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今日も昨日に続き薔薇のお話しです。
よろしくお付き合いくださいませ
人と薔薇との関わりは、遡ると起源前3000年頃からだとか。
世界各地で色々な用途に使用され続けた植物ですよね。
様々な神話にも登場しますし
キリスト教では聖母マリアを象徴、
イスラム教ではスピリチュアリズムの象徴とされているようです。
愛と美の象徴というイメージが
私には濃いかな。
精神世界との関連も深かったようですが、
ローズの効能を、古の人々も認知していたからですよね。
しかし
「悪」のイメージにも薔薇にはありませんか?
善と悪、その両方に表現されるのは
精神世界を象徴する所以でしょうか。
そういう面でも薔薇には神秘性がありますね。
ローズ・オットー
Rosa damascena
原種に近いダマスクローズから抽出される精油。
芳香が失われない早朝に花を摘みます。
オットーというのは
ペルシャ語で花の精、香水という意味に由来するそうです。
500以上の芳香成分が発見されていますが
まだ未知なる成分もあるそうです。
薔薇らしい芳香は微量成分のダマセノンやローズオキサイド。
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
ブルガリア、モロッコ、フランス、エジプト など
主成分
モノテルペンアルコール類のシトロネロール、ゲラニオール、ネロール
ファルネソール、リナロール、フェルニチルアルコール、 など
微量成分
ダマセノン、ダマスコン、β-イオノン、ローズオキサイド、
オイゲノール、酢酸ゲラニル
昨日のローズアブソリュートは
フェルニチルアルコールが主成分の70%近くを占めましたが
ローズ・オットーは1~2%程度です。
香 り
上品なフローラル。まさに薔薇の香り
どんな時に?
あらゆるネガティブ感情に陥って辛い時、寂しい時。
心を慰め、多幸感をもたらせてくれます。
癒され鎮静効果がありますが、同時に高揚感も。
心の浄化にも役に立ってくれますよ。
昔から、愛の象徴とされていたので催淫剤として使用されました。
愛情への抵抗、何らかのブロックがある時に
精神的、肉体的に働きかけることができると言われています。
同様な効果は
イランイラン、ネロリ、ジャスミンなどにもあり
これらのお好きな精油とブレンドしてみるのも良いかもしれません。
精神面にうまく作用する働きがあることから
脳下垂体や視床下部を刺激するといわれています。
これは、アロマテラピーでは重要な生理学につながります。
内分泌や自律神経調節に関わるこの部分に
大きく関与するので。
そういうことも含めて
女性の一生を通じて(思春期から老年期まで)
症状や他の精油との効果に合わせ
幅広く使用できる精油ですね。
他にも、
血液浄化、抗ヒスタミン、肝臓強化、などの作用も期待できますよ
そして
肌に対する期待も大きいです。
様々美容製品に使用されていることから明らかですよね。
特に肌の弾力を回復するので、肌が若返ると言われます。
私がブレンドする時は、パルマローサやゼラニウムなど
似た成分を持つ精油を使います。
ただ、普段使いにローズ・オットーがほしい場合は
3%に希釈されたものを使いますよ。
使用時は1%濃度が基本ですので調整できますし、
私の場合
局所使用では問題なかったので、そのまま美容液代わりに
(余計なものも入っていないので安心)
実はあまり教えたくない。。^^;
最後に
ご存知の方も多いと思いますが
混ぜものでない本物のローズオットー精油は
13度以下で固まります。
お買い物の参考になさって下さいね。
だって、とても高価な精油ですから
(参考)アロマテラピーの教科書
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