あい・らぶ・いんそん

Jan 29, 2008
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カテゴリ: 愛再び
告白7

「良かった・・・本当に、良かった・・」

イヌクはジェミンが回復したことを知って、心から安堵した。

ひとつ間違えばジェミンが、自分の身代わりになって死んでいったか

も知れない恐怖を、イヌクは嫌と言うほど味わったのだった。

その一方で、スジョンと共に過ごしたこの数日が尊い時間だったことを思っ

ていた。

明日からはもうジェミンのもとで眠るであろうスジョンを思うと、切なく胸

が痛んだ。



空しさと寂しさの中で、イヌクは部屋に帰るとワインを開けた。


「ワインなんか・・」

スジョンが断ると

「目が覚めたお祝いだ。それからおまえも少し眠った方がいい。明日

から、ジェミンの世話も始まるだろう。俺にできることがあったら必

ず言ってくれ」

そう言ってグラスにワインを注いだ。

スジョンはほとんど3日間眠らずにいたので、一杯のワインですっか

り酔いがまわってしまった。

激しい睡魔に襲われたスジョンは、ソファにもたれかかっていつしか深い眠

りにおちていった。



つめていた。

(もう・・・こんなおまえを見ることもないな・・)

と思うといたたまれないほどの淋しさを感じた。

スジョンを暫く見つめ、やがて静かに抱き上げベッドに運んだ。

(何度おまえをこの手でベッドに運んだかな・・・)



ら考えていた。

(おまえを抱こうとした時、ジェミンがおまえの部屋を訪ねてきたこ

とがあった・・。あのとき、おまえを抱いていたら、おまえはおれの

ものだったのだろうか?)

今となっては、遠い過去の出来事だった。

疲れ果てて眠りについたスジョンを見つめていると、イヌクは自然と

涙が溢れてきた。

(愛しい・・スジョン・・俺の・・スジョン・・このまま自分のそば

にいてはくれないだろうか・・・せめて、少しの時間だけでも・・。)

イヌクはそう思うと切なさのあまり、眠るスジョンにそっと口づけをした。

すると、想い出が次々によみがえり、懐かしさと愛おしさがたまらなくイヌ

クを襲った。

(なぜ・・おまえを愛したのかな。どうして、おまえは俺から離れて

いったのだろうか。)

いつもスジョンを守っているつもりだったあの頃、ジェミンがスジョン

を求めるまっすぐな情熱が疎ましかった。

(ジェミンのように何不自由なく育った人間にはわからない苦悩を、俺と

スジョンは共有していたはずだった・・・。それなのに・・結局財産をすべ

て捨てた男についていくなんて・・)

イヌクはそう小さな声で話しかけながら、もう一度キスをした。

すると夢でも見ているのか、スジョンがにっこりと微笑んだように見えると、

バリで過ごした幸せな日々が、イヌクの心によみがえってきた。

(あのときに戻りたい・・・そしたら、今度はおまえを放さない・・。)

そう思うと、イヌクはスジョンへの熱い思いがこみ上げてくるのを、我慢す

る事ができなくなった。

「俺を許してくれ・・」とささやいて、イヌクは静かにスジョンを愛し始めた。

優しくブラウスのボタンが、ひとつずつはずされていった。



スジョンは夢を見ていた。

ジェミンに抱かれる夢だった。温かく優しく・・・やがて、スジョンは

ジェミンの腕にしがみついて眠ろうとしていた。うつうつと目を開ける

と、スジョンはイヌクの腕にしがみついている事に気がついた。慌てて

イヌクから離れようとすると、イヌクに力強く押さえつけられた。

「いやぁ~~」

スジョンの声が、広い部屋に悲しく響いた。





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Last updated  Feb 27, 2008 02:27:40 PM
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