シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月06日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 では、神経-感覚組織のなかに、どんな力を見出すのか。

 神経-感覚組織のなかに、いわば医者が残していった(治癒)力を見出す。この医者は、下方の新陳代謝プロセスを健康にするように作用する。しかし、新陳代謝組織を健康にするような作用を行うことで、その医者が、全宇宙のなかでの、ある定められた評価に達する。

 この事は何ら空想ではなく、徹頭徹尾、事実を述べているが、このプロセス、つまり人体のなかで、絶え間なく、下方に向かって健康にするプロセスが生じることは、高次ヒエラルキア(天使)の満悦を呼び起こす。この事は地上世界に対する高次ヒエラルキア(天使)の歓びである。

 ヒエラルキア(天使)存在たちは下方を見下ろし、地上から人間のなかへと流入していくもの、地上の物質特性により、地に止まっているものから、病気が上昇してくるのを感じる。高次ヒエラルキア(天使)たちは、地上から作用する諸力や、循環する空気他のなかにある諸力の衝動が、絶え間なく健康にするプロセス(治癒プロセス)に変わる様子を見る。この事が高次のヒエラルキア(天使)の満悦を呼び起こす。 

 さて、いわば最も威厳に満ちた精神的(霊的な)研究対象として、太陽系の境界に置かれた天体(土星)を手懸かりにして、何が研究できるかを、考えてみる。この天体(土星)の中心にあるものが、地球上に作用し、集中されていると考えると、地球上の病ませる諸力を、自らの内に秘めるものが、その天体(土星)のなかにあり、その天体(土星)の周囲には、健康をもたらし、回転する諸力が示される。

 そして、このような事柄に感性のある人には、土星の環に関して、人間は地球の内部(地上)にいるので、地球を囲むもののなかに、土星の輪のような(治癒の)刻印を知覚できないが、いわゆる地球の輪は本来、回転し健やかさである存在である(この見えない地球の輪が、生命力を人類に与えているという)。

 この土星の環は、天文学者たちが語るものとは本質的に異なるもので、この土星環は回転する健やかさであり、土星の内部は、最も純粋な集約において見れば、病んでいくもの、病気にさせる存在である。

 このように、この太陽系の最も外側の端に置かれている土星(天王星、海王星、冥王星は、秘教では、他の天体系)では、絶えず新陳代謝と循環組織を通じて、人体のなかに、もたらしている生命力と同じプロセスが生じているのが見られる(土星は、霊的器官の脾臓の象徴)。

 注釈;『五行説でも、土星は脾臓を示すが、秘教では、土星は、人体に霊的な熱を送る器官とされている。だから、古代人は、脾臓を冷やす事を極力避けた。脾臓を冷やすと、人体の熱や、リズムを狂わし、たちまち、不健康になるからである。脾臓は、高度に霊的器官なので、喩え、物質的な脾臓、つまり脾臓臓器を除去しても、人体にはあまり影響しないという。


 しかも、この事を遥かに見るとき、霊視では、特に第二ヒエラルキア(天使の位階で、中級天使)と第一ヒエラルキア(天使の位階で、上級天使)の世界に導かれることもわかり、第二ヒエラルキアの、キュリオテテス(主天使)、デュナメイス(力天使)、エクスシアイ(能天使)の世界、第一ヒエラルキアの、セラフィム(熾天使)、ケルビム(智天使)、トローネ(座天使)の世界であることがわかる。

 霊眼をもって、土星と土星環に注意を向けるとき、御満悦とでも呼べる様子で、この病むことと健やかにすることを見張っている、この上位のヒエラルキア(天使群)に導かれる。

 注釈;『ここでは、ヒエラルキア存在を「天使」としているが、本質的には、人間存在の進化形態を既に完了した存在で、つまり、人間としての全経験を積んだ神的存在をいう。だから、天使の位階が示されている宗教継体は、全ていわゆる多神教なのである。一神教という概念は、唯物的感性が作り出したもので、人間に善人もいれば、悪人もいるように、天使のなかにも、悪の天使がいるのである。
 十戒における、「我以外に神はなし」の意味は、「我」という自我をもつものだけが神的存在で、「我」という自我をもたないのは神的存在ではないということである。だから、人間も、本来、神的存在なのだが、真の「我」を知っている存在でない点で、曇っているから、神的存在だが未熟な段階にあるわけで、いわゆる神の子と呼ばれるのである。だから、一神教とは何の関わりもない。
 悪の天使、つまり悪魔はこの事を利用して、自分が善の神で、他はゴイム(獣)のような存在だと強調するが、それは全て偽りなのである。我々は、善にもなりえるし、悪にもなりえるという「我」をもつ神の子、つまり天使の子なのである。
 この事を、十戒の「神の名を唱えるな」ということで禁じているのである。つまり、我を神ということで、神的存在の可能性があるだけで、いまだ未熟な存在なのであり、虚偽になるからである。
 我々人間存在の上に、進化した神的存在の神々たちが常に見守り、宇宙の進化を誘導していることを忘れてはならない。
 ちなみに、ここでは、第1位階の天使群が、神経-感覚組織に治癒力を与え、第2位階の天使群が、呼吸-律動組織を、新陳代謝から持ち込んだ悪から善へとバランスよく調整していることを述べている。新陳代謝系は、第3位階の天使群が指導している。だから、人体と同じように、第2位階の呼吸-律動組織までは、善と悪が存在するのである。悪魔は、第2位階まで存在し、ちなみに、聖書のエロヒムの位階も第2位階で、これら悪魔と戦っているのである。』 





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Last updated  2008年01月06日 18時09分22秒
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