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2020.01.25
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類
本のタイトル・作者


みんな、忙しすぎませんかね? しんどい時は仏教で考える。 [ 釈 徹宗 ]


この本はどんな人におすすめ?

・仏教について知りたい人
・日常の悩みに宗教がどう答えるのか興味がある人
・お笑いの人とお坊さんの掛け合いを見てみたい人


本の目次・あらすじ

仕事は楽しい?
怒るということ
煩悩とは?
地獄ってどんなところ?

努力は報われる?
孤独について
生まれ変わりについて
家族について
自殺は許される?
苦手な人
「バチが当たる」について
お墓参り
戒名の値段
退屈
仏壇は必要?

調子に乗る
友だちって必要?
お金は好き?
苦手なこと
食欲

死んだらどこに行く?


引用

他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。

ーーーダンマパダ(初期仏教経典。漢訳経典『法句経』に相当。五十番より。)


メモ・感想

2020年読書:7冊目
おすすめ度:★★★

『NHK100分de名著』出演の僧侶と、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫による往復書簡。
漫才(萬歳)は、古くは聖職者とそれを茶化す道化者の掛け合いだったというから、まさにそれ。
哲夫さんは、こういうコーナーを番組で持っていたりするから、「この人は仏教が好きなんやな」と思っていましたが、子どもの頃から親しんできていて、本当に仏教が好きで、勉強してるんですね。

しかしタイトル詐欺な気がする。
「このようなことには、仏教ではこう考えますよ」という答えが載っているのではなく、議論しているわけでもなく、ただテーマに「まつわること」を互いに好きに書いてるだけ。
どうにも、私はこのお2人の文章が苦手だった。
対談はまだ良いのだけど、往復書簡形式のところが…。
内容についても、細切れな感じ。
ただ、これを機に仏教に興味がわいて、ここから色んな本を読んでみたりする、そのきっかけには良いかも。

日本の文化、生活、言葉。
どれをとっても、仏教と根強く結びついている。
現代のこの国にもう少し信仰があれば、人は生きやすくなるんだろうか。

『天使と悪魔』だったか、ラングドンシリーズで言っていた。
我々は信仰をなくしたのではなく、ただ新しい科学という名の宗教を信じているだけなのだ、と。

私が一桁の子どもだった頃、「この世界でこれからも生きていくのであれば、何かしら強い拠り所を持たなくては」と信仰を持つことを決意し、近所の教会に通い始めた。
一神教の方がシンプルで強い気がしたのだ。
でも結局、「神を信じる自分」を信じきれなくて止めてしまった。
今はそこまでラディカルに思い詰めていないけれど、拠り所があれば、生きやすくーーー息がしやすくなるのであろうな、とは思う。
本の中でも書かれていたけれど、宗教は家を、地域をつなぐ。
人間関係の紐帯が、人を孤独から救い、同時に悩みも生む。

また、信仰はある一定の先を教義に委ねることが出来る。
宗教者はむしろその教義こそを追求しているのだけど、日常生活でハマってしまわない方がいいような、深淵の問いーーー人はなぜ生きるのーーーに、解答例がある。
その答えを受け入れられたなら、楽になる。
そういう安心感は、ある。

先人たちの思考の歴史。
仏教や神道について知らないことがたくさんある。
もう少し勉強してみたいな。



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最終更新日  2020.01.25 00:00:17
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