話 初陣 突如として現れた超大型巨人。目の前の巨人に立ちむかうエレン。知性はないと認識していた巨人だが、固定砲をねらって破壊してきた。開閉扉を狙ったのも偶然ではないだろう。こいつには知性がある。 しかし、壁を破壊できるのは、この超大型巨人だけ。これはチャンス。こいつさえ仕留めればと急所を狙う。いけると思ったが手ごたえがない。外した? いや消えたのだ。5年前と同じ、超大型巨人は突然現れて、突然消えた。 壁は壊され、このままだと巨人が次々、中に入ってくる。調査兵団は壁外調査に出ており、駐屯兵団により壁の修復と迎撃の準備が進められている。訓練兵も配置に着く。住民の避難が完了するまで、ウォール・ローゼを死守しなくてはならない。 震えが止まらないアルミン。穴を塞げない時点でこの街は放棄される、もう時間の問題とうろたえるが、エレンが落ちつかせる。 配置は、前衛部を駐屯兵団が、中衛部を訓練兵団、後衛部を駐屯兵団の精鋭部隊が受け持つことになった。敵前逃亡は死罪に値する。みな心して命を捧げよと告げられる。 明日は内地に行けたのにとジャン。エレンは3年間の訓練を思い出せ、自分たちは巨人を倒せる。今日、生き延びで明日、内地に行けばいいと言う。ミカサは特別に後衛部隊に配置される。エレンと離れることになって、ひとつだけ頼みが、どうか死なないでと言う。こんなところで死んでられないとエレン。 講義で教えられた巨人を倒す方法。巨人の急所。教えられた巨人について、・報告によると知性は確認できない。よって意思の疎通の例はない。・生殖器は存在せず繁殖方法などは不明。ほとんどが男性のような体つき。・体は極端に高温、人間以外の生物には関心を示さない。・行動原理は人を食らうことだが、食事を摂る必要はないと思われ、目的は捕食ではなく殺戮と考えられる。・驚異的な生命力を持ち、個体差はあるが、頭を吹き飛ばしても1~2分で元通りになる。後頭部の下のうなじの部分、ここを大きく損傷すると再生できずに巨人は絶命する。肉を削ぎ落とすため2本の刃が渡される。 この初陣で活躍すれば、スピード昇格間違いなし。はりきるエレンたち。だが、すでに多くの巨人が壁の内側に侵入していた。前衛部隊は総崩れしたようだ。奇行種が現れ、トーマスが食われる。ひとりで向かって行ったエレンは片足を失って倒れた。動けなくなり、仲間が食われている光景をただ眺めているアルミン。巨人がアルミンを捕え口に運ぶ。 倒れたエレンは子供の頃のアルミンの言葉を思い出していた。祖父が隠し持っていたという外の世界のことが書かれた本を手にしたアルミンは、本によると、この世界の大半は塩水でできた「海」に覆われていて、塩なんか取り尽くせないほど海は広い。それだけではなく、炎の水、氷の大地、砂の雪原がある。きっと外の世界はこの壁の何倍も広い。「いつか外の世界を体験できるといいね」 巨人がアルミンをまさに飲み込もうとした時、エレンが手をさしのべアルミンを放り投げた。 「こんなところで死ねるか。なあ、アルミン、お前が、教えてくれたから、おれは、外の世界に......」 エレンが巨人に飲み込まれた。 【感想】・わあ、何と主人公が巨人に食われてしまった。このまま消えてしまったら話は終わりになっちゃうw 丸飲みなら平気なんでしょうか。しかしながらエレンは足と手を1本ずつ失っていますね。大丈夫なんでしょうか。すごいショッキングな展開ですね。・超大型巨人、知性を持っているようで、他の巨人とは違うのでしょうか。突然現れて突然消える。幻のはずもなく、じゃあどこに行ったの??? 不思議です。これから謎が明かされていくのでしょうね。楽しみ、って、それよりエレン......
2013.05.05
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ第7話 小さな刃(毎回おなじ解説あるんで私は唐突に第7話はじめてみますわw)2時間後、すべての住民の避難が完了。巨人に食われた者は皆無、犠牲になったのは兵士だけだった。 一時撤退の鐘が鳴る。しかし訓練兵たちは立体機動装置用のガスが切れかけていて壁を登ることができない。補給班は任務を放棄して本部に籠城。そこには巨人が群がっていた。 追いついてきたミカサ。アルミンにエレンはどこかとたずねる。アルミンは涙ながらに告げる。「ぼくたち、訓練兵34班、トーマス・ワグナー、ナック・ティアス、ミリウス・ゼルムスキー、ミーナ・カロライナ、エレン・イェーガー、以上5名は、自分の使命を全うし壮絶な戦死を遂げました」エレンが自分の身代わりになって、自分は何もできなかったことをミカサに詫びるアルミン。ミカサは今は感傷的になっている場合じゃないと言い、本部に群がる巨人を排除すればいいことを確認。いくらミカサでも、あれだけの数の巨人は無理だと言われるが、 「できる。わたしは強い。あなたたちより、強い。すごく強い。ので、わたしは、あそこの巨人どもを蹴散らすことができる。たとえば一人でも。あなたたちは腕が立たないばかりか、臆病で腰ぬけだ。とても残念だ。ここで指をくわえたりしていればいい。くわえて見てろ」あの数の巨人をひとりで相手にするつもりか、そんなこと......の声に、「できなければ、死ぬだけ。でも、勝てば生きる。戦わなければ勝てない」ひとりで飛びだして行く。残念なのは、おまえの言語力とジャン(確かにw) 「おまえたちは、仲間にひとりで戦わせろと学んだか。お前ら本当に腰ぬけになっちまうぞ」みんなミカサに続いて飛び出して行く。 すごい速さで巨人に立ち向かい倒していくミカサだが、ガスをふかし過ぎていて、すぐになくなるだろうとアルミンは心配する。いつもみたいに冷静じゃない。ミカサが墜落する。「まただ、またこれだ。また家族を失った。また、この痛みを思い出して、またここから、始めなければいけないのか」 みんな巨人の多さに本部に近づけずにいた。ガス欠で動けず巨人に食われる仲間。座りこむミカサに巨人が近づく。 「この世界は残酷だ。そして、とても美しい。いい人生だった」一度は目を閉じたミカサだったが、巨人の攻撃に再び立ち上がって戦っていた。(ザクロ???)「なぜ? 何のために? 生きる意味なんて、もうどこにもないのに。何がわたしを......」「戦え、戦え......」エレンの声が聞えてきた。 「ごめんなさい、エレン。わたしはもうあきらめない。二度とあきらめない。死んでしまったらもう、あなたのことを思い出すことさえできない。だから、何としてでも勝つ。何としてでも生きる」 巨人に立ちむかうミカサ。そこに別の巨人が。そしてミカサを襲っていた巨人を攻撃した。 「巨人が巨人を殺している」 アルミンがミカサを引きあげ、コニーも駆けつける。巨人を殺す巨人は、弱点を理解しているようだった。ぼくたちに無反応だとアルミン。格闘術の概念があるように感じたとミカサ。あれはいったい? ガスが空っぽのミカサ。アルミンは自分のガスと交換する。「ぼくが持っていても意味ないんだ。でも、今度は大事に使ってくれよ。みんなを助けるために」生きたまま食われることは避けたいからと、短刃(折れた刃?)をひとつだけ持とうとするアルミン。それを放り投げたミカサ。「アルミン、ここに置いていったりはしない」 『あの時、ただひたすら困惑した。巨人が巨人を殺すなんて、聞いたことがない。そしてかすかに高揚した。その光景は、人類の怒りが体現されたように見えたから』次回 #08『心臓の鼓動が聞える』巨人を殺す巨人。その存在を目の当たりにして立ちすくみ息をのむ第104期訓練兵たち。やがて、彼らの前に姿をあらわしたのは......【感想】・エレンを失ったら、ミカサはもうダメかと思っていましたが、やはり戦うんですね。強いです。・アルミンは弱くて心配なんだけど、すごく頭がいいですね。彼の知識は今後も期待できると思うのですが。・おわっ、巨人を殺す巨人。いきなり出ましたね。奇行種? 巨人の弱点を理解して、格闘技の概念......エレン? 何がどうなったのかな。食べられちゃったのでは???・ちょっとよけいなことw 文章入力していて思ったんですけど、それほど内容つめこんでないような。同じ説明がいつもあるし(これは親切?) ゆっくり進む感じなのでしょうか。・次回予告の「姿をあらわしたのは......」どんなふうに姿をあらわすのかな、楽しみです。
2013.05.19
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巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......☆前のお話は→ 第1話~第9話 あらすじまとめ第10話 応える(砲声が、そして壁の内側に煙があがる。まさか巨人の蒸気? ライナー、ベルトルト、アニは現場へ向かう) エレンたちに向かって砲弾が放たれる。そして、凄まじい音と衝撃と熱。エレンが巨人化した。ミカサとアルミンは巨大な骨格の内側に。「エレンがわたしたちを守った。今はそれだけ理解できればいい」ミカサはアルミンに言う。上半身だけの巨人は、蒸気とともに崩壊しはじめていた。巨人のうなじから出たエレンはミカサとアルミンにここから離れるようにと言う。今のところ駐屯兵団に動きは見られないが、最終的には攻撃を続行するだろう。 ひとつだけ思い出したとエレン。地下室に行けばすべてがわかると父が言っていた。こうなった原因も、巨人の正体もわかる。その情報は何千人もの調査兵団が命を落としても求めた人類の希望ってやつじゃないのか。それを地下室に隠した父にエレンは怒りをあらわにするが、ミカサが、今は他にすべきことがあると言う。巨人になってここを離れ地下室を目指すというエレン。さっきは、砲弾を防ぐことだけ考えたから、巨人に持続力がなかった。今度はもっと強力な15メートル級のやつにとエレンは言うが、鼻血を出し顔色も悪い。明らかに体に異常をきたしているとアルミン。 考えがふたつあるとエレン。ふたりは自分をかばったりしなければ、命までは奪われないだろう。単独で行くと言うが、ミカサは自分も行くと言う。いいかげんにしろ、とエレン。 アルミンは子供の頃のことを思い出していた。これが、ぼくたちの最後? 最後まで臆病者以外の何かにはなれなかった。ぼくは何度もふたりに助けられたけど、一度もふたりを助けたことはないまま。対等の友人と言えるか? 一緒に行くなんて言えるか? もうこれで、三人がそろうこともない......もうひとつの考えを話すエレン。アルミンの判断にまかせるが、この巨人の力は兵団のもとで計画的に機能させるのが一番有効なはず。アルミンがここで、自分が脅威ではないと駐屯兵団に説得できるというのなら、エレンはアルミンを信じてそれに従うと言う。できないと言えば先の最終手段にする。どちらでも、おまえの意見を尊重すると。どうしてそんな決断を自分に託すのかとアルミン。ヤバい時ほど、どの行動が正解か当てることができたアルミンに頼りたいと思ったとエレン。いつそんなことが? と聞くアルミンに、いろいろあっただろうとエレン。5年前もアルミンがハンネスさんを呼ばなければ、エレンとミカサは巨人に食われて死んでいたと。自分は無力で足手まといだと、勝手に思い込んでいただけだと気づくアルミン。ふたりは、そんなこと思っていなかった。命を預けると言っているふたりは、この世で最も信頼している人間。これ以上の説得力がどこにある。アルミンは決断する。必ず説得してみせる。武器を捨て前に歩み出る。 エレンは人類の敵ではない。知り得た情報のすべてを開示する意思があるとアルミンは言うが、証拠を出さなければ攻撃すると隊長。証拠は必要ない。彼が巨人と戦う姿も見たはず。周囲の巨人が彼に群がっていく姿も。巨人は彼を人類と同じ捕食対象として認識した。この事実は動かないとアルミン。 恐怖で考えることを放棄してしまったキッツ隊長は聞く耳を持たず罠だと言う。そして攻撃を命じる。振り向くアルミンを見守るミカサ。エレンは頷いた。アルミンは立ちあがる。「わたしは人類復興のためなら心臓を捧げると誓った兵士......彼の持つ巨人の力と残存する兵力が組み合わされれば、この街に奪還も不可能ではありません......」 アルミンの言葉は考察にあたると兵士も言うが、キッツ隊長は、どう命乞いしようと反逆者。規則に反したものは排除する。そういうと攻撃開始合図の右手を上げる。その手をピクシスが押さえる。「わしは、あの者らの話を聞いたほうがいい気がする」★ドット・ピクシス トロスト区を含む南側領土を統括する最高責任者であり、人類の最重要区防衛の全権を託された人物。生来の変人としても知られている。 地下室の話をするエレン。ピクシスはエレンたちの命は自分が保証すると言う。巨人の力を使えば街の奪還も可能だと言ったアルミンに本当にそう思ったのかと聞く。 アルミンは巨人になったエレンが大岩を運んで破壊された扉を塞ぐことを話そうとしていたと言う。思いついただけだが、エレンの持つ力に現状を打開する可能性を感じてもらえないかと。 「もちろん、助かりたい一心でしたが」というアルミンに、なにより信用できる言葉だとピクシス。エレンに穴を塞ぐことができるかとたずねる。無責任に答えるわけにはいかないと言うエレンに質問を間違えたとピクシス。そして、「おぬしは、やるのか、やらんのか、どっちだ」「やります。穴を塞げるかどうかはわかりません。でも、やります」★次回 「偶像」 恐怖に怯え一度は逃げ出すが、それでもやはり戦場に立つことを選んだ兵士たち。エレンは決意する。「みんなの希望になる」【感想】・自分は何もできない足手まといだと思っていたアルミン。エレンやミカサが何度も助けられていたと気づいてよかったです。アルミンの頭脳は人類の力になりますね。・エレンが岩を運んで穴を塞ぐのは名案だけど、巨人をコントロールできてないようですが、大丈夫でしょうか。ちょっと心配。
2013.06.09
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亜人 #26 最終回 僕も約束しますよ、佐藤さん ☆前のお話は→ 第14話~第25話 あらすじまとめ★1期はこちら→ 亜人1期全話あらすじ 佐藤:「君たち全員ブチ殺してやる。ゲームスタートだ」 復活した圭。攻の呼ぶ声が聞こえた。 米軍探索チームの報告。爆発と共に大規模な崩落が発生。地下坑道の下にさらに古い地下道がある。 奥山たちとも連絡がつかない。攻と高橋に圭が合流。 圭:「佐藤さんは?」 攻:「いない。泉さんたちも...あっちは行き止まりだ」高橋:「どうなってんだよ」 圭:「クソっ、してやられたんだ」 攻:「逆に埋められたってことか?」 圭:「問題は佐藤さんだ。倒せていなければ必ず仕留めにやって来る」銃声が聞こえた。 攻:「佐藤か?」 圭:「おそらく」高橋:「じゃ、応戦しているのは、戸崎...」 攻:「泉さん」 圭:「行くぞ」 下村:「クロちゃん、お願い」 佐藤:「私は物を大事にするタイプでね」下村:「さっきのやつ...」 クロちゃんは佐藤のIBMと戦って倒れた。下村は戸崎を抱えて逃げる。 ダメだねと佐藤が下村を狙うが外した。倒れたクロちゃんが佐藤の足を掴んでいた。 米軍。部隊に被害はなくガスの散布は多少条件が変わるだけで問題ないとの報告。「よし、では設置が完了したら直ちに撤収しろ」「了解」 「我々も5分後に撤収だ」 戸崎:「まさか、君のお荷物になるとはな」下村:「気にしないでください。これが私の仕事です」 佐藤:「まずは君たちからだ。私の邪魔をしたことを死ぬほど後悔させてやる」 戸崎と下村を狙った佐藤は鈴村に撃たれた。鈴村:「行け !! 早く !」 鈴村は連射したが佐藤に押さえ込まれ胸を刺された。佐藤:「まずはひとり」 鈴村は胸を刺されながらも佐藤の腕を掴み押し倒した。 佐藤:「何? 君は人間だろう」 鈴村:「亡霊だよ。武蔵重工で死んだはずなんでな」鈴村は手りゅう弾を爆発させた。 圭たちに米軍が迫る。「3体確認。亜人だ。全員確保」 高橋:「ガキども、先行け !」 倒れそうになる戸崎を下村が支える。下村:「頑張って、戸崎さん」戸崎:「銀行だ」下村:「はあ?」戸崎:「そこの貸金庫に君が亜人だという証拠が入っている。金庫の鍵は彼女の病室だ」戸崎:「わかったら行け。この足じゃ、どのみち逃げ切れん」下村:「でも、きっと永井くんたちが...」 戸崎:「契約は破棄する。さっさと消えろ。目障りだ」下村:「私は自由ってことですか」戸崎:「ああ。好きに生きろ」復活した佐藤が追いついてきた。下村:「じゃあ、戸崎さんを守るのも自由ってことですね」戸崎:「何をバカなことを」下村:「もう指示は受けませんよ。契約は破棄されましたから」 下村:「戸崎さん、新しい人生をありがとう」戸崎:「よせ、君では勝てない」佐藤:「ふたりめは君か」下村はクロちゃんを出そうとするが無理だった。銃を構えるが佐藤のほうが早かった。倒れた下村に佐藤がナイフを抜いて近づく。戸崎がやめろと撃とうとするが先に腕を撃たれた。 佐藤:「新しい自分と対面させてやろ~う」 圭IBM:「永井です」圭のIBMが佐藤を突き飛ばした。 圭:「あんたのゲームは、もう終わりですよ佐藤さん」 圭のIBMが佐藤に襲いかかる。 そこに別のIBMが現れた。佐藤:「遅かったじゃないか」 田中:「すいませんね。逆方向に行っちまってたもんでね」 田中のIBMが圭たちに向かってきた。 米軍は大佐が到着。毒ガスの設置は完了した。命令を待つ。 圭のIBMが倒れた。出そうとしたが佐藤のIBMにさっきのお返しと突き飛ばされた。攻も麻酔銃を撃とうとするが攻撃された。下村がクロちゃんを出した。田中:「てめえにはいつぞや世話になったからな。きっちり礼をさせてもらうぜ」佐藤:「じゃあ田中くん、そっちはよろしく」田中:「了解っす」佐藤は圭のところに行く。 佐藤:「ひとつ聞きたいんだけどね、永井くん。君はなぜ私の邪魔をするんだい?」 圭:「決まってるでしょう。あんたがいたら、静かに暮らすなんて一生不可能だからですよ」佐藤:「ハハ、君は私と同じだな」 圭:「あんたみたいなイカレた人間と一緒にしないでほしいですね。やるぞ幽霊 !」 圭はIBMを出し、麻酔を拾おうとしたが佐藤に捕まって投げ飛ばされた。 佐藤:「いや同じだよ。君は静かに暮らしたい。私は心ゆくまで遊びたい。でもこの世界はそれを許してはくれな~い」 佐藤:「だからお互いにやるべきことをやってる」圭はもう一度IBMを出すが、すぐに消えてしまった。佐藤:「さすがの永井くんも、フッ、打ち止めか」 クロちゃんは田中のIBMに倒された。田中:「実戦経験の差ってやつだな」下村:「くっそ~」下村は麻酔銃を取りに走るが田中のIBMに捕まり体を貫かれた。倒れていた攻が「泉さんを放せ」と言った。田中:「病院のときの借りを返させてもらうぜ」 攻IBM:「泉さんを放せ」 田中:「なんだよ、てめえもかよ」攻がIBMを出し田中のIBMの攻撃を止めた。 田中:「邪魔すんじゃねえ」 下村の麻酔銃が田中に命中した。 「5分切りました」「キーロック解除」 「大佐、佐藤です。佐藤を捉えました」「命令は『最も確実な捕獲方法をとれ』だ」 佐藤:「研究所でした約束を覚えているかい、永井くん。君の頭を切断するという約束だ。今からその約束を果たさせてもらうよ」 佐藤:「断頭した君の頭を拾い上げ、新しい頭が作られる様を絶命するまで観察させる。君はもう君でなくなる」 佐藤:「そして新しい君には最高のショウを見せると約束しよう。まずは慧理子ちゃんだ。次に海斗くんと君のご両親。それから~戸崎くん、下村さん、中野くん。彼ら全員を君の目の前で殺す。武蔵重工でやったみたいにね」 佐藤:「それが私の邪魔をした君に対する罰だ」 圭:「違う...僕は...」 圭:「僕も約束しますよ、佐藤さん」 圭:「あんたがどこに行こうが、必ず捜し出して殺します」 佐藤「ああ、お別れだ、永井くん」 佐藤がナイフを振り下ろそうとしたとき、佐藤の腕が斬り落とされた。 そしてIBMの手が佐藤の体に穴を開けた。 たくさんの圭のIBMが一度に現れた。それぞれ何やら喋り佐藤を攻撃する。圭IBM:「やっぱ人助けなんてするもんじゃないよな...」 圭IBM:「佐藤さん、お手数おかけしてすみません」圭のIBMたちが佐藤を打ちのめす。「仕方ないよ病気だったから」「おしっこしたい...」 攻:「わあ」下村:「フラッド現象...」 圭IBM:「ひとりでかわいそうだから、かまってやってただけだし」佐藤の首が落ちた。 佐藤が復活した。 佐藤:「やあ、永井くん」 上から銃弾が降ってきた。倒れる佐藤。 米軍がおりてきた。 佐藤に麻酔銃を撃ち確保した。米軍は圭たちも捕まえようとする。 戸崎:「待て」 戸崎:「そいつらは日本政府の保護下にある亜人だ。それに女の方は私の部下で人間だ」 田中も連れてこられた。 曽我部:「佐藤と田中。そちらとは、それで合意が取れているはずですよ」 米軍:「撤収だ」 戸崎:「アメリカ側が直前でガスの散布を思い留まってな」 曽我部:「先輩に感謝するんだな。佐藤を止める代わりに君らの存在は不問にする。そんなバカげた取引を押し通したんだからな」 下村:「戸崎さん...」 戸崎:「私の罪の免責も忘れるなよ」曽我部:「フッ」 【ニュース】本日午後、政府内で新たな亜人保護法案が閣議決定されました。今後、国会での審議を経て可決される見通しで、これにより亜人にも事実上の市民権が認められることになります。この法案制定の背景には... 看護師:「あら、またお兄さんみえたの。いいわねえ、仲よしで」慧理子:「はい」 慧理子:「あ、いや、別に仲いいわけじゃないけど...」 街を歩く圭。あの場所を通った。 圭:「久しぶりですね。どうしたんですか?」「えっ?」 (米軍は麻酔銃を撃ち亜人の兵士を確保) (「まさかほんとにいるとはな」「ああ、いまだに信じられねえよ」「死なない人間だぜ。いったいどうなってやがんだろうな、なあ」) (「やあ、まるでゲームだねえ。あんな体があったら最高に楽しいだろうなあ」) 佐藤:「いやあ、なんと久しぶりに夢見ちゃったよ」 田中:「よくのんきに寝れますね。これから何されるかわからないってのに」 佐藤:「何を言ってるんだ君は。これから2周目を始めるに決まってるじゃないか」田中:「はあ? そんなの、どうやって?」佐藤:「作戦は奇を以って良しとすべしさ。タナベくん」田中:「ええ~?」 圭:「いつの話ですか?」 戸崎:「米軍が捕獲したすぐ後だ。やつら、その事実を隠蔽していてな」 戸崎:「詳細はこちらで話す。すぐに迎えをやる」 亜人2期 おわり 【感想】ついに佐藤をやっつけたと思ったら...圭が静かに暮らすのは無理なみたいだね。なんか海外ドラマか映画のラストみたいな、いつだかわからないけど続きもやるんだろうか、みたいな終わり方でしたね。最終回としては微妙な気もするけど原作も続いているし、まあきれいにまとまった感じかな。みんな見せ場があって良かった。戸崎さんはお荷物になりながらもいい仕事したし、攻はとりあえずIBMが出せたようだし、高橋もいいとこ見せた。黒服の生き残りの鈴村さんはカッコよかったね。黒服たちは平沢さんはじめみんなカッコよくて、できれば鈴村さんには生きていてほしかったけど、まあ亜人相手じゃ時間稼ぎくらいしかできないし覚悟していたんだろうね。佐藤を倒したのは圭のフラッド現象。中村慎也のケースってやつだね。あの話を見ていないとわかりにくいかも。これ、意図的にできるのなら無敵なんだろうけど、たまたまという感じかな。IBMがわんさか一度に出てきて、好き勝手なこと喋って、佐藤をボコボコにして...スゴイ場面なんだけど少し笑った。佐藤はとんでもないやつだけど、いいキャラだったね。主人公より楽しませてくれたかも。最後は体の中に爆弾を仕込んでいたんだろうか。米軍はIBMが出ないように宇宙服みたいなのを着せたのかもだけど、爆発しちゃったらダメだね。田中は一番初めに離反しそうな気がしてたけど結局ずっと佐藤と一緒。恩人だからというだけでなく、相棒みたいな仲良し感がちょっといいね。戸崎さんはすっかり偉そうなチームリーダーに戻っていて、新チーム?には曽我部とコウマ陸佐もいたね。オグラ博士も引き続きいるようだし、奥山と高橋とゲンは囚人服か? 服役しながら参加だろうか。ま、続きがあればの話だけど。原作は読み続けているけど、アニメオリジナルの展開も面白くて、毎週楽しませてもらいました。これはこれでよかったと思う。続きも見たいなと思う。ちょっと期待して待つことにします。(クリスマスに血だらけの記事ってどうなんだと少し躊躇しましたわ。一応毎回、あまり酷くない画像をチョイスしたつもりなんだけどね。こんなの見たくなかったって人は前のほっこりする作品でも見てくださいませ。あ、宣伝ではないですw)次のまとめ記事で今年のアニメ記事は終了です。来年は未定です。また面白いの見つけたらおつき合いください。亜人9巻【電子書籍】[ 桜井画門 ]
2016.12.25
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進撃の巨人 3 #51 (3期14話) 『雷槍』 ☆前のお話は → 「第38話~第50話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 リヴァイ:「エルヴィン、鎧が登ってくる」 エルヴィン:「総員、鎧の巨人との衝突を回避しろ。やつに近寄るな」 エレン:「ハンジさん。攻撃命令はまだですか。団長は何を?」ハンジ:「敵の動きを見ているんだ。どうもライナー君たちは手の込んだ催しで歓迎してくれるようじゃないか」 エルヴィン (あの四足歩行型、荷物を運ぶ鞍がある。先ほど一斉に巨人化したものではないな...だとすればあれが敵の斥候か? 我々の接近にいち早く気づきライナーに伝えたとするなら...)「あの四足歩行型の巨人も知性を持った巨人だ。いや、もっといてもおかしくない」 獣の巨人の合図で動き出す小型の巨人たち。 エルヴィン (ウトガルド城の襲撃の時と同じくやつがまず狙うのは馬。敵の主目的はエレンの奪取であるが、そのためにまず我々から撤退の選択肢を奪う。) (依然巨人の領域であるウォール・マリア領から我々が馬なしで帰還するすべはない。馬さえ殺してしまえば退路を封鎖するだけで我々の補給線は断たれる。一週間でも一か月でも動ける者がいなくなるまでただ待てばいい。敵は交戦のリスクを冒すことなく虫の息となったエレンを奪い去ることができるのだから。まさに今、敵の大型巨人が隊列を組んで動かないあたりそれ自体が檻の役割を担うものだと確信できる。何より今危惧すべき課題はライナーとベルトルトになすすべなく馬を殺されることか...なら) エルヴィン:「ディルク班ならびにマレーネ班は内門のクラース班とともに馬を死守せよ。リヴァイ班ならびにハンジ班は鎧の巨人を仕留めよ。各班は指揮の下雷槍を使用し何としてでも目的を果たせ」「今この時、この一戦に人類の存続のすべてがかかっている。今一度、人類に心臓を捧げよ!!!」 エルヴィン:「待て、リヴァイ、アルミン。リヴァイ班と言ったがお前だけはこっちだリヴァイ」 リヴァイ:「俺にエレンでなく馬を守れと?」エルヴィン:「そうだ。そして隙を見てやつを討ち取れ。獣の巨人はお前にしか託せない」 リヴァイ:「了解した。さっき鎧のガキ一匹殺せなかった失態はそいつの首で埋め合わせるとしよう」 エルヴィン:「アルミン。鎧の巨人用に作戦がある。人類の命運を分ける戦局のひとつ...その現場指揮はハンジと君に背負ってもらうぞ」 ライナー (いた。一か所にかたまっている。あの馬を殺してここから離れる。それだけでいい...リヴァイ兵長がどれだけ強かろうと俺たちの戦士長には到底かなわない)ライナーの首に刺さっていた刃が抜けた。壁の上にエルヴィンがいることに気づく。(危なかった。あの時、意識を全身に移すのが一瞬でも遅れていればあのまま即死だった。しかし何だって壁の中なんか調べようと思ったんだ。アルミン、お前か? いや、もういい。長かった俺たちの旅もようやくこれで終わる...エルヴィン・スミス...いや、迷うな。先に殺すのは馬だ) 巨人化したエレンが姿を現し走り出した。ライナー (エレン。なぜ自分から姿を現した。俺たちの目的がお前の存在であることは重々承知のはず。いったい何のつもりだ) ライナー (まさか南から壁を越えて逃げる気か? やつひとりなら馬がなくても巨人の力でトロスト区まで逃げられる。そうなっては俺たちがここにとどまって戦う理由もなくなる。ここで調査兵団を壊滅させることはできても二か月で硬質化を身につけてきたやつを再び壁内に戻すのはまずい。やつが完全な座標の力を身につけた後では手遅れだ...いや待て、おかしい。本当に逃げるつもりなら立体機動で東か西の壁を伝った後で巨人化するべきだ。なぜわざわざ壁に囲まれたシガンシナ区の中で巨人化する?) ライナー (そうか、やつらの狙いは俺の目標を馬からエレンに移すことか...)「考える時間もくれねえってわけですか...ったく団長。せっかく登ったってのによぉ」 ハンジ:「エレンを囮に使うって?」アルミン:「はい。エルヴィン団長の指示です」 ミカサ:「そんな...それでもライナーが馬を先に殺すことを選んだら?」 ハンジ:「いや、エレンを追うはずだ。ライナーが馬を選んだ場合エレンはそのまま回り込んで獣の巨人の背後を追う。リヴァイらの兵力とエレンで獣の巨人を挟み撃ちにして叩く。ここまでがエルヴィンの指示だろ?」アルミン:「は...はい」 ハンジ:「そううまくいかなくてもエレンに逃げる動きをされたら敵は混乱して包囲網を崩すしかない。ライナーがそこまで読めるかどうかだけど...」エレン:「おそらくやつなら考え至るでしょう」ハンジ:「よし、鎧をシガンシナ区で迎え撃つぞ」 アルミン:「あ、待ってください。もうひとつ危惧すべきことが...ベルトルトがまだどこかに潜んでいます。前回エレンはライナーをあと一歩のところまで追いつめましたがベルトルトの強力な奇襲を受け連れ去られるに至ったのです。単純な対策ですが壁から離れた位置で戦いましょう」 エレン (まぐれかもしれねえけど、お前には一度勝ってんだ。ほとんど勝ってた。一対一なら俺は勝てる。単純な格闘能力ならアニのほうがずっと手ごわかった...お前にはここがどこだかわかるか?) エレン (ここは...俺の、俺たちの、故郷があった場所だ...取り返してやる。お前らをぶっ殺して、お前らに奪われたすべてを...) 「新兵、残りの馬を西側に移せ...ディルク班で新兵を援護...」 「今のうちだ急げ。小せえのをさっさと片付けろ。獣の巨人が動く前にだ。損害は許さん。ひとりも死ぬな」 (3~4m級に苦戦し数か所で負傷者を出している。今の調査兵団には以前のような力はない。だがそれだけの損害がなければ決してここまでたどり着けなかった) (訓練兵時代はよく自分と父が考えた仮説を仲間に話していた。調査兵団に入ってそれを証明してみせると。だが調査兵団になった途端なぜか誰にもその話をしなくなった。いや、違う。なぜかではない。私は気づいていた。私だけが自分のために戦っているのだと。私だけが...自分の夢を見ているのだと) (いつしか私は部下を従えるようになり仲間を鼓舞した。人類のために心臓を捧げよと...そうやって仲間を騙し自分を騙し...築き上げた屍の山の上に私は立っている。それでも脳裏にちらつくのは地下室のこと。この作戦が失敗しても死ぬ前に地下室に行けるかもしれない。グリシャ・イェーガーが残した地下室...世界の真相に) エレン (実験のかいがあった。この拳なら戦える。硬質化は一点に凝縮させるとより強固になる...)足を取られたエレンは反撃されるが、ハンジはエレンが絶好の機会を作ると信じて待つんだと言った。 エレン:「この鉄の棒が新兵器?」ハンジ:「せめて槍と言ってくれよ。技術斑は私の要望に応えてくれたんだ」 「中央憲兵が隠し持っていた新技術を導入してね。私の要望とはつまり鎧の巨人に対抗できる武器が必要ってことだ。私たちの刃は鎧の巨人に無力だった。敵が硬質化の隙でも見せてくれない限り私たちはただエレンと鎧の戦いを眺めることしかできなかった...今のところ鎧の巨人に対抗できる攻撃手段はエレンの絞め技や関節技。それと前日の実験で獲得した硬質化パンチ! も期待できる」「しかしその武器だけで作戦を達成させるのは困難だろう。壁の穴を塞ぐのも重要だが、我々は何よりも壁の破壊者であるライナーとベルトルトを殺さなければならないのだから...見たほうが早い。外に行くよ」 「威力は見ての通り。雷が落ちたようだろ。だから雷槍って呼んでる。ただこれが本当に鎧を仕留められるのか実際に撃ち込んでみないとわからない。通常の巨人には有効だがこいつを鎧に食らわせてやるには工夫しないとね」 ライナー (兵士が動いた? さっきからまわりを囲まれていたのはわかっていた。だが兵士の刃がなんだと言うんだ。そんなもんじゃ全身をくまなく硬質化で覆った俺には傷一つ付けられは...) ハンジ (いや、まだだ。雷槍はその破壊力ゆえに撃った本人にさえ危険が及ぶ武器。通常の刃の斬撃のようにして巨人にアンカーを撃ち込めば飛び込んだ先で巻き添えを食らう。したがって雷槍で攻撃できる条件は目標の周囲に十分な立体物がある時に限られる。雷槍で攻撃できるチャンスはこのような条件下しかない) (今ここで決めるしかない) ジャン:「やったぞ。効果ありだ。うなじの鎧がはがれかけている」ハンジ:「もう一度だ。もう一度雷槍を撃ち込んでトドメを刺せ」 「お前ら、こうなる覚悟は済ませたはずだろ。やるぞ」 「ま、待って...」 ★次回 「光臨」
2019.05.13
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進撃の巨人 #71 導く者☆前のお話は → 「第60話~第70話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「コラ。お客さん、その子はおさわり厳禁なんですけど」「違うんだ、ヒッチ。これは...巨人の記憶っていうのは接触がきっかけになることが多くあって...何か重大な情報が手に入るかもしれなくて...決して疚しいことを考えていたわけじゃないんだよ」「そりゃ男の子だもん。アニの重大な情報が気になるのもわかるわ」「ひぃ。僕が悪かったから入場禁止だけはどうか...」「そんな事しないってよ。アニも話し相手が私だけじゃ退屈でしょ。まったく、あんたは...寝てるだけなのに何でモテるのさ」「あの子に熱を上げるのもいいけど、世間がどうなってるのかわかってるの? これ読んで」「兵団が権力に固執するあまりエレン・イェーガーを不当に拘束...兵団への疑念が過熱している...」「兵団は民衆が満足いく回答なにも言ってくれないしね」「かと言ってジークの存在や地鳴らしの件を明かすわけには...」「エルディアを救えるのはエレンだけだ」「食い殺された国民の無念を晴らせるのはイェーガーだけだ」「これは...」「兵団本部全域を民衆が取り囲んでいるんだって...」「おい、ヒッチ。お前も手を貸せ」「うっ。仕事が増えるよ...」「アルミン」「ミカサ。よかった。無事に来れたんだね」「うん。ようやくもらった時間を無駄にできない。急ごう」「調査兵団の新兵?...」「何であの子たちが本部に?」「私はあの日エレンに会いに行きました。今まで黙ってきたことをお詫びします。これでは義勇兵が拘束されるのも無理ありません」「またえらくしおらしいのお」「私は思っていた。あなた方は世界を知らない。このまま議論を先送りにし続けていけば手遅れになると。危機感を覚えていたのはエレンも同じでした」「それで、エレン自らマーレの中枢に潜伏し兵団を動かすように助言なさったか」「そんなことは言ってません。ただ兵政権にはっぱをかける必要があるとは申しました」「それだけかのう。危険を冒してまで密会するからには具体性のある取り決めを交わすものじゃろう」「おっしゃる通り公の場であっても我々は彼との面会を申し出ることすら叶わない立場でした」「それでも密会に踏み切ったかいもありエレンの誘導に成功しジークが望んだとおりの結果を得たわけじゃな」「そんな事では意味がありません。私はただエレン・イェーガーに私を知ってほしかっただけで...」「いえ。我々にとってエレンの持つ始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。彼は我々が望んだとおりマーレに大損害を与えました。いえ、想像以上です。彼はたったひとりで我々を長年苦しめてきたマーレに天罰を下したのです。それほどの器の持主である彼が始祖を宿しているという事実。ピクシス司令。今、我々が目にしているものが何かおわかりですか? 我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです。ふたりの兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれを彼らの近くで見ていたいだけなのです」「つまりエレンと密会した真の目的は好奇心であると?」「そうなります。他の義勇兵は私が密会したことを誰も知りません。すべては私の軽率な行為。あなた方を欺いたのは事実です。私の行動はすべてエルディアを思ってのこと...」「わしもそう信じたい。エレンと交わした会話のすべてお聞かせ願おう。うまい嘘のつき方を知っとるか。時折、事実を混ぜてしゃべることじゃ」「まったく。この期に及んで我々を疑うなんて正直、失望しましたよ。俺たちは仲間でしょう? この3年間、共に汗を流して培った鉄道も貿易もこの島を豊かにしたはずです。俺たちはエルディアに尽くしたのに...はぁ~」「すまない。10か月前の鉄道開通式から、こんなことになるとは...」「まったくですよ。皆でエルディアの未来を誓い合ったのに」「...えっ、イェレナがエレンと密会したことを認めた?...本当ですか?」「本当に知らなかった?」「知りませんでしたよ。本当に」「うん。本当に知らなかったと見える。私にはね」「イェレナが...」「イェレナがそんなことするわけない。とは言わないんだね。彼女ならやりかねないと思っているから?」「そんなことは...」「順序は正しくないが君たちを拘束しなくてはいけない理由ができた。イェレナについて知っていることはすべて話すんだ。我々の今後のためにも」「知っての通り我々義勇兵を組織したのはイェレナです。最初は互いに疑心暗鬼になり、うまくまとまらなかった。その度に彼女は自ら手を汚すことでジークさんや組織への忠義を示してきました」「寝食を共にした友であっても、こちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った。俺たちもそれがマーレに奪われた祖国のためだと信じることで乗り切ったんです」「変だな。彼女が兵政権に反発してまでマーレ兵の人権を譲らなかった。そこまでマーレ人に容赦のなかったイェレナが...この島で...よし、私について来てくれ。オニャンコポン」「えっ...」「ハンジは相変わらず飛び回っているらしいな」「はい。確かめないといけないことがあると」「ああ。義勇兵ひとり連れ回すことを許可したが君たちとエレンを面会させることはできない」「どうしてでしょうか」「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。エレンは義勇兵と密会したことをひた隠しにして今回のマーレ強襲劇に及んだ」「現在は密会を企てた首謀者や関係者への調査が続いている」「エレンは今回の発覚を受けて以降、黙秘したままだ。彼が単独で過ごしたマーレでの時間についても依然として空白のまま。おそらくエレンはジークに操られていると我々は見ている」「他ならぬ君たちだから話したが、くれぐれも内密に頼む」「エレンが...そんな...」「エレンは、どうなりますか?」「それは?」「ん? 何でもない。置き場に困った物を先ほど新兵に運ばせたんだ」「しかし総統。エレンが黙秘するのでしたら、なおのこと僕たちふたりがお役に立つのではないでしょうか。確実にエレンから真意を聞き出せるとは申しませんが試して損はないはずです」「事態はより慎重を期す。話は以上だ」「なぜ...アルミンの言う通り損はないはずなのに...どうしてダメなの?」「考えられるとしたら兵政権はすでにエレンを見限っているのかもしれない」「失礼します」「もしそうだとしたら、始祖の継承者選びが始まっている」「あの部屋の会話を聞いて来る」「待ってよ。ミカサ」「大丈夫。バレないようにできる」「今、兵規違反を犯しちゃまずいよ」「状況がこうなった以上は兵団の方針をいち早く知る必要がある。何があっても私はエレンを...」「アルミン。ケガは?」「...大丈夫」「あんたたち、無事なの?」「ヒッチ。何があったの?」「いきなり総統の部屋が...」「総統は?」総統...( -人-)「心臓を捧げよ。俺たちの怒りが届いたんだ。今こそ戦う時だ...」「心臓を捧げよ。心臓を捧げよ...」「ザックレー総統の私物である特注のイス。これに爆弾が仕掛けられていたと見ている。総統を含む4名の兵士が犠牲となった。犯人もその目的も不明」「彼なら一日中、私と一緒にいたし義勇兵は全員軟禁中だ」「では他に考えられる勢力は?」「あのイスは新兵に運ばせたと総統は申しておりました」「どこの新兵だ」「総統は新兵とだけ。しかし僕とミカサは総統の部屋を訪れる前に本部から立ち去る新兵を見ました。調査兵団です」「調査兵団といえばエレンの情報を外に漏らして懲罰を受けた者どもがいると聞いたが。まさか...」「緊急事態です。エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました」「...総動員して捜索するんだ...」「いったい何が起こっているの?...」「多いな。何人いる?」「ここにいる者以外にも俺たちの味方は兵団内に潜んでいる。ダリス・ザックレーを爆弾で吹き飛ばした者もいる。このエルディア帝国を救えるのはお前しかいない。エレン・イェーガー」「大丈夫だよミカサ。エレンならわかってくれる。話し合えばきっと...わかってくれる...」「ジークの居場所を特定する」「フロック・フォルスターを含め100名あまりの兵士が檻の中から看守ごと姿を消した。そのすべての兵がエレンの脱獄と同時に離反をしたと見られる。総統の殺害もやつらの仕業と見て間違いない」「やつらでは困るな。反兵団破壊工作組織イェーガー派と呼称しよう。そしてイェーガー派の目的は...わかるかハンジ」「ジークとエレンの接触を果たすことがすべてだろう。そしてエレンを中心とした兵団組織の変革。総統の殺害は彼らの強い意志を示している」「今回、直接の引き金となったのは兵団がエレンから始祖を移そうと画策していたからだ。我々に何のしらせもなく」「しらせていればどうなるかぐらい見当がついたさ。何よりイェーガー派の多くは調査兵団からだという。どう責任を取るつもりだハンジ団長」「いくらでも処分は受ける。しかし今、私が兵団を退くことより無責任なことはない。それにイェーガー派はまだ、どの兵団にどれだけ潜んでいるかわからないだろ」「そうだな。俺の目の前にいるかもしれない。今お前らが自爆しても不思議じゃない」「ローグ。バカなことを言うな」「どうやって証明する? それができない以上は、お前ら調査兵団を野放しにしておくわけにはいかない」「よさぬか。客人の前であるぞ。仲間同士でいがみ合うより先に、やるべき事があるだろう。ハンジ、ジークの拘留場所を知るものは?」「現地で監視にあたるリヴァイと30名の兵士。そして補給と連絡を受け持つ3名。あとは私だけだ」「ならば、その3名をここへ。ナイル、女王の住処は安全か?」「限られた者しか知りませんが、今一度確認します」「エレンがまず狙うは、ジークとの接触。そしてヒストリア女王。まずはこのふたつの守りを万全の物とせよ」「了解」「ピクシス司令。総統を失った今、我々を束ね統率することができるのは、あなただけです。何か今後の展望はございますか?」「うむ。これはもう、わしらの負けじゃ。エレンに降参しよう。兵団内部に敵を抱えといてはどうにもならんが、仮に徹底して敵をあぶり出すにしても、どれだけの血が流れることか。そんな愚行に費やす時間はどこにもない。多くの兵に兵団を見限る決断をさせた...我々の敗因はこれに尽きる」「そんな。総統らを殺した連中に頭を下げるおつもりですか?」「ザックレーとの付き合いは長い。革命に生き革命に敗れるなら、やつも本望じゃろう。何より、4名の死者はその弔いの代償にエルディア国の崩壊を望んではいないだろう」「それではイェーガー兄弟に服従するおつもりですか?」「服従ではない。イェーガー派にジークの居場所を教えることを条件に交渉を図る。我々は従来通り地鳴らしの実験を見守り、これにエルディアの存続を委ねる」「但し、我々の親玉を殺された件を、ここに不問とする。これで数百人、数千人の同志が殺し合わずに済むのなら...安かろう」「それでは各員、取り掛かれ」「了解」「指令殿」「たいへん見苦しいものをお見せしましたのう」「いいえ。どの国も通った道です」「あなた方の安全も絶対とは言えませんな。どうか事態の収拾まで港でお過ごしくだされ」「はい。私どももエルディア国の勝利を心より願っております」「ミカサ様。何かありましたら、すぐに私どもの船までお逃げください」「キヨミ様のお心遣い感謝いたします。しかしながら私はエルディア人ですので生まれ育ったこの島の行く末を見守りたいと思います。どうか私のことはお気になさらずに」「何をおっしゃいますか。私どもがここに来たのは、あなた様のために...」「地下資源がなくてもですか? この国の主導権を握るのが誰であろうと地鳴らしさえ成功すれば、というお立場ですよね」「ええ。地鳴らしの力が本物でなければヒィズル本国からははしごを外されることでしょう。これまでの交渉は水泡と帰しアズマビト家は最後を迎えましょう」「でしたら、なおさら頼るわけにはいきません」「激動の時代の中でアズマビト家は変じてきました。今や金勘定にあさましい女狐の汚名がとどろく始末と成り果てました。ただ、ミカサ様の母君が残された一族の誇りまで失ったわけではございません。この国がどうなろうと、あなた様だけはお守りいたします」「まさか総統を殺したエレンに協力するなんてな」「まだエレンがやったと決まったわけじゃない」「声が大きいぞミカサ。俺たちはイェーガー派じゃねえのかって疑われてんだぞ」「実際どうなんだよミカサ。おまえは?」「私とアルミンはあの爆発に巻き込まれるところだったと言った。これでもわからないのか」「はあ?」「やめるんだ...」「ピクシス司令の言う通り兵団内での争いは自滅でしかない」「ではすべてはエレンとジークに委ねることに問題はないとお考えですか?」「いいや。それはよくない。この状況を踏まえた上でジークやイェレナによって仕掛けられた保険が効果を発揮してきている。そして保険は他にもまだあると考えるべきだ。私たちはこれ以上無様に翻弄される前にジークの思惑を明らかにしよう。もちろん私の早とちりならそれでいいんだけど」「何かあてがあるんですか?」「彼女が守ったマーレ人捕虜の労働環境が怪しい...」「例えば、レストランとか...」「すごい建物」「こんなとこ初めてだ...」「よかったなあ、お前たち」「今日は、うんと食うときなさいよ」「チッ。兵団のやつら騒々しいな」★次回 「森の子ら」
2021.03.06
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進撃の巨人 #87 人類の夜明け☆前のお話は → 「The Final Season 第76話~第86話 あらすじまとめ」☆ Part 1 → 「The Final Season 第60話~第75話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」ミカサ (誰もがエレンは変わったと言う。私もそう思った)(でも...それは違うのかもしれない)(エレンは最初から何も変わっていない。あれがエレン本来の姿だとしたら...)(私は...エレンの何を見ていたのだろう)「本当に壁の外にも街があって人が住んでるんだな...」「壁の外とか他人の前で言うなよ」「あぁ...わかってるって」「これが壁外大陸...そして私たちが壁外の地を踏む初の壁内人類...」*サシャ...「だから言うなって ! 」「これこそが元より我々に課せられた仕事と言える。調査開始だ」*Aパートは抜けていた『島の悪魔』回。OPなしでタイトルの後にキャスト表示。「みなさん ! マーレ大陸へようこそ。アズマビト様のお屋敷までご案内いたします」「オニャンコポン ! 」「ハハッ。無事に着いてよかったよ。どうだい ? ここがマーレ最大の港街で...」「ん ? 」「あぁ !? あの馬 !! 馬...か !? あれ !? 」「牛... ? じゃないですか !? そういう牛ですよ」「車だよ。聞いたろ、来る前に。おーい !! 車 !! 」「マズイよ見られてる...」「あぁ...今絶対、田舎もんだと思われた。他人のフリしようぜ」「やつらを止めねぇと鉄の塊にニンジン食わせようとするぞ」「ハハ...そんなまさか...ニンジン買ってる !! 」「すごい人の数...ねぇエレン。何があるかわからないから私のそばを離れないで...エレン ? 」「何をぼんやりしているんだよエレン。僕たち外の世界にいるんだよ」「あぁ...これが海の向こう側...なんだよな」リヴァイ 「オイ。離れて歩くな。お前は特に」アルミン 「今いきます」「これ...ください」「毎度あり ! はい、どうぞ ! 」「おいサシャ。お前また勝手に...」「うあッ !? 冷てぇばい、これ !? 」「ははは。アイスクリームは初めてかい ? 」「俺にも一口...うおぉ !! 何だコレ !? 」「うめぇばいコレ ! 」「お...俺にもひとつください ! 」「お...俺も ! 」「あいつら目立つなとあれほど...」「誰もあの島から来た悪魔だとは思わないよ」「そこのボク。甘~いキャンディはいかがかな ? 」「ンン~ ? き~み~だ~よ」「カッコいいね ! チビッ子ギャングかな ? 」*さっきからチョロチョロしている少年 (ラムジーか。ってこの子の肌の色ってこんなだったのか...)「エレン。エレンも食べて」「アイスか...」「知ってたの ? 」「親父の記憶で知ってるだけだ。収容区のエルディア人はめったに食えない。壁の外はこんなに広いのにな...」(私たちは気付かなかった...もしくは気付きたくなかったのだろう...)「おい。それはお前の財布じゃねぇぞ」「スリだ ! 」「このガキ ! 」「また敵国の移民か...」「船に紛れ込んで来たんだろ...」「言葉が通じてないな」「海に放り投げるってのはどうだ ? 」「いや右手をへし折ってやろうぜ ! 二度とスリができないようにな ! 」「見せしめに通りの目立つところにしばらく吊るしておこう...」「そんな ! やり過ぎです ! 私の財布は無事なんですよ ! 」「これは嬢ちゃんの問題じゃねぇ。しっかり罰を与えて示しをつけねぇと」「ここで商売して生きてる俺たちの問題だ ! 」「何よりユミルの民かもしれねぇ ! 」「ここ数年どの国も血液検査に躍起になってるからな。悪魔の血がその辺に紛れてちゃ夜も眠れたもんじゃねぇよ ! 」「おい ! あんた何をしている ? 」「誰がスリだと言った。俺は「お前の財布じゃねぇ」と言っただけだ。このガキの姉貴の財布だってな」「えっ !? 」「いや~複雑な家庭なものでね...! ねぇお姉ちゃん ? 」「あ...ああ ! 」「弟がご迷惑おかけしました ! 」「ふざけんな ! そんなデタラメ !! 」「行くぞ !! 」「おい !! 待て !! 」*みんなで逃げる~「あのガキどこに行きやがった ? 」「あ...あそこ...」「まぁ...アズマビトからもらった小遣いだしな...」「そのようなことがありましたか...確かに血液検査の技術向上に伴い世界中で収容区から逃れたユミルの民の存在が発覚し問題となっております」「かつてのエルディア帝国全盛時代におきましては世界の上流層の中でユミルの民の血を取り込むことが高貴であることとされていました」「それが帝国の衰退と共に彼らが国を追われる立場となり果てたのです。これが壁の外でのエルディア人の現実...そしてパラディ島から友好を図る本計画も極めて困難であると言わざるを得ません」アルミン 「かと言って...和平の道を諦めるならジークの謀略に加担するしかなくなります。彼に我々の運命を委ねヒストリアと生まれてくる子供たちを犠牲にするしか...」「ああ...もちろんそんな未来を迎えないために私たちはここにいる。明日の国際討論会で初めて登壇するユミルの民保護団体とやらを求めてね」「依然としてその団体の理念は明らかではありません」「ええ...まずは慎重に見極めなくてはなりません。その上でその団体と我々が相まみえることが叶うなら...」「パラディ島が和平を望んでいることを表明する」「ええ」「無論、私どもアズマビト家は和平への協力を惜しみません。ですが...どれほどそれが実現可能であるとお見込みですか ? 」「とても...困難であることはわかっています。とても危険であることも...しかし...だからと言って最善を尽くさないことはできないのです」「...左様でございましょう」*エレンがいないことに気づいたミカサは外へ。「エレン !! あなたは...自分が敵の最重要目標だってことがわかっているの ? 」「みんなであなたを探し回って...」「市場の少年 ? 何があったの ? 」「まだ何も...」「え ? どういうこと ? ここは...」「戦争で居場所をなくした人たちが集まって暮らしている。俺たちもそうだった。ある日突然、日常が終わって何もかもが奪われた...すべての自由を...奪われるんだ」「ミカサ...お前はどうして俺のことを気にかけてくれるんだ ?」「え ? 」「子どもの頃、俺に助けられたからか ? それとも...俺は家族だからか ? 」「え...え ? 」「俺は...お前の何だ ? 」「...あ...あなたは...家族...」*と、いきなり飲み物を持ったおじさんw「イサ、ナリー、ニチウ」*これってカタカナの逆さ読みかな?「えっ !? 」「もてなしてくれるみたいだ」「おーい !! 」「何やってんだてめぇエレン !! 」「バカじゃねぇのか !? 」エレン 「ちょうどよかった...」*宴~*率先して飲むエレン。*前回のジャンの回想シーンだね。*サシャ吐いてるしwww「我々は ! 各国に散ったユミルの民の難民への援助を求めます !! 」「彼ら難民はエルディア人であったこともなくエルディア帝国の危険思想とは無縁なのです !! 彼らはただエルディア帝国に交配を強いられた哀れな被害者なのです !! 」「依然、憎むべきは島の悪魔どもに他なりません !! 忌むべきは100年前よりあの島に逃げた悪魔 !! 」「我々の敵はあの島の悪魔なのです !! 」(あの日からエレンは私たちの元を去った)(その後、彼から届いた手紙には...)(ジークにすべてを委ねると記され...)(次に顔を合わせた時にはもう手遅れだった)(果たして...他に選ぶべき選択肢があっただろうか ? )(すべては最初から決まっていたのかもしれない)(それでも考えてしまう...あの時、もし私が...別の答えを選んでいたら...)(結果は違っていたんじゃないかって...)*そしてBパートがエレンのナレーションで始まる『人類の夜明け』エレン (どこからが始まりだろう)(あそこか ? )(いや...どこでもいい)(すべては俺が望んだこと)(すべてはこの先にある...)「エレン...世界とエルディア双方を救う術は安楽死計画。これを完遂する他にありません。脊髄液入りのワインは改革の障害となる兵団の上層部のみに振る舞いました」「ジークはあなたを信じています。あなたもジークを...」「俺はジークの計画に従う...フリをする。お前もそうしろ」「従うフリをして...何をするんだ ? 」「憲兵団はおまえを巨人にして島に来たジークを食わせる計画を進めている。憲兵と争うはここから逃げるしか手はない」「私だって牛の世話だけしてたわけじゃない。わかってる。争う必要も逃げる必要もない。この島が生き残る一番堅実な方法があれば私はそれに従う」「他に方法はなかった...でも...あの時エレンが私を庇ってくれて...みんなが動いてくれたから...私はそれで十分だよ」「お前がよくても俺は違う」「え ? 」「世界を滅ぼす。すべての敵を...」「この世から一匹残らず駆逐する」「そんなの間違ってる !! 島の外の人すべてが敵じゃないのに...あなたのお母さんみたいに !! 突然...何で殺されるかわからない人がほとんどなんだよ !? 」「わかってる。でも...憎しみによる報復の連鎖を完全に終結させる唯一の方法は憎しみの歴史を文明ごとこの世から葬り去ることだ」「お前に島の生贄になるためだけに生まれる子を産ませ親子同士を食わせ続けるような真似は俺がさせない」「私は...エレン ! あなたを何としてでも止めないと !! 二度と...胸を張って生きていくことが...できない !! 」「耐え難いなら始祖の力で記憶を操作する。それまでお前が黙っていれば...」「そんなこと !! 」「できるさ。お前はあの時、俺を救ってくれた世界一悪い子なんだから」「頭痛 ? 」「アッカーマン一族に特有の疾患があるなんて巨人学やクサヴァーさんからも聞いたことないな。記録じゃ生存本能が刺激された時アッカーマンは力に目覚めるって場合が多いようだが...」「宿主 ? を守る習性 ? そんなものないと思うぞ」「俺が思うに...なぁエレン。その好意には正体も習性もやむにやまれぬ理由もない。ただお前のためなら巨人をひねり殺せるくらいお前のことが好きなだけだ」「じゃあエレン...」「で ? お前はどう応える ? 」「何言ってんだ兄さん。俺は長生きしてもあと4年しかないんだぞ」「私が子供を作るのはどう ? 」*エレン、自分で足を...「俺が死んだ後もずっとあいつらの人生は続く...」「続いてほしい...ずっと...」「幸せに...生きていけるように...」「世界連合艦隊。この地球上に存在し得る最も巨大な大砲のほぼすべてが今ここに集結した」「人類の英知のすべてが同じ目標に狙いを定めている...この奇跡を叶えた艦隊が阻止できないなら...」「これを止める手段はもう人類に存在しえない。この...地鳴らしを」*巨人...泳いでる...*逃げる...「あ...」「やつだ...」「進撃の巨人だ !! 」(駆逐してやる !! )(この世から)(一匹残らず !! )☆The Final Season Part 2 は87話で終わり。続きは...☆来年か~ そういえば「海を見るまでは記事を続ける」って言ってたっけw 結局、最終話まで書くことになりそう。第1話の更新が2013年の4月10日。続きは来年の何月スタートかわからないけど、進撃の巨人とは10年のおつき合いになります。私のアニメ記事の中でももちろん最長。続きもどうぞよろしくお願いします <(_ _)>
2022.04.11
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