2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全4件 (4件中 1-4件目)
1

先週の中旬から3日ほど、岩手県の大槌町、釜石市にシーズン最後の渓流釣りに行ってきました。ついでに、岩手県の遠野テレビでやっている「かっぱを生け捕りしたら1000万円」の賞金につられて、せっかくだからかっぱを捕まえてこようかと、遠野市まで足をのばしてきました(^-^)。上の写真が「かっぱ淵」です。なんでも小烏瀬川の姥子淵というところに馬子が馬を引いて行き、そのままにしておいて遊びに行ってしまいました。するとかっぱが馬を淵に引きづりこもうとしたのですが、逆にひきづられて厩まで来てしまったのが、かっぱが目撃された最初だそうです。この淵は常堅寺というお寺の横にあり、きれいな水が流れています。「時間外にかっぱに餌をやらないでください」と書かれています。看板の近くに赤ちゃんかっぱを抱いて、お乳をやっているお母さんかっぱの置物がありました。なかなか、ほのぼのとした姿ですね(~-~)小さな祠があり、中を覗くとかっぱの置物、縫いぐるみなど、いろいろなモノが奉納されています。中でも注目したいのが、左の箱の中に納まっている丸い赤い物です。これは女性の乳首の縫いぐるみなんですね。実はかっぱの神様にお願いすると、なぜか乳の出が良くなり、祈願がかなった女性が奉納したのだそうです。かっぱ伝説と、乳の出が良くなるという説が結びついた面白い話ですね。さて、「かっぱを生け捕り」するとき注意しなければならないことが幾つかあります。その1、傷をつけないために網や釣り針を使ってはならない。その2、捕まえたらすぐに「生キュウリ」を与える。その3、頭の皿の水がなくならないように注意。その4、捕まえたらデリケートな生き物なので優しくあつかうこと。その5、希少生物であることを自覚すること。などです。さてそこで、果たしてかっぱを生け捕りすることができたのでしょうか。しばらく「かっぱ淵」で様子を伺っていたのですが、天候が不順で大粒の雨が降ってきたので断念せざるを得ませんでした。この日、岩手山に昨年より16日も早く初冠雪を見たそうです。1000万円をゲットするのは、なかなか容易なことではありませんね(^-^)
2008年09月28日
コメント(15)

先日の22日に『フライロッダーズ』08年11月号が発売(地球丸)になりました。今回、小生が担当しているインタビューページに登場していただいた方は、ミュージシャンの伊勢正三さんです。伊勢さんは「なごり雪」や「22才の別れ」など、今もなおカラオケなどでも唄われている、情緒あふれる歌を作詞、作曲したことでも知られていますね。伊勢さんのフライ歴は15年ほどになりますが、フライを始めた時から水生昆虫に興味を持ち、たちまちタイイングにのめりこみ、巻いたフライをテーブルの上などに置いておくと、事務所のスタッフが本物の虫と間違え、ティシュにくるんで捨てるほどリアルなフライを巻いていたそうです。以来、渓流に出かけて行くと、水生昆虫の観察が半分、ロッドを振るのが半分というほど昆虫に夢中になりました。そうして、その観察からイメージしたオリジナルのフライを、随分と作出してきたそうです。フライボックスを見せてもらうと、きれいに整理されたフライが、びっしりと並んでいました。こだわって巻いたフライで、ライズしている難しい一匹を釣る。イメージした通りの釣りができれば、一匹で満足だと彼はいいます。「自分で巻いたフライを本物の虫として食ってくれた魚と、そういう魚を育んでくれた川に敬意を表したい」伊勢さんの言葉です。フライフィッシングはこだわりの釣りで、こだわった方が断然、面白いのですが、今までいろいろな方にインタビューをしてきて、伊勢正三さんほど「強烈なこだわり」を持った人は初めてお目にかかりました。それだけに含蓄のある言葉が、たくさん聞くことができたと思います。書店で見かけましたら、ご一読のほどよろしくお願いいたします。
2008年09月23日
コメント(17)

前回、アウトドア系のムック『ポイント01』(毎日新聞社刊)に記事を掲載するために、秋田県阿仁にマタギの頭領に話を聞きに行った話を書きました。実はその取材から帰って半月ほど過ぎた1985年12月1日に、同じムックに「ニュージーランド釣りの旅」の記事を書くために、カメラマンを連れて、NZ南島に飛んだのです。上の写真が『ポイント01』です。1986年4月1日に出版されたものです。NZ南島のクライストチャーチの空港でフォードのステーションワゴンをレンタルし、テカポ、マウントクック、オアウ、クインズタウン、アトール、テ・アナウ、ワカナ、オマラマと南下し、最後に出発点に帰ってくる旅です。取材期間15日間、NZはサマータイムに入っていました。キャンプ場のコテッジを転々としながら、朝から夕方まで湖や川に出かけ、ビッグワンを求めて釣りをし、キャンプ場に帰ってきてからは、スーパーマーケットで買ってきた食材で夕食をつくってすませます。翌朝、また4時に起きて釣り場にでかけ、夕マズメまで釣って帰ってくるという毎日。夕マズメは夜の10時ころですから、帰ってきて食事を作って食べて寝るのは12時を回ってしまいます。ご飯を炊いて、簡易味噌汁作って粗末な食事をしていたら、キャンプに来ていた女子高生のグループの一人が、サラダを差し入れしてくれました。嬉しかった、、、。しかし連日のドライブ&フィッシングで終盤は、疲労困憊でしたね。上が「NZ釣りの旅」の記事の扉です。15日間、南島を走り回り走った距離は2300キロ。出発点まで帰って来たときにはフォードにガタがきていたような、、、、。なんせちょっと隣町までといっても200キロは離れています。その間、人家はなく羊の牧場の柵が延々と続いています。走っていると、ついつい100キロのスピードを越えてしまうということもしばしばでした。上の写真はレイク・タウポと22年前の小生の釣り姿。今見ると若かったな~(~-~)ロッドは8番です。遠投して探らなければなりませんから、このくらいのハードタックルでなくては太刀打ちできません。しかし、何せ重い。疲れる、肩がこる、腕がしびれるで、まるで苦行をしているようでした。50センチ弱のブラウントラウトです。でかい口が動物的ですね。「こんなのがうようよ」と書きましたが、昔、北米から移殖され、代を重ねてすっかり野生児となっておりますし、生存競争を生き抜いてきた魚ですから、それなりに賢くて手ごわいのです。ヒットすると走る、跳ぶ、逃げるで、なかなかのファイターでした。NZは北島、南島あわせても、日本の国土の7割。羊が人口の10倍くらいか、、、、。野良羊が道路を歩いてるし、町から外れると人口の構造物が少ない。風景が非常に大きく見えます。マウントクックの氷河から流れ出る川がありますが、土砂の流失があっても堰堤などこにもありません。自然が崩れていくのは当然で、人はやたらに自然に手をかすべきではない、といっているようにも見えました。湖と川の国で「フィッシング・パラダイス」と空港のインフォメーションに掲げてありましたが、まさにパラダイスであったのは間違いありません。
2008年09月09日
コメント(11)

熊谷達也氏の小説に『邂逅の森』という作品があります。読んだ方も多いかもしれませんが、この小説は秋田県の阿仁町打当の小作農の家に生まれ、マタギを生業とした松橋富治という青年の成長の軌跡を描いた作品です。時は大正初期のころ。読んでいるうちに、そういえば1985年(昭和60年)の11月、毎日新聞から出版された『ポイント01(ゼロワン)』という雑誌の取材で、秋田県の阿仁までマタギの頭領に会いに行ったことを思い出しました。東京から12時間のロングドライブでした。阿仁町はマタギの集落です。今でこそ民宿を営んだり、猟期以外は出稼ぎに行ったりして生計をたてていますが、その昔はカモシカや熊を撃ち、毛皮や肉や熊の胆を売って暮らしていました。とくに熊の胆は万能薬として貴重で「肝1匁(もんめ=3.75グラム)に金1匁」といわれるほど高価な値で取引されました。上の写真は、昭和初期のころのマタギの人々です。軍隊から払い下げられた村田銃をたづさえて、野山を巡って熊を獲っていたのでした。小生が話を聞いたマタギの頭領は「松橋茂治」さんという名前で、年のころ70歳くらい。頭領を息子さんに譲って楽隠居をしているようでしたが、若い頃に森吉山一帯で、ひとシーズンに45頭の熊を獲ったことがあるそうです。テープを回して延々と話を聞くこと4時間。「巻き狩り」をするときは10~16人くらいのチームを組むこと。「シカリ」(頭領)の指図にしたがい、熊を追い立てる「セイゴ」、鉄砲を撃つ「ブッパ」、全体を見渡す「ムカイマッテ」(物見)と役割分担をすること。春、穴から出てきた熊は、尾根の上に追い立てること。「ブッパ」は尾根の上で待ち構えていて、登ってきた熊が顔を出したところを撃つこと。「熊を撃つときは近くて2メ-トル。怖いもなんもないよ」と言っておりました。つまり一発で仕留めないと危険なこと。怪我をさせて苦しめないこと。手負いの熊が逃げ出すと、追いかけるのは不可能だし、どこに飛んでいってしまうかわからなくなること。このために一発必中で仕留めなければならないのです。上の写真は今は亡き西村晃さんが主演をした映画「マタギ」のワンシーンです。下の写真が古典的なマタギの服装のようです。上の写真は熊を解体している写真。右下は「ナガサ」という猟用刀で、マタギはこの鉈ひとつで小屋架けもします。襲われて鉄砲を撃つ間がないときは、これで刺し殺したりします。左下の写真は鉛を溶かして丸い弾をつくる道具です。ちなみに獲った熊は全員で平等に分けることになりますが、松橋さんは「背中の肉が一番うまい」といっておりました。
2008年09月05日
コメント(15)
全4件 (4件中 1-4件目)
1

![]()
