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2022.06.15
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テーマ: 読書(8591)
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【楽天ブックス限定特典】アメリカの高校生が学んでいる経済の教室(PDF 著者&序文筆者からのスペシャルメッセージ/「経済のギモン」について世界一簡単に教えてください!) [ デーヴィッド・A・メイヤー ]

"THE EVERYTHING ECONOMICS BOOK"
by David A. Mayer


本の目次・あらすじ

なぜ、経済学を学ぶのか
取引の基本
経済システムの基本
お金の流れと社会の基本
銀行の基本

市場の基本
不完全競争市場の基本
政府と市場の基本
金融市場の基本
外国為替と国際収支の基本
経済活動の基本
国内総生産(GDP)の基本
失業の基本
インフレーションの基本
マクロ経済学の基本
金融政策の基本

環境と経済の基本


引用

経済学をおもしろく教えないかぎり、机に突っ伏して寝てやるという態度を明確に示してくれたすべての生徒たちに感謝を捧げる。


感想

2022年148冊目
★★★

『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』の姉妹編。
著者は、テキサス州サンアントニオのウィンストン・チャーチル高校でAP経済学を教える現役教師。
内容は「大学初級レベル」。
これ一冊で網羅的に理解できる。

でも、これ一冊でかなり全体的な内容を浚えるのでおすすめ。

一通り、ミクロ経済もマクロ経済も勉強したのだけど、キーワードを覚えている程度。
何度も経済学の本を読んでは「そうそう、そうだった」「不思議だなあ」と繰り返し思っている。

限界効用逓減、うちの夫がよく口にする。
(うちの夫は吝嗇なので、「これは限界効用逓減の法則により1つor少量で十分」と言うのだ)
ここ、本では「ミントタブレットを1粒食べると息が爽やかになる」→「50粒食べるともっと爽やかになるか?」というたとえ。
これって2つのことが言えるよね。
つまりは「少量のもので人間は満足できる(限界効用に至るのは簡単だ)」。
そして逆に「あらゆる異なるものを買い続けなければいけない(別の限界効用を手に入れるために)」。
私は前者の生き方をしたくて、それがミニマリストでもあるのだと考える。

本のたとえの中で一番「おお」と思ったのが、経済を自動車にたとえたもの。
自動車(経済)を運転する近眼のティーンエイジャー。しかも仮免。
同乗してブレーキを踏む教官はFED(連邦準備制度。日本で言う中央銀行。そこがとる金融政策のこと)。
教官は、ブレーキを踏むことと口頭注意しか出来ず、かわりにアクセルを踏むことはできない。
これ、すごく分かりやすい。

何度読んでも、お金が増えていく様子とか、「なんでそうなるんや…」と魔法を見せられているようにしか思えない。
お金って何なんだ?
それはみんなが信じている幻。信頼と信用により流通するそれらしき価値。

働いて、お金を得て、そのお金を使う。
しかし現実のお金を触ることが、最近はほぼない。
銀行に入金され、銀行から引き落とされる。
支払いはリアルでもネットでもクレジットだ。
それらはすべて、「数字」であって、なんら根拠があるわけではない。
不思議。




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最終更新日  2022.12.04 00:04:12
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