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久しぶりに、私の近況報告。しつこいようですが、内容が「首」です。私、もしくは「首」に興味のない方には、大変退屈な文章となっておりますので、先に断っておきますね。今日は内容からして、いつもの「である調」ではなくて「ですます調」で書きます。昨年、夏の終わりに首を痛めてから、早6ヶ月が過ぎました。各方面色々とご心配をおかけして、本当に申し訳ありません。「スッキリ治ったー!」と報告したいと思い頑張っていますが、今のところまだ完治とは言いがたいです。整形外科のリハビリと、鍼灸院に通う日々です。どんな感じ?とよく聞かれます。動けるの?ランチくらいは誘っていい?と色々優しく推察してくださっている方々へ。首はじっとしていれば痛みはありません。動かすと、いわゆる首の可動域の半分くらいは動きます。例えば、普通の人は「右向いて」と言ったら、90度位は向けますよね。私はだいたい45度くらいでいっぱいいっぱいです。で、左に回す時、45度に届きそうになると、首から肩にかけて、痛みが走ります。激痛ではないです。ただ、その痛みは首を正面に戻しても、残ります。残る時間は15分位だったり、半日位だったり。その時の調子によります。今度は首を上下に動かしてみます。天井を見ると・・ほとんど見えません。うがいも、あと少しで出来そうで出来ない角度です。インフルエンザの時期にうがいが出来ないもどかしさ(笑)目薬は横になって点します。一応、軽いキスなら出来る角度です(余計なこと書きましたね)。今度は下を向いてみます。これは結構普通の角度まで動きます。この上下の動きはあとに痛みを残しません。こんな感じで、動きには色々制約があります。どうしても首が回らない分を体の動きでカバーしようとするため、多少ロボット的な動きになります。滑稽ですよね。あと、全体的に視野が狭くなっています。なので、家の中であちこち体をぶつけます。掃除も隅々まで行き届いていないでしょう。先日、久しぶりにパーマをかけようと思い立ちました。ただでさえひきこもり状態でクサクサしているので、気分転換にと。でも、そのためにはあのシャンプー台をクリアしなければなりません。いつもお願いしている美容師さんに電話で相談。「首を大きく後ろに反らすことが出来ないけど、やっぱりシャンプー台無理かな」「ちょっと試してみる」ありがたいことに、アシスタントさんを使って、終業後に色々シュミレーションをしてくださったみたいです。結局、私が実際に台に寝てみて大丈夫か確認してから・・ということで美容院へ行きました。普通のシャンプー台の首のところに、角度がつかないように首枕(タオルとビニール袋で手作りしてあった)をセットしてありました。ホントにありがたい。早速試しに寝てみました。「いけそう!」「じゃ、やってみるか、痛くなったらすぐに言ってな」「オッケー」とシャンプーが始まりました。お湯で頭全体を湿らせて・・・って「やっぱり痛いわ(笑)」と、一分も経たないうちに、シャンプー断念。せっかく色々準備してくださったのにね。本当にごめんなさい。どうやら、首の角度の問題ではなくて、頭が宙に浮くことで首に頭の重さがかかることが問題のようでした。頭も支えるシャンプー台(洗いにくいよね)を開発してくれとも言えず、しばらくはドライカットのみで行くことにしました。あと、首の動きで、よくあるのがいわゆる「首をかしげる仕草」。若い子がやると可愛いヤツです。これも、ほとんど動きません。痛いのです。首はかしげなくても生きていけそうなので、無理はしていません。最終段階として、首をぐるぐる回す運動、はもちろんまだ無理です。恐怖感があり、試すことも出来ていません。リハビリの先生には、「動かさないと、筋肉が固まるから動かして、でも、痛みが残るようなら無理はしないで」と言われています。なので、基本は動かそうとしています。でも、大概の動きで痛みが残ってしまいます。その辺を打破できないかと、昨年末から鍼灸院に行っています。もともと鍼は大好きでしたが、今の症状に適しているかわからなかったので整形の先生に相談したら、「ぜひ行ってみて」と言われました。私の場合、首の深いところの筋肉が固まってしまっているので、そこを治療できる先生を色々探しました。結局鍼灸院だけで、6軒回りました。(一回だけ行ったのも入れて)今のところに落ち着いてようやく2ヶ月が過ぎました。可動域が広がりだしたのは、鍼灸を初めてからなので、やはり鍼灸の力はすごいと思います。あと、それとは関係なしに、天候、気圧の影響を多大に受けます。雨の降りだす前、ひどく冷えた朝、とにかく悪化します。これはおそらく首が自律神経に大きく関わっているということだと思います。とにかく、普通の怪我のように、日にち薬でスイスイとは行きません。首が複雑構造なのが原因のようです。レントゲンもMRIもとりましたが、整形の先生ですら、具体的に私の症状がどこから来ているのかが特定出来ないのです。「恐らくこの辺を痛めているのだろう」とか、そんな言い方です。それくらい私でもわかります。鍼灸の先生もたくさんの体に触れてきているだろうけど、やっぱり「手探り」感を否めません。それくらい、首は複雑なのだそうです。そんなに、大切なところを痛めてしまった。しかも、わざわざ、治療にと行った整体で。ちゃんと知識があれば防げたような気がすることに、いつまでたっても、後悔の念が薄れません。情けないですが。数年前に前庭神経炎を患って、歩けなくなった時もそうでしたが、病気や怪我は、人生にとってマイナスといえばマイナスですが、必ず、何かプラスも与えてくれます。人に甘えることが苦手な私が、ほぼ強制的に毎日毎日誰かに甘えっぱなしの生活を強いられます。申し訳ない気持ちで、卑屈になってく自分。「ありがとう」を素直に言えば良いのに。でも、意地を張っていても、一向に症状も良くならないし、長期戦の様相。もう、あちこちに、素直に甘えるしかない状況に追い込まれました。実母が病気がちなこともあって、結果として義母に甘えっぱなしになりました。そりゃ遠慮もします。気も遣います。でも、仕方ないのです。家事が出来ないのですから。義母は本当に良くしてくださいました。もともと仲の良い嫁姑でしたが、今回のことで更に距離が縮まりました。私も義母の前で泣いたし、義母も私のために涙を流してくださいました。本当の親子になれたような気がします。家族には本当に助けられました。一緒に心配して、一緒に闘ってもらいました。家族だから、当たり前・・だとは思えません。他人行儀に、心からお礼を言いたい気分です。症状は三歩進んで二歩下がる、の繰り返し。この「二歩下がる」の時に、心が折れるのです。でも、子どもたちもいるから、わめき散らしたいのに、それが出来ない。とにかく我慢する。それでも、こぼれ出る時も多々ありました。折れそうになる気持ちを立て直すのは本当に大変です。自力ではほぼ不可能。そこが本当に弱い私。いつもそう。だから、他力にすがるのです。これもいつもそう。たくさんの友人たちからの、励ましや、メール、手書きの手紙だったり、電話だったり。お菓子や本が送られてきたり、家まで来てくれた形跡があったり。あえて、しんどいだろうからと、連絡を控えてくれている・・それもまた嬉しかった。とにかく、首を痛める?!というわかりにくい事態に対して、精一杯の想像力を働かせて色んな方法で私を励ましてくれる人たちの言葉が、気持ちが本当に力になりました。感謝しかありません。首は自分で治すしかないけど、傾いた心は他人の力でもとに戻るのです。こういう経験が、また私を動かします。今度は私が気持ちを温めてあげたい。大したことは出来ないけど、少しでも誰かの心の温度を上げることができたらいいな、と体が動く範囲で、また色んな活動を再開していけたらいいなと思います。それにしても、首は大切。人の話を聞くにしても、ウンウンと首を振らないと、聞いているよって気持ちが伝わらないでしょ。運転するにも、首が後ろ向かないと駐車できない。とりあえず、駐車場が狭いところはなるべく避け、どうしても停めないと行けない時は体ごとひねって、面白い動きで駐車しています。首は自律神経にも大きく影響していて、食欲がなくなったり、不眠にもなります。ダメだとわかっていても睡眠薬、激増してます。私は自分の首、実は結構好きでした。どんなに高いタートルネックにも埋まらない、細くて長い首(笑)。でも、今はこの首取り替えてほしい気分です。悲しいかな、それくらい、違和感がある。最初の問いにもどりますが、ランチくらいは出来ます。夜も調子よければ出られます。ただ、天候、気圧なのか、「痛い日」があります。痛い日はたいてい首肩もガチガチに凝ります。笑顔が作れなくなるくらい。なので、当日キャンセルもあり得ます。こんな感じで良ければ、皆様遠慮無く誘ってくださいね。では、とにもかくにも、皆様首は大切に。
2015年03月11日
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