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2021.09.04
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



ドラゴン桜 超バカ読書 思考力↑表現力↑読解力↑の東大式99冊! [ 桜木建二 ]

本の目次・あらすじ


〈学ぶ目的を考える〉ための3冊
『動的平衡』福岡伸一
『君たちはどう生きるか』吉野源三郎
『論語』孔子

〈学ぶ方法を学ぶ〉ための3冊
『勉強の哲学』千葉雅也
『二つの文化と科学革命』C・P・スノー


〈言葉を武器にする〉ための3冊
『具体と抽象』細谷 功
『日本文化私観』坂口安吾
『弁論術』アリストテレス

〈メンタルコントロール〉のための3冊
『手の倫理』伊藤亜紗
『笑い』ベルクソン
『風土』和辻哲郎

〈記憶力を高める〉ための3冊
『クオリアと人工意識』茂木健一郎
『徴候・記憶・外傷』中井久夫


〈エディターシップを身につける〉ための3冊
『才能をひらく編集工学』安藤昭子
『エディターシップ』外山滋比古
『ホモ・ルーデンス』ホイジンガ

〈歴史をマスターする〉ための3冊

『歴史とは何か』E・H・カー
『ニュー・アトランティス』ベーコン

〈読解力を強化する〉ための3冊
『論理トレーニング101題』野矢茂樹
『調べてみよう、書いてみよう』最相葉月
『レトリック感覚』佐藤信夫

〈要約力を強化する〉ための3冊
『ブルーピリオド』山口つばさ
『小僧の神様』志賀直哉
『枕草子』清少納言

〈集中力アップ〉のための3冊
『あなたの脳のしつけ方』中野信子
『皇帝の新しい心』ロジャー・ペンローズ
『生命とは何か』シュレーディンガー

〈「暗黙知」を獲得する〉ための3冊
『問いのデザイン』安斎勇樹&塩瀬隆之
『暗黙知の次元』マイケル・ポランニー
『オリエンタリズム』エドワード・W・サイードー

〈日本文化の特質を知る〉ための3冊
『日本文学史序説』加藤周一
『私の個人主義』夏目漱石
『うひ山ぶみ』本居宣長

〈リーガルマインドを身につける〉ための3冊
『法学を学ぶのはなぜ?』森田 果
『人権宣言集』高木八尺&末延三次&宮沢俊義 (編)
『法の精神』モンテスキュー

引用



学べ!学べ!学べ!
それが人生を拓く唯一の方法だ。
つまり、学ぶことでバカな自分を脱して超えていき、次のステージへ進めということ。
(略)
本を読むこと。
ただそれだけでいい。


感想


2021年読書:181冊目
おすすめ度:★★★

10年前。偏差値30の龍山高校の再建を任され、東大合格者を出した弁護士・桜木建二。
しかし、中堅高校となった龍山高校は、東大合格者ゼロに。
そこで、桜木は東大専門コースを新設。
早瀬奈緒と天野晃一郎の2名を合格させるため、新たなツールを駆使し、合格を目指す!

…というわけで、マンガのストーリーを追いながら、本を紹介する内容。
本の内容紹介がダイジェストでされていて、これを読むだけでも楽しめる。
福岡伸一『動的平衡』の、「生命はエントロピー増大の法則に抗うため、先回りして自らを壊し、再構築し、動的平衡を生み出す」という内容、けっこう衝撃だった。

ドラゴン桜、昔のドラマしか知らない(し、ちゃんと見たことがない)のだけど、今のも面白そう。
マンガ読みたい。スタディサプリ推し。
「頑張る」という言葉はやめて、目的と手段を明確にする…というアドバイス良かった。

紹介されている本は古典が多く、高校生が実際に読むか?というと疑問。
読書の習慣がある人でないと(人であっても)読みやすくはないラインナップ。
読もうと思うと、かなり時間もかかりそう。
でも、高校生くらいがちょうどいいんですよね、背伸びして古典を読む時期だから。
受験生になると時間がなくなってしまうから、1・2年生くらいの時に読んでほしい。

私が『太陽がいっぱい』『異邦人』『アンネの日記』『燃えよ剣』といった本を読んでいったのは、高校生の頃。
カッコつけて読んでいたなあ、と今なら思う。
毎日3冊学校に本を持って行き、帰る頃には読み終えていた(ので、授業はまったく聞いていなかった)。
けれど今、その基礎体力が生きてるなと思う。
もっと体力つけないとな、とも。

社会人になると、古典を読むのがしんどくなる。
もっとこう、すーっと読めるものを心身が欲する。
かみ砕いてのみ込むのが辛くなる。
若くて体力がある時に、うんと古典を読んだ方がいいんだろう。
意味も分からなくても。

世の中には素晴らしい本がたくさんあり、私はその多くを読んだことがない。
そして読まずに死んでいく。
でも本はそこにある。残る。誰かが手に取れるように。必要とした時のために。
そのことに救われる。

なぜいつも本を読んでいるの?
と訊かれる。私はどう答えていいものか迷う。
そんなに本を読んで偉いね。
子供の頃から何度も言われた。私はきょとんと首を傾げる。

私にとって読書は、生きていくために必要なことだ。
食事をしなければ肉体を維持できないように。
本を読まなければ、言葉を食べなければ、私の精神は壊死してしまう。

先の福岡伸一『動的平衡』にあった細胞の話と同じだ。
「先回りして自らを壊し、再構築し、動的平衡を生み出す」

そのために私は本を読む。

これまでのレビュー


2019.10.28  樺沢紫苑『読んだら忘れない読書術 』
2019.11.14  齋藤 孝『本は読んだらすぐアウトプットする! 』
2020.02.29  学び効率が最大化するインプット大全 [ 樺沢紫苑 ]




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最終更新日  2021.09.04 00:00:15
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