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2022.04.20
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テーマ: 読書(8289)

本のタイトル・作者



転職が僕らを助けてくれる 新卒で入れなかったあの会社に入社する方法 [ 山下 良輔 ]

本の目次・あらすじ


新卒で入れなかったあの会社に入社する「5つの戦略」
第1部 転職活動編(会社選び/書類選考・面接/転職エージェント)
第2部 転職準備編(実績づくり/身だしなみ)
最後の壁、「メンタルブロック」を解く

引用



僕がおすすめするのは、一般の社員でも手が届く、「半径3メートル以内」のルールや仕組みを変えることです。


感想


2022年094冊目
★★

著者は1989年生まれ。
高校卒業後、自動車部品メーカー株式会社松田電機工業所に就職。タイ駐在も経験。
その後、株式会社SUBARU、PwCコンサルティング合同会社、デロイトトーマツコンサルティング合同会社に勤務。2018年独立。

本人も「僕のわらしべ転職年表」と紹介してらっしゃる。
はじめ高卒で入った会社の年収は250万円。それが最後のコンサルでは1,000万円超に。

私は古いタイプの価値観を有しているんだな…とこれを見ていて思った。
「転がる石に苔は生えない」。
日本だと、「石の上にも三年」と同じように、ひとところに腰を落ち着けることが評価される。
苔も生えないほど転職を繰り返す奴は信用ならん、というわけだ。
けれど海外では、"A rolling stone gathers no moss." はむしろプラスの意味に受け取られるのだと聞いたことがある。
古い慣習に囚われず、常に変化し続ける人として評価されるのだそうだ。
日本もだんだん、こちらにシフトして行っているんだろうか。

私は事務職だし、たいしてアピールできる経歴もない。
と思っていたけど、著者が言っている引用部の「半径3メートル以内」の世界については得意。

省みられることのない、ちまちました積み上げではあるけれど。

総務的な仕事って、「やりがい」とは程遠い。
私は部下に教える時に、でもね、と言った。
あなたがこの仕事を工夫することで、この情報を受け取る人の5分を節約できる。
それが人数分になると、何時間になると思う?

あなたがやっているのは、そういう仕事だよ。
だから誇りを持っていい。どんどん変えていい。攻めた仕組みを作ろう。
目に見えないところで働いてくれる人の、底力を見せよう。

こういうことが、私は得意だ。
そしてそれを作り上げることが。

キャリアや転職の本をたくさん読んでみて、「私って本当は転職したくないのかもな」と思う。
今の仕事が「得意なこと」ではないし、「好きなこと」でもないことは分かっている。
でも、「じゃあ嫌なのか?」というと、やりがいがあることだって、あるのだ。

著者は、親の経済的事情から児童養護施設に入り、高校を卒業後働き始めた。
「どうせ無理だよ」
これが、ずっと根底にあったのだそうだ。
だからこの本で、「そうじゃないんだよ」と伝えたいと言う。
生まれも育ちも、学歴も職歴も関係ない。
過去は変えられなくても、未来を変えられないことはない。
無理じゃないよ。ダメじゃない。君は自由だ。何にだってなれるんだ。どこへだって行けるんだ。

選ばざるを得なかったものを、選びたかったものに。
そうだ、私は今の会社に、入りたくて入ったんだ。




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最終更新日  2022.12.04 00:22:15
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