シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年01月04日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 謹賀新年

 今年もよろしくお願い致します。

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 では、意味深い相関関係を挙げる。この相関関係は、外の自然を、一種の三相状態(気体、液体、固体)として、三相化(気体化、液体化、固体化)した人間との対応を提示してくれる。特に、注目すべきことは、溶解性(液体化)を呈する状態との関係である。

 すなわち、溶解性(液体化)は、地球という惑星の進化過程では、特に大きな意味をもつ究極的な特質である。実際、地球において分離された固体(鉱物)の大半が、根本において、宇宙的な溶解(液体化)過程(プロセス)に還元できる。

 地球は、この宇宙の溶解過程(プロセス)を克服し、(宇宙的な)生命を奪って固体(鉱物)を沈殿させた。しかしながら、単なる自動的な沈殿物の堆積を想定し、地層として、地学や地質学に、基礎づけを求めたりするだけでは、地球に対しては、表面的な理解にとどまる。

 地球形成、いわゆる地球の固体(鉱物)化、本質的にいえば、溶解(液体)状態からの結晶(固体)化、もしくは沈殿堆積は、溶解(液体化)とは逆の特殊な過程に相当する。従って、溶解過程(プロセス)が、人間の外の自然のなかで実現される限り、その溶解(液体化)過程は、かつて、人間が外へと出した分泌(液体化)過程でもある。

 つまり、外界での溶解のなかに、かつて、人間が出した分泌過程が生じているはずである。従って、人間の外の宇宙での溶解過程(プロセス)と、人間の生体組織内の分泌過程等の経過との関係を研究すべきである。

 以上のことから、基本的に重要なことは、霊魂と肉体-エーテル体が過度に強く結びついている人は、器官組織的に塩分(固体)を渇望するか、塩分に飢えているので、そのような人は、生体組織内で、塩の沈殿(鉱物)化過程(プロセス)を逆行させようとし(溶解の傾向をもち)、地球形成(鉱物化)過程(プロセス)を破棄しようとし、根本において、地球が固体化する以前の、液体化へと、塩(固体)を後退させようする。



 以上のような特質に着目することが特に大切となる。この特質に注目することで、真に人間の生体組織と外の自然との関係が霊的に洞察できる。人間の本性のなかに、外界で起こる、ある種の生成過程(プロセス)を逆行させ、それに抵抗するような一種の器官組織的な要求がある。

 以前述べたように、人間は、脳を支えるために浮力を生じさせて、重力に抵抗するようなことも起こしている。総じて、人間には、外の自然に抵抗する傾向が存在する。

 さて、では地球形成(鉱物化)過程(プロセス)への抵抗とは、一体何なのか?

 この疑問が意味するのは根本的に、人間の下部組織を、霊魂から自由にすることで、すなわち、下部組織から、霊魂を、例えば、上部組織のなかへと駆逐することに他ならない。

 つまり、生体に、塩分の渇望が生じる例から、必然的にわかることは、下部組織への強すぎる霊魂の働きから、下部組織が、何らかの形で、自由になろうとし、下部組織から、霊魂の働きを、上部組織に押し戻そうとする事実である。

 (俗に肉体労働者が、塩分を渇望するのは、霊魂の強すぎる働きに対する下部組織の抵抗と考えられる。)

 では、下部組織に異変とわかるような変調がある場合を考察する。この変調を知る方法と、この変調に起因する個々の病気については後に述べる。

 (この変調に対して)何ができるか?

 さて、薬剤の使用に対する、ある種、一面的な見方になりがちな人にとって、有意義な考察を挙げる。そのような人は、鉱物薬に対する一種の嫌悪感が見られるが、このような嫌悪感は不当な先入観である。なぜなら、これから見ていくように、純粋な植物薬とは、特定の範囲内で効力を発揮し、深刻な場合では、鉱物薬が非常に大きな意味を持ってくるからである。

 そこで、基本的な考察に際し、鉱物薬から述べても、嫌悪感をもたないで欲しい。鉱物薬とは言っても、いわば、鉱物薬の効力のみを、器官の再生力(機能)に組み込むにすぎない。特に、上部組織との関係に対する下腹部の治療について、牡蠣の研究から啓発が得られる。

 牡蠣の殻の形成は極めて興味深い。というのも、牡蠣は、その炭酸石灰の外殻を、内から外へと追い出すからである。さて、牡蠣の探究に際し、人智学的な知見が助けになる。牡蠣を人智学的に探究するなら、牡蠣は、確かに動物の進化系列のなかでは下等生物だが、宇宙全体では、比較的高い位置を占めることが認識できる。



 牡蠣が再生力を内から外へと導き、殻を形成する過程から示される経過は、器官組織の発展に結びつけたら、牡蠣を、非常に賢くし、人間のような高等な動物にした再生力を、牡蠣は、逆の方向に導いた経過(下に向かう進化)である。

 (鉱物化⇔ミネラル化、再生力の思考化⇔再生力の炭酸石灰化)

 以上のことから、牡蠣の殻の形成を手懸かりに、いわゆる炭酸石灰[kohlensaurer Kalk]、すなわちカルカレア・カルボニカ[Calcarea carbonica]の作用から、霊魂の強すぎる活動を、生体組織から追い出し、抑制に導いていく作用が、いわば手に取るように読み取れる。





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Last updated  2012年01月05日 09時15分58秒
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