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2021.04.23
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テーマ: 読書(8190)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



今日の人生2 世界がどんなに変わっても [ 益田 ミリ ]

本の目次・あらすじ


みんなのミシマガジン 今日の人生 」連載(2017年3月~2020年9月)のコミックエッセイ。

引用


ムリして笑って疲れるのって 全責任自分やな と思った今日の人生


感想


2021年読書:064冊目
おすすめ度:★★★

新型コロナ流行後のことも。
世界がどんなに変わっても、というタイトル、片山恭一『雨の日のイルカたちは』を思いだす。
9・11後の世界を描いた小説で、そこに「ここは、なされないと思っていたことがなされてしまった後の世界なんだ」というような文章があって、最近そのことをよく考えている。
私たちが今生きているのは、映画の中だけのことだと思っていたことが起こっている世界。
みんながみんなマスクを着けて、満員電車に揺られている。

ニュースは連日、都道府県の感染者数を報道する。
黄色く塗られた日本列島は、パズルのピースのよう。
すべてが黄色になり、赤が散見する。
その一方で、桜前線が列島を横断していく。

伊坂幸太郎『終末のフール』で、世界が終わると分かっても、日常は続いていた。
自分がまるで、そこに生きているように思う。

大きなうねりの中で、けれど淡々と、日々は漫然と続く。
このコミックエッセイは、その「なにごともおこらない日常」の、ふと目にした光景や耳にした言葉を書き留めたような、Twitterの呟きみたいな感じだった。
エッセイの中にでてきた「パターソン」という映画が見たくなった。

益田ミリさんの話を読むと、いつも心がザワっとする。
2021.04.16「 欲が出ました [ ヨシタケシンスケ ]
通り過ぎてしまう景色を、心の中で写真を撮る能力。
こういうことを、自分の中で出来るようになりたいな。

これまでのレビュー


2020.12.18  わたしを支えるもの すーちゃんの人生 [ 益田ミリ ]




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最終更新日  2022.01.24 08:32:57
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