シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年04月15日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人間のためにデザインされていた唯一の感覚知覚とは、次のようなことである、

つまり、「血の実質の輝きと精神への一瞬の逆流の中で、自我を知覚することである。」

 色を見たり、音を聞いたり、味を知覚するかわりに、人間は真に「支配する意志」の中で生き、いわばその中を泳ぐ存在だった。

 人間のためにデザインされていたのは、人間自らが純粋なイマジネーション(霊視力)、インスピレーション(霊聴力)、インテュイション(霊人力)として、置かれている精神全ての世界から、地球上、或いは地球の周囲にいる存在を、見下ろし、

「私はあの(地球の)存在の中にいる。」と自分に言うのではなく、

「私は、下方(の地球)で、精神的な血が(それは私に属しているが)、一瞬、物質になるのを見る、そして、私に向けて輝いたその血の中で、私は自らを知覚する。」と言うように感じることだった。

 生じるべき、たった1つの感覚知覚とは、自我の知覚であり、物質世界において、人間のために意図されていた唯一の実質とは、一瞬だけ輝く血の形態である。なので、もし人間が、このように楽園の人間のままであったなら、地上において、象徴的に表現するように運命づけられていた自我、及び、この自我が、その中で発芽するように、成長するイマジネーション(霊視力)、インスピレーション(霊聴力)、インテュイション(霊人力)からなる、純粋に精神的存在に関する意識を、与えるように運命づけられていた存在を、人間は全世界から見下ろしていただろう。

 そして、この自我の輝きの中で、

「私は在る。何故なら、下方(地球)において、私で在るものが、私を通して、存在するに至ったからである。」と言うことができただろう。



 人間は、現在のように、自分と一緒に、骨人間や腺人間等々を持ち運ぶように、まして、「それは私である。」というような馬鹿げた判断を下すようには意図されていなかった。それとは全く違うことが起こるべきだった。人間は地球という惑星の近傍に生き、血の形態の輝きの中で、地球に徴(しるし)と象徴を沈め、そして自分に語りかける存在になるべきだった。

「私は地球に私の杭を、つまり、私の徴(しるし)であり封印を打ち込む。その徴は私に自我意識を与える。何故なら、私は、その徴、封印とともに(その中で、土星存在、太陽存在、月存在を経てきたが)、ここ(地球)、つまり、地球の外にある全世界の中で漂うことができるのだから。」

「私が今、付け加えるべきなのは、自我である。私は、自分自身を、下方の地球上に記入することによって、自らの自我を知覚する。そのことにより、いつでも私は、血の輝きの中で、私が何者であるかを読みとることができる。」

 と言うべきであった。なので、本来、現状のような、肉と骨からなる体をもって地上を歩くものではなく、地球の周囲を回りながら、いわば、下方に自分を記入することによって、人間であること、つまり、自我に気づくように意図されていたのである。この事実を看過する人は、人間本性についての真の知識に至ることはない。

 そこにルシファーがやって来た。そして人間に、自我を感知するだけでなく、アストラル体、つまり、古い月の上で獲得していた全て(思考、感情、意志)をも同様に感じるようにし向けたのである。このようにして、自我は、もはや純粋ではなくなり、何か別のものが混入し、そして、この事により、人間が物質の中に落下する必要性が生じた。





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Last updated  2008年04月15日 20時09分49秒
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