シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年04月17日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、以前の講義で、既にある過程(プロセス)を指摘したが、それは、人体内の作用を、自然のなかの作用から探索するときに重要な過程(プロセス)のことである。その際に指摘した過程(プロセス)は、牡蠣が殻を形成する際の過程(プロセス)で、端的に言えば、牡蠣の殻の形成過程(プロセス)だった。

 炭素とカリウムの共存の結果生じる炭化カリウムから、更に展開させれば、カルシウムとの共存(炭化カルシウム)に至る。ただし、炭素とカルシウムとの共作用過程(プロセス)だけが生じるなら、牡蠣の殻のなかの強い燐作用の共作用により、炭化カルシウムが幾分緩和される(イオン化される)が、牡蠣の殻は、更に幾つか別の海の環境に負う作用と共作用している。

 さて、牡蠣の殻の形成過程(プロセス)の観察から、実際、人間と外の自然との関係のなかに参入できる。水(液体)の形成から更に地下へと向かうと(下図参照)、土の形成、いわゆる固体化や硬化と呼ばれる過程に到達する。

med1-17.gif

 上記のような表現が、今日タブー視されていないのに、また、古代人たちの土や水や空気に対する愚かな表現ともみなさないのなら、物怖じせずに、土、水、空気、火に関して表現すべきで、その表現から、少なくとも、次のような事実が暗示できる。

「地球上の硬い土(固体)形成も、外の遙か宇宙に対極をもっている。この対極が生命形成であり、実際、生命を与える根源[der Ursprung des Vitalisieren]なのである。事実、この根源が生命のなかにある。この生命力は化学力より、更に遠くからやってきて、外界では、地球内の土(固体)形成内で、完全に殺され、消滅させられる(上図)。」

 (地球の大気については、以下を参照

地球の大気
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B0%97



 さて、次のようなことに関心を惹くかもしれないので、付け加える。

 もし、水星が地球に対置されず、地球外の水星から、この地球に向かって水銀過程(プロセス)が行使されなければ、この地球は、途絶えることのない生命形成の影響の下で、癌腫が絶え間なく形成され、膨張してしまう。

 上記のような事柄を少なくとも考えてみるだけでも重要である。実体化しながら形成される元素とも呼べる土(固体)形成において、一般に生じている前段階が、牡蠣の殻の形成のなかで起きているのを見ることができる。

 牡蠣の殻が土(固体)形成に進むのを妨げているのは、牡蠣の殻が、海、つまり水(液体)となおも関係し、土(固体)形成を、その前の段階に押し止め、土(固体)形成の前段階に自らを固定することによる。ミミズには、牡蠣のような芸当はできない。ミミズは殻を持たないからである。

 しかし、ミミズからも作用が発生している。「ミミズがいなければ、地中には形成力が無い」という発言は正しい。ミミズは、本質的に、土(固体)形成過程(プロセス)の進行に関与する。ミミズ全体がいわば、牡蠣の殻形成を超え、牡蠣の殻と同様に、地球全体に関わる形成を共に進行している。

 ミミズによる土(固体)形成は、牡蠣の殻の形成という事態に至らずに、耕土などのなかにある類似の誘導物全般の発生に至る。

 さて、人体のなかの化学力と親和性を持つ過程、つまり肝臓と結びつく過程(プロセス)よりも、内にある過程(プロセス)を探すなら、更にまた別の器官に到達する。この別の器官とは、肺に他ならない。

 しかも肺は、人体組織のなかでは、二重の形で観察すべきものである。第一に、肺は、呼吸という現象を担う器官である。ところが、奇妙に思えるかもしれないが、肺は、いわばその表面でのみ、呼吸という現象を担う器官なのである。

 肺は同時に、人体のなかでは、内的に深く、土(固体)形成を調整する器官なのである。

 人体を、外から内へと入っていくと、栄養摂取-消化過程からはじまり、腎臓-肝臓形成過程を経て、肺形成過程まで到達できる。機能上では、肺は呼吸の基礎となっているが、そのことは度外視して、肺を内的に形成する過程まで追求し、肺の内部で生じている過程(プロセス)を調べれば、牡蠣の殻形成に現われる過程の対極であることがわかる。

 人体は、肺形成過程のなかに、宇宙の化学力の領域(層)の上(外)にある生命力の領域(層)を取り入れている(上図)。



 しかし、肺は2つの面に向かって、人体に奉仕するので、肺は外に向かう機能的な任務と、内に向かう機能的な任務をもつことを考慮に入れる必要がある。

 肺の退行も、牡蠣の殻の形成過程、もしくは同類の巻き貝類の殻の形成過程などの形成過程に現われる同様の現象のなかに探究していく必要がある。





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Last updated  2012年04月17日 15時28分20秒
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