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書名子どもが育つ魔法の言葉 [ ドロシー・ロー・ノルト ]感想職場の方(私の母親くらいの年齢)からオススメされて貸し出していただき、読んだ本。前に読んだことがあったような。「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」からはじまる詩「子は親の鏡」は有名ですよね。それとは知らなくても、どこかで目にしたことがあるんじゃなかろうか。私はこれを見ると、居酒屋のトイレに貼ってある「ちょっと良いことば」みたいだなと思ってしまうのだけど。これ読んでるとね、胸が痛いっすよ。出来ているか?って言ったら出来ていなことだらけで。子どもに対する態度って、親の心の余裕(ニアリーイコール、時間とお金の余裕)に左右されるところも大きいよね。余裕がない。私は親として自分が失格だと思っていて、自分が毒親だと思っているし(というかすべての親は毒親だと思っているし)、だからこそ子どもがそれに影響を受けずに生きていってほしいと願っている。でもまあ、そうはいかないよね。私の子どもで、私に育てられているわけですから…。幸いにして、保育園や学童という、「親以外の大人」と触れ合う時間が長い子どもたち。根っこの性格や生育環境はあるものの、ニュートラルに中和されているというか、希釈されているというか。これが私だけにがっつり育てられていたらどうなっていたかと思うと、恐ろしすぎる。和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる忙しいと、家庭も殺伐とする。悪口と非難と批判の応酬になっていたな、と反省。思うのは、こういう「いいこと」を書いた本があり、「できていない」現状があり、まあそれで落ち込んだりもするのだけど、「こうだったらいいな」を思い出すことって大事だ。「こうしたいな」「こうしたかったんだよな」。そのために読む、思い出す。忘れるから、何度でも繰り返し。ただ私はあなたを愛したいのだ、と。にほんブログ村ランキングに参加しています。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2024.01.25
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書名マンガでわかる! 小学生のためのモヤモヤ・イライラとのつきあい方 [ 藤野 智哉 ]目次心の基本知識第1章 自分に自信がない…コンプレックスってなんであるの?第2章 友だちとうまくいかない…悪いのはアイツ?自分?第3章 いじめにどう向き合う?それぞれができること第4章 先生も親もウザい!大人っていったいなに?第5章 気持ちを整理して、自分を知ろう!心を守ろう!感想というわけで(2023.10.07「222.自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39 [ 中島輝 ] 」)、娘の登校しぶりをきっかけに改めて自分と向き合うことになったノマであった。この本は漫画部分が間に挟まれるので、娘も読んでくれるかなと思ったけど、内容が小学校高学年〜中学生くらいの感じで、小2の娘は漫画のところだけ読んでいました。・自分の「取扱説明書」をつくろう・気持ちをきりかえる「好きなことBOX」をもっておく・感情をコントロールする「つぼのワーク」といった項目は私にも参考になりました。自分のこと、好きですか?普通の人は(というのがどこの誰のことなのかわからないのだけれど)、好きなんだろうか。それとも、好きとか嫌いとかそもそも考えないんだろうか。私、何度自分に言い聞かせても、やっぱり自分のこと嫌いなんですよねえ。なんとか折り合いをつけても、この自分を好きになるんだと思い込もうとしても。ダークサイドが顔を覗かせれば、すぐに闇落ちしてしまう。お前なんてなんの価値もない。「小さい頃の自分を抱きしめる」様子を想像してみる、というのを大学生くらいの頃からずっとやっています。初めはまず「大きな私」が「小さな私」に手すら伸ばせない。触れるのが怖い。電流が走ったように慌てて手を離す。そしてその後なんとか手を触れても「小さい私」が全身を強張らせて怯えるので抱きしめられない。何度も何度も試してようやくぎこちなく抱きしめるように腕を(触れないように)回すけど「小さな私」は全身を硬直させている。頑なに、拒絶する。彼女は目を見開いて、赦さない、と怒っている。赦さない。誰を、何を?もしかしたら一生このままなのかもな、と慣れ親しんだ暗がり淵を覗き込んで思う。ハロー、ダークサイド。ドロドロとした黒い水面に映る私が笑う。誰よりも慣れ親しんだ憎悪のかたち。愛しているよ、お前しか目に入らぬほど。水面が揺らぐ。姿を変える。空白の顔。ひとりぼっちのあの子を、いつか強く抱きしめられるように祈る。引っかかれて、噛みつかれて、それでもかすかな力で、私を抱きしめ返してくれたなら。私たちが赦し、また赦されたなら。小さな私を迎えに行く。何度も何度も迎えに行く。"I hate you."彼女は言う。それが娘の顔をしているんじゃないかと、ふと思う。私が抱きしめようとして抱きしめられないのは、今ここにいる彼女なんじゃないかと。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.08
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書名自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39 [ 中島 輝 ]目次はじめにー「自信」とは、自分に「いいね」といえること1章 自信はなにからできている?2章 習慣スイッチー毎日の行動で「考え方のクセ」をつくろう3章 特別スイッチー「気持ち」や「なりたい自分」に合わせて取り入れよう4章 魔法スイッチーつらいときの、おまじないおわりにー『ウサギとカメ』のカメになろう感想小2の娘が1学期に不登校っぽくなり、朝登校しぶりがありました。宿題が多い。終わらない。私はだめだ。「下敷きを使わなきゃいけないのに、使ってなかった」というだけで、漢字の書き取りをしていたページを丸ごと消しゴムを消す娘。私は何をやっても出来ない、これから先、私が生きていても何も良いことがない。ネガティブな言葉がとにかく溢れ出る。聞いていて辛くなる。仕事に行かないといけない。娘はパジャマで床に倒れている。苛々。焦り。娘はお腹が痛いと訴える。それでもなんとか送り出したら、熱が出たと電話がかかってくる。学校に相談し、担任の先生に色々とご配慮を頂きました。宿題を減らす、授業で当てるのを止める、声掛けの方法を変えてもらう。その後すぐにスクールカウンセラーの先生と親と子で、面談を設定していただきました。娘の、「言ったことをそのまま受け止めてしまう」、それも「真剣に重く受け止めてしまう」傾向のこと。小さな失敗でも許せないこと。「これくらい」がわからないこと。融通や加減がきかないこと。真面目すぎて、しんどくなってしまう性格。「このままでは2学期には学校に行けなくなるのでは?」「そしたらこの子は、どこに行けば?」「私、仕事やめないといけないのでは?」とも思ってフリースクールなども探していました。その後、結局、・夏休みを挟んで気持ちがゆっくりした(学童は毎日通っていたので、生活リズムは変わらなかったけど、授業や宿題がなかった)・通信教育の「ちゃれんじ」でタブレット学習を始めて勉強が楽しくなった(予習復習もばっちり。タブレット学習すげえ。)・歯列矯正を止めた(毎日やるアクティビティというノルマがあり、これも娘は「やらなきゃ」とパニックになっていた)で、2学期初日は怪しかったですが、1ヶ月経ったけどなんとか通えています。たぶん一番大きかったのは、・いろんなものごとを、「そのまま」でOK・できないことや、いやなことは「やらなくていい」と、夫が決めたことでした。習い事のスイミングでテストを受けるのが嫌なら、テストの回は休む。運動会のダンスが先頭になってしまった時は、すぐさま先生に相談して配置を変えてもらう(ここらへん、モンスターペアレントになっちゃうんじゃないかと私は思ったんだけど)。私からすると「甘やかし」だと思うことを、夫は是としました。スクールカウンセラーの先生に、私は「夫は、この子が障害にぶつかりそうだと察知すると、それを先に取り除いてしまうんです。それは果たして本当にこの子のためになっているんでしょうか?普通の子が乗り越えるものを、乗り越えないといけないものを乗り越えないままで、この子はちゃんと成長できるんでしょうか?」と言いました。先生は、「お母さん、どれだけ親が障害を取り除いてもね、つまずくんですよ」と言っていました。それで私も、「是」とすることにしました。夫が娘に優しく声掛けしていても、私はつい怒ってしまう。「これくらい頑張れ」と思ってしまう。そんなときふと気づいたんですが、私の心にあるのは「私は赦されたことないのに」と言う思いだったんですよね。嫉妬と羨望。それに気づいて、「人の幼少期の影響って相当根深いな!」と思いました。(というか「娘に影響を与える私のせいじゃないのか」と相当落ち込みました)娘にこういう本を読ませつつ(見えるところに置いても、中身が漫画じゃないと読んでくれないんだけどね)、自分が一番この手の本に書かれていることを必要としているのだな、とひしひしと感じる今日このごろ。この本では、自己肯定感を支える6つの力を、木に例えます。根っこは、自尊感情。自分を大事に思える力。幹は、自己受容感。「自分は自分のままでいい」と思える力。枝は、自己効力感。「自分にはできる」と思える力。葉っぱは、自己信頼感。自分を信じられる力。花は、自己決定感。自分で決められる力。実は、自己有用感。だれかの役にたてる力。この木を見たら分かるんだけど、私の木、グッラグラのカッスカスなのね。ぼろぼろでなんとか立ってる状態。「今日のいいこと」を毎日寝る前に3つ書く、というトレーニングも紹介されていたので、娘にやろうと持ちかけてみたら、「まず今日あったいやなことを3つ言おう」と言われ、さらに3つ言った後に質問タイムが設けられ、そんなことしてるうちに寝てまうわ!いいことに辿り着かれへんやんけ!ってなってますなう。ネガティブが育つ。この本に、赤ちゃんの頃にはみんな自信満々だった、とあってハッとしました。どこで私は、その自信を失ってしまったんだろう。子どもに自己肯定感を身に着けてほしいと思うなら、自分だってそうしなくちゃね。ということで、また自分と向き合い始めたよ、という話でした。…うまく書けないなあ。ランキングボタンです。クリック頂くとブログ更新の励みになります!
2023.10.07
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書名子育てにマニュアルなし!(続) [ 吉野由美 ]目次第1章 私の家族 その後第2章 今どきの親たちの悩みに寄り添う第3章 吉野流子育てアドバイス Q&A第4章 私の人生修行ー高校・OL時代第5章 ホームヘルパーという仕事第6章 底なし果てなし吉野物語感想2023年127冊目★★★この人の本良いよ〜とオススメしてもらって読んだ本。しかし「続」しか図書館になく、前著にして初著書の方は読めずじまい。ステップファミリーで6人の子を持つことになった肝っ玉母さん。全編熊本弁で、それが味わい深い。ご本人はホームヘルパーをしながら、子育てにまつわる講演会などをたくさんやっていらしたよう。ホームページや公式サイトがあるのかなと思って探したけど見つからなかった。この本は2009年発刊なのでだいぶ古いんだよねえ…。いつだって前向きで全力。ビビリで人間が怖くて人間が嫌いな私からすると、この人みたいには百回生まれ変わってもなれそうにないんだけど(輪廻転生から解脱できなすぎる)、仰っていることは「そやなあ」と共感することがたくさんあった。「学校は安心して子どもばやるところ。だけん、『学校の先生がこやんしなはらんけんこやんなった』とか『どやんしてもらおう』と思って学校にやるなって。子どもがどんな体験をして、“宝物”ばもらって帰ってくるかという気持ちで学校にやれ」と言います。いやなこと持って帰ったって、それは子どもにとって宝物。学校ていうとは、そんんな宝物ば拾いに行くところだけんね。今から“宝石箱”の学校に行かせるわけよって話ばします。今って、消費者思考が強いというか、みーんな「お客様体質」だと思う。私も含め。これもまた、資本主義という社会の問題か。だから、サービスを受けられない、あるいはそれが平等じゃないという減点方式の視点になっている。お客様として受けられる当然のサービスという前提があるから、そこをクリアしていないと叩かれる。私がよく思うのは、危機事象時。避難所もそう。学校に対しても、教育そのものに対しても、そういう態度でいるんじゃないか。でも本当はそうじゃないんじゃないか?というか、そういうことでは限界があるし、窮屈じゃないか?ここからここまで私の陣地、私の受け持ち、私の責任。だからそこから先は知りません。自己責任ね。あるいは誰かを徹底的に責め立てるのも同じで。しんどいなあ、と思う。そこから出ることは出来ないんだろうか、と思う。しかしそれには「人間力」のようなものが必要となるわけで、私にはそれは備わっていないんだけども…(ごにょごにょ)。私は、自分の子育てを「実験」と思うとるとですよ。実験して成功するかせんかは、その子が決めるとです。実験だけん。『こら、失敗したばい』と思うたときは、やり直すとよか。「間違うたときがまたスタート」って思えばよかです。この方、この本を書いている時点で、お子さんがもうほとんど巣立っていて、一番下の子も高校生くらい。私は、自分の子供に思春期が訪れることが怖いんですけど、この本を読むと「そんなに身構えなくてもいいんかな」と思った。だってこんなお母さんでも子ども色々思ってすれ違って家出たりするんやもん。それで思うんですよ。たとえば、「子どもの反抗期がひどくなければいいなあ」とか、「悪いことしないでまっすぐ育ってくれたらいいなあ」って、結局自分のエゴだよな、って。面倒事で自分が悩んだり苦しんだりしたくないだけなんじゃないかって。それは、「いい子」であることを子どもに強いて、その子の気持ちを蔑ろにしているよね。思春期の頃、私は兄がわりと激しく反抗期をやっていたし、妹はずーっと不登校だし、真ん中の私は、母の相談役や聞き役として機能していて、だから自分の悩みや苦しみを外に噴き出すこともほぼなく、自分で考えて自分で決めて、全部自分の内側で完結させていたんです。手のかからない子、大丈夫な子。「いい子」のキャラでいたかったから。この子は本さえ与えていれば一人でも平気だから、と言われるのを聞くと誇らしかった。でも私は、ほんとうのことをひとつも言えないままだった。いまでもそうだ。(かといって、模範的ないい子だったかと言われたらそうじゃないし、親の認識はまた違うんだろう)子どもって「こやんせんならええね(こんなことしないといいけど)」と心配しとると、そうなったとき「うわー」って取り乱すばってん、「いつ、悪いことばしてくれるかね」って待っとってごらん。そら、楽しみだん(笑い)。「よしよし待っとった」ぐらいに考えとくと、何が起こったっちゃ怖くない、面白かというふうになるとですよ。大事なルールは、「我が子を否定しない」ということです。ぐさーっと胸に刺さるわ。私もさあ、そんなふうに思いたいなあ。娘や息子が、失敗を過度に恐れるのを見ると、「私のせいなのかな」と思う。夫と二人して「失敗しても良いのだ」と何度言い聞かせたって、私の本心がそうではないのじゃないか?面倒事を起こさない子が良いーーーそうじゃないと愛せないと思っているのでは?親が求める像があると、子どもはそれにあわせようとする。そして、それに合わない自分を隠して、殺そうとする。でも死にきれんよね、それがほんまの自分やからさ。こういう本を読んで、子どもの声を聞いて、ちょーっとずつ、ちょーっとずつ軌道修正しています。これから成長していく中で、いーっぱい問題があるでしょう。なにもないことなんて、まあ、ないわな。それはそれこそが問題やからな。その時に「待ってましたあ!」って言いたいねん。おろおろするやろうけど、どうすればいいかわからんやろうけど、それでも。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.06.14
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書名はい! こちら子ども記者相談室デス! [ かめおか子ども新聞 ]目次1章 子どもってどうしてこうなんでしょうか。(中1の息子に「クソババア」と言われ、ショックです。/好きなのに、練習しないのはなんでなの? ほか)2章 恋とか愛とか結婚って本当になんなんですか。(彼女に結婚をせまられて悩んでいます。アイドルが好きすぎて現実の男子に興味が持てません。 ほか)3章 どうしても自分のことが気になるんです。(肩こり、頭痛、目のかすみ、白髪…。老化が気になります!/部屋が片付けられません。どうしたら片付けられるようになりますか。 ほか)4章 大人になってもまだまだわからないことだらけです。(最近の若い人の考えについていけません。/環境汚染などが進むなか、添加物いっぱいの食べ物だらけの日本に不安でいっぱいです。 ほか)感想2023年126冊目★★★間違えて昨日アップしてたので再アップです!笑えー、ヨシタケシンスケさんの本じゃなく、彼は表紙絵と挿絵を描いているだけ。かめおか子ども新聞は、京都の亀岡で発行されている「子どもが取材して大人が読む」新聞。この本は、その「大人の悩みを子どもが解決する」という人気の相談コーナーをまとめた本。どの答えも味があっていいんだけど、私のお気に入りは「人生どん底です。もう嫌です。辛いことが多いです。」に対する答え。どん底があるからハッピーって感じられるんじゃないんですか?あのね、映画と一緒!最後がハッピーエンドならいいじゃん!途中が波乱万丈とか絶体絶命な方が映画としては面白いでしょ?だからいいじゃん。ヒット作品になるんちゃう?これね、偶然にも先日読んだ・夢をかなえるゾウ0 [ 水野敬也 ]と同じこと言ってるなあと思って。伏線いただきましたぁ!ほかにも、「恋が何かわからない」「死ぬのが怖い」といった大人のお悩み相談に、子供がズバズバ答えるんだけど、それがなんというか、核心なんよな。どこかで誰かがええ感じに書いている哲学書とかビジネス書とか自己啓発本とか、そういうのに偉人の言葉の引用として「結論」で書いてあるものと同じことが書いてあるの。つまるところ、まっすぐに物事の本質を見ると、同じ答えにたどり着くということなんだろうか。かめおか子ども新聞の運営の方法とか、活動がどうなっているとか、そこらへんについてはほとんど触れられていないので、私はもっとそこを詳しく知りたくなった。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村ランキングに参加しています。「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
2023.06.13
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本のタイトル・作者育休夫婦の幸せシフト制育児 (はちみつコミックエッセイ) [ 芳田みかん ]本の目次・あらすじ実際にやってみてわかった夫婦シフト制の良いところ5選男が育休取っても役にたたない!?赤ちゃんがいても毎日8時間眠れます!母乳育児でシフト制断念か!?芳田家の育休アルバム“おうち時間編”子育て中だって自由時間が欲しい成功の鍵は情報共有とトライ&エラーツーオペ育児をスタンダードに!温泉旅行でリフレッシュしてきました芳田家の育休アルバム“お出かけ編”男性が育休を上手に取得するにはタロウさん、いよいよ仕事復帰!芳田家の育休アルバム“お役立ちアイテム編”広がれ!男性育休の輪引用「子育てって、2人でやると本当に楽だね?!」感想2022年276冊目★★★妻・みかん(29歳)婦人科担当の看護師。夫・タロウ(30歳)コンサル勤務の会社員。第1子の誕生を機に3か月の育休を取得するようになったタロウさん。一家はこの難局を乗り越えるため、シフト制を導入する…!!という実録コミックエッセイ。この可愛いイラストは別の方が描いているのだと思っていたら、ご本人の絵なんですね。看護師で保健師でイラストレーターなんて、すごい。このシフト制というのが、看護師っぽい!と思いました。10時~18時 ツーオペ18時~2時 夫ワンオペ(妻は就寝)申し送り2時~10時 妻ワンオペ(夫は就寝)申し送りという2交代勤務制度。すごい。ワンオペの間の情報はアプリで共有。この夫さんだからこそ出来るのだろう…とも思うのだけど、「夫婦で育休取りたい!」と思っている人がいたらぜひこの本を読ませてあげてほしい。私は自分の性格的に、「ずっと誰かが一緒にいる」という状態が一番ストレスなので、夫にはいてほしくない。家事や育児をトライ&エラーしていって、こなして攻略していくことに喜びを覚えるタイプ。それをひとりでやりたいんだよ、私。なので、人それぞれだぞ!!私は、男性育休もいいけれど、その間休みにくいとか仕事に戻った時の負担とかを考えると、「時短勤務の拡充」もありなんじゃないかと思う。半日勤務や6時間勤務を取得するとか出来ないのかなあ。女性の育休復帰からあと、小学校低学年くらいまで「お迎え」があったり、時短勤務が続く。3歳くらいまでの企業も多いけど、1歳で復帰してそれでも2年。毎日毎日、「お先に失礼します」と絶対にはやく帰らないといけないプレッシャーと仕事についての葛藤を、夫も味わうべき…。これまでの関連レビュー・パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵 [ 海猫沢めろん ]・世界一楽しい子育てアイデア大全 [ 木下ゆーき ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.10.26
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本のタイトル・作者ちっちゃなやさしさに、今日も救われてます るしこの子育て日記(1) [ るしこ ]本の目次・あらすじ第1章 赤ちゃんとのお出かけージュニア0歳第2章 歩き始めた頃、コロナ禍へ…-ジュニア1歳第3章 好きも嫌いも全力で!-ジュニア2歳第4章 お喋り上手になってきた第5章 君と歩く街はやさしいージュニア3歳第6章 子どもが教えてくれること感想2022年258冊目★★★2019年2月生まれの息子「ジュニア」との日々を綴ったコミックエッセイ。すんごいほっこりした~!!2019年生まれってことは、ずーっとコロナだったんだよね…。大変だったろうな…。この漫画も、現実に忠実にマスク着用画。ニュースになるのって、悪いこと。良いことは、ふつうニュースにならない。人の耳目を集めない。でもこの漫画読んでると、世界ってやさしいところだなあと思える。新たに加わった仲間、そのちいさなひとを、世界は歓迎している。通りすがりにあやしていってくれる人。エレベーターのボタンを押すのを譲ってくれる学生。セルフドリンクバーのドリンクを持ってきてくれる店員さん。いやね、世の中って子連れにめっちゃ厳しいの。妊婦に席譲ってくれる人がまず稀だし、ベビーカーで出かけたらエレベーターに次々人が乗り込んでいって乗れないの。こどもがいてごめんなさい。うるさくしてごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい。ずっと誰かに謝ってた。親が悪いんだ、母親失格だって指さされるんじゃないかって怯えて、ずっと誰かに言い訳して。そして何より、そんなふうに思わなくちゃいけないことに、私は怒っていた。ああ、でもこの本を読んで思い出したんだよね。娘を連れて地下鉄に乗っていたら、隣に座った女の人に娘の足が当たって、私が席を立とうとしたら「私の子もこんな時ありました。大丈夫ですよ、座っててください」と笑ってくれたこと。ベビーカーから子供を抱き上げた時、ベビーカーがひっくり返ったのを慌てて起こしてくれた人。出発する時、いつも息子に手を振ってくれる駅の車掌さん。たぶん私が必死過ぎて目に入ってなかっただけで、迷惑かけちゃだめだと思ってたから恥ずかしくて、世の中全部敵だと思っていたせいで、見えなかったもの。たくさんの温かいまなざしと、ささやかな救いの手。あふれるちっちゃなやさしさ。それをこの作者のひとは、ちゃんと覚えていて、漫画にしてる。この間お客さんが子連れでやって来て、ヨチヨチ歩きの子がスマホで動画を見ていた。こんなちっちゃいのにもう使いこなしててすごいなあ、と私がその子を見ていたら、お母さんが「スマホなんて駄目ですよね、でも離さなくて…」と俯いて言った。いいよ!?ぜんぜん大丈夫だよ!!と叫びたくなった。「うちの子も一度渡したらずーっとやってますよ~」と答えて、かわいいですね!なんさいですか!にさい?!めっちゃかわいいですね!!と案内しながら思った。私たちは、一体誰に、何に謝ってるんだろうね。どうしてこんなに、責められている気がするんだろう。ちっちゃなやさしさが、誰かを救う。それが今は、目の前に差し出されていることに気付かないほど、切羽詰まっていても。泣きそうなくらい追い詰められているあなたを、すこし楽に出来たらいいな。私がそうだったから。通りすがりの名もなきヒーローたち。私も今度は、そのひとりになりたいな。アンパンマンは君さ。君はやさしいヒーローさ。これまでの関連レビュー・育児ってこんなに笑えるんや! [ モチコ ]・楽しくてヤバい育児 [ 犬犬 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.10.07
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本のタイトル・作者2コマでわかる! 楽しくてヤバい育児 [ 犬犬 ]本の目次・あらすじ第1章 赤ちゃんはカワイい編第2章 赤ちゃんはヤバい編第3章 赤ちゃんはスゴい編第4章 パパ&ママはエラい編犬犬夫妻インタビュー引用言葉も通じないのにそのうちちゃんとわかってくれるのは、教える親も教わる子供も結構すごいことですね。我々はよくやっている。感想2022年205冊目★★★2コマ漫画+文字。Twitterでたまに流れてくるのを目にしていた。私はてっきり「お母さん」が描いているのだと思っていたら、「お父さん」なんですね。この本は、生まれてから~1歳になるくらいまでの記録。ざざっとした線でラフに描かれている(チラシの裏に書きつけた落書きみたいな)のだけど、だからこそ「あー!わかるー!」となるというか。自分の子どもの小さなころを思い出した。忘れているよね、意外と。こういうものを読んで、「そうそう、そうだった」とか「うちはこうだった」って思うの。食べこぼし用にマスカーテープ(塗装の養生に使う、ビニールテープに養生テープがついたもの。ペンキ塗りなどに使う)というのは初めて知った。よく、「もう一度あの頃の(赤ちゃんの)子どもを抱っこしたい」というじゃないですか。いや…どうかな…?笑私は、赤ちゃん生まれたのを見に来た独身の友人くらいのスタンスでよければもう一度抱っこしたいかな…。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.08.13
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本のタイトル・作者学校が合わなかったので、小学校の6年間プレーパークに通ってみました [ 天棚 シノコ ]本の目次・あらすじプロローグ やめてもあんがい大丈夫だった ホームスクーラーになってみた プレーパークに通ってます 学校に行っていないとどうなる?ミルコ小学一年生、学校からはみだすまで 学校の下請けになっていた 「〇〇くんはバカだよ」ショック どんな教室だったのか ミルコの異変と学校訪問 学校はガマンを学ぶところ? 子どもには決められない? 一人ひとりの成長を支える場はたしかにある 学校に「やめます」と伝えるミルコ小学二年生、勉強もときにする 週三十分の学校滞在 プレーパークの「いいかげん」な距離感 ミルコの時間がゆったり流れる 電車通いでデモクラティック・スクールへ 「自分に合わない場」を感じとる力 遊ぶって、こういうことだよねミルコ小学三年生、市民活動にも参加してみる ミルコ、ディスカッションに参加する ミルコ、学校について意見を言う ミルコ、おこづかい交渉で勝利する 母シノコ、目からうろこをはがされる 子どもに聞けばよかったんだ 家族の時間と、異年齢集団と ミルコのチャーハン記念日ミルコ小学四年生、本気で遊んで、遊んで学ぶ ふたたびの漢字ブーム到来 場所と人がつくりだす学び 「教育機会確保法」で雰囲気が変わった 行かない学校とどうつきあうか 祖父母や親戚には「心配してくれてありがとう」 パートナーとの話しあいは何度でも 一致点を見つけ、情報をもちよる ミルコが「怖い」と言ったのは…… 母シノコ、入院する 子どもたちは今日も本気で遊んでますミルコ小学五年生、こどものまちで仲間と盛り上がる 脱力系? 子どもがつくる「こどものまち」 「大人のお膳立て」からどう抜け出すか 子ども会議は踊ったのち、進みはじめる ミルコ、ハロウィンのイベントを企画する 学年が上がると忙しくなる子どもたち 遊ぶ、失敗する、学ぶ 鬼ごっこトレーニング最強説 習いごと漬けだった子ども時代 しんどさの果てに見つけたもの ミルコ、林間学校では火おこしスキルを封印ミルコ小学六年生、修学旅行や学芸会に参加する ワクワクの修学旅行とクラスメイトたち 主役をやった最後の学芸会 イヤなものをイヤと言えること 「いま」がどれだけ貴重なものか おしゃれ大好き、走るの大好き 親も「○○でなければならない」から自由に スクールを探してみる 楽しみきった六年間の先へ引用学校は、子どもが快適に人生を歩んでいけるようにするための、道具のひとつだ。ま、だから靴みたいなものだ。だけど、いまの学校が子どもたちにとって、いい靴になっているのとは、残念ながら言いきれない。小・中学校学校だけで不登校児が十八万人を超えるって数字からだけでも、じゅうぶん読みとれることだと思う。そして、靴に足を合わせることに一生懸命になって、泣きながら学校に行っている子がたくさん存在する。本当に残念だけれど。百貨店でも、ショッピングモールでも、靴は山ほど売っている。学ぶ場所だって、自分にあったところを、本当は選んでいいはずだ。感想2022年129冊目★★★引用部分の言葉に、ブレイディみかこさんの著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で紹介されていた「他者の靴を履く」を思い出した。でも、そもそも自分の靴が合っていなかったら?無理にでもその靴で歩き続けないといけないとしたら?著者は、子どもをもともと共同保育(というのか、あの、保護者が子どもたちを公園などに連れてきてお互いに遊ばせる)に娘を連れて行っていて、保育園や幼稚園には通わせていなかった。そして、小学校。子どもが他の子を馬鹿にする発言をし始めたことにショックを受け、子どももまた画一的な教育環境のなかで、逸脱を叱責されるクラスメイトを目の当たりにし、学校に行きたがらなくなった。そこで1年生で自主退学(制度的には「退学」ではなく、在籍はしている)。ホームスクーリングを選択する。はじめは「デモクラティック・スクール」(子どもたちでルールを決めて運営する学校)も通ってたけど、遠くて通わなくなる。近所にある「プレーパーク」(解放された遊び場)に通い始め、小学校六年間を過ごす。私は家系的に不登校一族なので(どんな家系だ)、うちの子もそうなるかもな、と思っている。というわけで、こういう先輩方の本を読んでは「ふむふむ」と思っているんだけど…プレーパークだけってすごい。私はここまで思い切れない。特に学習面において、著者は子どもが自分で気づき、学ぶまでは無理やり教えない。いや…無理やわ…。せめてその学年の単元は習得させてしまう。だって子供には、己の無知を知るすべもないのだ。生活のなかで触れる「知りたい」だけだと、どうしても世界は狭くなると、思う。ただ、娘さんにとってこの六年間はきっと、すごく濃厚で楽しかっただろうな、と思う。毎日毎日「明日何しよう」って目覚められたら、それはもう、子育ての正解だ。私?「明日目覚めるまでに世界が滅びていますように」って願いながら毎晩眠りに就いていた。そして朝起きるたびに絶望していた。四角い部屋で前を向いて座る。何時間も。みんながカリカリ鉛筆の音を立てる。四角い時間割。時計がのろのろと進む。私は立ちあがって叫びだしたくなる。ここにいたくない。それでも私は椅子に座っている。必死に頭の中で違うことを考えながら。何時間も何時間も、遠くへ逃げ続ける。私は大人になって好きなことが出来るようになり、ほんとうに良かったと思うし、だから子どもにはみんな大人になるまで生き延びてほしいと願っている。でもそのために、こども時代が犠牲になってよいのか。我慢したから、今があるのか?でも私がやりたかったことは子どもの頃から変わらなくて、そのまま大人になっているのに?学校は、「会社員」という労働力になるための訓練なのだろうか?今年の小学校入学前、娘には「学校というところがあるが、そこに行きたいか」と訊いた。「行かなくても生きていけるが、自分で勉強しなくてはいけない」娘はしばらく考えて、「自分で勉強するのは大変そうだから、とりあえず行っとくわ」と答えた。今のところ毎日楽しく通っていて、私は過去の自分と娘は違う人間なのだと痛感する。でも私は、娘に言いたかった。そこは絶対の場所じゃない。選択肢はあなたにあるのだ、と。娘が学校に行かなくなったら、私はきっと狼狽えるだろう。どうして、と問うだろう。制度ではなく、娘のほうを。悩み、詰るかもしれない。でも、そうじゃない。それを娘に問うことで、その時が来た時のために自分でも覚えておきたかった。あなたは他の靴を履くこともできる。自分に合った靴を見つける権利がある。だから、だいじょうぶだよ。踵を切り落とさなくても、ぶかぶかの靴で遊ばせなくても。あなたには、あなたの靴がある。それを見つけられる。ぜったい、だいじょうぶだよ。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.05.26
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本のタイトル・作者親になってもわからない 深爪な子育てのはなし [ 深爪 ]本の目次・あらすじ「鼻からスイカ」の恐怖「ママがいつも笑顔でいるのがいちばん」の誤解子を持って知る「ひとりラーメン」のありがたみ本当にあった「3歳児神話」まほうのおほしさま人は子供を持つとバカになるのか「子供のおもしろエピソード」にモヤモヤしてしまうワケコミュ障によるコミュ障のための「完全ママ友付き合いマニュアル」本当に「子供がかわいそう」なのか男は泣いてはいけないのか帝王切開は「残念」なのか恋がしたい我が子が学校に行けなくなるということ不登校児のトリセツ放っておく勇気親の背中で性教育「毒親の子は毒親」の呪縛から解放されるために勉強しない子供に勉強をさせるたったひとつの方法こうして人は毒親になる努力を褒めずに育てると子供はツイ廃になってしまう子育てに「正解」はあるのかポジティブの塊がネガティブの塊を産んだ不思議たったひとりのために書いた世界にひとつだけのおはなしなぜか夫にイライラしてしまう。我々はその謎を解き明かすべくジャングルの奥地へと向かった片親育ちは不幸なのかフラットな夫、情緒ガタガタの妻テスト3日前に『ドラクエ』を始める我が子に思う子を愛せない親、親を愛せない子いつかこのルーレットを思い出してきっと泣いてしまうあとがき引用私はずっと、長距離マラソンを走り続ける子供の横で声を掛けながら伴走するのが親の役目だと思っていた。しかし、いまは助けを求められたときに即対応できればそれでいいと思う。伴走者ではなく、救護班として見守るのがベストではないかということだ。感想2022年090冊目★★★★存じ上げなかったのだけど、著者は1971年生まれのコラムニスト。Twitterから人気が出て、2021年12月には19万人を超えるフォロワーを獲得。二児の母。会社員をしながら文筆活動を行っている。冒頭がちいさな子どもの話だったので、「お子さん小さいんだな」と思って読み進めていたら、長男の高校受験の話が出てきて、「あ、もう大きいんだ」となった。子育てに関するエッセイ。2020.12.23いまだ、おしまいの地 [ こだま ]のこだまさんが好きな人は、好きな感じだと思う。著者はついエロが出てくるらしいのだけど、ふだんどんなものを書いていらっしゃるのか気になった。「コミュ障によるコミュ障のための「完全ママ友付き合いマニュアル」」は参考になった。うちはこの春から小学生にあがり、ママ友のいない私は情報が完全ゼロの状態で、学校からのプリントで「え?どういうこと???」となっている。しかし赤ん坊の頃にコミュニティセンター的なところへせっせと連れて行っても、いっこうに「ママ友」が出来なかったのだ。もはや諦めの境地。著者は「ママ友には会社の同僚くらいの距離感で付き合うこと」と言う。なるほど…。ママ「友」の言葉に惑わされていたぜ。自分の「友人」を作ろうとするから失敗するのであって、同じ目標(会社、子育て)のために情報を共有しているコミュニティだと思えば、過度の期待もなく失敗もしないはず。息子さんが不登校になったところについては「あ――――」と思いながら読んだ。私は妹でいったんこの親の立場を経験したので、自分の子供が不登校になったときにどうしようかなあと思っている。果てしない不毛な応酬の末、残されたのが諦念だけだったことをよく知っているからこそ。著者は自己肯定感が低い。なんでも否定から入る「毒親」に育てられたということで、そのことで繰り返し自分がそうなっているのではないか、そうなっている、と言う。辛いよなあ、これ。私も98点のテストを取れば「なぜ間違えたのか、だからお前はだめなんだ」と言われる環境で育ったので思う。私は夫を見ていて、本当に単純に驚嘆する。まっとうに、健全に、すくすく育つと、こんなふうになるんだなあ。何の衒いもなく、人に「助けて」と言えるんだ。じくじく痛む自分の傷を、子どもで癒そうとしないこと。その傷がどれだけ跡を残すか知っているからこそ、出来ることがある、と信じたい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.04.14
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本のタイトル・作者世界一楽しい子育てアイデア大全 [ 木下 ゆーき ]本の目次・あらすじ第1章 乳児期編第2章 ごはんタイム編第3章 トイレと歯磨き編第4章 お風呂と寝かしつけ編第5章 おうち遊びとお片付け編第6章 したく・おでかけ・外遊び編第7章 家族なかよく編第8章 パパママの気分アップテク編引用うまくいかないことが重なると、子ども想いの優しいパパやママは「ダメな親だな…」なんてついつい自分を責めてしまいます。そんな時は、ぜひこの言葉を思い出してほしいです。「低気圧のせい。」子育てが思い通りにいかない。子どもが言うことを聞いてくれない。それは子どものせいでも、パパやママのせいでもありません。全部低気圧のせいです。そういうことにしちゃいましょう。感想2022年077冊目★★★著者は、「SNS総フォロワー数36万人超」「笑いをまじえた子育て情報を発信するインフルエンサー」。この間「おはよう朝日です」にもリモートで出演していらした。この本は、0歳から6歳までを対象にした、「おむつ替え嫌すぎる」や「イヤイヤ期辛過ぎる」を乗り切るアイデア集。どちらかというと乳幼児期~2歳くらいまでがメインだったので、4歳と6歳のうちの子たちには適用できるものがあまりなかった。逆にそれくらいまでの年齢の方は「こういう作戦でいってみるか」と参考になるかも。負のループにハマっている時、少しでもアプローチの仕方が変わると状況が打開できたりするし、諸先輩方が言いすぎてることだけど「気づけば子供が成長して問題は解決している」。みみたこ。いや、でも、今、辛いねん。ってなるじゃないですか。わかってんねん。20年後もこの問題が続いているわけじゃないことくらい。でも、今、辛いねん。しんどいねん。助けてほしいねん。どうにかしてほしいねん。この本は、「あほやなあ」「そんなん出来へんわ」「一回しか通用せえへんやん」っていうようなアイデアがたくさん載っている。いや、でも私、この著者の人のテンションで常に子育てするの、めっちゃしんどいわ。無理やわ。それでもなお思ったんだけど、「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」。イラッとするじゃないですか。アンガーマネジメントの本読むじゃないですか。でも6秒数えられないくらいイラッとするねん!笑「怒りをコントロールする」というのは、「怒りを押さえつけて捻じ伏せる」とか、「そもそも怒りを感じないようにトレーニングする」という意味合いが強い気がする。けれど、発想を変えて「楽しむ」。理不尽を、笑いに変えて。不条理を、遊びに変えて。怒りを、肯定して、受け流す。たぶんそういうことなんだろうな、とこの本を読んでいて思った。まあ、難しいねんけどな!出来たら苦労してへんっちゅーねん!でもほら、低気圧のせいやから。しゃあないから。自然のもんやから。知らんけど。著者は、そんなとき無理やりにでも「かわいい~!」と言うことをお勧めしている。すんごい怒った顔で今度言ってみよ。「何してんねん!かわいいなー!?」著者は子育てを良い感じのカルピスの濃度くらいの、「楽しい2:大変8」くらいにできたらいいなと思っているそう。うん。たぶん、それくらいかなあ。たまに楽しいが4になったり、1になったり、0.5くらいになったりするけど。大変のほうが大きいよね、という前提に励まされる。すんごいどうでもいい話をすると、新生児の頻回おむつ替えをしていたとき、おむつのキャラクター見過ぎてそのキャラクター嫌いになりそうで、どうせならおむつにクイズ書いておいてくれて、おしっこでその答えが浮き上がって来るようにしてくれたらおむつ替え楽しくなるのにな…と思っていた。この本の中で紹介されていた「お惣菜パーティー」楽しそう。うちは、私が何でも「今日は~!餃子パーティーだ!」とか「今日は~!お鍋パーティーだ!」と言って常にパーリーナイトなので、息子も「うわあ、今日はサラダパーティー!」(サラダ記念日か)と言うようになりました。前に、週末(金曜日)の夜は各自好きなお菓子を買って、ジュースとお菓子の映画ナイトにするという家を見たことがあり、それもいいなあと思った。他にもうちでは、水曜日をアイスの日にして食後にアイスを食べたりしている。楽しそうなやり方を真似して、「ええ?!」と思うような方法でも、試しにやってみる。そういう日々の楽しみを見つけて、かきあつめて、やっていこう。これまでの関連レビュー・うちの子 保育園で何してる? [ グローバルキッズ保育園 ]・後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと[ 信田さよ子 ] ・こんなときどうしたらいいの?感情的にならない子育て [ 高祖常子 ] ・育児ってこんなに笑えるんや! [ モチコ ]・パパいや、めろん 男が子育てしてみつけた17の知恵 [ 海猫沢めろん ]・沈没家族 子育て、無限大。 [ 加納土 ]・子どもも自分もラクになる「どならない練習」 [ 伊藤徳馬 ]・ママも子どももイライラしない 親子でできるアンガーマネジメント [ 小尻美奈 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.03.29
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本のタイトル・作者おかあさんライフ。 毎日一緒におさんぽ編(2) [ たかぎ なおこ ]本の目次・あらすじ42歳で授かった娘も1歳9カ月。自宅保育、実家への帰省、義母との同居、幼稚園入園まで。感想2022年022冊目★★★「レタスクラブ」連載のコミックエッセイ+書きおろし。ひとりぐらし~のシリーズから読んでいるので、「はー!たかぎさんがお母さんかー!」と(誰目線やねん)思っていつもレタスクラブ読んでる。ひとの育児本を読んでいて何が楽しいかっていうと、自分の子供の成長を思い出し、またこれからの成長の参考にできるからなんですよね。今回は「あー、うちの子もこんなことしてたー!」って懐かしく思い返しながら読みました。フリーランスのイラストレーターって保育園入れないんだ!ってのは驚き。でも今は幼稚園も2歳からやっているところが多いし、朝バスも早くて延長もあるし、幼稚園でもいけるんだなあと思う。こども園になっているところも多いものね。美容院、いつから連れていくもんなんですかね…?うちは、私が2人とも切っていて、だいぶ上手くなったけどガッタガタ。コツはブラシをあてながら切ることだと気付いてちょっとマシになった。自分がカット行った時にすごく手元見て観察してます。全然真似できないけど。娘ももうすぐ小学生。そのうち嫌って言いだすだろうなあ。私、こどもの髪の毛切ってるとバーバーズ・ハイになってしまい、切りすぎちゃうから。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2022.01.31
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本のタイトル・作者まる、今日は何してた? いましかあえない きみとのおはなし (Boutique books) [ ひなたにはな ]本の目次・あらすじ1 生まれたばかりのまるくんは!2 いっぱい遊べるまるくんは!3 大きくなったまるくんは!引用いつかの私が恋しくて懐かしくて堪らなくて、でも、どんなに手を伸ばしても届かないそんな愛しい日々の中に、今の私はいる。感想2021年274冊目★★★★コミックエッセイ?息子、「まる」くんの赤ちゃんから4歳くらいまでのエピソードの数々。ふんわりしたイラストと着色で、ほっこりした。著者が何度も自分に言い聞かせているような、「この宝物の日々を忘れたくない」という思いがひしひしと伝わって来た。この本の中で、「魔法の鏡」という話があって。子どもにイライラしたとき、抱っこして鏡の前に立つ。そうすると、この子はまだこんなに小さいのだと気付く、という話。私も、息子を抱っこして鏡の前に立った時、その大きさの対比にびっくりする。新生児のふにゃふにゃの頃を思えば、とても大きくなった。自分で歩ける、食べられる、トイレに行ける。話せる。だから、ぎゃあぎゃあと泣き喚いている時、「いい加減しろ!」と思う。だっこじで、だっごじでよおおおおおお!!!!大音量で泣き続ける息子を抱いて家を歩き回り、鏡の前を通りかかって驚く。このひとはまだ、こんなにちいさい。イライラが、ふと落ち着く。(30分泣き続けた理由が「シチューのルーをカレーみたいに半分半分にご飯にかけてほしかった」だった時の脱力感よ…)はやく大きくなってくれ、と思う。楽になりたい。ここから出たい。でもきっと私は、数年後、十年後、数十年後、今のこの時に戻りたいと願う。新生児の頃の娘と息子をもう一度だっこしたい、と思うように。きっと忘れてしまうすべてを、留めておきたいと。はやく大きくなって―――いそいで大きくならないで。忘れてしまう、きっと、この小さな手を、舌足らずな喋り方を。日々成長していく新しいあなたの姿で、記憶は上書きされていく。けれど覚えていたいと思う。あの頃は大変だった、と思い返すときに。だいすき、とあなたが言ってくれる時。私もだいすき、と返す。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.20
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本のタイトル・作者お母さんが1番!からの解放 「固定観念」と「思い込み」を捨てる!! [ てらいまき ]本の目次・あらすじ登場人物紹介 はじめましてStep.1「きちんとした食事」からの解放 妊娠糖尿病!? なんちゃって定食生活 コラム1/宋美玄先生に聞く 妊娠中のトラブルと食生活 血糖値との戦い Step.2「母乳がいちばん!」からの解放 気合いが足りない? 母乳ツライならやめたら? 育児のモットー コラム2/宋美玄先生と森戸やすみ先生に聞く 母乳とミルクの話 うちの夫はこんな人 Step.3「ラクしちゃいけない!」からの解放 ストレスなしの離乳食 便利なものには頼ろう! コラム3/森戸やすみ先生に聞く 子どもの食事と栄養バランス Step.4「お母さんがいちばん!」からの解放 ミルク育児という選択 自分たちのカタチ あとがき感想2021年257冊目★★★コミックエッセイ。母乳育児と離乳食の話がメイン?もうすこし年齢がいってからの話を想像していたら妊娠中~乳児期だった。私は臨月から母乳が出ていて、生まれてからも生産過多で「もうひとり誰かの乳母をやりたい」と思うくらいだったんですが、乳が張って大変でした。人それぞれだよね、悩みはほんと…。離乳食もろくなもん作ってなかったので、基本小さく刻んでレンチン。月齢小さければすり潰したけど、それも適当にやってた。役所の離乳食講座は、だしを取るところから始めるんですよね。やってられっかー!ザワ…てなりましたよね会場が。でもそれが、「母親になることの責務」といわれる。赤ちゃんが一度濃い味に慣れてしまうと戻れませんよ、だしの味がわかる繊細な舌を持てるかはお母さんにかかってますよ、と脅しかけてくる。一人目はそれを真に受けて、めちゃくちゃしんどかった。知るか…!二人目ならそう思えたんですけどね。それでもやっぱり未だに、「これでええんかな」って悩むもんね。すべては出来ない。出来ることだけ。子供の力を信じるという言い訳で、怠惰な親をやらせてもらってます。いや、だって子供のために生きてるわけじゃないやん?彼らは別の人間で、違う人生を生きていく人やん?今は一緒の群れにいるけど、やがて離れるやろ?そのあとに残されて、私は私でやっていくのだから。今このときをすべてだと思ったら、人生を、生きる意味を捧げてしまったら。その後どうなるの?それを子供のせいにしないことは出来る?私は私で、やらせてもらうぜ。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.11.02
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本のタイトル・作者自分で名付ける [ 松田 青子 ]本の目次・あらすじ1章 「妊婦」になる2章 「無痛分娩でお願いします」3章 「つわり」というわけのわからないもの4章 「理想の母親像」とゾンビたち5章 「妊娠線」は妊娠中にいれたタトゥー6章 「母乳」、「液体ミルク」、「マザーズバッグ」7章 「ワンオペ」がこわい8章 「うるさくないね、かわいいね」9章 「ベビーカーどうですかねえ」10章 「名前」を付ける11章 「電車」と「料理」、どっちも好き12章 「保護する者でございます」引用それに、何も妊婦じゃなくたって、そんな風に毎日無理をして働き、暮らしたいだろうか。そうしなければ生きていけないのは、私はこればっかり言っている気もするが、この社会の「普通」の設定が無茶すぎるのだ。妊婦じゃなくたって、心身のバランスを崩したら、一瞬でその「普通」からこぼれ落ちてしまう。「普通」のハードルが高すぎる。感想2021年254冊目★★★夫婦別姓など、共感するところが多かった。著者が読んでいる本も、「それ私も読んだー!」というものが多くて嬉しかった。インドネシアのマカッサルでの文学フェスティバルって、あれかな?と思ったらやっぱり Makassar International Writer's Festival だった。著者は2016年に参加していらした。自分が子どもを産む前(妊婦だった時)は、怖いもの見たさというか、予習的な感じでこういう育児子育て暴露エッセイ本を読んでいた。今はあの時の自分を重ねて読む。そうすることで、過去の子どもとの日々も思い出されて、なんだか懐かしいような、かなしいような気持ちになる。入籍しないで子供を産む。母子手帳に鉛筆で名前を書いておいてはどうか、と訊かれる。かりそめのなまえ。それが自分なのだ、と気付く。「名前を奪われる」というのは、体験したことがないと分からない「ひどさ」なのだと思う。それが何でもないことなのだと言うなら、男も変わってみればよいのだ。選択肢があるじゃないですか、ふたりで選んだことでしょう?と。非対称をあたかも正当なこと、自然なことのように語ることに、私は強い憤りを覚える。著者が『ミステリと言う勿れ』の漫画を引用している部分、家族のイベントにメジャーリーガーたちが立ち会うために休む、参加したいからだ、という話。私もいま同じことを思っている。現在、我が家は私がフルタイムで係長。残業も多い。夫は時短勤務に切り替えた。子どものイベントごとも夫が出席することが多い。そうしたらね、羨ましい。参加できる夫が。私も、3歳半検診、行きたかった。子どもと一緒に公園いきたかった。あとで話を聞いて、写真を見せてもらって、でも大事何かを取りこぼしたような気持ちになる。参加したかったのだ、と分かった。それが当たり前のように「私の担当」だった時には思わなかったこと。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.30
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