雨のち晴れ晴れ

雨のち晴れ晴れ

2005年01月14日
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夕方から冷え込んできた。寒いなぁ…。
毎年、今頃はよく雪が降る。
去年も雪、降ってたなぁ…。。

朝起きて、ブラインドを開けると真っ白で
真っ赤な朝日がとても綺麗で…
でも、もう見たくない、思い出したくはない景色。

病院の中はとても暖かいから
外で雪が降っていても
全く違う世界のようだった。



毎日、少しずつ
お日様が出てくる所が変わっていった。

赤くてぷっくりと膨らんだ太陽が
まるで生まれいずるように、
ためてためてはじけるように、
本当にポン という音が聞こえてきそうな
日の出。。
あっという間に世界が真っ赤に染まって
キラキラ眩しくなる。

とても生命力にあふれていて感動的なんだけど
今は、見たくない。


なかったから。。。
家にいると
とんでもないほど忙しい朝の時間も
病院ではゆっくりで
このまま止まってしまいそうで



去年の今日(14日)
夕方に、麻酔科の医師がベッドに来て
麻酔がどんなものかを説明して行った。
手術についての説明を受けて
なるようにしかならないと、
半ば開き直っていた。

明日にそなえて
眠剤を飲んで寝た。

去年の今日も、思い出したくない日。

手術は、朝9時から夕方4時過ぎまでかかった。
左卵巣と子宮の摘出。
広範囲に及ぶリンパ節(結果的に40個のリンパを取った)の摘出。
尿意を感じる神経の切断。
これが私の手術の内容。

手術が終わった時は、寒くて震えが止まらなかった。
死んでしまう時はこんな風に寒いのかもしれない なんて
ぼんやりと考えた。
意識がはっきりしてくると
これで全部終わったんだ って思った。
もう、苦しい事や辛い事はなくなる って。。

でも、違った。
本当に辛いのは、これからだった。
身体も心も、ここからもっと辛かった。

終わったその夜は一晩中吐いていた。
お腹が痛くて吐けないのに
何回も何回も吐き続けた。

高熱のせいか麻酔のせいか解からないけど
体中痛くて息苦しくて…
2日間は思うように動けなかった。

ある程度、動けるようになってからは
歩けない事と尿意の感覚がない事に
悩まされた。

時間を決めてトイレに行くが
自分では全く出せなくて
辛く悲しい気持ちになった。
ずっとこのままなんじゃないかって
とても不安になった。

足を上げられなくて
すり足でしか歩けなかった。
腰のあたりまでむくんで
自分で触っても
ぼんやりとした感覚しかなかった。
熱もなかなか下がらずに
結局これは、リンパ膿腫らしいと
わかった。

この先元通りの生活に戻れるのか、ものすごく不安だった。

そして、病理の検査結果によっては
また抗癌剤を流すかもしれない という
不安もあった。

もう、何も考えたくない って思った。

でも、こんな病院生活だったのに
入院中は楽しかったと思う。
同じ苦しみを知っている人たちがいたから。。。
支えてくれる友達でもあった。

みんな同じ気持ちだったから…
それがわかっていたから…
だから、笑っていられた。
無理に頑張ろうとはせずに
自然な気持ち、状態でいたと思う。

だから、そこを離れたら
その時の辛さや苦しさは思い出したくない。

もう、二度とあんな思いはしたくないと思う。





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最終更新日  2005年01月15日 00時16分04秒
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