"Mercy, Mercy, Mercy" by the Buckinghams 1967 Original by Cannonball Adderley 1967 左の "Freepage List" の一番下にある "CDs & LPs" の "21 Rock CDs" をクリックすると、今回手に入れた『古いロック 21枚セット』の画像が見られます。 めんどくさい方はこちら↓↓↓↓↓からどうぞ。 『古いロック 21枚セット』の画像 最初「古いロック」という表現はどうなんだろうと思ってよく写真を見たら、結構その通りでしたね。 実際、手元に来た21枚のうち明らかに70年代と言えるのは、シカゴの5枚目、ルー・リードの Transformer、トッド・ラングレンのベストの3枚だけで、ほかは全て60年代モノですよ。 60年代の終わり頃というのは、英米を中心に全世界において、ロックが様々な試みや模索を一つの垣根の中で行っていた、まさに飛躍の時期に当たりますから、数え切れないほど多くの名盤や名曲が、「ロック」の括りの中で出てきたわけです。70年代になるとこれがいろんなジャンルに枝分かれしていくわけですよ。 60年代後半は、ちょうど僕が高校生から予備校生だった頃だったので、なかなかレコードを買うほどの資金もなかったんですね。だから、今になって CD が結構安かったりすると、どうしても欲しくなって買ってしまうということになるのです。
さて、アルファベット順に並べた「古いロックの CD 21枚」の4枚目から6枚目は、バッキンガムズ (The Buckinghams)、シカゴ(Chicago)、ディープ・パープル (Deep Purple) の3枚です。
No. 4 "バッキンガムス マーシー・マーシー・マーシー(コレクション)/Mercy, Mercy, Mercy: A Collection by The Buckinghams" (日本盤) チェック完了。全曲問題なし。原盤リリースは1991年なので、つまり CD のための編集盤ということ。 改めて聴いてみて、バッキンガムス、とってもいいです。
No. 6 "ディープ・パープル「ハッシュ」/SHADES OF DEEP PURPLE" (日本盤) チェック完了。全曲問題なし。原盤リリース1968。 ディープ・パープルとはいっても、1st ですからね。これは昔よくロック喫茶で聴いたから懐かしいですけど、"Help" をカヴァーしていたのは覚えていなかったなあ。 日本盤アルバム・タイトル曲の『ハッシュ(Hush)』は当時ラジオでもよくかかったけど、あの「♪ ラーララッラー ララッラー ララッラー・・・」はどう考えても "A Day in the Life" のパクリだな・・・と思ったもんですね。もちろん、アップテンポにして曲に取り入れただけの「確信犯」であるという可能性も十分ありますけど。
ちなみに今回初めての10曲は、3. I've Been Wrong Before 5. I Call Your Name 6. Makin' up and Breakin' Up 12. You Misunderstand Me 13. Where Did You Come From 14. This Is How Much I Love You 15. It's a Beautiful Day (For Lovin') 16. Difference of Opinion 17. I Got a Feelin' 18. You ですが、中におなじみの曲があるでしょ。ほら、5. ですよ。ビートルズの "I Call Your Name" ですよ。 この曲はママズ・アンド・パパスのカヴァーは持っているけど、バッキンガムスもやっていたとは! ビートルズのオリジナルについて興味のある人には、以前に書いた日記(ビートルズ『アイ・コール・ユア・ネーム』)を読んでいただくとして、さっそくバッキンガムスの "I Call Your Name" を聴く。 ママズ・アンド・パパスもバッキンガムスもちゃんとコーラスをつけて自分たちのカラーを全面に出しているから、これはこれでいいんでしょうね。ディープ・パープルの『ヘルプ』にも同じことは言えますね。
この CD 全体を通して言えることは、バッキンガムスには名曲が多いということ。特にあまり凝っていない初期のポップ・チューンには好きな曲がたくさんあります。日本でも流行った『マーシー・マーシー・マーシー』のようなカヴァー曲のアレンジがとてもいいのは言うまでもありませんしね。 次回は No.7~ No.9 ですよ。ここにはまたすごいのがあります。