乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2010.12.30
XML
カテゴリ: プレジデント
プレジデント 2011.1.17号のテーマは
「迷い、希望、突破」全課題55+αの解決法
全予測「働き方、生き方、悩み方」。

これは、毎年恒例の新年企画であり、
仕事や自分・家族、暮らし・マネーについて、
様々な分野の著名人が、一つのテーマについて私見を述べるもの。
読者は、それぞれのコメントについて、頷いたり首を捻ったりしながら楽しめる。

さて、これらの記事の中で、私が最も興味を持ったのが
「中国人と付きあう際、最低限知っておくべき歴史は?」という、


それによると、尖閣列島の問題で、
中国で起きた反日運動が、日本でよく取り上げられていたとき、
宋さんが中国にいる親戚や友人に電話すると、
「いったい何の話?」という感じだったそうだ。

  だいたい、「国家」としての中国と、個々の「人間」としての中国は関係がないんです。
  中国人は、“カタマリ”としての中国は意識しません。
  世界中にいる華僑と呼ばれる人々だって、別に国の意志で活動しているわけじゃない。
  多くは国を追われた人たちです。

言われてみれば、「そりゃそうだ」という、当然のこと。
私たち日本人だって、いつも日本という国家の意志を反映しながら、
カタマリとして活動してるわけでは、決してない。


  単一民族国家と多民族国家の違いもある。(中略)日本は単一民族といっていい。
  でも、中国は正反対。(中略)
  こういう人たちを同じ中国人だからと一括りにするのは、明らかに無理があります。
  そんな中国人と付きあうには、まず、あらかじめ細かな取り決めをした契約書を交わして、
  起こりうる悪い材料はすべて先に相手に言っておく。これが最初の注意点。


悪い話も含めて、細部まできちんと詰めておくのが当然。
背景の似通った日本人同士なら通用するアバウトな契約は、
後々の大きなトラブルの元になりかねないので絶対厳禁、と宋さんは指摘。

  西洋人もそうですが、「ケンカも礼儀のうち」が二番目の注意点。
  だから、温家宝首相やきょうゆ報道官の剣幕を怖がる必要はないんです。
  上手にケンカができるようになれば、交渉はむしろ佳境に入ったといっていい。
  逆に遠慮して何も言わないと、押される一方ですよ。

そして、第三の注意点は、「同じアジア人」という発想をやめることだ、と指摘。
確かに、見た目や使用する文字が、まるで違う欧米の人たちに対するときと、
中国や韓国・朝鮮の人たちに対するときとで、私たちの構えは微妙に違っている。
そこに「同じアジア人だから、分かってくれるはず」という期待感を込めがちだ。

  もちろん、肉親を日本軍に殺されたという中国人が、
  日本に対していい感情を持っていないことはわかりますよ。
  でも、そういう人は少数派というのが現実。
  昔、チンギスハンが中国人を大勢殺したからといって、
  今モンゴルを嫌っている中国人などいないのと同様、
  歴史の問題は時間が解決してくれます。

こういった、宋さんの指摘を受けても、
「本当にそうなのかな?」と心配になってしまうのが日本人。
それは一にも二にも、本当の中国、本当の中国人を
私たち日本人は知らない、知らされていないということなのだろう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.12.30 16:31:13
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: