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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.12.29
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カテゴリ: 文芸

 男性と女性とでは、感じるところがおそらく相当違うでしょう。
 また、男性でも10代や20代の読者と、40代、50代の読者とでは、
 感じるところ、思うところが全く別物になってしまうのでは?

 30代の読者については、その人の現在のポジションと感性によるかな。
 さらには、60代以上の読者なら、また違った世界が見えるのかもしれない。
 そう、このお話に登場する「隊長さん」のように
 (隊長さん、このお話の中ではピカイチにカッコ良かった)。


そう、主人公・牧村に我が身、我が人生を思わず重ねてしまいそう。
自尊心ばかりが高くて、周囲の人々や現実が全く見えていない姿や、
過ぎ去った若き日々や女性との思い出に浸り、そこからの未来を妄想する情けなさに。

それでも牧村さん、悪戦苦闘の悶々とした時間を過ごすうちに、
それまで気付くことのできなかった大切なものを、自分のすぐ身近に見出すことに成功。
さらには、新しい世界での仄かな希望も見えてきて、
最後の最後には、ちょっとした復讐劇まで見事に果たしてしまう。

そう、これは大人の男による『青い鳥』のお話し。
現実を直視し、自分自身や身近な人々を見つめ直して、大切なものを見つけ出すお話し。
まぁ私自身は、これまでに人生をやり直したいと思ったことは多分ないです。
これまで築き上げてきたものや、人と人との関係を失うなんて、絶対に願い下げです。





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Last updated  2009.12.29 20:32:30 コメントを書く


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