シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年11月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間



 水星、金星、月は、植物のなかに、地球への、つまり下方への傾向を生み出し、根の形成のなかに、その顕著な力を現すのを見出せる。従って、地上的に出現する全ては、実際、同時に、月と関連し、太陽の下位にある惑星(水、金)に影響を受けている。

植物の上部構造(花、種子形成);太陽と火星、木星、土星
 植物の下部構造(根形成);太陽と月、水星、金星


 つまり植物のなかには、人間の一部でもある、この太陽系全体が表現されている。植物のなかには人間の一部でもある、この太陽系全体が表現され、他面では人間のなかにも、この太陽系が表現されている、ということを知らないうちは、植物組織と人間の組織との間の関係を見通すことなどできはしない。

 実際、次のような事実に着目すればよい。根形成への傾向をもつ植物、つまり、花形成への傾向の植物ほどには、花-種子形成プロセスを完遂していない植物を燃やすか、或いは、植物全般の根を燃やすと、花を燃やすときよりも、或いはヤドリギや樹の類の寄生植物を燃やすよりも、遥かに多量の灰成分が出る、という事実である。

 この違いは端的に、太陽の下位にある、つまり月、水星、金星が、根形成に向かって強い傾向を示すような植物に対して、より強く作用していることに由来する。灰のなかには、鉄、マンガン、珪石といった、実際、直接の薬剤を析出し、植物を薬として利用するときに、現われてくる成分が見出される。

 対して、根傾向とは反対の種類の(花、実傾向の)植物を燃やすときには、灰の成分は僅かしかない。この燃焼プロセスのなかに現われる存在は、植物が、地球上にだけ属すのではなく、宇宙全体の一部を示す、正確な外形(物質)的ドキュメントである。

 植物プロセスを完全に観察するなら、一年生植物の場合、植物プロセスはいわば、種子形成と共に、ある特定の季節に中断される。つまり、この種子形成を、主に地球外(天)の力に還元しなければならない。

 しかし、この種子形成は中断され、再度、地上に委ねられる。もし、中断されずに、そのまま年を越したなら、ある意味、もっと高い段階に到達した発達が、中断され、新たな年となるには、いわば、それより低い段階で再び継続されなければならない。

 だから、植物の成長全体のなかに、独特な進行を観察できる。いま、地球の表面を考えてみると、植物全体が地上から生え、地球外(天)に向かっている(図参照)。しかし、地球外(天)で形成されたものは、再び地球へと戻され、循環が新たに始まる。

 従って、植物の成長全体を観察するなら、本来、天の諸力が毎年地球へと降下し、地球の諸力と結びついて、この循環が新たに完了するわけで、つまり、天の諸力は毎年、花-実を、根のなかに沈降させ、その事によって、植物の成長全体を支配する円環を達成する。


med1-7.gif

 ここに指摘している事、実際、地球の植物相とみなせる存在のなかに、地球自身(地)と地球外(天)との相互作用を、完全な形で示すものがある。

 この事は、形態に及ぶだけでなく、内的な化学現象と器官組織全体にも及んでいる。なぜなら、地球が、その形態の機構において、宇宙に克服されるのと同じように、いわば植物での地球的(地)な化学現象も、地球外(天)によって克服されるからである。

 そして、この地上の発展が、ある程度まで克服されると、今度は、地上的な化学現象を示す為に、再度また、地上に戻される。更に、地上的な化学現象は、灰に現われる全てを、外的証拠として示すこと、つまり地上的な化学現象は、生命から、抜け落ちる存在によって表わされるということが、ほとんど明確になるだろう。

 この地上的化学現象は重力に屈服し、一方、植物の上へと向かう成長は、重力その他の地球に結びついた諸力を、絶えず克服する。こうして、重力と光の両極的対立について語ることができる。光とは、絶えず重力を克服するものである。

 そして、この、光と重力との闘い、灰へと押し入る力と、火へと押し入る力との闘いのなか、このプロセスのなかに、植物はある意味、拘束されている。

 ここで、示されるのは、灰化する存在(物質)と、火のなかに開示される存在(霊)との両極的対立、計測可能な物質と計測不可能な霊との対立である。さて、ここで一面において、宇宙的関連のなかにある植物界が得られた。






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Last updated  2008年11月27日 20時20分30秒
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