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お仲間7人+特派員1号夫妻の総勢9人で日光東照宮に行く。多分、この連休が日光観光の最後のピーク。12月になれば、もう寒くなる日光です。前日から日光入りしている特派員1号夫妻撮影の、奥日光戦場ヶ原。紅葉は終わり、冬枯れの風情もよいものです。奥日光はすでにもう冬ですが、山内(東照宮、輪王寺、二荒山神社境内)はまだ紅葉が見られます。北の地方の紅葉は、気温が低いので色が鮮やか。常緑樹の緑とカラフルな赤やオレンジのコントラストが美しい。東照宮本殿。修復されて塗装もきれいです。白と金と黒がベースの本殿は陽にあたるとキラキラと輝きます。明治時代開業の日本でも超老舗ホテル、日光金谷ホテル「メイプルリーフ」でお茶。Pさん注文の本日のケーキは、かわいいココットで出されるカスタードプリン。こちらのケーキやお料理は、奇をてらわない、ベーシックなものです(もちろん、ベーシックなものであるほど、料理人の力量が出ることはいうまでもなし)。ワタシはチーズケーキ。他のメンバーでは「100年カレー」を注文した人も。100年カレーは、ホテルが所蔵していた明治時代のレシピを再現したもの。甘めの(「カレーの王子様」風であったそうな)、お肉がゴロンと入ったルー。素朴な感じですが、日本人が初めて食べたのはこんなカレーであったのか?この日は金谷ホテルのクリスマスツリー点灯式があり、ホテルの庭にある大きな木がツリーになりました。来場者にスープも振る舞われ盛況。このスープ、トマトベースのミネストローネでジャガイモ、ニンジン、玉ねぎが、ごろごろ。とてもおいしい!
2014年11月24日
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先週末、日光へいってきた特派員1号より。日光は山のほうから紅葉が進んでくるのですが、下の東照宮付近は今が見頃。華厳の滝。晩秋から冬にかけてはよく見えます。(ワタシは、霧の中の華厳の滝しか見たことない・・泣)木々の葉が落ちてしまったぶん、より、水と岩肌がはっきりと見えますね。 鬼怒川方面にはテーマパークがいくつも。なかでも、日光江戸村は、時代劇テーマパークで、昨今の歴史ファン急増をうけ人気。ドラマや映画の撮影も行われるところで、若手俳優さんがステージに出演していたり戸、なかなかの充実です。この、みょ~にゆるいキャラは、「にゃんまげ」。着物を着たらいいのに~と思うのは、ワタシだけでしょうか(笑)。
2010年11月18日
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今日は、ペーパードライバー教習で、ほぼ3年ぶりに一般道路を運転。2時間続けて乗ったので、ちと緊張しました。が。明日、車が来るんだもん。早速、家人の病院まで乗っていて、お披露目しなきゃなりません!だいじょうぶか~(汗)。でもでも!「なかなかいいじゃないですか!コレなら、大丈夫ですよ!」と誉められたぞ。「きちんと、右左折のとき目視で確認もしてますね!これ大事ですから、これからもきちんと続けてくださいね!」誉められたからって、天狗さんにならないよう、基本とスピードを守って安全運転頑張ります。思うに、運転、面倒だなあ、とか義務感みたいなものだけですると、つらくて疲れるだけかも。走ることそのものを楽しみながらだと、ゆとりを持って行けそうです。家人、退院後の最初のお泊り旅行は日光、という要望が出ていて、さきほど、9月にこのお宿を予約しました。奥の院ホテルとく川バリアフリールーム(バス・トイレがバリアフリー仕様で、ベッドのあるお部屋)をお願いし、ナマモノが嫌いな家人のお食事は、別のものにしてくれるようリクエスト。こちらの状況をお話したので、お食事場所などもいろいろ考えてくださるようです。もっとも、あと3ヶ月あるので、状況も変化するとは思うけど。基本的に、バリアフリールームを設けているホテルは、ハード面だけでなくソフト面でも理解はあるだろう、と考えてよいでしょう。シティホテルは、バリアフリールームのあるところが増えていますが、和風旅館は、まだ数は少ないです。でも、丹念にHPなどを見ていくと、新しく設けたり、人の手で補ったり、というところも目にするようになりました。ただお風呂に関してだけは、なかなか難しいかな、というところです。岩の露天風呂など風情はとてもいいのだけれど、足元が不安なうちは無理でしょう。でも、露天風呂にはいることを目指して、リハビリに力が入るかも。勿論、人によってサポートの必要な状況はまったく違い、本当にケースバイケースとしか言えないと思うので、手探り状態ではあります。できるところまでやってこよう、というつもりで、まずは楽しんで来たいですね。とにかく、嫌でも何でも日光まで高速で行かなきゃなりませぬ!いろは坂にも挑戦できるだろうか?
2008年05月31日
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精進料理も、最後はスイーツで締めくくります。目にも涼しい生菓子は、その名も「花衣」。白い餅皮に緑色の餡が、初夏の日光にぴったりです。お茶も、煎茶に替わって焙じ茶が出されます。 こんな緑溢れるお庭を眺めながらいただく、お茶とお菓子。わざわざ来た甲斐がありました。ここまで、かかる時間は1時間以上。一汁九菜、ご飯、お菓子で税・サービス料込み4042円。如何でしょう?ちょっと高い?でも、調理にかかる、もの凄い手間ひまを考えると、高くはないかな、と思います。端正なお座敷で、心静かに、ありがたくいただきたい精進料理。たまには、こんな楽しみも。そして、6月のらぽっぽは、たっぷりブルーベリーと紫芋のタルト 紫色のフィリングが、これまた紫陽花を連想させて6月向き。ブルーベリーの酸っぱさが魅力かな、と思います。もう少し、ブルーベリーが多くてもいいかな。紫芋は、鹿児島産スイートアメジスト。最近のお芋の名前、なんとも麗しくなりましたね。
2007年06月06日
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次は、煮物です。飛龍頭(ひりょうず)の湯波あんかけ。ワラビ、絹さや添え。飛龍頭というのは、いろいろ入ったがんもどきですね。細かい湯波が入ったあんかけで、コクのある仕上がりになっています。精進料理は、素材が限られるだけに、味付けは調理法に飽きない工夫がされています。ここまでは、フランス料理のように一品ずつ出されるます。ゆっくりいただくせいか、かなり、おなかはいっぱいになった感があります。でも、お豆腐というもの、意外におなかがいっぱいになる食材ですよね。肉、魚がなくても、まったくもの足りなさを感じません。実は、お魚が余り得意ではないので、こうした精進料理はむしろ安心していただけるところがあります。生ものやお鮨は勿論美味しくいただきますが、それがなくては生きていけない、というほどではない。煮魚は、好きと嫌いで分ければ、やや嫌いに傾くかな。骨のあるお魚(鯵の塩焼きなど)にいたっては、まず、上手に食べられない。・・・ゆえに、外では絶対に骨付き魚は食べないようにしています。「なに?その食べ方。もったいな~い!」と怒られるのがオチなので・・・そんなわけで、骨付き魚も煮魚も登場することのない精進料理は、まさにお魚苦手派のためにあるような和食なのでした!ちなみに、ちゃんとしたフルコースの精進料理はこれで5回目。高校の京都修学旅行でいただいたのが、大徳寺泉仙、万福寺白雲庵。あとは、鎌倉の建長寺門前鉢の木、光明寺。それぞれ、献立や料理法に多少の違いはありますが、自分的には、あっさりした味付けが多い懐石や松花堂弁当などよりも好みです。もともと精進料理は中国伝来のもの。日本風に変化したとはいえ、どこか、中国料理の雰囲気が残っているように感じます。懐石料理や、現代に繋がる和食の宴会料理などは、精進料理から発生したものだそうです。日本料理の原形となったのが精進料理なのだとか。 最後はご飯で締めくくります。揚げ物は、明日葉と新生姜の掻揚げ(美味!)、小茄子、えんどう。お塩でいただきます。ご飯は山椒の葉の佃煮を載せて。お汁は、柔らかな筍の千切りの澄まし汁。香の物は、キャベツと昆布。(これは家でも作れそう。)
2007年06月05日
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次はいよいよお刺身です。勿論、ここで、大トロなんぞ、出てくるわけがありません。何のお刺身かというと、そう、湯波ですね。京都では湯葉と書きますが、日光では湯波と書きます。二枚重ねになっているのも、京都とは違うそうです。さて、お刺身の湯波です。いや、正直言って、湯波がこんなに美味しいものとは思わなかった!というか、今まで食べた湯波料理は、いったいなんだったんだ!ふっくら、とろとろ、なめらか。そして、ちょっとミルキーな風味。・・・デリーシャス!ワンダホ!エクセレント! 次の平椀も湯波。こちらはくるくると巻いて揚げた、揚巻湯波の煮物です。蕗が添えられています。いったん揚げてあるので、ほどよく脂分が利いた煮物。幾層にも重なった湯波の間に煮汁がしみこんで、しっかり、おなかも舌も満足。 そして平皿。これぞ、精進料理の精髄!といえるひと皿。手前のは、お豆腐を素材にしたものですが、何かに似ていませんか?こちらのお店では「港揚」という名前が付いています。上に貼り付けられたのは海苔。これで、ウナギの蒲焼に見立てているのですよ~!ちゃんと、蒲焼のタレ風の味付けもされて、一瞬、ほんとのウナギ?と疑ってしまいそうです。その向こう側に二切れあるのは卵焼きです。おっと!卵も、動物から生まれるものだから、精進料理では使えませ~ん。これも、お豆腐で作った卵焼きモドキ。「擬製豆腐」という名前です。うかがったところでは、お豆腐と山芋で作るそう。お料理に自信がある方、挑戦してみませんか?精進料理では、魚や肉料理に見立てたモドキ料理がよく出ます。特に、中国の精進料理である素菜は、このモドキ料理がお得意。いったい、どうやって作るのだろう?と想像するのも楽しいですね。見事に、食べる側をだましてくれるモドキ料理。アイディアと技術には脱帽です!
2007年06月04日
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電車のなかから、日光山内、尭心亭に予約の電話をいれておきます。こちらは、お寺の宿坊ではありませんが、日光輪王寺の伝統を引き継いだ精進料理をいただけます。・・・西洋料理の人気店「明治の館」と同じ経営です。・・・精進料理とは、お寺の修行の一環として出されるお料理。最大の特徴は、殺生を禁じる仏教の教えに基づき、生ぐさ物(魚、肉など動物性の食材)を使わないこと。素材そのものは勿論、ダシも、動物性のカツオだしは使いません。と、こう聞くと、「じゃあ、おなかにもたまらなくて、あっさりして、ちょっともの足りない感じのお料理かな?」と思う方も多いですね。ところが、違うのです。逆に、しっかり満足感があるように、工夫がされている料理なのです。主な素材として、まずお豆腐がありますが、これが大変身!アレになってしまう、そのアイディア、調理方法には感心するばかり。何に化けるかは、あとのお楽しみにしましょう。風雅な設えのお座敷に通されると、まず出されるのがこの三品。手前が「先付」 筍の木の芽あえ色合い、木の芽の香りともども、初夏らしい一品です。奥左が「千代口」 こごみの白酢かけ豆乳(だと思う)にお酢を加え、山菜のこごみにかけたもの。お酢だけだとあっさりしすぎるのが、乳製品のようなこくがプラスされ、こごみが、存在感を主張しています。こごみだけだと、どうしても、地味な印象ですよね。奥右「壷」 胡麻豆腐これがなければ精進料理ではない!という一品。胡麻豆腐にも、いろいろな味、食感がありますが、こちらの胡麻豆腐はお砂糖味はなし。純粋に、食事としていただけるお豆腐です。日光の精進料理は、輪王寺のご住職が代々京都から来た宮様や公家の子弟だったりしたので、本来は京都風、ということです。ただ味付けは、冬はかなり寒くなる日光の気候にも合わせたのか、塩味が、かなりしっかりとしています。と言っても、実は、厳しい修行に耐える僧侶のために、京都でも味付けは濃い目なんだとか。そういえば、過去に京都で精進料理をいただいたとき、確かに、味が薄いとは、まったく感じませんでしたね。
2007年06月03日
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指令どおりに特派員嬢が買ってきてくれた、西洋料理「明治の館」のチーズケーキ「日瑠華(ニルバーナ)」。5ヶ月ぶりに。美味しくいただきました。デンマークの最高級のチーズを用い、熟練したシェフが丹精こめて焼き上げた手作りのチーズケーキ・・・だそうで、どっしりした重量感と、しっかりとしたチーズの風味が特徴。この日瑠華(ニルバーナ)という名前。仏教用語で「最も優れたもの(悟りの境地)」という意味からとったそう。日光輪王寺の81世御門跡、柴田大僧正の御命名。こうした西洋風のものと、伝統あるお寺とが深い関係にあるのも、また、日光らしい。でも、仏教とチーズって、すごくかけ離れてない?という疑問がおありの皆様。そんなことはないのですよ~。お釈迦さまが厳しい修行を終えたとき、ある村娘が乳製品を差し上げました。そのおかげで、お釈迦さまは体力を取り戻せた。という話が伝わっています。お釈迦さまが生きていたのは、現在のインド北部からネパールあたり。乳製品をよく摂る地域ですね。この村娘の名前がスジャータ。よくご存知の、ブランド名になってます!日本でも、奈良時代の貴族はチーズやヨーグルトのような物を食べていたそう。また、江戸時代、八代将軍徳川吉宗も、牛を飼育して乳製品を作らせたとか。明治時代になって、洋風のお菓子や料理を受け入れた日本人ですが、意外に、昔から基礎はあったようです。ところで、「ニルバーナ」。普段は売り切れ必至の人気商品ですが、さすがに、冬の日光、あまり人がいなかったらく、ラクラク買えたそう。*訂正です*昨日の記事で、「和牛のしゃぶしゃぶ」とあったのは「豚しゃぶ」の間違いでした。お詫びして訂正させていただきます・・・しゃぶしゃぶ、とだけメールにあったので、勝手に、牛だ!と思ってしまったのでした(笑)。同じ旅館のプランに栃木和牛しゃぶしゃぶプランも、ちゃんとあるようです。豚しゃぶ、も最近人気あるようですね!
2007年02月18日
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昨日、会社帰りに新幹線で日光に出張した(笑)特派員嬢からのレポ。上の写真は、JR日光駅の天井に隠されている鳴龍の案内板。そう!輪王寺だけでなく、日光駅にも鳴龍があるのです!探してみてね。お泊りは、日光ぐりーんほてるふわり。お食事は、栃木和牛のしゃぶしゃぶだって!ではなくて、ぶーたちゃんだそうです!スミマセン!でも、ぶーたちゃんのしゃぶしゃぶ、ヘルシー感で最近注目とか栃木県、和牛もだけど、豚も、鶏もお肉美味しいのですよ! 今日はお友達みんなでタクシー借り切りで中禅寺湖方面まで行った模様。おおっ!見事な華厳の滝。雪と、冬枯れの木立に、滝。寒々しい景色ですが、冬ならではの、ぴん!と張り詰めた空気を感じます。 タクシーの運ちゃんおすすめのお店で、山菜湯波そばとわかさぎのからあげ。寒いときには、温かいおそばに限る! いろは坂で、猿だ!何かとお騒がせ話題になっている猿。えさのない時期だから、人里に下りてきたのか?お土産には、勿論チーズケーキ!と指示を出したが、はたして買ってこれるか?またまた、こちらも、日光行きたい症状が出てくるぞ!冬の日光も、静かで、いいもののよう。むしろ静謐な雰囲気が、聖地日光には、一番相応しい季節かも?
2007年02月17日
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霧の中禅寺湖からバスで市内へ戻ります。いよいよ、今日のメインイベント。金谷ホテルのフレンチ! 文化財に登録されている建物。明治時代のものです。懐かしいポストも! メインダイニングの入り口。柱の頭の彫刻にご注目!東照宮の彫刻と同じような技が使われています。重厚な木の内装。床も、ぴかぴかに磨かれた木の床です。 国内外のVIPが食事を楽しんだダイニング。明るい窓際席が用意されていました。大きな窓からは、深い緑に囲まれた車寄せが見えます。さすがにお食事中の写真撮影はお行儀悪し!になるので、お料理はこちらをご覧ください。野菜のポタージュ・・・人参が入っているのか、薄いオレンジ色。パン・・・フレンチコッペパンとぶどうパン。これがね!三重丸!中味はふんわりしたフレンチコッペパン、ぶどうそのものはあまり見えないけど、生地にしっかりとぶどうの風味が馴染んだぶどうパン。(こちらのパンは、ベーカリーショップでお買い上げできます。)虹鱒のソテー金谷風・・・虹鱒1匹、照り焼き味風のソースでソテー。ちょっと和風。温野菜添え。フレッシュサラダ・・・フレンチドレッシングかけ紅茶orコーヒー・・・このコーヒーと紅茶、世間のお代わり自由のとはダンチでありました。アイスクリーム・・・プレートにバニラアイスとフルーツを盛って、チョコレートソースかけ。東京で最近増えてる、創作フレンチのいわば対極。盛り付けも、お味も、野暮ったいほどトラディショナル。基本のフレンチ、といえるお料理。世間では目新しい料理が多い中、逆にそれが新鮮です。きっと、明治時代のレシピはこうだったのでしょう。奇を衒わない、この頑固さに、ホテルの心意気を感じます。 廊下に出ると、こんな一角も。古い洋書が並んだ書棚とビリヤード台。ロビーのソファで、一人静かに読書するのが似合いそうです。天井も低くて、広々としてもいないけれど、明治時代からのさまざまなお客様の気配を感じられるようなホテルです。・・・ひとつ難をいうと・・・骨付きのお魚を、ナイフとフォークで解体するのはひどくたいへんでした(単にヘタクソなだけですが)・・・やっぱり、次はお肉にしとこう・・
2006年09月09日
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さて、日光へは、大宮駅7時40分発特急スペーシアでしゅっぱつ~!今年からJRと東武鉄道が特急の相互乗り入れを開始。新宿駅始発東武日光行きと東武鬼怒川行きが運行中。それまで、日光・鬼怒川方面に行くには、浅草から東武日光線に乗るか、または上野からJR宇都宮線、または東北新幹線で宇都宮からJR日光線に乗り換え、のルートしかありませんでした。新宿方面から行こうとすると、かなり面倒。新宿・神奈川方面は、車でもかな~り大変。首都高速を抜ける必要があるしね。この、新しい特急は、そちら方面からの観光客の掘り起こしに、だいぶ効果が上がっている模様。スペーシア、ちょっと人気のある特急です。全席指定でゆったり。列車は、JRと東武が連絡する栗橋駅で、JRの線路から東武の線路に入ります。ここで、乗務員もJRから東武へ交代。こういうシステムか!・・・関係ないけど、東海道・山陽新幹線の博多方面行き。新大阪駅で、JR東海から西日本に乗務員が交代します。そこから、車掌さんのアナウンスが、なんとなく関西イントネーションになったりしてね!・・・あとは関東平野をひた走り、9時すぎには東武日光駅とうちゃく~。ランチは11時30分からなので、それまでに、バスで中禅寺湖まで往復することにします。日光駅からは、中禅寺湖から奥日光湯元温泉方面行きの路線バスが1時間に何本か出ています。この路線バスは、あの有名ないろは坂を通過。このいろは坂、かなりきついカーブが続きます。ウデに覚えのあるドライバーさんにはとても走り甲斐がある道路。でも、自信のないひとは、プロにまかせたほうが安心かも。いろは坂を下りたらすぐに華厳の滝。ここでバスを下りて、滝見台に向かいます。しかし!この霧の向こうに、滝が落ちる轟音がしているのです!とても霧の多いところで、見えないことも多いそう。(泣)小学5年生の林間学校で見て以来だったのに。そして、霧の中禅寺湖。この霧のなか、アヒルちゃんのボートに乗ってるひともいるからオドロキ。でも、湖に来て、ボートはお約束だからね~。やっぱり、やることはやらないとかな。実は、このあたり、オイタをするお猿ちゃんが大挙出没するスポット。さすがに、今日はお客が少なそうだからカセギがないぞ!とお猿ちゃんも思ったのか、1匹もでてこない。皆さん、お猿ちゃんにえさをあげないでね。ちゃんと、彼らは、野生で暮らさなきゃいけないのだよ。
2006年09月08日
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日光金谷ホテルのフレンチに、今日行ってきました。とりあえず、今日のお土産から。お煎餅と日光ビール。お煎餅は神橋バス停側の手焼きお煎餅やさん『一煎堂』で。試食させてもらって、とても美味しかったお醤油たっぷりの割れ煎餅と、ざらめ、胡麻チーズ、納豆チーズ。お醤油のお煎餅は、しっかりしょっぱいお醤油が染みてて、こうでなくちゃ!納豆チーズ、最近流行なんだろうか?かなりハマル味なので、お買い上げ。ザラメは、昔から好きな味。お醤油プラスザラメで、甘辛両方の味が溶け合った具合がよろしい。日光ビールは、この小さな一ビンが530円だったか?高い・・・キティちゃん、ついに水餃子になる?宇都宮餃子キティ。と思ったら、佐野ラーメンをすするキティちゃん。大忙し。
2006年09月07日
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暑い暑いといいつつも、空には、どことなく秋の気配が漂い始めた今日この頃。9月はじめに、こんなお楽しみを計画。日光金谷ホテルでこちらのランチを堪能する!職場のマダムなおねえさまと参ります。こういう企画、誰でも乗ってくれるもんじゃない。ひとりでご飯はよくやるが、さすがにフレンチは一人で行けない。そこで、連れの選定が重要なのだが・・・特に、男性だと、まず100人中98人くらいは、「えっ~~~~~」というはず。「な~んで、フレンチ食いに、わざわざ日光まで行くんだよ~。アホかいな!」いいんだ、いいんだ!わかってくれる人だけで。なにしろ、金谷ホテルのメインダイニングだから、スニーカーにピクニックスタイルではいけないぞ!なかなか難しいな!ドレスコード。だから、歩き回る観光はなし!のんびり、バスで、華厳の滝にでも行ってみようかと考え中。往復はJR新宿駅発スペーシアの指定席を確保。(この特急、なかなか人気が高く、しかも全席指定なので、当日では乗れない可能性が高い。)最寄の大宮駅から乗り換えなし。快適です!お料理のほうは日光ならではのニジマス料理をセレクト。(日光はニジマスの養殖で有名。)さわやかな山のリゾート日光で、フレンチを楽しむエレガントな一日。いや、一度、やりたかったんでございます。これを利用しました。JR東日本「めぐり姫」日光金谷ホテルで洗練された優雅なときを楽しむ。大宮発8900円で、1000円ほどお得になってます。この、「めぐり姫」プラン、女性2名以上限定の日帰りプラン。ちょっといい目のランチやエステ、日帰り温泉などをメインに組み込んだもの。ホテルや旅館も、かなり雰囲気のいいところがセレクトされて、優雅な一日を、お得にお約束。
2006年08月17日
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東照宮の隣に、もうひとつ神社があります。それが二荒山神社。実は、東照宮よりも古い、日光の大元、といえるのがこちらの神社。なにしろ、ご神体が男体山はじめ、日光のお山。中禅寺湖のそばにあるこの男体山。頂上に、ちゃんと社殿があります。(といっても行ったことはありません。2486mの男体山。登山装備で行かないと。)そこまで登れない人は(たいていの人は登らないと思うけれど)、こちらでお参りしましょう。縁結びにも御霊験あらたかのようです。東照宮の塀を右手に見つつ、二荒山神社の門へ向かう参道。長い年月を経た杉並木の道を歩くと、俗世が遠ざかっていくようです。スピリチュアルなパワーに浸って、少しだけ悟りの世界に近づけたら、そろそろ俗世に戻ります。 しかし、さすが日光。お土産屋さんも、ただならぬ風情。金谷ホテルへの坂の入り口にあるこのお店、明治時代の建築です。金谷ホテルベーカリーもあり、代表的なお土産は全部そろいます。 帰りは、東武の特急に振られたので、JR宇都宮駅回りで東北新幹線に乗車。やまびこ号です。新幹線なら自由席があるのですぐに購入できます。大宮まで30分足らず。ちょこっとだけ列車の旅気分。 お土産は、宇都宮駅で買った餃子と、日光名物たまり漬け。たまり漬けは、たまり醤油(関東風の黒いお醤油の種類かな?関東にしかないでしょうかね。この手のお漬物。)にきゅうりや大根を漬けたもの。刻んで、ご飯にのせるとグット!ということで、「ぷらっと日光」ここらでおしまいにします。が、いずれ、また行くと思います。金谷ホテルメインダイニング編、とか、中禅寺湖リゾート編、など企画予定。そろそろ、次のベトナム編に行かないと。長々読んでくださってありがとうございました。
2006年06月19日
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夜叉門おじいさま家康公のために絢爛豪華な東照宮を建てた家光さん。ご本人のお墓は、ここ大猷院にあります。ちなみに、大猷院は輪王寺の一部で、お寺。神社ではありません。おじいさまを大変尊敬していた家光さん、自分のお寺は、おじいさんの東照宮より奥まったところに、こじんまりと作るよう命じました。デザインも、少しおとなしめ。入り口の二天門を通り、もの凄い高さの石段を登ると夜叉門です。この大猷院。山の斜面にあるので、相当の高さを上ります。夜叉門のあたりから、下の参道が見下ろせるほど。(だから、かなり大変です。健脚でないときついかも。)そして、左右に夜叉(仏教を護る神様の一種)の像がある夜叉門を通ると、もうひとつ、小さな唐門の先に家光さんの位牌が安置されている本殿が佇んでいます。 本殿前半部の拝殿にはあがってお参りできます。狩野派の襖絵や、家光さんが使った鎧なども見られます。本殿の外側、黒と金を基調にして、シックなセンスが感じられませんか?わかりやすいゴージャスさの東照宮に比べると、大猷院、ぱっと見は地味。でも、よくよく見ると、かなり凝りまくった彫刻と色遣い。まさに着物の裏地に凝る江戸っ子的センス。この建物は、家光さんが自分で建てたものではないはずですが、おそらく、ご本人の好みを尊重して生かしたのでしょう。ということは、家光さん、地味派手好みだったのかも。個人的には、東照宮より、こちらのほうが好み。見学者もぐっと減るので、実に静かな大猷院です。深い森に囲まれた静謐な寺域。この、竜宮城のような皇嘉門の向こう、誰にも邪魔されずに、家光さんは眠っています。
2006年06月16日
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日光を代表するホテルといえば、金谷ホテル。明治時代から続いている、日本を代表するクラシックホテルのひとつです。始まりは、元、東照宮の楽人だった金谷善一郎が、頼まれて、外国人を家に泊めたのがきっかけ。まだ、西洋式のホテルはないころ。善一郎は、勧められて、西洋人のためのホテルを始めることにします。東照宮の楽人といえば、江戸幕府から給料を貰っていた身分。それが、幕府崩壊で、いわば失業してしまった善一郎です。いまなら、会社が倒産したけれど、新しくベンチャービジネスを立ち上げた!というようなもの。ノウハウもないなか、手探りでホテル経営をはじめます。やがて、日光を代表するホテルになった金谷には、国内外のVIPが訪れ、その評判は今に続いているのです。 シンプルで清楚なエントランスを入ると、中は時間が止まったよう。赤絨毯が敷かれた廊下には、ホテルの歴史を語るものが、あちこちに置かれています。一度は行きたい、こちらのメインダイニング。お勧めは「ニジマスのソテー金谷風」。・・・日光中禅寺湖、といえば、ニジマスの養殖。修学旅行で、この養殖場見学をした記憶のあるひともいるのでは?いくら、リゾートホテルとはいえ、正統派フレンチを出すメインダイニング。やはり、ピクニックのかっこではちょっと、ちょっと、です。このお食事のためだけに、ちょっとお洒落してきたいもの。次の計画は、これですね!ピクニックスタイルでもオッケーなラウンジ「メープルリーフ」やゆば蕎麦もいただける和食レストランもあるので大丈夫。でも、お蕎麦は、はっきり言ってホテル価格。静かな空間のための出費、と割り切ったほうがいいです。ラウンジのほうは、これまた、観光客に人気なので、なかなか入れないかもしれません。ケーキもいただけるので、午後いっぱいは混んでます。こちらは、和風ミックススタイルの建物。ホテルの敷地からは日光山内や大谷川を眺められます。とても素敵なロケーション。白壁が緑に映えて、建物を見るだけでもいい気分です。
2006年06月15日
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どうも、今日は、一日のらないな、という気分の方も多いと思います。まったく!もう一度修行して出直して来い!と言ってやりたい日本代表。ところで、精神的なものを求める人が増えているのか、お寺での修行体験が密かに人気のようです。ここ、日光は、修験道の聖地。修験道とは、山に入り、自然とともにあることで自らを高めていくものです。仏教と神道が融合したものでもあります。時代劇に出てくる山伏スタイルはお馴染み。日光の山内で、なんと!山伏の一団に遭遇。先達さん(修行の指導をする方)を先頭に、もの凄い早歩きで舗装道路を上ってきます。先達さんはじめ、何人かは白い山伏の衣装。頭には、黒い頭巾を被り、大きなボンボン(!)のついた袈裟をかけてます。後ろについている人たちには、お遍路さんが着るような白い上着だけの人も。3、40代くらいの男性もいれば、もっとご年配の女性もいるし、外国人の姿も。山内のあちこちにお祀りされている神様、仏様をお参りして回っているようです。舗装されている道路がほとんどとはいえ、かなり急なアップダウンの道。それも、小走りに近いスピードで休むことなく進む。これは、付いていくのが大変そうです。山伏修行といえば、紀伊半島の吉野や、山形県の羽黒山が有名ですが、他にも、修行できるお寺は、結構あるようです。1日から数日の修行体験をさせてもらえます。吉野の大峯山(ここは、男性のみ)以外は、誰でも体験可能。子供向けの教室を開催しているところも。自然と一体になり、心を研ぎ澄ます修行。現代人にこそ、必要なのかもしれません。でも、山歩きするほどの体力がないから~、と尻込みする方に、写経はいかがでしょうか?実は、2度ほどやったことがあります。東京の増上寺と、鎌倉の長谷寺です。お経が書かれたお手本をなぞっていくだけの作業なので、そんなに難しくありません。でも、一字一字丹念に辿っていくなかで、不思議と心が落ち着いてくるのがわかります。頭をもの凄く使う普段の生活から離れて、何も考えない(というのが、ひどく難しいことだそうです。)時間を持つことは、実は、とても贅沢なことなのかも!長谷寺
2006年06月13日
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東照宮で歴史と祈りのパワーを貰ったら、さらに奥の二荒山神社、大猷院へも足を伸ばします。とても広い広い山内。じっくり見ながら歩き回ると、2時間くらいはあっ、という間。お団子やお蕎麦程度を食べられる茶店もありますが、今日は、なんとしても洋食ランチ!と決めているので、じっと我慢!なのですが、旅行記のほうは、大猷院は後回しにして、ランチ、行っちゃいましょう。そもそも、「NIKKO IS NIPPON」、ジャパネスクの極みである日光で、なにゆえ和食ではなく洋食なのか?もちろん、和食もいけます。なにしろ、1000年の歴史ある修行の地。修験者たちの食事として始まった湯波料理が有名です。また輪王寺は、京都から皇族の子弟を住持に迎えていました。そのため、京都風のハイレベルなお料理の伝統があります。そして明治時代。東京には各国から外交官や商人がたくさんやってきました。彼らは、東京の夏の暑さに参ってしまいます。そこで、ヨーロッパの気候に似ている日光が、避暑地として注目されたのです。金谷ホテルも、外国人用の宿としてスタートしました。この、「明治の館」の建物も外国人の別荘だったもの。こんな建物が、また輪王寺や東照宮からすぐ近くにあるのが、これまた日光。和と洋が絶妙に混在するのがいいところ。そんなわけで、外国人や日本人VIPのための洋食がさかんになったというわけ。それにしても、この「明治の館」、オムレツライスがテレビなどでよく紹介されるだけあって、とにかく人気。午後2時近くで10人以上待っているひとがいたのであきらめました。やはり、午前中に来るべきだった。金谷ホテルへの入り口の坂沿いにある「ステーキハウスみはし」に入りました。実は、日光の洋食屋さんとしてはかなり古いらしい。「明治の館」と同じ経営なので、逸品デザート、チーズケーキの「ニルバーナ」もあります。こちらのおすすめは栃木牛のステーキ。なのですが、鶏さんを食べたい気分だったので、「地鶏のグリル」にします。栃木県というのは、地元の食材が新鮮で美味しい。それが、お料理のレベルをぐっ!と上げています。この地鶏、皮はぱりぱり、お肉はあくまでも柔らかい。(自分で作ると、焼き加減が、上手くいかないよね~。)焼きたての熱々に、お醤油ベースにおろしにんにくをたっぷり入れたソースを、じゅっじゅっとかけてくれます。ご飯かパンと、サラダがついて1575円。鶏もも肉丸々1枚は、ものすご~く久しぶり。(家では、こんなに食べられないもん)ホテル並みの接客も二重丸。満足感いっぱいのランチでした!
2006年06月08日
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東照宮は、徳川家康公の遺言により作られました。最初は質素なものでしたが、現在の壮麗な建物を造営したのは、3代将軍徳川家光。家康のお孫さんです。家光は、実の両親である2代将軍秀忠夫妻から、あまり可愛がられずに育ちます。両親は、学問好きでお行儀もよい弟を可愛がり、ますます家光は屈折。いわば、問題のある子供に。家臣たちの中からも、将軍の跡継ぎは弟君に、という声も出始めます。しかし、家光の乳母春日局が家康に直訴。家康は、家光に跡を継がせるようにと、秀忠夫妻に命じます。そのような経緯もあり、家光は大変おじいさまを尊敬していました。両親に愛されなかった自分を、認めてくれたのが家康おじいさまだったのです。そして、おじいさまのために、当時の技術、芸術の粋をつくした社殿を建て、おじいさまへの気持ちを示したのでした。 細かい部分に注目すると、本当にすばらしい技術が尽くされていることがわかります。これだけのものを作るため、日光には腕のいい職人が集められました。彼らは、東照宮完成後も修理作業が必要になるため日光に住みつき、木彫りや漆塗りなどの技を現在に伝えています。そして、眠り猫の彫刻がある回廊をくぐると、奥社に通じる石段が見えます。この眠り猫、裏側に遊んでいる雀の彫刻が配され、あわせて、猫が眠っているので、雀が安心して遊べる。そんな平和な世の中をねがっている、という解釈もあります。奥社には、家康公の棺が納められた宝塔があります。ちょうど、江戸の北、陰陽道では鬼門の方角にあたる日光に自らを祀ることで、江戸=天下を護ろうとした家康公。幼いころ、戦国の世であったがゆえに、おかあさんと離ればなれになり、自身も人質として苦労した体験が、平和を何よりも大事にさせたのでしょう。 奥社への石段は207段。ゆうに片道15分はかかります。元気な人でも、息が上がるほど。両側は、原始の面影を残すような鬱蒼とした森。建物の煌びやかさから離れ、次第に神の領域に入ってきた。そんな、身のひきしまる感じさえします。そして、この宝塔の下。家康公は今でも、この国の行く末を見守っているはずです。
2006年06月04日
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さて、神橋バス停でバスを下り、いよいよ、日光山内に入ります。ここからは、ぐぐっと坂道。なにしろ、広い山の斜面に境内があるようなものなので、上ったり下ったり、結構大変です。(自信のない方は、もう少し先の西参道バス停まで行くと、東照宮へ少し近くて、道も緩やか。車なら、境内のなかの駐車場までは入れれば、少しはラクかな?)でも、元気な方は、是非!是非!森のパワーを感じつつ歩きましょう!輪王寺を横に通り過ぎ、東照宮の広い広い参道に出ます。両脇は高い高い杉並木。それだけでも、厳かな雰囲気。鳥居をくぐると、まず見えるのは五重塔です。 神社に五重塔?なんて言っちゃいけません。そう、日光は日本の神様と仏様が仲良く同居している聖地。神社にお寺の五重塔があっても、全然オッケーなのです。この五重塔は、江戸時代に若狭国(現在の福井県)小浜の殿様酒井家が寄進したものです。そして、怖い顔の仁王さまが控える表門を入ると、神厩舎です。ここに、お馴染みの三猿くんたちがいます。 この建物は、東照宮に使える御神馬の居場所。猿は馬を守る、という言い伝えがあるので、建物に猿の彫刻があるというわけ。小猿の成長ストーリーになっていて、「見ざる、聞かざる、言わざる」は、その一場面です。 この御神馬さんは、通勤制。昼間だけ、このオフィスに出勤してきます。びっくりするといけないのでフラッシュ撮影は禁止。そうなると、ほとんど真っ暗なオフィス内は、撮影できませんでした(笑)。お馬さま。お仕事中、お邪魔してごめんね。そして、正面に見えるのが、陽明門への石段です。実は、ちょっと急な石段。足の弱い方にはきついかもしれません。でも、頑張って上がってみてください。苦労した甲斐がある世界があります。
2006年06月03日
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2日発送、ということだった金谷ホテルのチーズケーキ。さすがお隣の県。その日のうちに到着です。添付の説明文です。『最下層には、伝統のクッキースを砕いて敷き詰め、その上に豪州タスマニア産クリームチーズを流し込みオーブンで焼き、冷めた後、サワークリームを乗せた3層タイプのシナモン風味のハーフベイクドの歴史あるチーズケーキ』なるほどなるほど。上層のサワークリームはプルプルゼリー系。酸味は強いです。中層の焼きクリームチーズはどっしりと密度があります。下層のクッキー台はシナモンがしっかと効いております。「明治の館」のニルバーナが、高尚で繊細な趣を湛えているのに比べ、こちらは、素朴で、ママの手作り風。カントリーテイストが、リゾート地日光の気分にマッチしているようです。最近の東京のパティシェは、凝りに凝ったフレンチテイストのスイーツがお得意。見た目アート、複雑、微妙な味わいのケーキはすばらしいものです。こちらは、そういったパティシェ系のケーキの、いわば対極。ホテルのケーキ、というと、もっとおしゃれで豪華かな、と思いきや、『大草原の小さな家』や『赤毛のアン』に登場しそうな一品。(この写真、ぎざぎざ切り口は、単に、切り方がヘタクソだっただけなので・・・スイマセン)1ホール送料、税込みで4200円。でも、きちんと8カット取れました。クール宅急便が950円なので、1カット400円ちょい。安くはないけど、決して高くもないですね。
2006年06月02日
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少々難しいお話が続いたので、今日はちょっと一服。日光ご自慢のスィーツです。古い歴史に加えて、明治時代、外国人の避暑地としても人気だった日光。美味しいものは、和洋どちらもまかせて!洋のほうは、なんといってもチーズケーキ。なにしろ、乳製品が地元で調達できちゃう日光。シンプルなレシピだけれど、新鮮な素材そのものを楽しみたいものです。レアチーズケーキの2大ブランドが「明治の館」と「金谷ホテル」。「明治の館」は、オムレツライスやシチューなどが人気の洋食レストラン。ほんとは、こちらでオムレツライス!と行きたかったのですが・・・なにしろ、テレビ取材も多い超人気店。2時前でもお店の外まで待っている人が。こちらは、ほぼ3時間、お腹すかせて歩き回っていたのでへろへろ。もう、待てないよ~!というわけで、まだ空いているだろうと思われる金谷ホテルに移動しました。(そりゃ、ホテルですから、お値段もちょいとお高いし、人もその分少ないでしょ。でも、お財布にはい・た・い)ところがところが、ホテルの手前に、ステーキハウスを発見!「びふてき みはし」と名乗るこじんまりした、でも、ただならぬ気配を感じさせるお店です。そこで大発見!なんと、「明治の館」のチーズケーキがあるじゃありませんか!やったね。というわけで、いただきました。チーズケーキ「ニルバーナ」。しっかり、どっしりしたチーズケーキ。上面に重ねられたサワークリームが重さを中和してさわやかさを出します。重量感があるので、食べ応えはあります。甘みは少なめでチーズの風味は強め。この「ニルバーナ」という名前。仏教の言葉(サンスクリット語)で「涅槃」という意味だそうです。悟りの境地、優れたすばらしいもの、のことです。仏教とチーズケーキ?不思議!でしょう。でもね、関係あるのです。お釈迦さまが苦行を終えられたとき、スジャータという村娘が牛乳を捧げました。その牛乳で、お釈迦さまはすっかり元気になって、再び、悟りを得るため修行に入られた。という話があります。察しがいい方、お分かりですね。あの、乳製品メーカーの名前、ここから来てるのです。というわけで、まさに悟りの境地に食べたひとを連れて行くほどの美味!なチーズケーキです。1カット430円。納得のプライスかな。そうそう、種明かしをすれば、実は、この「みはし」。「明治の館」と同じ系列なのでした。こちらでお取り寄せ可能です!もう一方の雄。金谷ホテルベーカリーのチーズケーキ。こちらはお土産にしようと思ったら売り切れ。くやしいので、楽天のショップで注文しました!3日には届くはず。金谷ホテルべーカリーのページをどうぞ!さて和のほうは、羊羹です。お寺や神社の周りには、お供物や行事の際に納めるお菓子を作る和菓子屋さんが必ずあります。特に日光の寺社は、皇室から宮様が住持としていらしていたり、徳川将軍家から大切にされていたりで、とても格式の高いところ。お菓子のレベルも高かろう、というものです。基本の羊羹は小豆・栗・そして塩。羊羹にお塩?これまた不思議かも。たとえば、お豆を煮るとき、お砂糖だけでなく隠し味にお塩をひとつまみ入れるでしょう。ちょっとの塩気が逆に甘みを引き立てますね。その隠し味を、もうちょっと強くしたような感じ。これが、意外にクセになります。何軒もある羊羹屋さんの中でも、江戸時代からの歴史を誇るのが綿半。伝統的などっしりした羊羹がメインですが、一口塩羊羹なら、甘いものが苦手なひとにもちょうどいい大きさです。
2006年06月01日
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駅前から東武バスに乗ります。「湯元温泉」「中禅寺湖」方面行きに乗ってね。ずっと乗り続けていれば、いろは坂を上って、下って、中禅寺湖のほうまでいけます。華厳の滝はいろは坂を下りたところ。でも、今回は世界遺産探訪が目的なので、「神橋」のバス停でおります。駅から10分もかかりません。途中、左手に、これまたジャパンクラシックスタイルの日光市役所が見えます。実は、歩いても、この「神橋」までは30分弱。お天気がよければ、のんびり歩いてみてください。 宿場町の特徴で、このバス通り(これが日光街道なのですが)の両側に、お店や旅館が並びます。昔ながらの商家の建物を眺めたり、名物の羊羹屋さん、骨董屋さん、ゆば料理のお店などをチェックするのもお勧めです。さて、日光の世界遺産は「二社一寺」とその周辺の自然環境が指定されています。「日光山内」と呼ばれます。「二社一寺」とは、「東照宮」「二荒山神社」「輪王寺」の、二つの神社と一つの寺院のこと。もともと日光は奈良時代、勝道上人という偉いお坊さまがお寺を建てたのが始まり。すでに奈良時代には、日本古来の神道と仏教を融合する考え方がありました。勝道上人も中禅寺湖畔にそびえる男体山と周囲の女峰山、太郎山をそれぞれ神様であり仏様であると見立てたのです。「神仏習合」といって、神様は仏様の化身である、という考え方。だからお寺と神社が同じ敷地にあったり、神社に仏像が飾ってあったり、なんてこともOK。キリスト教やイスラム教に比べると、実にいい加減でユルイ考え方ですが、江戸時代までは、これが普通だったのです。それで、お山の神様は二荒山神社に、仏様は輪王寺にお祀りされ、隣り合った敷地で仲良く共存してきました。鎌倉時代には、周辺の武士からも信仰され、関東の聖地として地位を確立してきます。そして、江戸時代。ちょうど、江戸の鬼門に当たる日光に、徳川家康は自分を祀る祠を建てるように遺言します。自らが神となって、江戸を護ろうとしたのです。そして、家康の孫、三代将軍家光の手で、豪華絢爛な東照宮が造営されました。この赤い橋「神橋」は日光山内への入り口。お化粧直しも済んで、美しい姿が再び現れました。川は、大谷川(だいやがわ)。ちょっとした渓谷で、周辺の木々と大きな石の間を流れる水。そして橋の赤色が素敵なコントラストを見せています。ところで、日光でこんなに書くか?いえいえ、これも隣の県に住んでるご縁。関東が誇る世界遺産を、日本全国、そして世界にしっかりご披露いたしまする!(日光市長さん、誉めて!)
2006年05月31日
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このJR日光線、駅の数は少ないけど、一駅間の距離が長くて、案外時間がかかります。宇都宮から日光まで45分くらい。ひとつひとつ停まる駅の、素朴な風情を楽しみながら、のんびり行きましょう。さて、文狭(ふばさみ)駅を過ぎると、線路のすぐ左手に、背の高~い杉並木が見えてきます。線路に近づいたり離れたりしながら、一緒に今市まで。これは、日光例幣使(れいへいし)街道といって、京都の朝廷から日光へのお使いが通った道。中山道の倉賀野(群馬県)というところから、栃木県に向かうルートです。この道は今市駅の手前で線路を渡り、宇都宮方面からやってきた日光街道(お江戸から日光までの街道)に合流します。これら、日光街道、例幣使街道、そして今市から福島県会津方面(鬼怒川に行く道)に抜ける会津西街道には、江戸時代に植えられた杉並木が総全長37キロにわたって続きます。うっそうとした杉の下は、今も現役の道路です。この杉並木、単に、見てくれだけで植えられたのではありません。夏は暑い日ざしをさえぎり、雨よけにもなり、冬は冷たい北風を防いでくれるのです。旅人を守ってくれる、環境にも優しい工夫だったのですね。そして、日光駅に到着!またまた、クラシカルで素敵な駅でしょう。 1912年建築。これも、建築学的には、ナントカ様式、と名前がついているはず。日光には皇室の御用邸もあったので、ちゃんと貴賓室もあるそうです。駅舎の2階のホールでは、日光の写真展などが時々開かれていたりします。見学できるので、待ち時間に余裕があれば、是非、あがってみてください。また、東武鉄道で来た方も、東武日光駅のお隣、徒歩3分くらいなので、寄ってみて!そしてJR日光駅から緩やかな坂を上ると、東武日光駅。こちらは山小屋風のデザインで、うん!山のリゾートに来たぞ!というワクワク感がいっぱいです。中禅寺湖方面、霧降高原行きの東武バスは、JR日光駅から東武日光駅を経由してくるので、どちらの駅を使っても大丈夫です。
2006年05月30日
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28日、天気予報では、目的地栃木県は降ったりやんだり、あいにくのお天気のよう。でも、雨に濡れる新緑も、また瑞々しくて結構でしょう。8時45分に家人1と家を出発。岩槻インターから東北道へ入ります。がらすきの東北道を順調に飛ばして、1時間ほどで鹿沼インター。一般道を走って、10時に鹿沼駅到着。ぴったり予定通り!そのまま、家人1は宇都宮市内へ向かいます。ここでばいばい。これがJR日光線鹿沼駅です。かわい~いでしょ!朝夕を除けば、1時間に2本くらいしか電車がありません。しかも単線。駅員さんものんびりしたもので、列車が到着すると、改札口に出てきて切符を受け取っています。自動改札じゃないのね。もちろん、スイカ(タッチあんどゴーで改札を通れるJR東日本のカード)も使えませんぞ!日光線は、宇都宮駅から日光までの路線。鹿沼、今市などを通過します。この路線、私鉄の東武鉄道が、ほぼ並行して日光まで行っています。東武のほうが使い勝手がいいので、そちらの利用者のほうが多い。駅前も、東武のほうが賑わっているよう。ここ鹿沼市は、園芸用の「鹿沼土」で有名なところ。ちょうど、この日は「さつきまつり」が開催中、なのですが、あいにくの雨でイベントは一部中止になった模様。さて、10時13分ころ、2両編成の列車がやってきます。日曜日の10時台、ということで、乗っているのはほとんど日光行きの人と思われます。といっても、座席も半分ほど埋まったかな、という程度。欧米系の旅行者がとても目立つ車内。お金をかけずに旅をしたい欧米系のひとは、各駅停車に乗ってあちこち行ってしまいます。首都圏から日光に行くルートは3つ。一番安くて早いのが、東武日光線ルート。特急スペーシアでもそんなに高くありません。本数もそこそこあります。ただし、スペーシアは指定席のみ。観光シーズンは、事前手配が必要です。始発駅が浅草で、特急が停車するのが北千住、春日部。これらの駅に行くのがさして大変ではない場合、東武がお勧めです。JR沿線のみなさま。本数は少ないですが、新宿発、池袋・大宮経由日光直通特急ができました!東武鉄道とJRのコラボレーション路線!乗れれば、非常に便利でお得です。ただしただし、これも指定席のみなので、事前に予約しないと無理かも?突然、今日行こう!と思い立った方。指定券がとれなくたって心配無用!少々お値段は張りますが、新幹線があります。新幹線、大宮から宇都宮まで30分たらず。上野、東京からでも1時間かかりません。何より、自由席ならその場で買えるしね。この場合は、日光線の時刻表確認が必須です。それと、東京~宇都宮間新幹線は普通に通勤路線なので、座れない可能性も大、ですが・・・。そうそう、時間にはこだわらず、お安く上げたいむきには、JR、東武線ともども普通電車のご利用を!最後に車で行く場合。東北自動車道宇都宮インターから、日光宇都宮道路へはいってください。中禅寺湖や奥日光まで行くなら車がラクチン。でもでも、秋の紅葉シーズンは、車はだめっ!よほどの覚悟が必要よっ!
2006年05月29日
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雨のなか、日光へ行ってまいりました。こんなお天気だから、人も少ないだろう、とタカを括っていたら、とんでもない!JRと東武の新宿乗り入れ直通特急の効果はなかなかの様子。帰り、もし空席があったら、「スペーシア」新宿行きに乗りたいと思ったのに、はい、満席!指定券ないと、乗せてもらえないのよね。オムライスがお目当ての「明治の館」。はい、外まで行列!お土産にしたかった「金谷ホテル」のチーズケーキ。はい、今日の分は終わりました!3時間、東照宮あたりを歩き回っていたので、すべて出遅れましたわ。でも、午前中から、チーズケーキ持って歩けないよね~。悔しいから、お取り寄せするか?で、帰りは宇都宮から新幹線にしました。かろうじて、宇都宮駅で冷凍ギョーザを購入。さっそく、焼きましたよ。ちょっと、焦げ目が弱かったか。「悟空」というお店のギョーザ。具には、にらとにんにくがほどよく入って、オーソドックスなギョーザです。ジャンボ肉ギョーザ、10個いり1050円なり。日光の詳しい話は、明日からね!
2006年05月28日
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今度の日曜日、宇都宮市内に出かける家人1に便乗して、日光お散歩を計画中。日光といえば、東京に一番近い世界遺産!でも、あまりに有名すぎて、実は、修学旅行や林間学校で行っただけ、というひとが多いかも?関東地方だとあまりに近すぎて、意外に行かない場所です。一応、小学校以来、両手くらいの回数は訪れている日光。埼玉からだと、かなり行きやすい。なにより、東照宮や輪王寺、二荒山神社とそれらを囲む山々に満ちるスピリチュアルな空気が独特で、俗世から離れるには最高の場所。なにしろ、日光は、古代から山岳信仰の聖地。さらに徳川家康が江戸を守るために霊的なものを封じた地。まったく信仰心の無い人間でも、身の引き締まる気がします。28日、大雨でない限り決行予定。東照宮をご案内したいと思います。ただ、今回は、是非行ってみたいこちらのお店も目的のひとつ。明治の館。こちらのオムライスは、メディアでもよく紹介されています。そして、お土産には、日光金谷ホテルのチーズケーキ。日光で洋食?不思議に思うひともいるでしょう。でも、全然不思議じゃないのです。明治時代から、各国の外交官はじめ外国人から、避暑地として愛されてきたのが日光。夏になると、東京の大使館が日光に移動する、と言われたほどだとか。クラシックホテルの名門、金谷ホテルも、外国人のために開業したホテル。そのうえ、材料になる乳製品が近くの牧場で手に入ることもあって、レベルの高い洋食や洋菓子がいただけるのです。プランはこれ。東北道鹿沼インターで下りて、JR鹿沼駅におとしてもらう。そのまま、家人1は宇都宮市内へ。JR日光線で日光駅へ。滅茶ローカルな線なので、時間を調べていくのは必須。この沿線、日光例幣使街道(京都の朝廷から日光への勅使が往復した街道)の見事な杉並木が見られる。明治の館でランチ。日光山内(東照宮、輪王寺、二荒山神社)見学。修復が完成した神橋も見よう!石段を登るのが大変だが、家康公のお墓まで是非行きたい。金谷ホテルのベーカリーでケーキを買う。帰りはひとりなので、宇都宮から新幹線で帰ろうか。いまのところ、日曜日のお天気は曇り・雨のよう。日光に行くときはいつもお天気が悪くて、晴れたことないんだよね。困ったもんだ。
2006年05月22日
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