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2022.07.22
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テーマ: 読書(8289)

本のタイトル・作者



100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 [ 福井県立図書館 ]

本の目次・あらすじ


はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
厳選! 覚え違いタイトル集
そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
おわりに みんなの図書館

感想


2022年184冊目
★★

福井県立図書館の「 覚え違いタイトル集 」から厳選した覚え間違いとその解説と感想を集めた本。
思ったより薄くて読み応えがなかった。



後半はレファレンス・サービスについて。
私は司書免許を持っていて(ちなみに教員免許と司書免許を併せ持ったうえに、講義を受けて取得する「司書教諭」の資格も持っている)、授業の中で「レファレンス・サービスを体験してみよう」というものがあり地元の図書館でレファレンス・サービスを受けたことがある。
でもね…地元の図書館なんてそんなたいしたもんじゃないですし…無資格のアルバイトの人も多い。
カウンターや返却業務も多忙だ。
そんななか、授業で出された課題の「○○賞(マイナーな絵本の賞)を受賞した絵本を探しているんですけど」に対する答えは「携帯持ってはるんやったら、インターネットで調べはったら?」でした。
いや、そうなんやけどな…うん…。

大学の図書館はレファレンス・サービスに慣れているので、そこらへん得意だなと思う。
県立図書館などもそういう問い合わせが多いのだろう。
「こういう本…」という問い合わせに対する返しが出来るのって、圧倒的な読書量と知識によるものだ。
「よくぞその情報でこれが出せましたね…?!」っていう回答があって瞠目する。

私がこの本で一番「すごいな」と思ったのは、

「サンマーク出版の『心。』ですね。」
出版社ー!!!しかもそれすら間違ってるしーーー!!

後半で紹介されていた「 レファレンス協同データベース 」(国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベース)。
私もたまにお世話になっています。

語源とかは、もうこれ深掘りしていくとちょっとした日本語の論文書けるやんと思う。

「図書館は民主主義の砦」。
誰でも無料で情報にアクセスできる、それを保証するのが図書館。
大学の講義で聴いた先生の言葉で司書を目指した人もいるという。
図書館は、大事だ。

戦場の秘密図書館 シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]
を読んだときに思った。
すべてが破壊されてしまい、情報が枯渇し、それでも人は本を読むのだ。
それは、人を人たらしめるもの。
人を人にするものだから。

現代日本。
こんなに恵まれた環境で、本を読まないなんてことある?
ないよね。




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最終更新日  2022.12.03 23:54:50
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