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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.11.23
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カテゴリ: スポーツ

 シーズン終了後に発行されたのかと思ったら、第一刷発行は7月30日。
 何と、ペナントレース真っ盛りの時期に発行されていた。
 オリックスの交流戦優勝を記念して、発行されたということか。

 それにしても、シーズン中に著書発行とは。
 もちろん、岡田監督自らが、原稿用紙を前にペンを走らせたり、
 パソコンに向かって文章を打ち込んだりしたわけでは、決してないだろう。
 それでも、こうやって一冊のきちんとまとまった新書が出来上がるのである。

さて、本著タイトルのネーミング由来は、次の一文からであろう。


  事態が悪いときほど走り出しても駄目だということだ。
  悪いときほど、自然の流れに身を委ね、
  その事実をしっかりと受け止めてから動き出したほうが良い。
  選手時代、監督時代を通して、悪い流れの時ほど動こうとするし、
  また実際に動かなければいけないこともあった。
  でも振り返ってみれば、その状況を打開するための最善の策というのは、
  「動かずにひとつ勝つこと」なのだ。
  その一つの勝ちが、すべての流れを大きく変える唯一無二の処方箋だった。(P.49)

これとは逆のこと、つまり「悪いときには、とにかく即動け!ジタバタせよ!!」
と言う人も結構いるのだが、私は、どちらかというと岡田さんの考え方を支持したい。
見通しもなく動き始めると、まず、ろくなことにはならない。


  負けた試合直後のミーティングを私が嫌うのも、理由は一緒。
  ピンチで打たれた投手は責任を感じているし、
  チャンスで打てなかった野手も責任を感じている。
  担当コーチだって、何が悪かったのかその理由はわかっている。
  負けたときに自分がわかっている反省点を改めて指摘されると、誰しも腹が立つ。

  次の試合までに確認しておかなければいけないことがあったとしても、
  それは次の試合の朝に話をする。
  ほとぼりが冷めて、皆が話を聞ける精神状態になってから説明したほうが、
  言葉が素直に耳に入り、記憶に残っていくものなのだ。(p.95)

この姿勢にも、私は強く賛同する。
相手の状況を把握し、適切なタイミング・言葉・方法で伝えることが、とても重要。
これらのさじ加減が上手くいっていないと、
それがどんなに正しい内容であっても、相手の心には決して届かない。





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Last updated  2010.11.23 11:31:57 コメントを書く
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