裏庭のおしゃべり

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2014.10.20
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シュウメイ菊


おはようございます。

季節の変わり目ですが、この季節は
庭やプランターの植物のお世話も欠かせないですよね。

こちらの野放し状態の
つわぶきの花やシュウメイ菊の花もそれなりにきれいですが
落葉樹の色づく葉模様もなかなかです。

今年の紅葉はどうでしょうか。

  さて、昨日からのつづきのお話しですが
今回は書籍からの抜粋です。


【中古】 花の神話 Truth In Fantasy65/秦寛博(著者),新紀元社編集部(編者) 【中古】afb


マリーゴールド、和名ではキンセンカの神話のお話し(抜粋)

太陽神と少年

シチリア島に太陽神をとても崇拝しているクリムノンという少年がいました。
その崇拝ぶりは、アポローンが太陽を牽く戦車を駆っている昼は幸せでしたが
日が沈んで夜になると悲しみに打ちひしがれるほどです。

アポローンも少年の好意に気がついて、クリムノンのところには
特別暖かな陽射しを与えました。

しかし、嫉妬深い雲の神は、二人の関係をよく思わず
太陽を隠してしまいます。
アポローンを見ることができなくなったクリムノンの嘆きは


9日後、ようやく雲が切れ再び地上に日の光が射した時には
クリムノンは、悲しみに耐え切れず、すでにこと切れていました。
アポローンはクリムノンを哀れみ、
彼を太陽に向かって咲く花、キンセンカに変えました。

この神話から、古代ギリシャ人はキンセンカのことを
ヘリアントゥス(太陽の花) と呼びました。

古代ギリシャでは、キンセンカは属名 「太陽の花」 だったんですね。
思い合っていた太陽神と少年・・・まるでBL。

物語が単純なので、萌えませんが^^;
少年を、陽射しを受けずに悪天候にさらされた植物にたとえると
わかりやすいお話しですね。

これには、まだ続きがあるのです。


奪われた名前 (抜粋)

現在では、
ヘリアントゥスは、アメリカ大陸原産の花ヒマワリの属名になっています。
英名にした「サンフラワー」もまた、ヒマワリの英名になっています。

サンフラワーも元々はキンセンカを指していました。
では、どうしてこのようなことになったのでしょうか。

ヒマワリは、もともとネイティブ・アメリカンの人々の間で太陽の象徴として
扱われてきた花です。
そして、インカ族の太陽神殿に仕える巫女は、
純金製のヒマワリの花冠をかぶっていました。

このため、 ヒマワリは大航海時代後に
「インディオの太陽の花」としてヨーロッパに持ち込まれました。


太陽の盛りである夏に、日輪を模したような大きな花をつけることから
いつしか、「インディオ」の部分が抜け落ちてしまい
ヨーロッパで太陽の花といえば、ヒマワリになってしまったのです。

17世紀には、すでにヒマワリが太陽の花と認識されていたようで
太陽王と称されたフランス国王ルイ14世も、自らの紋章として
ヒマワリを使用しました。



なるほど・・・
どこの国や地域でも


どちらも色あざやかな黄金色で
太陽に向かって咲き、形も貨幣のように丸く花期も長い
ということが
太陽と黄金をイメージさせたのではないでしょうか。

個人的には、ヒマワリが太陽で

だというイメージがありますね。

さて
しつこいですが、このお花にまつわるストーリーは
まだあるのです。

良かったら、またお付き合いくださいませ。


では、良い一日でありますよ~に。スマイル






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Last updated  2014.10.21 11:03:19
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