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2018.01.09
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2013年10月に「生誕130年 橋本関雪展」を神戸まで見に出かけました。
展覧会場だった兵庫県立美術館そのものと周辺の探訪をまとめていたものを一部再編集して 再録しご紹介します。 (再録理由は付記にて)

この美術館そのものがかなりユニークです 。何度かこの美術館を訪れていますが、美術館そのものを被写体にして、写真を数多く撮ってみたのはこの時が初めてでした。
 展覧会を見るというためではなく、周辺を含めてこの美術館そのものを見に行くことも良いのではないでしょうか。訪れたのが平日の午後であったためか、比較的人も少なくて美術館そのものをあまり邪魔をされずに写真に撮ることができました。


JR灘駅から海岸の方にゆるやかな坂道を下って行きます。途中、左手に阪神岩屋駅が少し奥に見えます。兵庫県立美術館に近づくと、こんな風景です。
行きは冒頭の景色ですが、道路面の道を歩きました。帰りはこちらの陸橋に通じるスロープを通りJRの駅に戻りました。振り返って撮った景色です。

美術館の建物が見えて、最初に目に付いたのは 屋上に置かれた大きな蛙さん
だいぶ以前にこの美術館に来たときにはなかったのでは? と思います。

2018年1月現在も蛙さんは居座っているでしょうか・・・・・。


歩道橋への道から美術館を見ると、蛙さんがおもしろいでしょう。


陸橋を美術館側に渡ったところに、 美術館のレイアウト掲示 がありました。 (これは帰路に見つけたのですが・・・・) この地図で位置関係の大凡を想像しながら、以下ご覧ください。




                           ホールから入ってきた 山側の入口
壁面に蔦が伸びていい雰囲気です。
ギャラリー棟と展示棟の間がアプローチになっていて、山側から見ると海側の上部は突き抜けています

2階通路の山側から見たところ

訪れた時は、この展覧会案内掲示が置かれていました。

裏側に回って眺めたものです。背景に六甲の山が見えます。

この掲示の先に、 美術館入口 があります。




                    階段の空間もすごくゆったりしています。


ここが3・4階の 「光の庭」 だと思いますが、作品が展示されていました。


3階の通路の海側は大きなガラス壁面です。波止場や海岸線道路が広々と見渡せます。


美術館の通路はガラス壁面で明るく開放感があります。



隣のビルもガラス壁面なので、ミラーになっていました。



常設展示室エレベーター・ホールに吹き抜けの空間があり行き来できる階段がついています
ひろびろとしたゆとり空間いっぱいという感じ。
つい、階段を下りおりたくなりますね。もちろん、そうしました。


円形テラスです 。1階から見上げたところ。

この円形テラスは、B1駐車場、1階エントランスホール、ギャラリー棟、展示棟、さらに2階の屋外スペースを結びつけているところです。
この美術館のシンボル になっているのだとか。

この美術館は2001年に竣工しました。 (工期は平成11年3月~平成13年9月です。)
建築家安藤忠雄氏(安藤忠雄建築研究所)の建築設計によるものです。

・・・・・・・・ 覚書として ・・・・・・・
最後に、展覧会そのものについて当初冒頭に記していたものをここに残します。

京都・銀閣寺の近くに橋本関雪の邸宅・白砂村荘があり、学生時代からこの日本画家の名前を知っていました。白砂村荘を訪れたとき、数点の作品を鑑賞したり、京都の美術館での展覧で何度か作品を見たことはありました。しかし、なぜ神戸でこの展覧会が行われるのか・・・最初はちょっと不思議だったのです。しかし、展覧会のサブタイトルにある「豪腕画人 関雪登場」とある理由がこの展覧会で略年譜を読んで初めて理解できました。橋本関雪の生誕地がこの神戸だったからということを。

1896年の「静御前」から、死去前年1944年の「香妃戎装」まで、小品から大作まで織り交ぜて展示された回顧展は見応えがありました。関雪の生涯にわたる作品を一堂に鑑賞できる機会は滅多にないことと思います。堪能できました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つづく

参照資料 兵庫県立美術館 美術館マップ

【 付記 】 
「遊心六中記」と題しブログを開設していた「eo blog」が2017.3.31で終了しました。
ある日、ある場所を探訪したときの記録です。私の記憶の引き出しを維持したいという目的でこちらに適宜再録を続けています。
再録を兼ねた探訪記等のご紹介です。再読して適宜修正加筆、再編集も加えています。
少しはお役に立つかも・・・・・。他の記録もご一読いただけるとうれしいです。

補遺
橋本関雪 ​ :ウィキペディア 
白砂村荘(はくさそんそう) 橋本関雪記念館 ​ ホームページ
橋本関雪展 ​ 
   このページの展覧会案内に作品の一端が載せられています。
兵庫県立美術館 ​ ホームページ  
  ​ 建築概要のページ ​ 

安藤忠雄 ​ :ウィキペディア
安藤忠雄の「主要作品+リンク集」 ​のページ

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません。
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
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観照 & 探訪 {再録] 神戸市 兵庫県立美術館を見る(橋本関雪展鑑賞の折に)-2 へ





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Last updated  2018.01.09 20:27:54 コメントを書く


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