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2010/12/19
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カテゴリ: クロノス飛翔伝
「では、皇子。攻め込む理由を聞かせていただきたいのですが・・・」



「いつまた攻められるかわからねぇなら行くしかねぇだろ。



 これ以上、戦禍を広げるもんじゃない」



「・・・ですか、しかし今は大陸全土が戦禍に見舞われています。



 こうなった以上、全体を見て行動しないと」



ガドロアは続ける。





「他に理由があったんじゃないですか?より強い理由が」





口をつぐむルタリアードに別の質問をぶつける。



「大戦が終わった後をどう考えていますか?」



ルタリアードは少し目を開かせると、







そう言うと、少しずつ話していく。



「どうすればいいのか、何ができるのか、



 わからないなりに考え続けてた」





「でも、今の俺に親父は越えられねぇ。





 それだけはわかってる、だからこそ





 自らの力だけで終わらせる必要があると思った」





ルタリアードは前国王のような指揮力は未だなく、



年上の統首達が指示に従ってくれるのか、という不安がある。



ならば、自分たちですべてを終結させ、



有無を言わせぬ状況を作る必要があると・・・。

















以前、親父は言った。



「この大陸を統べるのは容易なことじゃない。



 民のためになるのなら、仕組みを改めることも必要だ」







「そうも言ってはおれんことぐらいわかるだろ?」



「なら、“ロン族の村”の調査をさせてくれ。



 はやいとこ整備して休んでもらうからな」



「まったく、好きにしろ・・・」

















ルタリアードは国王の酷務をよく熟知している。







「自分の身を賭して国民を守らなきゃいけねぇ。






 平和を取り戻すために!」






一瞬しんとした後、



「話し長くなって悪ぃな、お前はどう考える?」



「オレは大陸が広すぎるなら、分散するしかないと思っていた」



「ってことは・・・」



しゃべりだしたルタリアードを止めると、



「皇子は意志を止めて話を聞いてくれました。



 だからオレも意思を変えてみようと思います」






「・・・皇子の意志に助力させてください」






その言葉に周りから歓声が湧き上がる。





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Last updated  2010/12/19 01:07:03 AM
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