2022年02月28日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類




<愛を着けよう>

1976年、『ホーム・ライフ』という雑誌に「ある小学校教師の涙」という文章が掲載されました。ここには、トムソンという女教師と、テディという5年生の男子生徒が登場します。

トムソン先生は、5年生のクラスを担任した新学期の初日、クラスのみんなに「あなたたち、みんなを同じように愛しています」と言いました。

ところが、一番前で、背中を丸めて座っているテディを見ると、その言葉を実践することができないように思えました。

テディを注意して見ていると、友だちと遊ばず、服も汚れていて、汚らしい子どもでした。勉強ができないのはもちろんのこと、何かと不快な気分にさせるのでした。

そのような中、トムソン先生は職員室で、偶然テディの以前の生活記録簿を見て驚きました。
以前は、よく笑い、明るい子どもで。仕事をきちんとこなし、礼儀正しいく一緒にいると楽しい子どもであったのです。しかし、そんな彼が、母親の死と孤独な家庭環境によって一変してしまったことが分かったのです。

トムソン先生はようやく問題が何であるか分かり、自分を恥ずかしく思いました。



先生は、一番先にテディのプレゼントを手に取りましたが、その中には、粒がいくつか取れてしまっているイミテーションダイヤモンドのブレスレットと、4分の1ほどしか入っていない香水のびんが入っていました。

子どもたちは、それを見て笑いました。

しかし先生は、ブレスレットをはめて「本当にきれい」と言いました。そして、香水を手首につけると、子どもたちの笑いは収まりました。テディはその日の放課後、このように言いました。

「先生。今日、お母さんのようなにおいがしたよ」

トムソン先生はその日、子どもたちがみんな帰った後、1時間泣き続けました。そして、子どもを心から愛し、教えるということがどういうことであるかについて、考え始めました。

それ以降、先生は、テディに対して特別に接するようになりました。テディに勉強を教えてあげると、テディの目が生き返ってくるようでした。励ますたびに、テディはもっと一生懸命勉強をし始めました。最後には、テディはクラスで一番成績の良い生徒になりました。

その後、彼は大学に進学し博士となったのです。
(「大丈夫、必ず変わるよ」より)

人も人間関係も「愛すること」によって変わるのですね。

「そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全です。」在這一切之外,要存著愛心,愛心就是聯絡全德的。(コロサイ人への手紙3:14)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年02月28日 09時52分37秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: