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2010/12/11
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カテゴリ: クロノス飛翔伝
「その出陣、待った!」



声のほうを見ると、



「ガドッッ」



「誰だ、貴様は?」



ルタリアードの問いに、



「オレはガドロア、あんたが皇子だろ?」



ルタリアードはガドロアの乱雑な言葉に眉をひそめるも、



「ガドロア?」



「前B・B軍大師ラーキバイドの息子、だそうです」







 邪魔するってんなら、容赦はしねぇ」



「敵とか味方とかいちいち説き伏せるつもりはねぇ。



 オレはオレの最善策を執るだけだ」



「気合十分なのはわかったが、



 いったい何が言いたい?」



ガドロアはしばらく沈黙した後、





「無駄死にになるのは目に見えてる。






 それでも行くなら、全力で止める!」






周りがざわめきだす中、





「全力・・・か、ならば見せてもらおうか」





ルタリアードは言い終わるなり、先制攻撃を繰り出す。



放たれた斬撃にガドロアは、氷の壁を作るが、



次々と突き破られていく。



ついにガドロアのところに迫ったかと思うと、







「氷で軌道を変えたか、それなら」



今度は一気に詰め寄り、直接攻撃を仕掛ける。



ガドロアも落雷を起こして対抗する。



「あくまで足止めに専念するか、いいだろう」



ルタリアードは改めて構えなおすと、






「死をも厭わぬ覚悟を思い知れ!」










ガドロアはせわしなく詠唱を続けていると、



「どうだ、もう観念しろっ」



ルタリアードの言葉にガドロアは笑う。






「これが、奥の手だ・・・。天変地異!!!」






火・氷・風・雷の四種の魔法が辺りを覆い、



それぞれの魔法がそれぞれの魔法を干渉していく。



まもなく、四つの魔法が幾重と重なり、



全ての攻撃を打ち消した。



激しい砂埃が舞い、轟音が鳴り響く。



次第に薄れていく中に二つの影が現れ始めた頃には、



膠着状態が漂いはじめる。



「全く、なんて術出しやがる。



 あんな器用に魔力を調節できるモンなのか・・・?



 完全に足止められちまったな」



「ほんとに攻撃してくるとは・・・。





 それに、まだまだ本気じゃないような・・・」





ルタリアードは含み笑いをしながら、



「そう思うか?まぁいい。話聞かせてくれ」





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Last updated  2010/12/11 09:32:20 PM
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