うたたねの詩

うたたねの詩

PR

×

Calendar

Profile

転寝屋

転寝屋

Archives

2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01

Favorite Blog

ほろ酔い日記 -京番茶-さん
女神☆555(cecil☆)… みみゆうな1525さん
気まぐれ主婦の気ま… 諏訪姫さん
♪猫♪のだらだら日記 ♪猫さん♪さん
熊のクロノス観察記 お疲れ熊さん
初心者's かふぇ 欧州帰りのニュータイプさん
多々オンラインゲー… appleaimerさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2020/02/16
XML
カテゴリ: BLACKLIGHT 再起
アロギラとの話を終えたトワールは一旦退き下がる。
(もう少し調べてみるか。まだなにかあるかもしれねぇ)
「そんで帰った、か」ビルクは椅子に寄りかかって、ギシギシと軋ませる。
軋む音を止めて、ビルクは話題を変える。
「そういや、レイトが来るみてぇだな」
「ここに来る頃には、片をつけるのだろう?」
「いつまでもやってると、バレる可能性があるからな」と言ったあとで付け加える。
「見に行くなよ?向こうから来るんだからな。格が下がる」
トワールと会ったことでいずれは正体がばれる。

「長生きのためには楽しみを取っておかないとな」

トワールの調査はなかなか進まないまま、ついに事件の片鱗が浮かび上がる。
場所は国境沿いの町で、数十人がいなくなったという。
(ってことは、実際はもっといるってことだよな。くそっ)
数日見張ってはいるものの、特に変わった様子もなく、アロギラが動く様子もない。
ただ、この街に限らず、フューリッドの北側はバフタールの手に落ちている。
しかもそれは、武力によるものだけではなく、計算された策略だ。
事情を聴いても、あの戦争のあの状況ではどうすることもできず、
無抵抗で降伏するしかない、というのも理解できるし、致し方のないことだ。
だからこそ、ここに何らかの秘密があるはずだ。
(やっぱり現行犯で捕まえる方がはやいかもな)トワールは立ち上がる。

頻繁に見かけるわけではないが、よくある光景である。
この街にも治安部隊はいる。今までも割り切ってきたし、首を突っ込むつもりはない。
それからしばらくして、またちょっとした騒ぎが起きる。今度は窃盗だろうか。
そうした喧騒が新たな喧騒を呼ぶ。どさくさに紛れて、というやつだ。
「それにしても今日はやけに騒がしいよな」とトワールは話しかける。

「あんた、この街の奴だよな?ちょっと話聞かせてくれよ」
トワールは相手をがっちりと掴んで奥の路地に入る。
「あんたは任務を果たし、そのあとで俺がたまたま捕まえる。これでどうだ?」
「ふざけてるのかっ!そもそも一体何の話をしてるんだ?」
「お前が裏で何をやってるか、わかってるんだぞ。ここで締め上げてやろうか」
トワールは手に力を入れる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/02/16 12:00:22 AM
コメント(0) | コメントを書く
[BLACKLIGHT 再起] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: