August 21, 2004
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カテゴリ: Long Trip
さて,何日間旅行が続くのやら。今日で6日目。

今日はサイクリングの予定だ。昨日と違う方向からDunloe峡谷を
自転車で散策するのが目的だ。キラーニー国立公園で自転車を借りる場合,
Dunloe峡谷までは行かず,もう少し手ごろなロス城と湖とマクロスハウス
というところが定番のようだが,がんばるぞ!

キラーニーの街中まで車で行き,駐車場に止めて,自転車を借りることにした。
街の中心の駐車場は結構高い。Notenが「昨日街にはいるときに
もうひとつ大きな駐車場を見た。そっちは歩いて10分ほど掛かるから
もうちょっと安いかも。」と言っていたので行ってみたら,

サンドイッチの材料を買いに行く。パン,ハム,チーズ,レタス,
そしてサーモンだ。買い物を終え,いざレンタサイクル屋さんに。

昨日ユースホステルで会ったおばさんたちは,街中に行けばすぐに見つかる,
と言っていたが,見当たらない・・・。駅のほうに行けばあるかも,
というNotenの勘も外れて,おとなしくインフォメーションに行く。
レンタル自転車屋の場所を教えて欲しいのと,適当な地図があれば欲しい,
という二点。他の欧州はどうか知らないが,アイルランドでは
大半のパンフレットは有料である。どんな役に立たなさそうなモノでも
50円以上する。よって,即戦力な地図はいただけなかった。が,
まあ,道路の概要がわかる地図はもらえたから良いとするか。
(ちなみに,この旅行で使用している地図も,観光局でもらえる

時に力不足のアイルランド全土の地図のみ。)

道路を渡ったところのレンタル自転車屋に行き,自転車を借りた。
マウンテンバイク風のとてもしっかりした自転車だ。Notenは
変速機がSHIMANO製だといって満足していた。曇り空だが,暑くもなく
寒くもなく,絶好のサイクリング日和。雨の心配もなさそう。


ところが,やはり道が良くわからない。これは地図のせいというよりも,
とても広い国立公園の中で,目印不足によるものだと思う。
同じところを行ったりきたりして,無駄な動きをしてしまった。
前の日に降った雨で足元がぬかるみタイヤを取られる。そして
乗馬の練習生や馬車が頻繁に通り過ぎていく。やっとのことで,
Ross Castleにたどり着く。ホッと一息つき,お城が見えるベンチで
昼食にすることにした。サンドイッチを作って食べていると,
観光客の夫婦が「そのサンドイッチはどこで売っているのか」
と聞いてきた。街で買ってきたのよ,と言うと残念そうだった。
よっぽど美味しそうだったのだろうか。

食事も終えて城の周りを歩いていると,後ろから声をかけられた。
馬車の勧誘だと思うDriesは聞いて聞かぬふり。しかし,彼は
Notenの手をつかんできた。やっとのことで気づくNoten。彼は,
先週パブで会ったNotenの学校の先輩のスペイン人だ!(8月12日日記参照)
まさか!!とは思ったが,やはりこの落ち着き払ったスペイン人は
彼以外の何者でもない!驚くNotenとは対照的に,自転車で旅行をしているんだ,
と冷静に説明する彼。偶然って凄い!

さて,いよいよ本格的に最終目的地のDunloe峡谷へ向けて出発。
大きな道路沿いを上り下り走る続ける。救いなのは,狭いながらも
歩道があること。(こちらの人は,さほど広い道路でなくとも
100km弱で走る。)すれ違う自転車乗りと挨拶をしつつ走り続ける。
帰りもココを通るのかと思うと,ちょっと気が重い・・・。
しばらくすると,Dunloe峡谷の標識が見えてきた。左に曲がり,
更に更に走ると,ようやくDunloe峡谷。この渓谷の道はとても狭いため,
車同士がすれ違うことが出来ない。そのため,馬車に乗って
観光をする人が多い。DriesとNotenは自転車なので関係ないが,
あの馬車タクシーっておいくらくらいなんでしょうか・・・。
岩肌がむき出しになった山の横の小道を自転車で走るのは最高だ!
疲れも忘れ,帰りの不安も忘れ,自転車で滑走した。(下りに限り。)
これ以上先に行っても,帰りがきついので,ある程度のところで
引き返してきた。不思議なもので,帰りはなんとなく楽だ。
4時過ぎ,無事に自転車レンタル屋に到着。総走行距離35kmを制覇!

足がガクガクする間もなく,今日の滞在地Dingleに移動。
Dingleは,昔ながらのアイルランドのよさを色濃く残す地域で,
現在でもアイルランド語(ゲーリック)を使用している。
アイルランドの標識は,全国的に「アイルランド語」と「英語」の
併記であるが,この地域は「アイルランド語」のみの記載となる。
また,海と丘が広がる風光明媚な地方で,世界中から芸術家が
集まってくるということだ。

Dingleの街に着くと,まず目に入ったのが移動遊園地だ。
短い夏の楽しみを独り占めしたかのような,この小さな移動遊園地には,
子供達の歓声が溢れていた。

今日のB&Bを選んだのはNotenであるが,Notenいわく「今日は
はずれかもしれないなあ・・。この値段だし,古いし・・・。
今の主人が二代目だって書いてあったなあ・・・。」と,弱気。
地図では街から2つ角を曲がったところ,となっているが,
途中の部分が省略されていて,どの角を曲がればよいのか全くわからない。
昨日のこともあるし,今日は強気で走り続けた。30分ほど行っただろうか,
ようやく看板が見つかり,そこからはすぐに着いた。DriesとNotenは
昨日よりちょっと肝がすわったようだ。

大きな山をバックに建つ,お蔵のようなB&Bだ。やっぱりちょっと古そう・・。
またもやイチカバチカで門をくぐる。
女性が,「ごめんなさいね,犬にエサをあげてから。じゃないと,
この子達ヤキモチを焼くから。」と。エサをやり終えると,
「改めて,ようこそ!」と言ってもらい,B&Bに入る。

DriesもNotenもため息。。素晴らしいB&Bだ。もちろん清潔だし,
趣味もいい。主人もそこそこ年なんだろうが,すらっとしており,
雰囲気があってお洒落な感じだ。すっかりと気に入ってしまった。
どころか,「ココってNotenの言っていた値段?」なんて言ったりして。
「良いよ,ちょっとくらい高くても。」と,訳のわからない返事のNoten。
街から遠いのは玉にキズだが,まあこれほどのB&Bでこの値段とは,恐れ入った。

B&Bベッドルームの洗面台

夕食を食べられるところは近くにあるかと聞いてみたが,車でないと無理のようだ。
と言うことで,最も近くの港のパブを見に行った。
が,地元の漁師の若者が騒いでいてちょっと観光客が入る雰囲気ではない。
まあ,どのみち車なんだから,ということで,Dingleの街まで出ることにした。
さすがにたくさんの店がある。9時半~10時頃からはいたるところのパブで
ライブ演奏があるらしい。この街は食べることが出来る店が多かったため,
店選びが大変だった。行ったり来たり。すると,またまた
Notenが話しかけられた。今度はスペイン人ではなく,地元の酔っ払いだ。
「日本からか。コンピューター,日本か,良いなあ,いい国だ。
コンピューター。オレ,☆□△~。。酒,頭弱い~。。」
よくわからないが,がっちり握手を求められたようだ。親日のようだが,
今度からこの通りは避けよう。

結局,海沿いの街ということもあり,シーフードを得意とするパブに入ることにした。

パブ

車で来たため飲めないので,帰りにスーパーで缶ビールでも買って
部屋で飲もう,と言うことになった。
そして,Driesはカレイを,otenはアンコウを注文した。
Notenは,待っている間,バーカウンターのそばで愛想を振りまいている
犬の写真を取っていたが,Notenのほうにはあまり愛想を振りまいてくれず,
良い写真が取れなかったようだ。

さて,二人のプレートが出てきた。Driesのカレイは特大のものが2枚。
実に上手に香ばしく焼いてある。オレンジソースという名前なのに,
オレンジソース味はしない・・。そしてNotenのアンコウはオレンジ色の,
アジア風のようなソースで絡めてある。
(しかし,こちらはオレンジソースではなく,辛くないのに
レッドペッパーソース。)Driesのカレイは美味しいのだが,
ちょっと塩が足りない気がした。焼く前に塩を振っていたら,
相当美味しいかったろうに,,と悔やまれる。一方,Notenのアンコウは
抜群に美味しかった。

帰りにスーパーにビールを買いに行った。遊園地ではまだ子供がはしゃいでいた。
とても小さな子が,車の遊具に乗っていた。本人はトップレーサー気取りだ。
目が真剣だ。お母さんとお父さんも周りではしゃいでいる。
とてもカワイイ。冬が長く,気候が厳しいこの地域では,夏のほんのひと時の,
この小さな移動遊園地が子供の楽しみの極みなのだろう。

移動遊園地

駐車場の方に足を向けると,夜風に乗って何処からともなく
ケルトミュージックが聞こえてくる。DriesとNotenが夕食を食べたパブも
10時からライブがあったのだが,今日は部屋で2人で飲むことになっていたので,
おとなしく帰ることにした。
ダブリンに帰ったら,ライブがやっている店に遊びに行こう。(代筆)







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Last updated  September 10, 2004 06:16:57 AM
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