シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年11月26日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 今回述べる事は、実際、少々気懸かりである。というのも、充分長い時間をかけられたら、単なる幻想と簡単にみなされることはないが、更に治療の特殊な面にまで入っていくべき事を、いわば完全に理解できるようにする為ということで、わずかな時間で大まかに通過していくわけだから、単に項目別に並べ立てたようにみえるからである。

 それでもやはり、できるだけ充分根拠があり、それどころか今日の自然科学の基礎となっている事柄以上に根拠のあることを表現していく。今回は、初めに、 「植物形成のプロセス」 を、宇宙的関連のなかに置いて見ることから始める。

 これまで見てきたように、人間においては、 「植物生成プロセス」 において開示される存在とは逆のプロセスが、いわば機能的に働いている。従って、人間に対する植物界の直接の関係を見出す為には、この 「植物生成プロセス」 を、少なくとも暗示的にみていく必要がある。

 植物をみると、植物は、その形成プロセスにおいて、明らかに対立する二つの傾向を持つことがわかる。

 一方は地球(の中心)へと向かう。そして以前、既に暗示したように、いわば「樹」のような植物では、その「幹」のなかに、地球が、いわば捲り揚げられ、そのため、「樹」の場合、花は、通常の草のような植物や下等植物が地球(土)に根付くように、その「葉」とともに幹に根付いている。

 さて、一面において、植物の地球(の中心)へ向かう傾向へと注意を促される。けれども、他面において、植物は地球から離れようとしている。植物は、単に地球の引力に対抗する構成力によって、地球から離れようとし、その形成プロセス全体、それも内的形成プロセスにおいて、地球から離れようとしている。



 なぜなら、花-種子形成プロセスを、花の外に導く為に、植物により用いられる諸力、他ならぬ、このプロセスが、以前、暗示した、 「人間のなかの、機能的に逆転した植物プロセスの為に必要になる」 、ということが理解できるようになるからである。

 この、 「人間のなかの、逆転した植物プロセス」 は、人間の下腹部において、排泄、分泌、性(セクシュアリティ)の根本にも関係する全般において、見出すことができる。このように、人間と植物の、このような逆転関係を探し出すときこそ、植物の地球上のプロセスと同様、地球外的なプロセスもまた、個別的に見つけられる。

 ここで述べることは、古代の医学的文書から借用してきたことではなく、現代の人智学的研究に基づくことがわかるように、努力を惜しまないつもりだが、ただ、ときおり、術語において、古代の文献に依拠する試みを余儀なくすることもある。

 何と言っても、近代の文献は、この方面の術語を、いまだ開発していないからである。けれども、ここで述べることを、古代の文書から引用しただけの知見と考えるような人は、全くの思い違いをしていることになる。

 地上から上へと伸びていく植物の成長を追求すると、まず、葉と花の発生と形成プロセスにおける螺旋状の進行に着目しなければならない。

 いわば植物の形成力は、茎をめぐる一種の螺旋状の進行に従っている。この螺旋状の進行は、植物の例えば、内的な弾力から引き出せるものではなく、地球外の作用、特に主として、見かけ上の(太陽に対する地球の運動を、やはり相対的に考える必要がある)、太陽の軌道の作用に帰すべきものである。

 ある意味において、ガリレオ的-数学的物理法則よりも、より良い根拠に従って、星々の運行を、植物における形成プロセスの進行から徹底的に研究できる。なぜなら、星々が行うことを、植物は忠実に模写しているからである。

 しかし、ここで、地球から上へと向かう、太陽に依存する、この螺旋状の形成の経過(プロセス)だけが、植物に働いていると考えるなら、間違いである。星々が、太陽を通じて引き起こされる、太陽系の運動と共に作用して、植物において、合力を形成しているのである。

 しかも、この太陽の作用は、太陽の力に対して、(天動説でいう太陽の軌道の)外惑星(火星、木星、土星)の力が、螺旋軌道で対抗しなければ、いわば太陽力が、植物を占拠し、絶え間なく無限に継続させるような作用である(図参照)。

med1-6.jpg




 いわゆる(天動説による)外惑星、これは火星、木星、土星を含むが(天王星と海王星は、天文学でのみ、太陽系に加えることができる。この両者は、本来、太陽系の一部ではなく、外にあった異物が、いわば太陽系に接続したことで、入り込んだ存在である。従って、この太陽系により招かれた物体、つまり、この時一緒にやってきた、お客様で、度外視して語るのが正しい)、これらの外惑星の力は、通常、単なる、葉のつき方の螺旋構造だけ(太陽力)に現われる形態を押し止め、花-種子形成に作用し、上へと向かう力を後退させる作用を及ぼす。

 つまり植物生成を、葉の形成から上へと観察すれば、その起源を、太陽と、火星、木星、土星との相互作用から成立した諸力に帰すことができるだろう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年11月26日 20時35分26秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: