PR
Comments
Calendar
Category
私は、職員に向かって、時々こう言います。 そして、職員はいつも険しい顔になります。
まるで、 「ひいき」
という事が悪い事のように感じるのでしょう。
しかし、そういう職員には必ずこう問いかけます。
「ひいきの反対は?」
当然答えは 「平等」
です。
「では、社会に出て平等な事は何かありますか?」
すると、大体黙ってしまいます。
当然です。 社会は平等ではありません。
常に誰かと比較され、時には努力をしても評価されず、往々にして理不尽で、納得のいかない事ばかり、これが社会です。
さらに、我々のようなサービス業では、お客様に 「ひいき」
されなければいけない仕事です。
お客様にひいきしてもらわなければいけない職員が、上司にすらひいきされないのであれば、大問題です。
では、どうすればひいきされる職員になれるのでしょうか?
たった一つ、 『何でも相談してくれる』
こと。
上司の役目は、 職員に働きやすい環境を提供し、毎日気持ちよく、笑顔で頑張ってもらう事
です。
しかし、 日常には公私共に様々な悩み事や、辛い事、苦しい事が潜んでいます。
そして、殆どの人はそれを隠して、仕事に全く支障を出さないようにする事は出来ません。
眠れなくて、目の下にクマを作って来たり、ため息が増えたり、体調を崩してしまったり。
そうなる前に解決するべきなのですが、自分自身で解決出来るならば、そもそも悩みません。
かといって、仲間に相談しても解決しない事がほとんどです。
仲間に相談すれば、その時は気が休まり、落ち着くかもしれませんが、事態は好転しません。
なぜなら、仲間と自分は同じくらいの経験値しか持っていないので、自分で解決出来ない事は、同じ経験値の仲間も解決できないのです。
本当ならば、経験豊かなトップに相談する方が圧倒的に解決します。
相談してくれるならば、大抵の事は解決してあげられます。
しかし、相談されないと、何も助けてあげられません。
「何でも相談してくれる」
という事は、それだけでひいきされる要因です。
ところが、多くの人が 『こんな事を相談して、怒られないだろうか』『忙しいのに、こんな事で時間を割いてもらう訳には』
と考えがちです。
ですが、 実際は全くの逆
なのです。 確かに、トップは時間がありません。
だからこそ、限られた時間は望む人にしか使う余裕が無いのです。
『自分の為に時間を割いて欲しい』
と望む職員と望まない職員では、当然望む職員の為に時間を使います。
そして、 コミュニケーションは『質より量』
です。
沢山時間を共有する職員との間に信頼関係が生まれるのは当然です。
結果的に、大切な仕事は、信頼関係のある職員に任せます。
大切な仕事を任せられる職員は、誰よりも早く成長します。
そして、誰よりも早く出世する事になります。
つまり、早く成長したいならば、どれだけトップの時間を 『自分の為に使わせる事が出来るか』
という事です。
トップとの距離が遠い人ほど成長は遅い。
例え現場職員であろうと、臆せず自分の為にトップの時間を使わせるような、積極性を持ってもらいたいものです。
理事長 笹谷 寛道