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子供がいじめに負けないために、親には何ができるでしょうか。 まず、第一に何でも話しやすい環境を作ってあげることです。普段は、親を鬱陶しがっている思春期の子供であっても、最後に頼れるのは親だけなのですから、どんなことがあっても味方になってあげなければなりません。 話しやすい環境というのは、親が根掘り葉掘り聞く事ではありません。「今日はどうだった?」「いじめられなかった?」「何!○○にいじめられた?よし、言いに行ってやる!!」というような聞き方ではありません。子供は、このような対応を望んでいるのではなく、自分の辛さや痛みを聞いて欲しい、分かって欲しい、支えて欲しいという気持ちなのですから。その気持ちをそっと受け止め、共感することが大事なのです。親がカッとして、子供と一心同体になって行動するのではなく、冷静に対処法を考える余裕が必要です。本音を聞いてもらえた子供は、気持ちが落ち着いてきます。 家庭が、傷ついた子供の避難場所になることができれば、子供は安心できます。タレントだったケント・デリカットは、子供時代にメガネのことでよくいじめられたそうです。そんな時、母親がぎゅっと抱きしめ、「誰がなんと言っても、おまえは私の大事な大事な宝物だからね。」と、言ったそうです。このお母さんの言葉があったから、ケントはいじめを乗り越えることができました。 いじめられている子は、一般的に自己評価が低く、自分に自信が持てないため、自分は必要のない人間だ、消えてしまえばいいなどと考えてしまいがちです。そんな時、「そのままでいいんだよ」と、子供のありのままの姿を認め、存在価値があるのだということを伝えることが大切です。 ・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.31
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先日、某テレビ局のイブニングニュースから電話がありました。山梨の高2女子生徒がブログへ中傷を書き込まれるいじめを受け、自殺を図った問題について、「このようないじめを受けた場合、彼女たちはどこへ相談を持っていくのでしょうか」との問い合わせでした。 最近、中学生・高校生のいじめによる自殺が相次いでいます。 福岡の中2男子生徒の自殺に続き、岐阜の中2女子生徒の自殺、長崎の高1女子生徒の自殺未遂など、痛ましく悲しいニュースが連日、放送されています。 思春期を迎えた中学生・高校生たちは、苦しいとき、辛いとき、誰に相談するのでしょう?学校では、「何かあったら先生に相談しなさい」と言いますが、先生に相談するといじめの相手を呼び出して注意する等の方法をとるため、かえっていじめがひどくなると思い、先生には相談しません。先生に相談するのは、よっぽど信頼関係ができているか、あるいは最後の危機的な時と考えて良いでしょう。 親は、どうでしょう。この頃の子ども達は、大人になろうともがいている最中で、親に弱みを見せて相談することはなかなかできません。さらに、いじめられる子は優しいことが多いので、親に余計な心配や迷惑はかけないようにしようと思い、相談できずにいるのです。 思春期の子供が一番相談しやすいのは、友達です。しかし、いじめられている子には、信頼して何でも話せるような友達が少ないので、友達にもなかなか相談できません。 結局、誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまうので、自殺へと向かってしまうのです。どんなに悩んでいたかということは、後になって残された遺書を見てはじめてわかるのです。 子ども達は、苦しんでいる時、必ずSOSのサインを出しています。普段と様子が違っていたら注意して見なければいけません。どこかに傷があったり、物がなくなっていたりしませんか。うつむき加減だったり、親の顔を避けたり、逆にみょうに甘えてきたりしていませんか。こんなことがあったら、何かのサインだと思い、気をつけて見なくてはなりません。 今日のお子さんの様子、変わったことはありませんか? ・・・・つづく 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.30
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山本良樹さんの詩より 不老心 みんな持っていた少女の心 みんな持っていた少年の心 大人ぶって隠していた 若者の心 神様がくれた宝物 年を重ねて捨てた人 年を重ねて忘れた人 体に合わせて歳をとらせて 神様がくれた宝物 心は歳をとらないのに私たちも以前は、少年・少女でした。少年・少女だった頃の純粋な心をいつまでも忘れないようにしたいものですね。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.29
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ここ数日の間、教育に関する様々な問題がニュースで取り上げられています。 一番、大きな問題として取り上げられているのが、高校の必修科目未履修問題でしょう。受験制度による教育の歪み、実態にそぐわない学習指導要領の問題など、いくつかの原因はありますが、やはり問われるのは、教育者の倫理や姿勢ではないでしょうか。学校教育の役割は、受験のテクニックを教えることではなく、これからの社会を担っていく「人間」を育てることなのですから。 もう一つ、私が注目したニュースは、「いじめを苦にした児童、生徒の自殺が相次いだ問題を受けて、東京都教育委員会は26日、生徒を自らいじめたり、生徒間のいじめに加担・助長した教員に対し、悪質な場合には免職を含む懲戒処分にすることを決めた。」(産経新聞)というものです。 都教委によると、生徒をいじめたり、いじめに加担・助長した教員は「減給、戒告」に、内容が悪質だったり、生徒が欠席や不登校になるなど重い苦痛を与えた場合や、隠蔽(いんぺい)や常習性がある場合などでは「免職、停職」にするということです。都教委は「教員を委縮(いしゅく)させたり処分するのが目的ではなく、生徒の心を傷つけないよう戒めを求めるのが目的」と説明しているそうです。 このニュースには驚きました。いじめるのは、いけないことだということは、誰でも知っていることです。 ところが、都教委は先生方に「生徒をいじめてはいけない」「いじめに加担してはいけない」等と指示を出しているのです。こんなあたりまえのことを教育の専門家である先生に教えなければいけないなんて、いったいどうなっているのでしょう?もちろん、これでいじめがなくなれば良いのですが・・・・・なんか不思議なニュースでした??????心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.28
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今週も「14歳の母」を見ました。いろいろ考えてしまいますねー。 母親が14歳の未希に言った言葉。 「お母さんは、未希のことが一番大事。」 これに対して、未希は驚いた表情で、 「こんなにありえないことしているのに?」 母親は、 「そうよ。」 未希は、もう一度尋ねます。 「こんなに迷惑かけているのに?」 母親は、 「そうよ。」 小学校高学年から中学・高校生にかけての思春期、子供は親に反抗します。親のありがたみを心の奥で感じていてもそれを表には出さず、親を批判し、否定します。また、それと同時に、自分自身を見つめ直し、様々な悩みや葛藤が起きてくるものです。きっと、皆さんも経験があるでしょう。 一人でもがき、苦しんでいる時に、本当に自分を大事にしてくれ、愛情を注いでくれているのが親だということに気づくことができたらどんなに幸せでしょう。最近は、子供を大事にしない親もいるようですが、本来、親は子供のすべてを愛しているものです。どんなに、迷惑をかけようが、どんなに反抗しようが、親はその存在すべてをありのまま受け入れ愛しているものです。(・・・最近のニュースで見る親子関係のトラブルは、その愛情をうまく伝えられなかったり、間違った形で愛情を表現しているため、ということが多いようです。) もし、お子さんがいるようでしたら、無条件にお子さんを愛する気持ちを持っているかどうか再確認してみましょう。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.27
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社会が複雑化するにつれて、「対人恐怖」や「社会恐怖」を感じる人が増えてきたように思います。目と目を合わせて人と話すことができない、周りの人が自分のことを笑っている、自分だけ他の人とは違うので仲間には入れない等など・・・・。 最近、読んだ本に日本の文化の特徴を欧米の文化と比較して書いてあるものがありました。ルース・ベネディクトは、『菊と刀』の中で「真の罪の文化が内面的な罪の自覚に基づいて善を行うのに対して、真の恥の文化は外面的強制力に基づいて善行を行う」と言っています。 欧米のキリスト教的文化の中で、人は「その行為が正しいかどうか」という内面的な面を行動の基準として考えるのに対して、日本の儒教的文化の中では、「恥かどうか」という外面的な面を行動の基準としているというのです。 確かに私たちは、子どもの頃から「そんなこと、恥ずかしいからやめなさい!」「ほら、恥ずかしいでしょ・・・。」という言葉を聞きながら育ってきたような気がします。 日本人にとっては、社会の「和」が最も大事なことです。状況への適合と秩序への調和が重視されるのです。 わたしたちは、「仲間」との「和」を大事にし、その中で恥ずかしいことをするのは避けようとします。そのため、自分の考えや価値基準は、心の中にしまいこんで、「仲間」との調和を図ろうとするのです。 本当の自分の姿や本音を隠し、まわりに合わせようとする生き方では疲れてしまいます。自分の心に正直に従って生きようとすると楽になるのではないでしょうか。・・・・日本に住んでいるとなかなか難しいんですけどね・・・・・。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.26
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・・・・昨日の続き そして、けろけろけろっとした顔をして、「もう、わしの病気はなおった。百年も、二百年も、長生きができるわい。」と、にこにこわらいました。 こうして、おじいさんは、すっかり元気になり、おばあさんと二人なかよく、幸せに長生きしたということです。 ところで、三年とうげのぬるでの木のかげで、「えいやら えいやら えいやらや。 一ぺん転べば 三年で、 十ぺん転べば 三十年、 百ぺん転べば 三百年。 こけて 転んで ひざついて、 しりもちついて でんぐり返り、 長生きするとは、こりゃ めでたい。」と歌ったのは、だれだったのでしょうね。 おわり心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.24
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・・・・・昨日のつづき おじいさんは、しばらく考えていましたが、うなずきました。「うん、なるほど、なるほど。」 そして、ふとんからはね起きると、三年とうげに行き、わざとひっくり返り、転びました。 このときです。ぬるでの木のかげから、おもしろい歌が聞こえてきました。「えいやら えいやら えいやらや。 一ぺん転べば 三年で、 十ぺん転べば 三十年、 百ぺん転べば 三百年。 こけて 転んで ひざついて、 しりもちついて でんぐり返り、 長生きするとは、こりゃ めでたい。」 おじいさんは、すっかりうれしくなりました。 ころりん、ころりん、すってんころり、 ぺったんころりん、ひょいころ、ころりんと、転びました。あんまりうれしくなったので、しまいに、とうげからふもとまで、ころころころりんと、転がり落ちてしまいました。 ・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.23
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昨日の続き・・・・・ 家にすっとんでいき、おばあさんにしがみつき、おいおいなきました。「ああ、どうしよう、どうしよう。わしのじゅみょうは、あと三年じゃ。三年しか生きられぬのじゃあ。」 その日から、おじいさんは、ごはんも食べずに、ふとんにもぐりこみ、とうとう病気になってしまいました。お医者をよぶやら、薬を飲ませるやら、おばあさんはつきっきりでかん病しました。けれども、おじいさんの病気はどんどん重くなるばかり。村の人たちもみんな心配しました。 そんなある日のこと、水車屋のトルトリが、見まいに来ました。「おいらの言うとおりにすれば、おじいさんの病気はきっとなおるよ。」「どうすればなおるんじゃ。」 おじいさんは、ふとんから顔を出しました。「なおるとも。三年とうげで、もう一度転ぶんだよ。」「ばかな。わしに、もっと早く死ねと言うのか。」「そうじゃないんだよ。一度転ぶと、三年生きるんだろ。二度転べば六年、三度転べば九年、四度転べば十二年。このように、何度も転べば、ううんと長生きできるはずだよ。」 ・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.22
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私たちは、悩み始めると、どうしても悪いほうへ悪いほうへと物事を考えてしまいがちです。発想の転換をし、物事をプラスに捉えることができるようになると、楽になります。(これが難しいんですけどね。) 今日から、数回、おもしろいお話をご紹介しましょう。 「三年とうげ」李錦玉(リクムオギ)作 ある所に、三年とうげとよばれるとうげがありました。あまり高くない、なだらかなとうげでした。 春には、すみれ、たんぽぽ、ふでりんどう。とうげからふもとまでさきみだれました。れんげつつじのさくころは、だれだってため息の出るほど、よいながめでした。 秋には、かえで、がまずみ、ぬるでの葉。とうげからふもとまで美しく色づきました。白いすすきの光るころは、だれだってため息の出るほど、よいながめでした。 三年とうげには、昔からこんな言いつたえがありました。「三年とうげで 転ぶでない。。 三年とうげで 転んだならば、 3年きりしか 生きられぬ。 長生きしたけりゃ、 転ぶでないぞ。 三年とうげで 転んだならば、 長生きしたくも 生きられぬ。」 ですから、三年とうげをこえるときは、みんな、転ばないように、おそるおそる歩きました。 ある秋の日のことでした。一人のおじいさんが、となり村へ、反物を売りに行きました。そして、帰り道、三年とうげにさしかかりました。白いすすきの光るころでした。おじいさんは、こしを下してひと息入れながら、美しいながめにうっとりしていました。しばらくして、「こうしちゃおれぬ。日がくれる。」おじいさんは、あわてて立ち上がると、「三年とうげで 転ぶでないぞ。 三年とうげで 転んだならば 三年きりしか 生きられぬ。」と、足を急がせました。 お日さまが西にかたむき、夕やけ空がだんだん暗くなりました。 ところがたいへん。あんなに気をつけて歩いていたのに、おじいさんは、石につまずいて転んでしまいました。おじいさんは真っ青になり、がたがたふるえました。 ・・・・つづく 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.21
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最近始まったドラマの一つに「14歳の母」というドラマがあります。中学生である14歳の少女が妊娠してしまうというドラマです。どんなものかと思い、初回から見てみました。 小学生と見間違うほど可愛らしい14歳の少女が妊娠するというストーリーも衝撃的なのですが、この少女の相手である中学3年の男子生徒と室井滋扮する母親の関係が現代の親子関係の問題を指摘しているような気がして、今後どのように展開していくのか興味を持って見ています。 少年の母親は、女手ひとつで一人息子を育ててきました。母親は、会社の社長となり、息子が何不自由なく暮らせるよう働き、息子を有名高校に進学させ、立派に育て上げることを目標としています。朝から豪華な朝食を用意し、立派な車で名門中学まで送り迎えをし、お小遣いは数万円・・・・、息子は喜んでいるでしょうか?いいえ、息子の表情は暗く、目が生きていません。お小遣いとしてもらった大金には目もくれません。なぜでしょう?母親は、お金やその他多くの物を与えることによって、息子に愛情を示そうとしています。しかし、息子にとってそれらは子守の道具に過ぎないのです。 息子の日頃の表情に気付かない母親は、「あら、髪が伸びてきたわね。美容院を予約しておくから明日切ってらっしゃい。」と言って、数万円を渡します。そして、「あなたは、立派な人になるのよ。」と言います。それに対して、息子はさめた表情で、「僕は立派になんかなれないよ。だって、今まで何一つ自分の考えでやったことがないじゃないか・・・髪を切ることすら、自分で決めたことがないのに、立派なことなんかできるわけないじゃないか!」と言うのです。 この言葉を聞いて、ドキッとしました。親がすべてお膳立てし、必要なものはすべて与える・・・子供にとって幸せのように思いますが、そうではないのです。物があふれている今の世の中で、子ども達は昔に比べて幸せでしょうか? 子供は「物」では育ちません。親からの真の愛情が伝わる必要があるのです。 また、親によって用意されたレールをただまっすぐ進むのではなく、自分で考え、試行錯誤し、時には失敗しながら学び、成長していくのです。親としては、ハラハラすることもあるでしょう。代わりにやってあげたくなることもあるでしょう。でも、そんな時は心を鬼にして、子供に任せてみましょう。子供が成長し、自立するために必要な経験なのですから。 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.20
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自分こと、大切にしていますか? 主婦は、とかく夫のため、子供のため、家族のためというように、自分を犠牲にしてみんなの幸せを願うものの考え方や行動をする傾向があります。心から、みんなのためを思ってしていることが多いと思いますが、時には、恩着せがましく「なんで私ばっかりみんなのためにやらなきゃいけないの!みんなのためにしてやっているのに!!」という感情が生まれてくることもあるでしょう。 自分を抜きにして、みんなのためばかりを考えて行動し、まわりがそれに応えてくれないと、「自分が今までしてきた事は、いったいなんだったの!?」という、虚しさがやってきます。 私たちは、自分より不幸な人に対しては、心から同情し、親身になって考えてあげることができますが、自分より幸福な人に対しては、心から喜んであげることが難しいのではないでしょうか。自分を大切にできないと、どうしても自分を卑下してしまうため、幸せな人を見ると、嫉妬心に駆られてしまうのです。 「みんなのため」は、もちろん大事なことですが、それ以前に「自分」を大切にすることが大事です。 「自分」のためにちょっとした何かを買ってみる、「自分」へのご褒美として美味しいケーキをプレゼントなど、「自分」がうれしくなることを、まず、してみませんか。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.18
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福岡のいじめ自殺問題で、いじめのきっかけを作ったのは担任教師だとの話が明らかになってきました。人間として何が正しくて何が間違っているかを教えなくてはいけない立場にある教師の言動が、いじめの一因になっていたとは大変残念なことです。 今、一番必要とされているのは次のような人でしょう。 世界で最も欠乏しているものは人物である。 それは、売買されない人、魂の奥底から真実で、正直な人、 罪を罪とよぶのに恐れない人、 磁石の針が南北を指示して変わらないように、良心が義務に忠実な人、 天が落ちかかろうとも正しいことのために立つ人、 ― そういう人である。 E・G・ホワイト著「教育」福音社 より心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.16
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福岡・筑前町で中学2年の男子生徒(13)がいじめを苦にして自殺をしました。 なぜ、いじめが起きるのでしょう。いじめには、様々な理由があると思いますが、まず、いじめを悪いことだと思っていないという精神的幼児性があるのではないでしょうか。幼児期から小学校低学年にかけての子供は、自己中心の世界に生きています。友達と遊んでいるように見えても、その集団は実は、一人遊びの集合体と言ってもよいほどです。まわりが見えていないので、自分の好きなように振舞おうとするわけです。自分さえ楽しければいい、他人をいじめても自分には関係のないことと考えてしまうのです。他人の辛さなど考えず、ただなんとなくいじめてしまう、そしてそれを特別問題とも感じないのです。 思い返すと、私も小学生の頃、クラス内の一人の女の子を「○○菌」と言って敬遠し、彼女が私たちの持ち物をさわると「○○菌がついた」と言って、その菌を他の人につけたものです。付けられた人はまた別の人につける・・・その繰り返しです。その間、彼女は一人寂しく自分の机に向かっていました。いったいどんな気持ちだったのでしょう。今、振り返ってみると、なんと可哀想なこと、本当に申し訳ないことをしたと思います。その頃の自分は、彼女の事を特に理由があって嫌っていたわけでも何でもありません。ただ、みんながやっているから、悪いとも思わず、自然の流れでやっていたのです。その後、彼女はどうなったでしょうか。今、彼女はどうしているでしょうか。元気で明るく生きていることを願っています。まわりを見ることのできる年齢(4年生頃)になると、他人とのつながりで物を見ることができるようになり社会性が身についてくるわけですが、それが十分育たないと、いつまでも自己中心的な考えしか持つことのできない精神的に未熟な人となってしまうのです。 もう一つの理由は、相手の痛みに鈍感だということではないでしょうか。小さい頃から傷つくような経験をすることなく育ち、自分の痛みに鈍感だと、相手の痛みを察することができなくなります。子ども達が外で思い切り野山を駆け回って遊んでいた頃は、様々な痛みを体験していました。擦り傷、切り傷、打撲はあたりまえ、友達と喧嘩して心身共に傷つくけどいつの間にか仲直りしている、そんな関係がありました。今は、そのような体験をする機会がほとんどありません。痛みを経験すると、相手の痛みを想像し、いたわることができるようになります。今の子ども達は、大きな痛みを突然味わうと、折れてしまう弱さを持っています。ですから、幼少期から、少しずつ味わう経験を与え、相手の痛みを察して思いやる心を育てていかなければならないのではないでしょうか。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.15
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以前、札幌に住んでいたことがありました。 札幌の地下鉄大通り駅の前には、三越デパートの入り口があります。休日ともなると、大勢の人々で賑わうこの地下街でおもしろい格好をした人が歌を歌っていました。白雪姫のようなドレスを着て手には花を飾ったかごを持ち、もう片方の手にはマイクを持って、踊りながら歌を歌っている中年男性です。この奇妙な光景に人々は足を止め、あっという間に人だかりができたものです。この人のパフォーマンスは、次第に派手になり、人々の見ている前で、着替えるようになりました。かつらを取り替え、ドレスを着替え、化粧を直し、次の歌を歌うのでした。この人の周りには、面白いことに愛や平和に関するたくさんの標語や名言が書いてある短冊がならべられていました。自分を「ほがらかおじさん」と称するこの人は、着替えながら面白いことを言っていました。「みんなは、自分の体におできができたらどうする?手術して取ってしまいますか?切ってとってしまうのは、簡単なことです。でも、薬を塗って、上から撫でてあげ、それが消えるまで辛抱強く待つことが大事じゃないかな。自分の体の一部なんだから。世の中には、悪人と言われる人がいる。その人を排除してしまうのは、簡単だ。でも、その人たちを温かく包み込んで平和な世界をつくれたら一番良いんじゃないかな。」と。 なるほどと思いました。実際には、かなり難しいことだとは思いますが、自分の嫌いな人、自分に合わない人を排除してしまうのではなく、逆に温かく接することでよい関係をつくっていけるということです。 努力しよう・・・。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.13
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私たちは、多くの人とのかかわりを持ちながら毎日生活しています。 ストレスにも色々ありますが、その中でも、人間関係や人とのコミュニケーションから来るストレスが最も多いのではないでしょうか。自分の思い通りにならないことや理不尽なことが私たちを苦しめます。心の中に「怒り」の感情が生まれたとき、それを発散するのではなく、心の中にためこんで良い人を演じているということはないでしょうか。 あの人が悪いけど、自分が我慢すれば事を荒立てないで済むと考え、不満を抱き続けることが多いのではないでしょうか。これでは、ストレスをためこんでいくばかりです。 良い人を演じようとせず、思ったことを上手に表現することができると、気持ちは楽になるものです。人間関係を保とうとするあまり、我慢を続けると、ストレスによって心身が疲れてしまいますし、我慢が限界に来たとき、爆発してしまい思わぬ事態を引き起こしてしまうことにもなりかねないのです。 自分の感情を冷静に相手に伝えることは、大事なことです。このとき、気をつけなければいけないのは、相手を批判したり、怒りの感情をあらわにしたりしてはいけないということです。あくまでも、「私は・・・と感じている。」とか、「私はこうして欲しい・・・。」というように、自分の気持ちを素直に上手に相手に伝えることが大事です。 自分の感情にきちんと向き合い、ごまかさずに対処することが、心の健康を保つ上で、大変大切なことなのです。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.11
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先日、「早くしなさい!」をテーマに記事を書いたところ、これをお読みになったお母様から、「1日に100回位、早くしなさいと言ってます。早くしなさいと言わなければ、何もしないんです。どうしたらよいのでしょう。」と言われました。多くの母親は、きっと同じことを思っているのではないかと思い、またまた、「早く・・・」をテーマに書かせていただきます。 競争社会を勝ち抜き、「負け組」ではなく「勝ち組」に子供をさせるべく、幼児教室、いやいや胎児の時期から英才教育を施している親が何と多いことでしょうか。立派な子供になってほしい、良い子になってほしいとの願いや焦りから「早く、早く」と言ってしまいますが、この言葉は子ども達に様々な影響を与えてしまうのです。幼児期から小学校低学年の子ども達は、ゆっくり自分のペースで物事を覚えていきます。また、なんでも自分の手でやりたがり、やることによって成功感を味わっていくのです。そんな子ども達の発達段階を無視し、親が先回りして次から次へと指示すすると、言われたことはできるが、自分の意思で行動できない子供ができてしまいます。 指示され、いやいやしたことは、たとえできたとしてもうれしくもなんともありません。大人でもそうですよね。自分の手で何かを成し遂げたときに、達成感があり、次の行動への動機付けが出来上がるのではないでしょうか。 上手にする方法をあらかじめ教えておいたり、日課と時間の目安を教えておいたり(ひと目でわかるように掲示しておく等の工夫をする)すると、子供は自分なりに工夫をして、やろうとするようになります。自分の力でできるよう励ますと共に責任を持たせ、失敗の責任も自分でとらせるようにしましょう。失敗をしても責めてはいけません。「残念だったね。今度はどうしたらいいかな?」と言って、次の行動への希望を持たせましょう。 子供は、何でもすぐにできるようになるわけではありません。試行錯誤し、失敗しながら自分の力で歩んでいく練習をしているのです。子供が自信を持てるように親は長い目でおおらかな心で子供を見ていくことが大事です。自分に自信を持て、積極的に行動できる子供はあとで大きく成長しますよ。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.10
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山本良樹さんの詩から ピンチの裏側 「神様は決して ピンチだけをお与えに ならない ピンチの裏側に必ず ピンチと同じ大きさのチャンスを 用意して下さっている 愚痴をこぼしたりヤケを起こすと チャンスを見つける目が曇り ピンチを切り抜けるエネルギー さえ失せてしまう ピンチはチャンス どっしりかまえて ピンチの裏側に用意されてる チャンスを見つけよう」 ピンチの時には、なかなか裏側まで見えないものですよね。ピンチをチャンスに変えることができたら、どんなに素晴らしいことでしょう!!心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.09
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うつ病を治すためには、次のようなことを心掛けましょう。 自分が「うつ病」になったことを受け入れるのはなかなか難しいものです。「どうして、自分ばっかり・・・」、と悲観的になってしまい、自分の状態を冷静に見ることが難しくなります。また、精神科等に行くことに抵抗を感じるため、受診が遅れることがあります。 うつ病について正しい知識を持ち、治る病気であることを信じて治療を受けるようにしましょう。 何でも自分でやろうとせず、家族や仲間に甘えましょう。今までいろいろなことを頑張ってきたのですから、あせらず、ゆっくり休養をとるようにしましょう。睡眠は十分にとりましょう。 自分を責め、自殺するようなことは決してしてはいけません。今は、まわりが暗闇に包まれていて、先が見えないかもしれませんが、その先には必ず光があります。それを信じて乗り越えましょう。 重大な決断は避けましょう。うつ状態のときは、マイナス思考になりがちです。後で後悔することのないように大事な問題については治ってから結論を出しましょう。 家族は、次のようなことを心掛けましょう。 うつ病を正しく理解して接しましょう。患者さんが無気力で休んでばかりいる姿を見て、怠けているなどと責めてはいけません。本人は一生懸命頑張ろうとしても病気のため、できないのですから。家族で協力し、ゆっくり休める環境をつくってあげましょう。 うつ病の患者さんに対して、「がんばれ」というような励ましの言葉をかけたりしてはいけません。自責の念にかられ、悲観的になっているところに励ましの言葉をかけると、さらに精神的な負担を強いることになってしまい、逆効果です。最悪の場合は、自殺に追い込んでしまうことにもなりかねません。 うつ病になると、わけもなく悲しくなったり、孤独感を感じてしまったりします。家族は、じっくり話を聞いてあげ、安心させてあげましょう。「こうすればいいんだ」とか「それがいけない」というように説教することは避けましょう。 うつ病患者は、死んでしまいたい、消えてしまいたいと思ってしまうことがあります。患者さんが自殺をしないよう、様子の変化に十分気をつけましょう。特に回復期には、行動を起こしやすくなるので、注意しましょう。 気晴らしをさせようとして、無理に連れ出すのは避けましょう。環境の変化に耐えられず、精神的な負担となってしまうからです。 うつ病は、本人にとっても家族にとっても大変なことのように感じられますが、正しい理解に基づき、適切な治療をすることで必ず治ると信じて病気と闘っていきましょう! 「うつ病」についてのお話は、今日でおしまいです。心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.07
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「うつ病」の疑いがある場合は、まず病院に行って医師の診察を受けてください。うつ病は、気持ちの持ちようで治るものではありません。心療内科、精神科、精神神経科、メンタルクリニックなどを受診し、適切な治療を受けることをお勧めします。 精神症状は現れず、身体症状のみが現れている場合を仮面うつ病と呼ぶことがあります。仮面うつは、内科等で診察してもどこにも異常が見られず「しばらく様子を見てください。」と言われて終わってしまいます。うつ病の身体症状に当てはまる症状が続き、一向に回復しない場合は、うつ病を疑ってみてください。 うつ病を治すためには、休養が第一です。仕事や家事から離れ、のんびりと心身を休めることが大事です。うつ病になりやすい人は、真面目な性格の人に多いので、ついつい頑張りすぎてしまいます。周囲から、怠けているんじゃないかと思われるのが嫌で無理をしてしまいがちですが、ゆっくり休んで治療に専念しましょう。治療が進んで、回復してきても決して無理をしてはいけません。できるだけ手を抜いて、わがままになり、無用なストレスがかからないようにしましょう。(休めといわれても、そう簡単に休めるものではないですよね。でも、無理してでも休まなければいけないのです。) 病院では、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬が処方されます。抗うつ薬は、脳内の神経伝達物質の働きを改善させる働きがあります。また、抗うつ薬には、化学構造によって「三環系」「四環系」「SSRI]等、数種類の薬があります。それぞれ、人によって副作用や効き目の違いがありますので、合う薬を早く見つけられると良いでしょう。医師との信頼関係も大事です。自分の気持ちを素直に表現できるような医師にかかりましょう。 薬の効果で昼間でも眠くなることがあります。そんな時は、無理せずゆっくり身体を休めましょう。 治りにくいうつ病の治療法として、電気ショック療法や断眠療法、光療法等があります。 また、最近、クライエントさんから紹介していただいた治療法でサプリメント療法というものがあります。これは、「精神障害と診断された患者さんの中には栄養障害の患者さんがいる」との新宿溝口クリニックの溝口徹院長の考えにより、不足している栄養素を補うことによってうつ病のような症状が改善されるというものです。関心のある方は、新宿溝口クリニックのホームページhttp://www.shinjuku-clinic.jpをご覧ください。 適切な薬を用いて、神経伝達の働きを回復させると共に、十分な休養をとることやカウンセリングを受けてストレスを軽減することがもっとも大事なことでしょう。・・・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.06
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うつ病は、精神的なストレスがきっかけとなって発病します。昨日、うつ病になりやすい性格について書きましたが、このような性格の人は、柔軟性や適応力に欠ける面があり、ストレスに対応できず、うつ病になりやすいのです。 ストレスにも色々ありますが、特に「環境的な変化」や「身体的な変化」が発病のきっかけになることが多く見られます。次に、男女別のきっかけについてみて見ましょう。 男性の場合:リストラ、左遷、転勤、失業。職場の方針や仕事内容の変化。上司からの圧力、いじめ。ノルマの未達成。不本意な仕事。仕事の失敗。単身赴任。先行きへの不安。 女性の場合:結婚、離婚、産後。家庭の不和。家族に関わる問題。専業主婦の孤立感。近所との関わり。子供に関わる問題。子供の自立。引越し。更年期障害。近親者との死別。 このような、生活上の変化や辛く悲しい出来事、喪失感などが知らず知らずのうちにストレスとなり、うつ病を発症させるのです。 私たちは、社会生活を営んでいる以上、ストレスを避けて生活をしていくことはできません。ですから、どのようなストレスをどのくらい受けたら、どうなるかということを自覚しておくことが大事です。(私は、胃腸に来てしまいますね。・・・最近は、だいぶ上手に付き合えるようになりましたが。) そして、自分なりのストレス解消方法を見つけておくことが大切なことではないでしょうか。(私は、サッカーを見たり、したりすることかなあ。最近は忙しくて全然できません・・・・。) ・・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.05
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「うつ病」は、気分の病気ではありません。ですから、気の持ちようで回復するというようなものではありません。 うつ病になりやすい性格というのは確かにあるようですが、うつ病には「生物学的な原因」があるということを忘れてはなりません。脳内には、思考や感情をコントロールする神経細胞がたくさんあり、神経細胞のシナプスから放出された神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリンなどが次のシナプスへと情報を伝達しています。現在は、この神経伝達の異常により、うつ病が起きると考えられています。情報の伝達に異常をきたす為、思考や感情のコントロールがきかなくなるというのです。他の多くの病気と同じように、気持ちではなく生物学的な原因で起こる身体の病気と考えて良いのです。 うつ病になりやすい性格は、メランコリー親和型性格といわれます。 特徴・・・・生真面目、几帳面、責任感が強い、律儀、正直、綿密、仕事好き、他人との円満な関係を尊ぶ、人と争えない、献身的、頼まれると嫌とはいえない。 日本の社会では、尊ばれる模範的な性格と言ってよいでしょう。このような性格の人たちにうつ病が多いのです。 今、述べたようにうつ病になりやすい性格というのは存在しますが、その性格の人がすべてうつ病になっているわけではありません。また、性格が原因だと考えてしまうと、変えることのできない自分の性格に対して悲観的になってしまうかもしれません。性格は、うつ病になるきっかけのひとつと考え、深刻に考えないようにしなければいけません。では、次回、うつ病になるきっかけについて考えてみたいと思います。・・・・つづく心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.04
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今日は、「うつ病」の身体症状について考えて見ましょう。 「うつ病」には、精神症状のほかに様々な身体の異常がみられるのが特徴です。 まず、ほとんどのうつ病の人に見られるのが「睡眠障害」の一つである「不眠」です。 不眠には、入眠障害(寝つきが悪い)・熟眠障害(眠りが浅く熟睡感がない)・早朝覚醒(早朝に目覚めてしまう)などがあります。不眠になると朝の目覚めが悪く、疲労感が残ってしまいます。また、眠れない苦しみから、あれこれ悩み、すべてを放り出してしまいたいとさえ思ってしまいます。不眠の辛さは、他の人になかなかわかってもらえず、夜中に一人で悩むことになってしまうのです。 全身の倦怠感も現れます。何かをしようとしても、自分の体ではないかのように自由がきかなくなります。電話の受話器さえも持っていることが困難になることがあります。他の人からは、怠けているように見えてしまうこともありますが、動かそう、働こうとしてもそれができないのです。また、これに伴い、めまい、頭痛、頻脈、過呼吸などの症状が現れることがあります。 食欲不振も大きな特徴の一つです。食べることに興味を失い、食べようと思っても、喉を通らなくなります。無理して食べると嘔吐してしまうこともあります。食欲不振による体重の減少も見られます。胃部不快感、腹痛、下痢などの症状が現れることがありますが、胃腸の検査をしても異常が見られず、辛いまま長い時間が経過してしまうこともあります。 このほか、耳鳴り、味覚異常、しびれ感、性欲減退など様々な身体症状が現れるのがうつ病の特徴です。昨日の「精神症状」とあわせてこれらの「身体症状」がみられたら、心療内科や精神神経科を受診なさることをお勧めします。・・・・・・つづく 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.03
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「うつ病」の症状には、「精神症状」と「身体症状」があります。今日は、「精神症状」について考えてみましょう。 精神症状とは、意欲面、感情面、思考面に現れるうつ病特有の症状です。【意欲面】 すべてに無気力になり、何をするにもおっくうになってしまいます。この「おっくう」が意欲面の中心的な特徴です。今まで普通にできていた仕事をする気がなくなる、家事をしようという気が起こらなくなる、しようとしても行動に移せなくなるなど、意欲が低下してしまいます。また、集中力が低下したり、根気がなくなったり、人と話したりすることが面倒になったりします。なまけているように見えますが、そうではありません。【感情面】 なんとなく気が晴れない、理由もなく悲しくなり涙が出てくる、一人でいると寂しい、テレビや新聞・本などに興味がなくなる、自分の状態や将来を悲観するなど、不安感や憂鬱感、焦燥感が起こります。また、自分が無価値な人間だと考え、消えてしまいたいと考えるようになることもあります。このような抑うつ気分は、午前中に掛けて特に強くなり、夕方ごろから調子がよくなってくるのが一般的です。【思考面】 思考力が低下し、考えがまとまらなくなります。判断力や記憶力も低下します。主婦であれば、今まであたりまえにできていた食事の献立を考えることができなくなり、買い物さえできなくなるのです。また、思考が抑制されるので、話し方が遅くなり、言語表現が乏しくなってくるのです。・・・・・・つづく 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.02
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最近、「うつ病」を患っている方からの問い合わせが多くなってきましたので、今日から数回、「うつ病」について書いていきたいと思います。 NHKの特集番組や新聞の連載記事などでも「うつ病」が頻繁に取り上げられるようになってきました。それだけ、「うつ病」で苦しんでいる方が急増しているということでしょう。近年、「うつ病」は「心の風邪」とも言われるようになり、誰でもかかる可能性がある、ありふれた病気と言われるようになってきました。 しかし、実際にかかってみると、風邪とは比べ物にならないくらい、つらい病気であるとともに、「うつ病」が精神疾患であることから偏見の目で見られるという苦しみを味わうこともあるのです。 さて、「うつ病」とは、どういう病気なのでしょうか。なんとなく気分がすぐれないとか、落ち込んで何もする気がしないという憂うつな気分になることは誰にでもあるでしょう。これを「抑うつ気分」と呼びます。正常な場合は、これが一時的であり、しばらくすると元気を取り戻して今までどおりの活動ができるようになりますが、「うつ病」では「抑うつ気分」の状態が数週間から数ヶ月間続き、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。 よく、「うつ状態」という言葉を聞きますが、「うつ状態」イコール「うつ病」ではありません。「うつ状態」は、他の神経症や精神疾患、身体的な疾患、薬剤の副作用などによっても起こりますが、「うつ病」は、「抑うつ気分」だけではなく、「うつ病」特有の他の症状が見られるのです。・・・・・つづく 心理カウンセリング〔ベイサイドカウンセリング〕のトップページはこちら
2006.10.01
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