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2020.09.16

163.さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方 [ わたなべぽん ]

テーマ：読書(8467)

カテゴリ：【読書】未分類

本のタイトル・作者

さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方 [ わたなべぽん ]

本の目次・あらすじ

はじめに
第１章　暮らしの中で、やめてみた
・サンダルの巻
・アイロンの巻
・化粧ポーチの巻
・クレジットカードの巻
第２章　人付き合いで、やめてみた

・時間厳守の巻
・「本当の友達」の巻
第３章　家族で、やめてみた
・「夫の友人と仲良くしなきゃ」の巻
・本の共有の巻
・「察してほしい」の巻
・共同貯金の巻
エピローグ
あとがき

引用

僕はそれがとっても誇らしいんだ
だからきっとこれからもふたり暮らしを後悔しないと思う

感想

2020年読書：163冊目
おすすめ度：★★★★

『スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました』から著作を追っているわたなべぽんさん。
これは、「やめてみた」の生活見直しシリーズの完結編。コミックエッセイです。

PDCAを回して、無駄を省いて、合理的に。
そうしていると、それが「正義」みたいに思っちゃう。

今回は、「時間厳守の巻」が耳に痛かった。
自分が許せないこと、当たり前だと思っていること、矯正すべきと考えること。
でもそれって、自分基準。

そう思うだけで、世界をキチキチに決めなくてよくなる。
ゆるく、受け止める。許容する。それが出来たら。

私、大学時代に年上の友人から「みんながみんな、あなたみたいに頑張れるわけじゃないんだよ」と窘められたことがある。
あなたのように強い人ばかりではないのだよ、と言われて、私は思い切り反撥した。
私は弱い。弱いから努力した。みんなもそうするべきだ。
―――違う、と彼女は言った。あなたは努力が出来るほど強かったのだ。
あなたは努力した。しかし自分と同じだけの努力を相手に強要してはいけない、と。

うう。いまだに出来てません。
「私は頑張った。今も頑張っている。お前も頑張れ」と思ってしまう。
弱い自分を許せないから。
でもそれは、人の弱さを許さないということなんだろう。
自分を許す、というか。
ありのままの自分を肯定する、ということが根源的な問題なんだよな…。
まさにタイトルの「自分のままで生きられるようになる」ということ。

夫婦間の「察して問題」。
この間読んだ本に書いてあって、夫には無理なのだと分かった。
→2020.09.11「 158.妻のトリセツ [ 黒川伊保子 ] 」
彼が家事をすぐにやらないのは、私のことを否定しているからではない。
ということを知っているだけでも、違って来る。
言葉にする。それが大事だ。