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2017.01.12
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カテゴリ: 探訪 [再録]

                                 [探訪時期:2014年3月]
この写真は近江(滋賀県彦根市)にある 彦根城の天守閣 です。
探訪記の再録にあたり、先日滋賀県長浜市での盆梅展の始まりの新聞報道を読み、長浜の探訪の一部をご紹介しました。梅の連想から彦根城の梅林を連想しました。そこで、長浜探訪を続ける前に、彦根城探訪の再録を優先します。

かつての「彦根城の城下町」図
探訪講座の資料に掲載されている図をまず引用させていただきます。 (資料1)

そこで再録の背景のご説明から・・・・。
2014年3月22日(土)に 連続講座「近江の城郭 歴史の舞台となった城2」の第5回に参加 しました。午前中「関ヶ原合戦と近江」について講義を聴講し、昼食・休憩の後、グループ別に再集合し、特別史跡彦根城跡の現地を探訪するというスケジュールでした。 (資料2)


まずは彦根城とその周辺について記録の整理を兼ねて、ご紹介します。

まずは周辺探訪、特に彦根城の堀周りの景色をご紹介致しましょう。

この図は2枚目の写真の 部分拡大図 です。現在の彦根城の姿を見ているだけでは、かつての彦根城の戦略的な立地が十分に理解できないことになります。この部分拡大図を現在の彦根城周辺の現状と比較してみてください。 地図(Maapion)はこちらをご覧ください。

天守閣に上り、そこからの眺めとこの図のイメージを重ねていただくと一層良いかもしれません。


昼食後、この図の赤ラインをStart地点から反時計回り、時計回りして、再集合地点(End)までの彦根城周辺の外観を眺めることと、名勝玄宮園を久しぶりに訪れることにしました。玄宮園は後ほどのご紹介として、 まずはお城の外周り(ほぼ半周)をご紹介します 。ホントは一周したかったのですが、それでは再集合時刻に間に合わないので、こういうことになりました。

午前中、JR彦根駅前の大学サテライト・プラザ彦根で講義を聴講し、すばやく昼食を済ませて、まずは護国神社前まで出ます。駅前の大通りを彦根城の方向に進めば、この神社前に突き当たります。

写真の表門のあるところが、 (うもれぎのや) です。


1815(文化12)年、井伊直弼は11代藩主直中の14男として誕生しました。17歳のときに父と死別、わずかな宛行扶持を受けて埋木舎に移り住みます。

    世の中もよそに見つつも埋もれ木の 埋もれておらむ心なき身は

と詠んだといいます。 この住まいを「埋木舎」と名づけ 学問、和歌・茶道・禅などの修養に励んだそうです。どういうめぐりあわせか、13代藩主となりさらに江戸幕府の大老になるという劇的な人生を歩んだのです。

彦根城の築城が始まったのは関ヶ原合戦(慶長5年)の後、1604(慶長9)年7月1日からです。江戸時代末期に直弼が生まれた頃には彦根城自体が既に200年余が経っていたことになります。


         (2)近辺からは、現在は堀を挟み石垣が続くだけです。

              (3)近辺から振り返って撮った景色
左は彦根球場です。かつては、この球場側には島状の飛び地があるものの内湖に繋がっている水域だったのです。



途中で左折し、 現在は金亀公園として整備 されているエリア内の道を進んで行きますと、楽々園の石垣が見えます。写真を撮った位置は江戸時代なら、内湖に続く堀のただ中だったことになります。(4)近辺です。



回り込むと、こんなモニュメントが建てられていて「金亀公園」説明板があります。



振り返り、城方向を見ると、内堀と城内への 「黒門口」 があります。
上掲の彦根城の地図で言えば、「槻御殿」という名称のある側から楽々園・玄宮園を訪れました。ここは次回に回し、城周りを眺めていきます。

玄宮園の表門側から出ると、内堀に沿って歩くことになります。



                  (6)辺りから眺めた彦根城の石垣と内堀。


内堀の向こう側に表門橋が見えます。堀の右側が天守閣側です。

この辺りは、土塁の下部だけに石垣が用いられた 「腰巻石垣」 となっています。


                            (7)の近辺です。

この辺りが彦根城への観光客の皆さんが内堀のところまで来て最初に目にされる景色です。
「琵琶湖八景 月明 彦根の古城」碑は表門橋の近くに 建てられています。


             表門橋の表御殿側から(6)方向を逆に眺めた景色

表門橋を通り過ぎ、大手門跡方向に内堀沿いに歩きます。

            (8)辺りから内堀を時計方向に回り込んでいく時の景色
石垣の中層が土塁となっている 「鉢巻石垣」 となっています。表門橋に向かって左側になります。

内堀を回り込んで 、彦根城の南~南西側の景色      大手門跡への橋

                      途中で振り返り、表門橋の方向を眺めた景色


  大手門跡に向かう橋上からみた景色    彦根城の内堀の北西方向側

           橋詰めから大手門跡に向かう景色     大手口

ここが現地見学の再集合地点です。城内探訪は後ほどのご紹介として、彦根城の外回りを補足しておきたいと思います。

JR彦根駅に戻って行くには、表門橋の地点を経由して、この 佐和口 を通って出入りすることになります。
ここにあるのが 「二の丸佐和口多聞櫓」 です。
道路のカーブからわかるように、ここは 「喰い違い虎口」 になっています。 城内に入るには鍵形に折れ曲がっていくことになるところです。
築城時のものは1767(明和4)年に焼失し、1771年に再建されたそうです。 (資料3)

「多聞櫓は長い平屋が特徴的な櫓の一種で『多聞』の名は戦国武将松永久秀の多聞城(奈良市)で初めて築かれたことに由来すると伝えています。佐和口の多聞櫓は、佐和口の枡形を囲むように二度曲折する長屋となっています。」 (資料1)


最初に眺めた中堀に面する多聞櫓を逆方向から見た眺め。
彦根駅から歩いてくると、最初に目に入るのがこの景色です。(10)近辺。
こちらは1960(昭和35)年に外観だけが復元されています。そして、2008年9月に内部は「開国記念館」としてリニューアルオープンされています。 (資料3)



この写真は 佐和口に向かって左側 で、中堀に面した石垣です。

そして、いろは松と称される松並木の道路を護国神社前に戻ります。
地図で言えば、青色のラインのところです。

護国神社の前のこの空堀が、かつては彦根城の外堀跡です。


彦根城の外周の見どころはこんなところでしょうか。

次回は名勝玄宮園他について、ご紹介したいと思います。

つづく

参照資料
1) 「彦根城ガイドブック」 彦根市教育委員会文化財部文化財課
    ”彦根の城下町 西川幸治著『城下町の記憶』より加筆転載”を引用
    佐和口多聞櫓 解説シートⅤ  p11
2)連続講座配布資料 「第5回 德川幕府西国支配の要~彦根城跡」
    滋賀県教育委員会事務局文化財保護課、彦根市教育委員会
3) 『滋賀県の歴史散歩 下』 滋賀県歴史散歩編集委員会編  山川出版社  p102-107

【 付記 】 
「遊心六中記」としてブログを開設した「イオ ブログ(eo blog)」の閉鎖告知を受けました。探訪記録を中心に折々に作成当時の内容でこちらに再録していきたいと思います。ある日、ある場所を訪れたときの記録です。私の記憶の引き出しを兼ねてのご紹介です。少しはお役に立つかも・・・・・。ご関心があれば、ご一読いただけるとうれしいです。

補遺
埋木舎  :ウィキペディア 
櫓(城郭)  :ウィキペディア 
井伊直弼   :ウィキペディア
井伊直弼ってどんな人?  :「井伊直弼と開国150年祭」 
石垣の積み方  :ウィキペディア

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探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -2 玄宮楽々園(玄宮園)[別称・槻御殿] へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -3 彦根城(大手門跡、登り石垣、米蔵跡)へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -4 彦根城(登り石垣、内堀風景、山崎曲輪)へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -5 彦根城(山曲輪、西の丸、西の丸三重櫓)へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -6 彦根城(西の丸三重櫓の内部、西の丸)へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -7 彦根城(天守外観、井戸曲輪)へ
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探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -9 彦根城(太鼓丸・天秤櫓、鐘の丸)へ
探訪 [再録] 近江・彦根城とその周辺 -10 彦根城(天守内部、表門跡へ、馬屋)へ







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Last updated  2017.01.16 15:27:57
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