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(欧州の都市に比べると東京や大阪の夜は格段に明るい。 パリなどではシャンゼリゼエの真ん中でもランプを燈す家があるのに、日本ではよほど辺鄙な山奥へでも行かなければそんな家は一軒もない。恐らく世界中で電燈を贅沢に使っている国は米国と日本であろう)作家、谷崎潤一郎は昭和初期に書いた随筆「陰翳礼賛」でフランスはパリ帰りの人の話を紹介過剰な照明に無感覚になっている同時代人に眉をひそめた。だが敗戦後、日本人は東日本大震災が発生するまで、昭和初期も顔負けの過剰な照明の中で暮らしてきた。それが原発事故で停電や節電を強いられ、もの暗さに今や抵抗感は薄れている。思わぬ陰翳の現出に、谷崎氏なら戸惑いを見せるかもしれないが、原発事故はまた、東日本の家庭を中心に、電気を使わない道具を復権させている。電気炊飯器の変わりに土鍋、掃除機お代わりにほうきとちりとり。節電生活に備えての購入という。 陰翳への慣れといい、昔ながらの道具の見直しといい、原発事故はこれまでの暮しを大きく変えようとしている今日は、激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧みる「昭和の日」。震災で人々の暮らしや意識が変る中、戦災から立ち直った歴史を思い返しながら、国の将来を見据えた復興論議を進めたい。
2011.04.29
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黒澤明監督の名作『七人の侍』(東宝)は1954年のゴールデンウイーク直前に封切られた。前年秋に公開予定だったが、監督の完全主義により、ずれ込んだ経緯がある。「ゴールデン・ウイーク」という言葉は当時の映画業界が宣伝を兼ねてつくり出したとされる期間中は当然、大作が激突することになる。『七人の侍』は松竹の『君の名は』第3部と競った映画の黄金期だが、旅行ブームが芽生えるのもこの頃だ。ある駅で扱った観光ポスターは53年が約3万2千枚前年より2万枚増えたのがそれを物語っている。東日本大震災で「自粛」の空気が日本を覆い、観光地窮地に陥った。そこで観光庁はゴールデン・ウイークを前に、旅行を通じて被災地復興支援とそれ以外の地域への旅行を呼びかけ始めた「元気のある人が行動する事が大事。何時までも留まっていては復興はない」東北の観光関係者からも旅を誘う声が届く。本県も7月からのデスティーネーションキャンペーンへ弾みをとけたいところだ。大変な時に旅行や娯楽どころではないという気持ちは分かる。 死者への鎮魂も忘れてはなるまい。だが復興支援はこの先長い。息を詰めっぱなしでは人も経済も疲弊してしまう。 支援の旅と構えず、ストレスの解消を兼ねた自らの心を潤す旅でもいいではないか。
2011.04.27
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「思えばこの悪は人類が核の扉を叩いて以来、パンドラの箱の中に育み続けてきたものかもしれぬ。今その蓋が開かれて『ありとあらゆる禍』が飛び出した。しかもこの蓋がいつ閉めうるかも定かでない。パンドラの箱の様に、底に希望が残っていると信じたいが」東日本大震災による福島第1原発事故に収束の気配が見えない。冒頭の文章は「ありとあらゆる禍」をまき散らしている第1原発事故を思わせるがそうではない。旧ソ連で1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故に関する一節だ。 書いたのは反原発の科学者、高木 仁三郎氏である。大事故が起きてみると、政府は「安全」を繰り返すばかり。核の恐怖は大半の人が知っているはずなのに、放射能についてはほとんど知らないし、備えも無い。「そういう状況に対する最大の、そしておそらく最後の天からの警告、それがこの事故の意味だろうと思います。このメッセージを受け取りそこなえば、次は日本の番でしょう」チェルノブイリでは事故があった4号機の30キロ圏内は今も居住制限が続く。放射性物質漏れを食い止めるため、支援各国がさらに巨額を投じるという。チェルノブイリのメッセージを受け取りそこなった日本。禍の蓋をいつになったらしめられるのか。
2011.04.26
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裏庭に 若葉は萌える 空屋敷 季語 若葉(夏) 東北の一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしております。
2011.04.25
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日は落ちて 祭は近し 太鼓の音 季語 祭(夏) 東北の皆様方の一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしております。 ぉ身体にはくれぐれもお気を付けください。
2011.04.23
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(シベリアの広い川の上を飛んでいた。川に浮かぶ小島や、密林の茂る岸辺が、日に照らされてくっきりと見える。「なんという美しさだろう!」。思わず感嘆の叫びがもれた)旧ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功した後に書いた手記の一節だ。祖国の威信をかけて任務の遂行に余念がなかった飛行士だが、地球の美しさは想定外だったようだ。「地球は青かった」とガガーリンが語ってから今年で50年。地球気象機関がその地球の異変について発表していた。有害な紫外線から生命を保護するオゾン層が破壊されて北極の上空にできる「「オゾンホール」の規模が今春、最大になった。冷蔵庫の冷媒などとして使用されていたフロンなどオゾン層破壊物質の存在などが原因だ。東日本大震災のニュースが新聞紙面の大半を占める中?、この記事は原発事故の推移と共に無関心ではいられなかった。今日は、地球環境を考える「アースデー=地球の日」。人類初飛行50年を記念してロシアが打ち上げた宇宙船に米ロの飛行士3人が搭乗したが、そのうちの1人の言葉が忘れられない「50年前は一つの国が宇宙開発の競争のために一人の男を宇宙に送った。今は我々3人が国際協力を体現している」。地球環境問題に対しても国際協力ができないはずはない。
2011.04.22
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蔵囲む 桃の香りや 幼き日 季語 桃(春)
2011.04.22
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東日本大震災の発生以来、短くて平易な詩の言葉に、これまで気付かなかった強い力を感じることが多くなった。(いそがなくったていいんだよ/オリイブ畑の 一ぽん一ぽんの/オリイブの木が そう云っている)。7日に82歳で亡くなった詩人、童話作家の岸田 衿子さんの「南の絵本」もその一つだ。長野原町北軽井沢の「大学村」にある山小屋に子供の頃から通い 豊かな自然、草花や小動物たちとの出会いから、沢山の詩や絵本を生み出してきた。現在、被災した子供達に絵本や児童書を送る活動が広がっている。日本書籍出版協会をはじめ3団体が対策本部を設け被災地に届けた。全国の有力書店でつくる「書店新風会」は絵本などの寄付を募っております。義援金、支援物資は一刻も早く被災者に届いてほしい。それとともに、本による支援も復興に向けて大きな後押しになるのではないか。(いそがなくてもいいんだよ/種まく人のあるく速度で/あるいてゆけばいい)。心の深いところに響く言葉の力を信じたい。
2011.04.21
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陽春の 空高く舞う 鳥一羽 季語 陽春(春)
2011.04.14
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校庭を 夫婦桜が 見守りぬ 季語 桜(春)
2011.04.13
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春愁や 白髪の目立つ 母昼寝 季語 春愁(春) 雪深き 陽春村の 現われる 季語 雪深き(冬) 白梅の 清き気品に 酔いにけり 季語 白梅(春) 目とシグサ 優しき母の 雛かざり 季語 雛(春) おとなしき 桜咲きけり 大震災 季語 桜(春)
2011.04.12
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裏通り 鶯啼きつつ 渡り行く 季語 鶯(春)
2011.04.08
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私は、幼い頃から友達というものが出来ずに育ち したがって友と下ネタの話等したことはまったく無い 世の中知らずで生きてきました。故に女性は女神のごとくに思いまったく知識が無くバチ一となってしまいました。まったくの世の中知らずな私で大変反省している未熟者な私でした。こんな私ですが今は、常に前向きで、ポジチブで水になって苦労をしようと思っています。また、今の私の生活信条は「驚かず、慌てず、焦らず、平常心」で毎日を過ごしています。私は、毎日教訓を受けた言葉は雑記帳に記入していますがもう5冊目となりますが私が先日紹介したブログ「占いイズム ルビー」を読んでいると雑記帳に映す言葉が2~3枚になってきて、彼女の言葉で一杯です是非若い女性や学生にも読んでほしいなぁ~~とつくずく思うしだいです。
2011.04.08
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災害地 淡き桜の 器かな 季語 桜(春)
2011.04.05
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大災害 青空見つめる 雛の目よ 季語 雛(春)
2011.04.04
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大災害 幾度梅は 咲きぬやら 季語 梅(春)
2011.04.03
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